BUNKAMURAで開催中の愛のヴィクトリアジュエリー展」に行ってまいりました。

一言にアンティークジュエリーといっても、本当にさまざまだなぁとつくづく思いました
シェルシュミディではもっぱらフランスのアンティークジュエリーを扱っていて、フランス物の中でも特に1900年前後のものとヴィクトリア時代よりちょっと後の時代のものを扱っているので、まったくテイストが異なります!


個人的にはヴィクトリアのジュエリーは苦手で。
↑って、わざわざ展示会に行って言うせりふでもないですが・・・)。
でもやはり日本で、しかも東京でまとめてこれだけのヴィクトリア時代のジュエリーを見れるのは稀ということで、勉強に行ってまいりました。


が、結論。
やっぱり私はヴィクトリアンはあまりそそられないです。
イギリスものでもエドワーディアン、いっそのことヴィクトリアより前のジョージアンの頃のジュエリーのほうがまだ好きです。

何でなんだろう、ヴィクトリアンはやはりちょっと大振りすぎるのと(エドワーディアンになるとイギリスのアンティークジュエリーでもずっと繊細で垢抜けたものが多いです)。

あとはやっぱり花とか愛とか、テイストがちょっとガーリッシュすぎるんですよね(少なくとも私には。。。)
ヴィクトリアンは他にも自然主義といって、自然の動物やお花をジュエリーのモチーフにしたやや牧歌的なものが多いです。

あとはカメオとかインタリオとかの彫り物。
カメオとかも古代ローマのものとかは好きなんだけど、ヴィクトリアンのころのはやや苦手。
やはり彫り物は古代、そしてイタリアのもののほうが優れているかと。

ヴィクトリアの時代は、夫に尽くすこととが何よりの女性の美徳とされました。
その他、家臣の忠誠心も非常に重要視されていました。
そのためこの頃のジュエリーは「永遠の愛」とか「忠誠」が前面に出たものが多いんですよね。
永遠の愛は良いことだと思いますが、私からすると一種、束縛に近いと思われるジュエリーモチーフが多いのです。
例えば、錠前のモチーフとかね。


それに対して私が特に好きなフランスアールデコのジュエリーは「女性の自立・自由」の時代にそうした気運の中で生まれたもの。
考えたら正反対!
ということで、自らのポリシーとやはり似通ったものを好きになる傾向があるのかもしれません。


でも、ここまで言っておいてなんですが、良い展示会でしたよ
特にピンクトパーズ、シトリンでは非常に美しい宝石があり、やはりこれは19世紀ならでは。
特にフランスでは美しいピンクトパーズのジュエリーは少ないので、感動しました!

いろいろなジュエリーを見て、自分の好みとかポリシーを改めて知るのも良いかと思います。
平日の昼間なのに相当こみあっていました。
2/21までの展示会なのでぜひお早めに足を運んでみてくださいね!


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