買い付けスタート!ということで最初に訪れたのはエレガントなマダムのところです。
彼女とも話してたけど、「Tomokoと知り合ってもうどれぐらいになるかしら?最初に会ったのってどこだっけ?」
と話していました。
かれこれ取引を始めてもう15年ほどになると思います。

彼女は大きめのラグジュアリーなジュエリーが多いので、昨今の日本マーケットを考えますとたくさんは買えませんが、3点ほど素敵なリングを頂戴することにしました。
特にそのうちの一つはセイロン産のサファイヤのリング。
お気に入りです。

彼女も20世紀初頭の、1910年ころの繊細さと上質さを兼ねた都会的なアンティークジュエリーが好きなのでセンスが合うのです。

話している中で、近くでやはりアンティークジュエリーを扱うムッシューの話がでました。
私は2-3回しか取引をしたことのないムッシューで個人的なことはほとんど話さない方なので知らなかったのですが、「彼ももちろんゲイよ~~」と彼女。
そのしばらく後で、彼女のところにやはりふらりと男性ディーラー2人がきたのですが、「彼らね、明らかにゲイでしょ」とやはり彼らもゲイ。
彼女との共通した友人で私もここのところ大変お世話になっている大御所のおじいさんディーラーがゲイなのはもちろん公然の話。


私:「えー、みんなゲイじゃん!」
逆にだれかストレートの男性ディーラーっていたっけ?」

彼女:「うーん、思いつかない。私のお母さんは昔からあなたの業界では旦那さんは見つけられないねって、言ってたのよーーー」
「あっ、思い出した!23歳のW君、彼は確かストレート!」


・・・って。
そこまで(年齢が)下がらないと、ストレートの男性が存在しなこの業界。
特にフランスのアンティークジュエリー業界の男性はほぼゲイです。

しかもみんな物腰が柔らかくコミュニケーション能力も高い。
ユーモアがありおしゃれですし、人格的にも素敵です。
「良い男=みんなゲイ説」少なくともこの業界ではあたってるかも!?


写真は時差ボケで早く起きすぎてしまったある日の朝のサンミッシェル界隈。

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余談ですが・・・
実はマクロン大統領もゲイとフランスでは囁かれています。