本日、非常に美しいフルールドリスの指輪をアップしました。

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フルールドリスをモチーフにしたアンティークジュエリーは数としてはとても少なく、私も片手で数えるしかでったことがありません。

フルールドリスはそれ自体が「様式化されたデザイン」ですので、ジュエリーになったときの形にもバリエーションがあります。
またエピソードの欄にも書きましたが、フランスの歴史の中でフルールドリスは「秘められた信条を示す」部分もあったようで、そのせいか部分的に用いられていたりして、そうした訳ですぐに気づかないものもあったりしてそれがまた面白いところです。


下記は当店で販売済みのやはりフルールドリスのブローチですが、この形が一番オーソドックスで分かりやすいですね。

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一方下記のゴージャスな指輪もやはりフルールドリスをモチーフにしていますん。
必ずしもまったく同じデザインでないところが面白いところです。
フルールドリス自体、代表的なものでさえいくつもパターンあり、こうしたバリエーションの違いも面白いです。

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今回の指輪はベルエポック時代らしい、洗練されたフルールドリスが魅力的です。
そして何といっても宝石が綺麗。
オパールは特別大きくはないのですが、下のほうからピンクの色がぐぐっと挿すのが、写真でもお分かりになるのではないでしょうか?
オパールの色の多様さを写真でさえ、はっきり捕らえることが出来るのは珍しいです。
もちろん実物はもっと美しいです[emoji:i-179]