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2015.11.08 (Sun)

ロンドン〆

さてさて長らく続きました買い付け日記もこれにて一度〆にしたいと思います。

最終日のロンドンでは朝早くから大きなマーケットへと出かけます。
フランスに比べてまだこうしたマーケットが存続しているイギリスですが、ありきたりのものがそれなりに高価に売られてはいるのですが(つまりそれなりの物量は相変わらずあるのですが・・・)ここぞというものを見つけるのは(ある意味ではパリよりも)難しいです。

あと純粋にアンティークでないもの、戦後のヴィンテージであったり現代物に近かったり、部分的に改造されていたり・・・というものも格段に増えてきていますね。

朝早い時間でしたが、地下鉄で向かいました。

後日、それはあまりに危険だからやめたほうが良いと同業者にいわれましたので、次回はやめておこうと思います。
さすがにちょっと危ない雰囲気がありましたし、何かあってからだとまずいですもんね。

お目当てだったディーラーさんの元へ。
残念ながらこの日はあまりいいものをお持ちではなかったのですが、しばらく雑談を。
「君はいつもパーフェクトで、感動する」
と言っていただく。
何を持ってだか良くわからないのですが、とりあえずフランスでアイフォンを壊したとは言わないことにしておきます!

一つ彼が自分の指にしていた指輪が素晴らしかったのですが(ありえないほどシルキーで滑らか)、これは「まだ売ることができない」とのこと。
「自分も見たことのない謎の刻印が入っているので、もう少し調べてみたい」そうです。
詳しく見せてもらいましたが、確かにイギリスの刻印と類似していますが「20カラット」の刻印が入っており、それ以外のホールマークも見たことのないものです。
おそらくアイルランドなのではないかということでしたが、午後により詳しい人に来てもらって調べてもらうとのことでした。

ディーラーさんには色々なタイプの人がいて、こうした未知のものに出会ってもそのまますぐに売ってしまう人もいますし、一度きちんと調べてから売却する人もいます。
でもこうした細かいことをきちんと調べていくのは地道なながら大事なことで、これだけの人でもそうしたことを繰り返しているのだなと思いました。
そうじゃないと、ここまで一線では活躍できないのでしょう。


マーケット自体は大きくディーラーさんの数も多いですが、見たいと思うディーラーさんは限られています。
いつも同じ人のところにいってしまうのは、やはり好みがあうからなのでしょう。
それからいくつかのディーラーさんのところを回り、これだけ大きなマーケットなのに指輪2点だけを入手。
ユーロに比べてもポンドは高値が続いていますので、イギリスでの仕入れも一筋縄にはいきません。
特に私が欲しいと思っているのは典型的なイギリスアンティークではないので、なおのこと難しい。

しかしイギリスとフランスの両方を回ることで知識も相互補完的になりますし、イギリスのディーラーさんは優秀な人が多いのも事実ですので、今は二つの国を回ることがとてもためになっています。
(なんといっても世界のアンティークがもっとも集まるのはロンドン、でもフランスアンティークを買いたいならもちろんパリ!)

イギリス人ディーラーとフランス人ディーラーもつながるとことはつながっていて、例えばこの前の日にたくさんのダイヤモンドを仕入れたイギリス人女性は、私が初日にパリで買い付けをした女性と知り合いですし(仲は良くないけど・・・)。
この日に訪れたイギリス人男性の友人は、私と取引のあるフランス人が良く知っている人です。
なので色々話していくと「パリにによく行くんだ、○○って知ってる?」
「あっ、その名前聞いたことがある」
とか色々つながりさらに面白いです。

The world is small and the life is very short, maybe.

午前中いっぱい仕事をして一度ホテルに帰り、そして・・・ようやく半日のフリータイム☆
今回はロンドン郊外のハムステッドに行くことに決めていました。
ノーザンラインに乗ってロンドンの中心部から15-20分あまり、ハムステッドヒースと呼ばれる手づかずの広大な自然に触れることができます。

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ずっと緊張感を持って小さなものを見続けていたから、もう自然に触れたくて・・・
ひたすらハムステッドヒースを歩き回り、それからその後この界隈に住む知り合いの日本人家庭の家にお邪魔しまして(なんと裏庭からヒースにいけるというゴージャスなフラットでした)、一緒に夕飯をいただき失礼いたしました。
ひと時の休暇です。

フランスは相当、住んでいるときに行きつくしましたのでロンドンの特に郊外でいってみたいところを買い付けのたびに1回の旅行で1箇所だけ、大事に訪れてみたいなと思っています。




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