なんか帰国してから久しぶりに分刻みで働いているような気がします。
なんでこんなに忙しいんだろう・・・。


それにしても・・・
アンティークの買付けって本当に手間がかかりますね。
戻ってからも仕分けに、クリーニング、状態見て修理、鑑別の必要なものは鑑別・・・。
写真と文章を準備して。はぁーっと。
ま、それだけ1点ものなので、仕方ないんですよね。

でもそんなんで手をかけているうちに、思わぬ発見などがあったり。
なんか、アンティークって以前みたことや疑問に思っていたことが、
違うものをみたときに結びついて、いきなり気づいたり発見したりすることが
多いんですよね。
ひきだしがたまればたまるほど・・・そんなのも増えるし、本当奥が深いものですよね。



世間では最近、上野の西洋美術館でやっているルーブル美術展が話題になっているようですが、
私は1ヶ月後にせまったモディリアーニ展に向けて大忙しです。
今回のモディリアーニ展はモディリアーニの絵画のプリミティブな側面にスポットをあてた斬新なもの。モディリアーニが生きた20世紀初頭のパリ、
当時はロシアバレエなどの異国なフォークアート(民族芸術)、
アフリカンアートなどのプリミティヴな世界観が
パリの文化に大きな変革をもたらした時期だたんですよね。
絵画でもそうした異国でプリミティブな民族芸術が大きな影響を及ぼしたし、
それは装飾文化にとってもしかりで、それがパリアールデコ発祥の源泉にあるんです。

モディリアーニって日本でもとても人気のある画家ですけど、これまでそうした
観点からモディリアーニ絵画を提唱するという展覧会はなかったと思うので、
今回の展示はかなり新しいと思います。

新しいといえば、シェルシュミディのサイトはもうじき2度目のリニューアルオープンをします。
これまでよりカテゴリー検索しやすくなったり、デザインもずいぶん素敵になっています。
またお知らせいたしますね!