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2009.03.29 (Sun)

アンティーク四つ葉ペンダント(クローバー、ガラス、ゴールド)

フランスおたく物語」という本を読んでします。


ル・オタク―フランスおたく物語 (講談社文庫)ル・オタク―フランスおたく物語 (講談社文庫)
(2009/01/15)
清谷 信一

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たいして期待せずになんとなくタイトルが気になって買った本なのですが、これがすごく面白い!!!
最近、日本でも「日本のアニメや漫画にはまっている外国人」の報道が増えているので、ご存知の方も多いと思うのですが、フランスにはオタクが多いのです。
親日派のフランス人とか、日本語を勉強しているフランス人(主に男性)のオタク率の多いこと。
で、この本はそんな最近の傾向のことをさらっと書いているのかなぁと思ったら、過去20-30年ぐらいのフランスのオタク事情とか社会事情をものすごく掘り下げていて、久しぶりにフランス関係の本で読み応えのある、ちゃんした事実とかリサーチに基づきている本を読みました。

日本政府はいまごろになって、「日本のコンテンツの海外輸出を支援する!」とか言ってるけれど、その認知の遅さは罪深い。

オタク文化(アニメ・漫画)は何度となくフランスで迫害されてきたし、80-90年代はじめは、まだまだ日本に対する蔑視とか差別とかがあったんですよね。
そのあたりのことがとても詳細に書かれています。
今ではフランスと日本は蜜月の中だし、日本人も日本の文化もとてもリスペクトされているように思います。でもそれは割りと最近の話。
ヨーロッパの経済が沈滞しているときに日本がうんさか貿易黒字を出していた80年代-90年代前半。
フランスは、経済的な侵略だけでなく、文化的に日本がアニメでフランスを侵略している、と危機感を持ったみたい。
それが顕著だったのが、私のちょっと前の世代。

私が始めてフランスへいったのは、1997年で。
その後、1999年、2000-2002年と住んでいたのですが、フランスにおける日本の文化的な地位とか好意って、この頃に目に見えてに向上したと思います。
14年の任期を勤めたシラク大統領が大の日本びいきだったということもあるのかもしれないけど、日本の地位の向上にアニメや漫画が果たした役割も多いのではないかと思います。


日本の映画業界、アニメ業界、漫画業界などのライセンス業務の国際戦略についても、驚くほど細かく事実が書かれていて、びっくり。
南仏の素敵な生活とか、お洒落なパリのお店の特集などももちろんいいけど、こんな本も面白いですよー。
今度パリにいったときは、パリでの日本オタクのお店なども覗いてみようかなと。
オタク感が変わりました。
「フランスが好き!」といっているそこのあなた、ぜひ読んでみてください、面白いよー。



最近アップした商品。
四つ葉のクローバーのほうは、即日SOLD OUTしました。
最近、本当に反応が早い、嬉しいです〔涙〕

四つ葉のクローバーペンダントダイヤと真珠のピアス

タグ : フランスオタク

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