秋はジュエリーの季節だからでしょうか、最近急激にお客様からお問い合わせをいただく数が増えております。
(夏の間は毎年かなりゆったりです)
感謝です。

そしてなぜか。
同じ商品に集中します!


そして多くの方のご注目を集めているジュエリーって、あっという間に売れていくのかなぁとそうでもない。
そうしたジュエリーに限ってジュエリー自身も八方美人?なのか、案外すぐに売れないでしばらくの間、あったりします。

そしてある日、どなたか(案外、これまでお問い合わせをくださってらっしゃらなかった方であるパターンが多いです)がさっくりご購入くださると。

「えー、私もやっぱり欲しかった!」
と2、3ご連絡をいただくというパターンが。。。


昨日、今日とそんなお話がたまたま続いたので、
「うーん、いくつもあるといいんですけどねぇ」と唸ってしまうわけです。

「同じようなもの見つかりますか?」
←まず、見つからないのです、ごめんなさい。。。


人の心理って、
失くなると欲しくなる!
ものなのかもしれませんね。

私は買い物の判断が以上に早く、フランスの女性って、日本の女性より一体に要る・要らない/買う・買わないの判断が早いように思うのですが、それでもパリのお店とかに入ってあまりの速さに、
「あなたショッピング、早いわね」なんて妙な感心?をされたりします。

そして時々失敗もするけどほとんど後悔という後悔はしないんです
あまり迷わない私は、迷われるお客様の心理をしっかり理解できていないのだと思うのですが。

私から言えることは
欲しいなら、手に入れてください!

「でも予算が・・・。」
ちょっと背伸びすれば手に入れることが出来るのであれば、是非手に入れてください。
ジュエリーは自分よりちょっと背伸びしたランクのものを手に入れたほうがいいです。
今ぴったりではなく、5年後のなりたい自分を投影できるようなものを選んでください。
その方がそのジュエリーを使っている時のドキドキ感が続き、楽しいものです。
それぐらいの方が愛しく大事にできます。


「でも(予算やデザインなどの絡みから)絶対無理」
そういう時はですね。
もうすっぱりあきらめられるのもよろしいかと!
店主が言うのもなんですか、そういうのも含めてタイミングもご縁なのだと思うのですよ。


そして一度、流れたものは、もう引きずらないことです!
似たようなものでてきますか?とリクエストをいただいても、まずそのリクエストにお応えできたことはお恥ずかしながらほとんどございません。
アンティークって本当にオンリーワンなのです。

使われている宝石やデザイン、年代が同じであったとしても醸し出す雰囲気ですとか存在感は全く違う。
まさに女性のようで。
それこそ「世界でひとつだけのアンティークジュエリー」なのでよ。

何と言いますか、例えばある男性(あるいは女性)とお別れしたあと、その人を引きずったままだとなかなか良い人が現れないじゃないですか?
そうではなくて引きずらないでいると、また「おぉ、これは!」と言うジュエリーに出会えると思うんですよ。
そしてその時は今度こそ逃さないでください!

欲しいと思ったことを手に入れる思い切りを持ち、そして手に入れられなかったときはすぱっと諦める。
アンティークジュエリーは、男前にいったほうがいいです!



まぁ、私は性格がかなりドライといいますか、後ろを一切振り向かない(振り向かなさすぎ)なので。
「そんなことを言われても・・・」と思われるかたもいらっしゃるでしょう。
確かに何が正解かはその方によって違うと思います、一つのスタントとしてご参考にしていただけましたら幸いです。