2013.04.26 (Fri)
アンティークエメラルドブレスレット(8カラット以上、合金マーユショー、1900年頃)
フランスのことも記憶が途切れ途切れになってきました。
ということでこちらがパリの買い付け日記、最終編です。
トラブル編のご紹介です
今回は通信関係にことごとく悩まされました。
まずフランスの携帯が使えなくなっていた!
噂では半年でSIMカードがロックされると聞いていたのですが、前回過ぎていたのになぜかOKだったので、今回もOKなのだろうと思っていたら甘かった!
私が使っているフランスのプリペイド式の携帯。
せっかくバーでチャージ用のチケットを買ったのに、チャージできず!!!
携帯ショップにいけばよかったのですが、使っていた携帯メーカーがマイナーだし時間はないしで結局行かずじまい。
今回はアポが多かったので、かなり困りました。
借りていたマンションの電話も自由に使えたのですが、なぜかこちらもイマイチ調子が悪く。
ネットにつなぐと電話は通じなかったりと最悪です。。。
それでも待ち合わせができないと困るので、一度直しにきてもらったのですが、またすぐに調子が悪くなったりと。
本当、今の世の中、携帯の調子が悪くなると大変なことになりますね。
加えて今回ロンドンにいくとき1泊だけなのでPCをパリにおいて、携帯で初めての海外パケ放題をやってみたのですが、しっかり料金はチャージされていたのになぜかうまくgmailで新しいメールが受信できず。。。
通信運のない旅でした。
そして・・・
買い付けは順調だったのですが、最後の最後でものすごくヒヤリとしました!
チェックインも済ませて、荷物の検査も終わり、あとは機上の人となるのみ。
出発の30分前になってもなかなか日本人の姿をみないのでおかしいなー、とよく航空券を見ると。。。
ゲート番号34の前に小さくLという字が。
「何だろう、これ?」
その時いたのはかつてよく使っていたFというターミナル。
同じ2Fというターミナルの中ではあるのですが・・・
急いで近くのエールフランスのカウンターへ。
すると3人組の女性が
「全然別のところよ、しかもとても遠い、しかももう機内へ乗る時間を過ぎている。
もうあなた、飛行機に乗り遅れたわよ!←性格わるいなぁ(笑)
後々よく考えてみると、かなり笑っていた感じでしたよ!」
と。
もうものすごく焦って、「何とかしてください。」と絶叫。
道を教えてもらい猛ダッシュしました。
そもそも、私は荷物検査のときに
「ゲートはすぐそば?」と職員に聞いていて
「出てすぐのところだよ」と聞いていたので安心していたのですが、適当なことを教えたのですね!
何とか猛ダッシュで走り、途中のパスポートコントロールも猛ダッシュで行こうとしたら制御されて、
「カクカクシカジカ」でもう急いで通してくれー
と叫び、お兄さんたちが笑いながら
「がんばれー」
必死の形相でなんとかセーフ。
そしたら何と出発が「北朝鮮のミサイルを警戒して念のために違うルートをとるのですが、そのルートの確認をするのに少し時間がかかるのでちょっと遅れています」とのこと。
なんだ。
あまりに走ったので咳をごほごほしてしまい、お水をもらい、「貴方の同僚が適当なことを言うから大変だったのよー。」とか何気に文句をいいつつ、しかし特に侘びをされることもなく、まぁでも結果オーライなのでOKですが、
最後にとんでもないドラマが待っていました。
やはり自分も疲れていて、いつもなら気をつけるべきところが抜けてしまていたのです。
買い付け後に本当は1-2日、パリに滞在をしたらよいのにとよくおっしゃっていただくのですが、あまりそうしないのは自分でももう集中力を使い果たしていて危ないのを知ってるからです。
なんと言っても最後、家まで安全にジュエリーを持ち帰って出張終了ですからね。
旅にトラブルはつきもので、もう数え切れないほど買い付けに来ているのにいつも何かしらある。
いつか全くトラブルのない買い付けを優雅にしてみたいです!
下記はトラブルというほどではないですが、なぜか10年以上も使い方を理解していなかった、フランスの自動販売機です!

