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2014.10.19 (Sun)

アンティークジュエリー買付け日記「パリで朝食を」

買い付けの日々を書こうとしていて、遅くなってしまっていて申し訳ございません。

さてパリでの日々続き。
アポイントメントは実に色々な時間に入れてもらっていて、短い滞在時間で時間を有効に使いたいため、朝の9:30からとか夕方の17:30からとか、大変ご迷惑なお時間にもお邪魔しています

さてこの日、朝一番で訪れたのは、ダンディーなムッシューのところです。
とてもエレガントな紳士で、誰もが憧れるシックなパリ左岸の高級住宅街のアパルトマンに、それは優雅に住まわれています。
男性宅とは思えないほど、いつも室内もぴかぴか。
明るい日が差す広々としたお部屋に、厳選された家具を少しだけ置かれています。


いつも朝一番で押しかける私のほうはつかれきった顔をしていますが、この空間に来るとそれだけで落ち着きます!
彼は初日に訪れたディーラーさんと仲が良いみたいで、私が手作りケーキに大喜びしていた話が、しっかり彼にも伝わっておりました。
「自分は手作りケーキなんて作れないので・・・」ということで、こちらのムッシューは、何と朝食を用意してくれていました

petitdejeuner_pt.jpg

お洒落ですよね!
あっ、でも食べかけでごめんなさい。
私のバタバタぶりを伺ってもらえることでしょう。

「どこに泊まっているの?朝ご飯ちゃんと食べてるの?」となんだか娘のようにご心配いただいて恐縮です。
私:「今回はサンジェルマンのアパルトマンです、何でもついてるからすごく便利!」と応えると、
彼:「じゃ珈琲マシンもあるから珈琲も朝、飲めるから良かったね」
私:「使い方とか調べるの面倒だし、ぜんぜん使ってないですー」
彼:「・・・」


このディーラーさんのように日常、あるいは出張中ももっとエレガントに過ごしたいものです。
男性ではありますが、女性のアンティーク指輪でエレガントなセンスの良いものをいつも揃えてくれています。
男性の選ぶ女性用の指輪はどこかロマンがあって、フェミニンなのだけれど大人っぽくもあり素敵です。
他のアイテムもあるけれど、何といっても指輪が好きだそうで、いつも私もここでは指輪を中心にそろえます。

今回も美しいだけでなく、とても珍しい指輪が数点見つかりました。
あと彼はブルーサファイアが好きみたいで、ブルーサファイアの良い指輪で、このディーラーさんのところで仕入れたもの率はこれまでかなり高いです。
男性ってブルーサファイアが好きな方(女性のジュエリーに対しても)が多いような気がするのですが気のせいでしょうか?


このダンディーで優しいムッシューの後はうってかわって、はきはきとしたマダムのところにアポがあり向かいました。
彼女は今度はとてもテンポが良く、話し方もとても早く、仕事の決断もめちゃめちゃ早いです。
彼女とは話がいつも早く進むのでこのテンポ感が好きです。
1910年ぐらいのラインのすっきりとしたハイクオリティーの良いジュエリーがお好きでらっしゃって、このあたりはシェルシュミディでもメインにしている時代の一つです。
宝石の美しいものが多く、私も手がけることができないぐらいとても大粒の作品もお持ちです。
いつも段取りがよくてきぱきとしているけれど温かくもあり、経験豊かな女性です。



この日も話が弾むこと弾むこと、私も言ってみればおしゃべりなので盛り上がります。
そして素晴らしいジュエリーを譲っていただき、彼女の弾丸トークを聞いた後は、私もすっかりエネルギーが充満します。
この日はとても良いお天気で、10月のパリと思えないぐらい。
日中は半そでで歩いているツワモノもいるほど温かでした。
足取りがはずみます。


彼女の話を聞いていれば、彼女の人生自体けっして順風満帆といったわけではなかったようなのですが。
それでもどんな時も彼女は颯爽とそして力強くそれを潜り抜けて、それはそれは美しいジュエリーを集めてきたのでしょう。
とにかく凄腕で、彼女の仕入れの秘話などを聞くにつれ「ボス、ついていきます!」と言いたくなります。
すがすがしいパリの一日でした。


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