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2015.09.30 (Wed)

ホークスアイ(鷹の目石)のアールデコネックレス(1920年代)

先日、かなり変わった珍しいアンティークジュエリーをアップしましたのでご紹介いたします。
ホークスアイ(鷹の目石)のネックレス。
典型的な1920年代のアールデコのネックレスです。
*留め具は後年やり直されていると思いますが、やはりよい作りです。

j01124-1.jpg

j01124-3.jpg

ホークスアイは特に1920年代、その特徴的な「黒色」がアールデコのジュエリーに非常に好まれた宝石です。
しかし同じ黒色の宝石オニキスなどと比べましても非常に数の少ない宝石ですので、実際にマーケットに出てくるものはほとんどないのが現状です。
ちなみにこの時代、「黒の宝石」としても重用された代表的な宝石はオニキス、ホークスアイですが、あまりに需要に供給が追いつかないので、着色されたカルセドニーが用いられれたほどです。


ご参考までに。

↓はJ.E Coldwellのカリブレカットルビーとダイヤモンド、オニキスのブローチ。
coldwell.jpg


↓はヴィクトリア・アルバート美術館所蔵のパリのJanesich社が1925年頃に製作したドロップ型イヤリングです。
ブリリアンカットダイヤモンドに、黒く着色したカボションカットのカルセドニー、ホワイトゴールドのセッティングです。
以下に黒い宝石が足りなかったか分かるエピソードですね。

janesich.jpg

アールデコのジュエリーでははっきりとした色のコントラストが好まれましたから「黒」と言う色はその点、万能だったのです。
ちなみに皆さん、「黒いアンティークの宝石」=「ジェット」を思い浮かべられるかもしれませんね。
しかしジェットが重用されたのは19世紀後期から20世紀初頭にかけて。
ジェットはアールデコのジュエリーでは好まれませんでした。
ジェットはマットな質感で、ビビットな黒を求めたアールデコとはまた異なるのです。
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