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2013.11.11 (Mon)

アンティークアイオライトネックレス(アールデコ、銀製、チェーン付き)

買い付け日記、さすがにそろそろ終わらせないといけないですね。

えーと、ロンドンへ行き、翌日には帰ってきました。
ロンドンでは今回は数はとても少ないのですが、良いジュエリー、特に何点かフランスアンティークジュエリーも見つけられて満足です。

ロンドンでも例えば旦那様がフランス人の方とかもいらっしゃいますので、数はとっても少ないですがフランス物も探せばあります。
そしてその中で気に入ったものでCPの良いものとなるとものすごく少ないんですけどね。

そして翌日はまたユーロスターにのってフランスへ戻ります。
そして小さなスーツケースを引きずったまま、夕方一つアポへ直行です。

旧知のおじさんディーラーです。
私がお付き合いしているディーラーさんの中でもっとも「おっちゃん」っぽい、おじさんです。
すごく良い人なんだけど、段々と扱うものがお互いにずれてきているものがあり、ここ一年ぐらいはあまり大きな買い付けは出来ていません。


実は、次回の買い付けから、ちょっと考えるところがあって、ロンドンアウトにして帰ろうと思っています。

その代わりロンドンに行く前のパリにもう一日長く滞在して、移動を少し減らそうかと。
今回、特に帰国してからの疲れがひどくて、今も買い付け&催事の疲れが完全に抜けきってないんです。
買い付けはマーケットの状況を考えるとどんどんとハードになっていく一方でしょうから、いつもどおりパリから入って、それからある程度長くパリで過ごして(理想的には半日か1日ぐらいオフの日をとって)、それでロンドンへ2日ぐらい滞在して、そのまま関空へ帰ろうかなと。

そうなると週末しかパリにやってこないこのおじさんとはなかなか会いずらくなるかなぁと思って、それもあって忙しい中、挨拶がてらきました。
以前はけっこういい取引ができていたんですけどね。
いつものように世間話に花をさかせ、でも今回もあまり買い付けられるものはなくって、ハグをしてさようならをしてきました。

そしてこの日は、ようやくお楽しみが!
このブログにもよく出てくるゲイの友達が、世界一周旅行からようやくパリに戻りまして、彼のアパルトマンに遊びにいくことになってたのです。


新居は・・・何とパリ16区。
パリ16区は高級住宅街の代名詞なのです。
そしてそこに、彼と私の共通の友人であるやはりゲイの男友達とその恋人(つまり彼も男子である)も集まって簡単なソワレ(パーティ)をしてくれました。

2週間前ぐらいにようやくパリに戻ってきたそうで、まだまだ家具も少なくちょっとがらんとしていたアパルトマンですが、とても居心地がいい。

DSCF1007.jpg

最初はアペリティフだけにして、外に食べに行こうか、なんていってたんですが、あまりに居心地が良くてしかもハードな買い付けの疲れか
「もう、ここにいたいー」
「じゃ、ピザの宅配でも注文するよ!」

ということで陽気なゲイ3人に囲まれて、わいわい。


DSCF1009.jpg

複数の建物が集まってヴィラみたいになった建物です。
大通りから一歩はいっていて、歩いてシャンゼリゼ通りまでいける便利さもありながら、一歩入っているのでとても静か。
こちらは窓から見る景色なのですが、窓をあけたまま気持ちの良い空気を楽しんでいました。

ワインとかおつまみも用意してくれて、本当に優しい友だちなんです。
また共通の友達カップルがスイーツをもってきてくれて、わいわいがやがや。
おしゃべりに花が咲きます。

この友達共通の男友達とは、実は私がパリに出発する前の週末(つまりこの日のちょうど1週間前)京都であっていたんです!
彼はよく仕事で東京にくるので、仕事の後に関西によってくれたりするんです。

「私たち何気に頻繁に会ってない!?」
「うん、このままいくと来週も会えそうだ!」


>などと今回はわりとすぐだった再会を喜んでいました。
この日ようやく、アルコールを解禁!
(仕事があまりに詰まっている前は、機内も含めて控えるようにしてるんです)


帰りはもう地下鉄で帰る体力ものこってなかったので、友人に車でおくっていってもらいました。
至れりつくせり、食べて飲んで、みんなでげらげら笑っていた数時間はとても楽しいひと時でした。
かれこれ彼らとの付き合いはもう15年ほどになるんです。
本当にありがとう!


下記は先日アップしました「アンティークアイオライトネックレス」
j00998-3.jpg

アイオライトはアンティークジュエリーの中でそれほど数が出てくる宝石ではありませんが、それでも時々19世紀後期以降のジュエリーで「随分スミレ色っぽいサファイアに似た色の宝石」がアイオライトだったりします。 実際にサファイアに似ていることからウォーターサファイア(water sapphire)ともよばれることもあります。
英語名は、コーディアライト(cordierite)。
19世紀前期に活躍したフランスの地質学者の名前に由来していると言われています。
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