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2015.08.19 (Wed)

自由、自由じゃない?フランス社会

買い付けから戻ってだいぶたちますが、お伝えしたいと思ったことを備忘録的に書いていきたいと思います☆
私がフランスに行くときは大体、エールフランスに乗ります。
エールフランスは日本発便でも、フランスの新聞を置いてくれていまして。

たいてい「ルモンド」と「フィガロ」を一部ずつもらい、機内で特に一面を中心にざっくり目を通すようにします。
というのもやはり一面に出ているようなニュースは、現地でも話題に上ることが多いですし、久しぶりにパリに行くのですから日本ではあまり伝えられないローカルなニュースも少しキャッチアップしたいところです。


今回面白いなと思ったニュースが、パリのアパルトマンの賃貸料に規制が入りそうとういもの。
すでにリールというフランス北部の都市で導入されている制度がどうやらパリでも実施される予定とのことです。

日本的にはちょっと信じがたいニュースなのですが、どういうことかといいますと。
たとえばエリアごとに細かく区切って。
たとえばパリ6区のこのエリアの賃貸料は平米あたりAユーロからBユーロの範囲内にしてね、と行政が決めるというもの。
その閾値を下回ることも、上回ることも原則的にはNGになりそうとのことです。


これものすごい共産主義というか、社会主義といいますか自由競争社会とは思えない法律じゃないですか!?
現地の友人ともその話がでて
「もうフランス政府って本当にあほ!だって不動産の価値を決めるものって、無数にあるでしょう」」っ
て憤っていました。

一応バルコニーの有無はその閾値を決める際に考慮されるそうですが、それ以外は原則場所(場所に関しては細かく区切られる)以外は考慮にいれられません。
でも同じエリアのアパルトマンでも
-日当たりの良し悪し
-どれだけ水周りがきれいにリノベーションされているか
-眺望のひらけているところ、眺めが悪いところ
-間取りのよしあし
-フランスは家具つきのアパルトマンも多いですからその家具や備品のグレード
-階数など
その物件の魅力を決めるものっていっぱいありますよね。

もともとこの法律の目的は、毎年あがり続けるパリの不動産賃料を抑制することだそうですが・・・。
実際に家主でもあり実際に人に賃貸物件を貸している友人Dいわく
「こんな法律が施行されたら家主にとっては何もしないのが得になるのだから(建物に手を入れて付加価値をつければ、当然賃料は上げたいというのが家主の心情)、パリの賃貸不動産のクオリティーが下がることになるよ!
ただでさえパリは賃貸物件を借りる需要が物件数を圧倒的に上回っていて、どんなひどい物件でも借りてがついてしまうような現状。
手を入れただけ損するのでればますます大家は何もしなくなるし、質のよい住まいをパリ地域で借りるということが現状ただでさえ大変なのに最悪なことになるよ」と。


次の日に夕食をともにしたパリ在住の日本人の友達ともまたこの話に。
彼女は2年ほど前に結婚したばかりで、もしかしたら近いうちに赤ちゃんもほしいし・・・ということで手狭になったアパルトマンの借り換えを考えているようなのですが、パリは本当に貸し手市場でだんなさんも彼女もフリーランスだと、物件を見せてもらうのも難しいほどなのだとか。

いやはや・・・
どの国も行政のやることって、どこか少しピントがずれている!?
それにしてもフランスって自由な国とかいいながら、社会のシステムは非常に規制が多く、ちょっと社会主義的なのです。
たとえばセールの時期なども国で決められているのですよ。

ニュースとしてはちょっと面白かったです。
フランスのプチねた、アンティークジュエリーとは直接関係ないですが面白いねたを見つけたら今後もご紹介してきますね。

ちなみに下記は別のフランス人の友達のアパルトマンの中からとった写真です。
エッフェル塔をはじめ、パリのあらゆる名所を眺めることができる絶景。
このアパルトマンは彼女とパートナーで実際に住んでいる部屋で賃貸用ではないですが、こうした部屋が実際に仮に出されるとしたら、付加価値は半端ないですよね(本来は・・・)!

parisappartment.jpg

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