GWの合間ですね。

先週末、京都市内で「ふるどうぐ市」というイベントがあり、出かけてきました。
軽くぶらっと覗いてこようと思い初日のスタート時間ぎりぎりぐらいに出かけましたら、長蛇の列!


元・立誠小学校という、古い小学校の校舎が会場です。
これがなかなか味わいがあってこんな感じです。

furudoguichi1.jpg
いわゆる「教室」が会場に。
このお部屋では音楽が聴けるようになっていました。

furudoguichi2.jpg
こちらは廊下の突き当たり、ここにも商品が陳列されています。

furudoguichi3.jpg
こちらは中庭、ふるどうぐ市ですが、ちょっとした飲み物や京野菜、パンなどを買ってここで食べることができます。

おいてあったのは古道具類で、あとは古い雑誌ですとか、ヴィンテージの洋服などもありました。
アンティークと古道具って似ているようでかなり異なる世界で、私にはほとんど良し悪しの見分けがつきませんでした。
(お洋服などはまだ多少は知識もあるのですが、お道具系はまだ別の世界です)
興味深いなと思うのですが、買ってそれをどう利用してよいのかピンと来ないことが多く、見て楽しむだけに終わってしまいましたが、こうしたお道具系のアンティークは、アンティークジュエリーなどとまた異なる魅力があると思いました。


「古道具」は近年、熱いといわれています。
アンティークのイベントでも古道具系を扱っているところはとても人が集まるようです。
ただし、あまり販売にはむすびつかないようで、一度驚いたのが、私がまだ駆け出しの頃、東京の骨董市に出たことがあるのですが。
近くで北欧系の古道具を売っているお兄さんがいて、次から次へともうひっきりなしにお客さんがやってくるので
最後に「盛況でよかったですね!」といったら
「盛況なんだけど、一つも売れていないんだよ」
と言われたことがあります。

見て楽しむだけのお客様がまだ多いようです。
今回の京都の古道具市もとても盛況でしたが、確かに売り買いされていたような雰囲気は少なかったですね。
皆さん、何となく興味があって、でもそれを購入して使う!というところには一歩まだあるというところなのかもしれません。
でもこの不況下のアンティーク業界において、これだけ人が集まる古道具というのは、いずれ時がくれば、この業界自体を活性化してくれる原動力になってくれるのかもしれませんね。


アンティークの業界、色々な意味で活性化して欲しいなと思うので、私もジャンルは異なるといえども熱い視線で見ています。
古いものを生活の中に取り入れる、昔のものと今のものをミックスして新鮮さを出す。
アンティークジュエリーにも言えることです。
古いものをかっこよく使う若い人たちが出てくると、また活気が出てくることでしょう!

今、この業界も活性化、世代交代を強く必要にしているように日々感じています。
私もそのムーヴメントの車輪のひとつ(歯車の一つぐらいにはなれるよう頑張りたいと思います。



「お知らせ」
ホームページのショッピングカート内のデザインを一新しました。
HP自体はいつも使いやすいとコメントいただくことが多かったのですが、「購入する」ボタンを押していただいた後、ご注文手続きの画面がデザイン的にダメだったのです。

このショッピングカート内は、システムの都合上、当店のデザイナーさんが勝手にいじれない場所だったので長年そのままにしてしまっていたのですが。
今回色々とシステムの会社と交渉して、当店のデザインを入れてもらうことができました。
今まで、ご注文画面が迷路のように分かりにくかったと思いますが、随分改善されたと思います。
次回ご注文をいただける際は、新しい画面になっておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
何かまだ「使いにくい」等ございましたら、いつでもお気軽にご意見ください。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


下記は昨日アップしましたアールヌーボーのペンダント&ブローチです。
モチーフはアールヌーヴォー期に愛された宿り木(ヤドリギ)です。
有機的なシルエットが完璧です。

j01028-4.jpg

宿り木(ヤドリギ)はフランスのアンティークジュエリーにおいて、特にアールヌーヴォー期に好まれたモチーフです。
真冬の荒野でも青々とした葉を持つ宿り木(ヤドギリ)。
春を待つ「精」が宿ると言われ、「再生」「永遠」のシンボルとして愛されてきました。


そして素晴らしい真珠、そしてダイヤモンドだと思いませんか?
これだけの世界観を持ったアールヌーボーのジュエリーは実際はほとんど出てきません。
アールヌーボーのジュエリーがお好きな方に絶対お薦めです!