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2013.09.04 (Wed)

アンティークジュエリーの刻印に関しての話3 &夏休みのお知らせ

アンティークジュエリーの刻印に関しては後日、アンティークジュエリーの刻印についてと言う専門のページを作りました。
是非ご拝読ください。



さて先日から書いている刻印の話。
専門的で難しい内容かもしれませんが、是非ご拝読を!

フランスの刻印=基本的には貴金属のカラットの証明にしかならない、
と言うお話をしてきたと思いますが、「刻印=年代、アンティークの証明」になるケースもなくはありません。



フランスの刻印も非常に種類が多いです。
そしてある種の刻印は昔しか使われなかったものなのです。
つまりそうした昔しか使われなかった刻印を見つけることができれば、それはアンティークの証明になります。

しかし実質的には、はっきりと分かるものは、数としてはとても少ないです。
例えばフランスのアンティークジュエリーにもっとも多い18金ゴールド。
この刻印でもっとも代表的なものが「鷲の頭」なのですが、これは随分前からこの刻印です。
この「鷲の頭」の刻印も過去、多少の変更が加えられていて、少し違うデザインのものが過去では押されていたいきさつはあり、運がよければ旧式の鷲の頭の刻印を見ることもできるでしょう。

しかし何といっても同じ鷲の頭ですので、それ程大きなデザインの違いはなくまたフランスの刻印は2ミリほど!
(イギリスの刻印よりずっと小さくそして指輪もフレームの内側ではなく外側に押されるので磨耗が激しいです。)
違いを見分けるのは、よほど綺麗に刻印が残っているものでない限り、プロにも至難の業です。



ここで気をつけたいのは、「古い刻印があれば=アンティーク」これは○ですが、「古い刻印がない=アンティークではない」これは必ずしも○ではないということです。

後年になって「刻印がないね、では押しましょう」といってその時代(つまり現行)の刻印が押されていることもすごく多いのです。
一体に昔のものほど、刻印がしっかり押されていない事例は多いです。
それは19世紀前半以前は刻印制度がまだしっかり確立していなかったからと言うことに加えて、古い時代になればなるほどオーダーメイドで作られた。
つまりお店などで売られる「製品」ではなかったからです。


奥深き刻印の話、実はまだまだ色々なケースがあるので、また今度ご紹介いたしますね。


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