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2013.01.06 (Sun)

アンティークトルコ石とダイヤモンドのピアス(19世紀後期フランス)

本日までお正月休みだった方が多いのではないでしょうか?
初詣におまいりに行かれた方も多いことでしょう。
私は今年ははじめて、氏神様のもとにお参りにいきました。


氏神さんってあまりご存知ではない方もいらっしゃるかもしれませんが、同じ地域に住む人々が共同で祀る神様のことで、いわば「その地域の神様」ということになります。
京都はお寺が本当にたくさんあって、まず引越してから氏神さんのところにご挨拶に行かねば・・・と思っていたのですが、なかなか行けず。
といいますか、氏神さんがどこなのか分からなかったのです。

今回「それではまずい!」と思い、重い腰をあげたのですが、氏神さんを調べるのって案外大変でした。
都道府県ごとに神社庁というのがあるので、そこに電話をしたのですが一切通じず・・近所の神社に片っ端から電話をして、

「(住所を伝えると)そこですとウチじゃないですよ、○さんかな△さんかな」などと聞いて。
またいただいた番号にかけて・・・みたいなのを繰り返してたどり着きました、下御霊神社!


shimogoryo.jpg

寺町二条と呼ばれるエリアにあり、このエリアはお茶の一保堂や元祖クッキーの村上開進堂などがあり、石畳になっていてちょっと風情のあるエリアなのですが、この一角にありました。
三が日も過ぎていたのですいていて落ち着いた感じの、地元の人に大事にされている神社と言う感じでよかったです。

下記は新年最初にアップいたしましたピアス。
トルコ石の色がとても綺麗で上品で美しいピアスでした。

アンティークならではの無加工の自然な空色のトルコ石がとても綺麗です。
上部にはとても小さなローズカットダイヤモンドがアクセントとして入れられています。
「トルコ石とダイヤモンド」、実はありそうでなかなかない珍しい組み合わせです。


j00924-4.jpg

トルコ石は昔と現在で大きく価値が異なる宝石です。
硬化剤の入った樹脂を含浸していることがほとんどです。
というのもトルコ石は、硬度がダイヤモンドを10(最強)の十段階にて換算して4~7程。
天然強度が5~7のトルコ石は全体の生産量の1割から2割ほどしかとれないのです。
もちろん宝石を用いる人がごく一部の人に限られた昔、アンティークジュエリーに使われているトルコ石には、まずこうした超良質のトルコ石が使われています。
しかし現在、流通しているトルコ石は、4以下の物が大半。
柔らかすぎる為にそのままの状態では宝石として成り 立たないのです。
現在流通しているトルコ石のほとんどは、液体プラスチックと共に青い塗料を入れて気圧をかけていたり、一度石を粉にして、樹脂、塗料を混ぜて固め直していたり・・・。
昔の良質のトルコ石と、現在のトルコ石の色艶が違うのは当然で、別の宝石と考えるべきです。


昔から当店をご利用くださっている常客の方にご購入いただき、良い2013年になりそうな予感です。
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