2014.06.22 (Sun)
アンティークストマッカー(南仏プロヴァンス)
ワールドカップが開催中ですね。
意外かもしれませんが、私、けっこうサッカー好きなのです。
もちろん観るほうです。
日本チームの試合も2試合みてきましたが、初戦の対コートジボワール戦は色々な意味で心に残りました。
何と言ってもコートジボワールはドログバ、彼が出てきて負けてしまった感はすごくありますね。
悔しくて、日本チームに勝って欲しかった気持ちが何よりありますが、しかし何だかこのドログバさんを見ていると清々しいと言いますが、敵ながらあっぱれではありますね。
コートジボワール、普段全く日本になじみのない国ですが、フランスは意外に関係の深い国です。
西アフリカ諸国は旧フランスの植民地、それこそアルジェリア、セネガル、カメルーン、モロッコこのあたりはフランス語が話されています。
私は若かりし頃、南フランスの政府機関で実は働いておりまして、その時の上司は、西アフリカ帰りの外交官の方たちが多かったです。
どういうことかと言いますと、西アフリカはやはりインフラなどがまだあまり整っていない国も多かったりして勤務地としては過酷なわけで、そのまま日本に戻してしまいますと今度は残業や激務といった意味で過酷なわけです。
またパリですとやはり世界の在外公館でも有数の忙しさなわけで、そこで「お疲れ様ポスト」として登場するのが南仏だったというわけです。
というわけで西アフリカのお話は当時、よくそうした外交官の方たちから伺っており、懐かしいです。
実際、コートジボワールチームの監督はフランス人でしたね。
さてドログバの話に戻ります。
彼には色々な伝説があって、サッカー選手としてのずば抜けた才能はもちろんのこと、時には政治的な力を持つほどの英雄です。
内戦を止めた話は色々なところで紹介されていたのでご存知の方もいらっしゃるでしょう。
コートジボワールでは2002年、内戦下にありました。
北部と南部の争い、南北戦争みたいになっていたのです。
ワールドカップドイツ大会の本大会進出を決めた試合の後、マイクを手にしたドログバは、チーム全員と一緒に、生中継のテレビカメラに向かってひざまずき、こう訴えたのです。
「今、ここでひざまついてお願いします。どうかお願いです、お願いです。
豊かなコートジボワールで内戦が起きるのは許されません。武器を捨ててください。そして選挙をしましょう。
それで全て良くなるはずです。」
これが大きなきっかけとなって(もちろん他の要因もあってのことでしょうが)、1週間以内に一時的に戦闘が止まり、南北の暫定的な和平交渉が進んでいくきっかけになっていきます。
人としてすごすぎる、と思いますよね。
ドログバは実はフランスリーグでも活躍をしていたのでフランス国籍も持っていて、ワールドカップだってフランスチームから出ることだってできたのです。
チームの力からすれば当時はコートジボワールはまだまだ強くはありませんでしたからそのほうがメリットは多かったはずなのですが、無名ともいえるコートジボワール代表を選びます。
国を愛する気持ち、そして実行力、今も財団などを作って社会活動も広く行っており、サッカー選手という枠組みを超えた英雄なわけです。
こんな人に叶う分けないって思いそうなぐらいすごい人ですね。
でも、すごさとか頑張りとか人柄って比べるものではないですね。
日本チームの代表の選手もやはり血の滲むような努力をしてここまで来たわけです。
この数試合のためにまさに人生を賭ける努力をしてきたし、才能だってずば抜けた選手がしのぎを削っているのです。
ですからどんな相手にだって引く必要はないですね。
たとえ相手がドログバであっても1ミリもひるまなくていい。
(もちろん最大限のリスペクトをするに値する人ですが)
そんなところがまたサッカーの力のすごいところなのかもしれませんね。
色々なしがらみ、時には政治を民族を個々の能力までを越える力を持つ、それが世界を熱狂させるのですね。
ワールドカップ、日本チーム、そしてドログバ、そして世界のそれ以外のチームもみんな応援してます。
下記は先日アップしました18世紀南仏のストマッカー。
ストマッカーとは、ドレスの胃の部分に縫い付けて使ったジュエリーです。
17世紀にフランスで発祥して、17世紀から19世紀初期のヨーロッパで流行しました。
ストマッカーと言えばノルマンディーがその発祥と言われ有名なのですが、こちらは南仏プロヴァンスのものになります。
ノルマンディーのストマッカーに比べて細部が少し可憐で愛らしさが感じられます。
とても古い時代のものdせうし、非常に希少な作品です。

ストマッカーのような希少な作品はやはり熱狂的なコレクターの方がいらっしゃいますね。
18世紀のダイヤモンドのジュエリー、実は5年ほど前までは時々リーズナブルに手に入ることもあったのですがやはり近年そうした例外がなくなってきています。
ストマッカーも評価が広く定まってきてしまっているので、このような普通のお値段で出せるのはこれがラストかなと思います。
