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2013.10.26 (Sat)

買い付け日記 仕入れ編

さて買い付け日記の続き。
仕入れ一日目はの午前中が終了して、お昼。
と思ってぶらぶらしながら、良さげなカフェに入り、フランスで必ず食べる「子牛の肉」を注文したところ、しばらくしてムッシューが。
「ごめん、今日は売り切れた・・・」。
そのメニューを見てはいったのに・・・
そして何を血迷ったかリゾットを注文してしまいました。

lasagne.jpg


すっかり忘れてました、フランスのイタリアンがダメダメであることを。
隣国なのに不思議ですよね、例に漏れずお米部分が妙にグチャグチャなリゾット登場!
今回まともに外食できた唯一の食事がここだけだったので、非常に悔やまれます。


それからそのカフェの向かいにあった携帯電話の会社orangeへ。
使っていたフランスの携帯がSIMカード期限切れで前回から使えなかったので、新しく携帯を買いなおそうかなぁと思ったのですが。
日本のドコモで今はSIM解除が簡単にリーズナブルにできるようになっていましたので、そうしてきました。
日本のいつも使っているスマートフォンに、フランスのSIMカードを挿入、チャージしてもらって。

ドキドキ・・・無事使えました!
自分の携帯機器で現地の携帯が使えるようになるととても楽で、なんだか現地の人のようになった気持ちに。
早速、夕方のアポの人にショートメールで番号を伝えておきました。

夕方のアポイントまでそれでもまだ時間が残されていたので、多少自分のための買い物。

sthonore.jpg
今回はホテルから歩いてあの有名なサントノレ通りに行くことができたのでそのあたりへ。

patrickroger.jpg
こちらはマドレーヌ広場近くにあったpatrick rogerと言うチョコレート屋さんのショーウィンドーの超巨大ゴリラwith チョコレート。

及びホテルの近くの昨晩しまっていたお肉屋さんで、その日の夜以降のお惣菜をたっぷり買い帰宅。
(どうせ明日以降もお昼は休憩かねてホテルでチンでしょうから)
ホテルのベッドを上げて収納し、リビングに改造してたら少し早めに携帯に「着いたよー」が。

来てくださったのはやはりかなり長いお付き合いの年配のマダム。
お付き合いしているディーラーさんの中でフランス人としては珍しい慎重なタイプの女性でとても優しい女性です。
彼女は1900年前後の、つまりシェルシュミディでも力を入れている時代の1つのジュエリーをよく持っています。
彼女のところではいつもどちらかというと色石よりダイヤモンドや真珠。
日本人好みの繊細なダイヤモンドや真珠のジュエリー、特にピアスはよく見つけてくださるので、ダイヤモンドのピアスなどは特にこちらで仕入れることが多いです。
今回もなかなか素敵なジュエリーの数々、しかしピアスはとても高い!


彼女がいつもベストプライスをくれることを知っているので、それ以上値段を交渉するのは難しいですし、ピアスは結局今回は断念しました。
本当、彼女のところだけでなく、今まで仕入れていたようなダイヤモンドピアスの値段の高騰はすさまじいものがあります。
ピアスは仕入れられませんでしたが、素晴らしいダイヤモンドと真珠のネックレス、ペルピニャンガーネットのブローチなどを仕入れることができて嬉しい!


その後、一緒に一杯のみに行こうかと、シャンゼリゼの方に二人で歩いていきカフェで暖かいココアを。
この日から寒波でものすごい寒さのパリはすっかり冬模様です。
寒空の広がるパリですが、いつも温かな彼女の人柄に暖かな気持ちになりました。

「ビジネスだけど、ビジネスだけじゃないよね」と彼女。
その通り
ビジネスがベースにはあるけれどそれだけの関係ではない。

私とお客様の関係も、「お客さんと店主」という関係がベースにはあると思いますが、それだけではないと思います。

この日はそのままお茶をした後、シャンゼリゼをぶらっと回り(本当はvirinという本屋さんに行きたかったのだけれどなんと閉店していました)、家へ帰宅。
疲れきっていたのでご飯をまたチーン。
残務処理をして、今回の買い付けの中でももっとも「勝負の日」である翌日に向けて眠りました。

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