さて買い付けも終盤になりました。

実質最終日のその日、午前に会う予定だったディーラーさんから前夜
「12時でよい?」
と言われまして、その日の午後にもまだまだアポが入っていたので
「10:30でお願い」と伝えました。

それでもわりとゆっくりホテルを出ればよいので、連日の疲れもあり、朝ゆっくりめに目覚ましをかけてのんびりと起きまして。
起きがけリラックスしながらボーっとしていると・・・チリンとメッセージが。
「もう準備できたよ!」って、まだ8:30なんですけど・・・

その日は前日にパンも買い損ねまして、さすがに朝ごはんぐらいは食べていかないと元気もでないし。
「急いで用意するけど、ちょっと待ってて。」
と、それで慌ててすぐ近くのパン屋でパンを買って頂いてから出発!
9:30過ぎに着きました。

やれやれ、まぁでも早くいけば午後までのアポの間、お昼ぐらい食べる時間はできそうだし。なんて思い気を取り直し買い付けスタート。
しばらく順調に進んで小一時間たったころでしょうか!?

ディーラーさん:「あれ、あれ!Tomokoのために特に好みそうなものを入れておいたタッパーがない!」
*なぜか私たちディーラーは皆、ジュエリーを持ち歩くときに大小さまざまな食品タッパーを用います

私:「えー! そしてそれに、今気づく!?」

ディーラーさん:「なんてこった、僕って信じられない! バカだ、ありえない~~」とものすごく落ち込み。
そして・・・彼氏に電話(←もちろんゲイです)

突然電話を受けた同居中のボーイフレンドには最初は
「えー、今から持っていくなんて無理・・・」
と一度断られて通話は終わったのですが、そこは愛情なのか、しばらくして電話がかかってきて
「分かった、!これから持っていくよ!」と。

30分後、無事にタッパーを持ったボーイフレンド登場!

このディーラーさんマイペース過ぎて面白い。
でもすごく人たらしなんですよ、普通に近所の人とかにも好かれていてよく話しかけられています。
そして刻印マニア。
「いやー、このジュエリーの刻印2時間かけて探してしまった!」というジュエリーを見せて頂きました。

確かに刻印って最初から何の刻印が打たれているか分からないので、特に意外なものが打たれてたり、それが半分ぐらい薄くなっていたり欠けていたり。
そしてそれが意外な場所に打たれていたりすると、私たちも案外探すのに時間がかかるものです。
見せて頂いたジュエリーは確かにそれらが複数重なり更に角度もちょっと面白い打たれ方をしていたのでとても難しい刻印でした。
でも、2時間って


とにかく人が良く、そして時間の感覚は変だけど多才で超働きものの彼。
いつもちょっと面白いものが見つかります。
クレオールピアスとメダルといった定番のアンティークジュエリーの他、小さめだけれど状態の良いエナメルのジュエリー。
そして一つかなり大きめのリングを頂戴しました。
このリングが私も彼も類似したデザインを見たことがないのです。
フルールドリスと教会の鐘をモチーフにした、1石良い色のルビーの入ったリングなのです。

案の定お昼の時間は無くなり、最終日もこのようにして慌ただしく午後の買い付けへと向かうのでした・・・
写真はパリのラーメン。その前の日の15時ぐらいに食べたランチ。
パリは日本食レストランが並んでいるストリートがあってそこに行くと割と本格的な和食がリーズナブルに食べられます。

unnamed

おいしそうに見えると思いますが、味噌ラーメンなのに味噌の味が薄すぎるの。
「そうだ、パリのラーメン屋で味噌ラーメンを頼むのはまずかった」と一口食べ始めた後に気づきました

アジア系のお店はサーブが早いので、買い付けの時はよくフォーとかラーメンとか食べますが。この日はその時間もなかった・・・