下記は本日アップいたしましたエメラルドのブレスレット。

このブレスの地金は一見銀のように見えますが、実は非常に珍しい当時の特別な合金であることが分かりました。
「maillechorts(マーユショー)」と呼ばれる合金で、銅、ニッケル、亜鉛、銀を含んだ合金なのです。
1900年前後ヨーロッパの工房で作られた手法で、銀のような黒ずみがでることを抑えながらも、銀のような風合いを出すレシピだったそうです。
そして何と言ってもエメラルドが良質でそしてこの量。
これだけのジュエリーが100万円切ってるのは素晴らしいです!
ということでこちらがパリの買い付け日記、最終編です。
トラブル編のご紹介です

今回は通信関係にことごとく悩まされました。
まずフランスの携帯が使えなくなっていた!
噂では半年でSIMカードがロックされると聞いていたのですが、前回過ぎていたのになぜかOKだったので、今回もOKなのだろうと思っていたら甘かった!
私が使っているフランスのプリペイド式の携帯。
せっかくバーでチャージ用のチケットを買ったのに、チャージできず!!!
携帯ショップにいけばよかったのですが、使っていた携帯メーカーがマイナーだし時間はないしで結局行かずじまい。
今回はアポが多かったので、かなり困りました。
借りていたマンションの電話も自由に使えたのですが、なぜかこちらもイマイチ調子が悪く。
ネットにつなぐと電話は通じなかったりと最悪です。。。
それでも待ち合わせができないと困るので、一度直しにきてもらったのですが、またすぐに調子が悪くなったりと。
本当、今の世の中、携帯の調子が悪くなると大変なことになりますね。
加えて今回ロンドンにいくとき1泊だけなのでPCをパリにおいて、携帯で初めての海外パケ放題をやってみたのですが、しっかり料金はチャージされていたのになぜかうまくgmailで新しいメールが受信できず。。。
通信運のない旅でした。
そして・・・
買い付けは順調だったのですが、最後の最後でものすごくヒヤリとしました!
チェックインも済ませて、荷物の検査も終わり、あとは機上の人となるのみ。
出発の30分前になってもなかなか日本人の姿をみないのでおかしいなー、とよく航空券を見ると。。。
ゲート番号34の前に小さくLという字が。
「何だろう、これ?」
その時いたのはかつてよく使っていたFというターミナル。
同じ2Fというターミナルの中ではあるのですが・・・
急いで近くのエールフランスのカウンターへ。
すると3人組の女性が
「全然別のところよ、しかもとても遠い、しかももう機内へ乗る時間を過ぎている。
もうあなた、飛行機に乗り遅れたわよ!←性格わるいなぁ(笑)
後々よく考えてみると、かなり笑っていた感じでしたよ!」
と。
もうものすごく焦って、「何とかしてください。」と絶叫。
道を教えてもらい猛ダッシュしました。
そもそも、私は荷物検査のときに
「ゲートはすぐそば?」と職員に聞いていて
「出てすぐのところだよ」と聞いていたので安心していたのですが、適当なことを教えたのですね!
何とか猛ダッシュで走り、途中のパスポートコントロールも猛ダッシュで行こうとしたら制御されて、
「カクカクシカジカ」でもう急いで通してくれー
と叫び、お兄さんたちが笑いながら
「がんばれー」
必死の形相でなんとかセーフ。
そしたら何と出発が「北朝鮮のミサイルを警戒して念のために違うルートをとるのですが、そのルートの確認をするのに少し時間がかかるのでちょっと遅れています」とのこと。
なんだ。
あまりに走ったので咳をごほごほしてしまい、お水をもらい、「貴方の同僚が適当なことを言うから大変だったのよー。」とか何気に文句をいいつつ、しかし特に侘びをされることもなく、まぁでも結果オーライなのでOKですが、
最後にとんでもないドラマが待っていました。
やはり自分も疲れていて、いつもなら気をつけるべきところが抜けてしまていたのです。
買い付け後に本当は1-2日、パリに滞在をしたらよいのにとよくおっしゃっていただくのですが、あまりそうしないのは自分でももう集中力を使い果たしていて危ないのを知ってるからです。
なんと言っても最後、家まで安全にジュエリーを持ち帰って出張終了ですからね。
旅にトラブルはつきもので、もう数え切れないほど買い付けに来ているのにいつも何かしらある。
いつか全くトラブルのない買い付けを優雅にしてみたいです!
下記はトラブルというほどではないですが、なぜか10年以上も使い方を理解していなかった、フランスの自動販売機です!

下記は本日アップいたしましたエメラルドのブレスレット。

このブレスの地金は一見銀のように見えますが、実は非常に珍しい当時の特別な合金であることが分かりました。
「maillechorts(マーユショー)」と呼ばれる合金で、銅、ニッケル、亜鉛、銀を含んだ合金なのです。
1900年前後ヨーロッパの工房で作られた手法で、銀のような黒ずみがでることを抑えながらも、銀のような風合いを出すレシピだったそうです。
そして何と言ってもエメラルドが良質でそしてこの量。
これだけのジュエリーが100万円切ってるのは素晴らしいです!
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