今回はロンドンも1泊と弾丸でいってきたのですが、パリの北駅でユーロスターにのるため審査を待っていて。
あと2-3人で私!という段階でいきなり

「下がって、下がって、みんないいから下がって!」
とぐいぐい警備員の人が私たちみんなを押しやってきました。


え、何?遅れるの?
何があったの?


と思ったら、何とあやしい荷物を発見、とのこと。
捜査するので念のために下がってくださいとのこと。


で、しばらく30分以上ぐらいかな待っていたら・・・
バーンという音が!
何と爆発したんですよ、その荷物。

勿論その時点で既に警察の手の中にあったので、けが人などもいなかったようですが、本当にこんなことがあるなんてびっくりしました。
パリ北駅の構内のハトがたくさん、バタバタと飛んでいったのが妙に記憶に残りました。


ユーロスターの乗り場はパリ北駅の2F部分。
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2台分のユーロスターが遅延確実となり込み合う出国&入国審査。
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それにしてもその後またしばらく待たされた後は、あまりきちんとした説明なく今度は
「進んで、進んで」
えーっ、乗れるようになったのはいいけど、2つ目の荷物とかないですよね?
とか私はかなり心配だったのですが。
周りのフランス人&イギリス人は一向に気にしている様子もなく、こんなの日常なんですかね?
ちょっとカルチャーショックを感じましたよ。

電車は30分ほど遅れてパリ駅を出発。
そもそも20:30頃につく電車で、それから地下鉄を乗り継いでホテルにチェックイン。
まともにいってもも夕飯を食べるのにぎりぎりな旅程だったので、パリほどは慣れていないロンドンの町(1ヶ月ぐらい会社員のときに駐在していたことはあるのですが)を暗い中、歩いてホテルまで行くのは気が重いなぁなんて思っていたのですが。

フランスなまりの英語で車掌さん
「追い上げた」
そうで。
何と20分をキャッチアップ。
10分遅れとたいした遅れにならずにロンドン到着!


その後もスムーズで、無事に予約していたホテルに着き、一人ですることもないので。
またホテルがあまりにも狭くてできるだけ眠る以外そこにいたくなくて、宿の周りをふらふら。

まともな夕飯時間を過ぎた独り身でも入れそうなアジア料理のカジュアルなところでラーメンもどきを注文。
しかしあまりにまずくて半分も食べれない!
こんなこともあろうかと、ユーロスターの中で、パリで買ったお惣菜を食べておいてよかったです


次の日は早朝から仕事。
仕事自体はとても良かったです。
ロンドンを訪れたのは結構前なのですが、目的はここでもフランスのジュエリー。
メインはフランスものですがそれでも今回イギリスものも数点ですが仕入れました。
エドワーディアンのアクアマリンのリングや先行案内でもお送りしております同じくエドワーディアンの0.6-0.7カラットある素晴らしいダイヤモンドのリングはロンドンで入手しました。)


ロンドンとパリをザックリ比較すれば物量は断然ロンドンが多いです。
パリの20倍ぐらいの量があります。
しかしメインはイギリスのものでフランスものはそれなりにはありますが、量でいけば1:20ぐらいかな。
つまるところロンドンでもパリでも、フランスもののアンティークジュエリーは、イギリスものに比べて極めて少ないのです。
それだけに貴重です。


昼過ぎにまたパリに戻るのでちょうどお昼時。
ユーロスターが出発するさ セントパンクラス駅で良さそうなオーガニックフードのお店があったので、野菜スープにリゾットのようなものを買って大満足!
張り切って食べると・・・やはりまた辛すぎてまずかった。
そうか、ここはイギリスだった。。。


本日アップした商品。
とても素敵なノルマンディー地方のガーネットの小さめのストマッカーです。
ストマッカー自体、アンティークジュエリーの中でとても数が少ないものですが、これだけ小さなサイズのものはとりわけ希少です。

ストマッカーとは、ドレスの胃の部分に縫い付けて使ったジュエリーです。
17世紀にフランスで発祥して、17世紀から19世紀初期のヨーロッパで流行しました。
フランスのノルマンディー地方がその発祥の地ですが、後年南フランスやポルトガ、スペインなどでも作られるようになります。
当時、コルセットでウェストを締め付けたデコルテを着用していましたが、その胸元の逆三角形の部分を覆う目的がありました。


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