意外かもしれませんが、私、けっこうサッカー好きなのです。
もちろん観るほうです。
日本チームの試合も2試合みてきましたが、初戦の対コートジボワール戦は色々な意味で心に残りました。
何と言ってもコートジボワールはドログバ、彼が出てきて負けてしまった感はすごくありますね。
悔しくて、日本チームに勝って欲しかった気持ちが何よりありますが、しかし何だかこのドログバさんを見ていると清々しいと言いますが、敵ながらあっぱれではありますね。
コートジボワール、普段全く日本になじみのない国ですが、フランスは意外に関係の深い国です。
西アフリカ諸国は旧フランスの植民地、それこそアルジェリア、セネガル、カメルーン、モロッコこのあたりはフランス語が話されています。
私は若かりし頃、南フランスの政府機関で実は働いておりまして、その時の上司は、西アフリカ帰りの外交官の方たちが多かったです。
どういうことかと言いますと、西アフリカはやはりインフラなどがまだあまり整っていない国も多かったりして勤務地としては過酷なわけで、そのまま日本に戻してしまいますと今度は残業や激務といった意味で過酷なわけです。
またパリですとやはり世界の在外公館でも有数の忙しさなわけで、そこで「お疲れ様ポスト」として登場するのが南仏だったというわけです。
というわけで西アフリカのお話は当時、よくそうした外交官の方たちから伺っており、懐かしいです。
実際、コートジボワールチームの監督はフランス人でしたね。
さてドログバの話に戻ります。
彼には色々な伝説があって、サッカー選手としてのずば抜けた才能はもちろんのこと、時には政治的な力を持つほどの英雄です。
内戦を止めた話は色々なところで紹介されていたのでご存知の方もいらっしゃるでしょう。
コートジボワールでは2002年、内戦下にありました。
北部と南部の争い、南北戦争みたいになっていたのです。
ワールドカップドイツ大会の本大会進出を決めた試合の後、マイクを手にしたドログバは、チーム全員と一緒に、生中継のテレビカメラに向かってひざまずき、こう訴えたのです。
「今、ここでひざまついてお願いします。どうかお願いです、お願いです。
豊かなコートジボワールで内戦が起きるのは許されません。武器を捨ててください。そして選挙をしましょう。
それで全て良くなるはずです。」
これが大きなきっかけとなって(もちろん他の要因もあってのことでしょうが)、1週間以内に一時的に戦闘が止まり、南北の暫定的な和平交渉が進んでいくきっかけになっていきます。
人としてすごすぎる、と思いますよね。
ドログバは実はフランスリーグでも活躍をしていたのでフランス国籍も持っていて、ワールドカップだってフランスチームから出ることだってできたのです。
チームの力からすれば当時はコートジボワールはまだまだ強くはありませんでしたからそのほうがメリットは多かったはずなのですが、無名ともいえるコートジボワール代表を選びます。
国を愛する気持ち、そして実行力、今も財団などを作って社会活動も広く行っており、サッカー選手という枠組みを超えた英雄なわけです。
こんな人に叶う分けないって思いそうなぐらいすごい人ですね。
でも、すごさとか頑張りとか人柄って比べるものではないですね。
日本チームの代表の選手もやはり血の滲むような努力をしてここまで来たわけです。
この数試合のためにまさに人生を賭ける努力をしてきたし、才能だってずば抜けた選手がしのぎを削っているのです。
ですからどんな相手にだって引く必要はないですね。
たとえ相手がドログバであっても1ミリもひるまなくていい。
(もちろん最大限のリスペクトをするに値する人ですが)
そんなところがまたサッカーの力のすごいところなのかもしれませんね。
色々なしがらみ、時には政治を民族を個々の能力までを越える力を持つ、それが世界を熱狂させるのですね。
ワールドカップ、日本チーム、そしてドログバ、そして世界のそれ以外のチームもみんな応援してます。
下記は先日アップしました18世紀南仏のストマッカー。
ストマッカーとは、ドレスの胃の部分に縫い付けて使ったジュエリーです。
17世紀にフランスで発祥して、17世紀から19世紀初期のヨーロッパで流行しました。
ストマッカーと言えばノルマンディーがその発祥と言われ有名なのですが、こちらは南仏プロヴァンスのものになります。
ノルマンディーのストマッカーに比べて細部が少し可憐で愛らしさが感じられます。
とても古い時代のものdせうし、非常に希少な作品です。

ストマッカーのような希少な作品はやはり熱狂的なコレクターの方がいらっしゃいますね。
18世紀のダイヤモンドのジュエリー、実は5年ほど前までは時々リーズナブルに手に入ることもあったのですがやはり近年そうした例外がなくなってきています。
ストマッカーも評価が広く定まってきてしまっているので、このような普通のお値段で出せるのはこれがラストかなと思います。
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