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2016.09.25 (Sun)

ロングチェーンネックレス(ソートワール、18ctゴールド)

お客様からお問い合わせを頂いて、本日追加の写真等を加えたジュエリーがあります。

「アールデコロングネックレス(ソートワール、18ctゴールド)」
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コンセプトの珍しいジュエリーで、しかもとても長いので、写真で伝えるのが難しいジュエリーなのですが、それにしてもちょっと分かりずらかったかと思いますので、追加写真と共に補足させていただきます。

1)160センチ程ありますので、1重でロングはもちろん2重にも場合によっては3重も可能です。
留め具のところは着脱可能になっています。
留め具を使うことで、二重にするときなどはかなりシルエットをスムーズにつけていただきやすいです。


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2)このロングチェーンの特徴は何と言っても、オリジナルのチェーン通し。
お花の形をしたチェーンに括りつけられているモチーフです。
この「チェーン通し」は手で触れて動かすことが可能です。
例えば同じ一重でも「チェーン通し」の位置を変えていくことで、異なる表情を作ることができます。


下記は少しずつ、チェーン通しを下げていったイメージです。
チェーン通しを真ん中にしないで、左右のどちらか上部に持ってきたり、あるいは後ろにもっていって、ちょっと後姿にポイントをつけるといったアレンジも可能です。


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3)留め具部分は外れますが、このチェーン通しはチェーンから外れないように作られています(紛失しないためです)

このチェーンはその類稀な長さと、可動できるチェーン通しによって、アレンジが無限大に作れるネックレスです。
1つで何度もおいしい!
今までの写真や文章では、このチェーンの魅力をまったく伝えられていなかったですね。
おしゃれ上級者の方にぜひ色々トライしていただきたいチェーンです。
22:49  |  アンティークジュエリーレッスン  | 

2016.09.13 (Tue)

美しき「アンティーク真珠の指輪たち」

今日、久しぶりに「天然パールリング」をアップしました。
仕入れ時に久しぶりに胸の高鳴りを感じた真珠です。

さて「アンティーク真珠のリング」、特に天然真珠を用いたリングはアンティークジュエリーの王道の一つで、誰もが一つは手に入れたいと思われるアイテムだと思います。
そしてアンティークジュエリー、あるいはジュエリーを深めていくうちに最終的にいきつくところが「真珠」と言う方は多いです。


真珠のリングは不思議なほど、その指輪ごとに雰囲気が異なります。
アンティークジュエリーは一つ一つの表情が豊かなものですが、それでも他の宝石を用いたジュエリーにくらべても、真珠のリングは格別にそれぞれの指輪が持つ「表情のようなもの」が異なります。 
これはやはり真珠が自然の産物であったからに違いありません。


その真珠のそれぞれの表情を活かして、デザインも様々に異なるので、結果として二度と同じ真珠のリングに会わないです。

本日アップしたのがこちらの「アンティーク天然パールリング(トワエモワクロスオーバーリング 1900年頃)」
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ほぼ同時代のやはりフランスの真珠のリングで、しかもやはりクロスオーバーリングでも、下記のリングは上記の真珠のリングとまったく雰囲気が異なりますね。
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真珠のリングはやはりお探しの方が多いのか、一点ずつポツリポツリと売れていき、はたと気づくと品薄になっていることが多いです。
私自身の真珠の特に指輪とネックレスは大好きで、仕入れの時に納得できたものはほぼ必ず仕入れているにもかかわらずです・・・。

下記はまだ販売可能な真珠のリングの中で、よくお問い合わせを頂く二点です。

上品で優しげな真珠のリング。
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下記は初期の頃の養殖真珠ですが、こちらも実に綺麗で指輪デザインも魅力的だからか、よくお問い合わせを頂くアイテムです。
年代としては上記のリングたちと同時代。
1900-1930年頃までは、天然真珠と養殖真珠の両方が混じっています。
そして養殖真珠もこの時代のものは特にある程度の大きさがあった場合、驚くほど高価な価格が認められています。

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21:28  |  未分類  | 

2016.09.06 (Tue)

デミタス展@日本庭園

久しぶりに京都ネタです。
気になっていた展示会にいってきました。

銀閣寺の近くに「白沙村荘(はくさそんそう)」という、日本庭園&小さな美術館があります。
そこで行われていた「Demitasse ✕ でみたす」
美術館と言っても小さなスペースで、あまり展示会も大きく宣伝していないですが、素敵でした。
美しい日本庭園を借景に、国内外から集められた数多のデミタスカップを見ることができます。


その美しい世界をご紹介しますね。
まずは元々、日本画家の方が作りこまれたというだけあって庭園が素晴らしいです。
しかもすぐ近くの銀閣寺はいつも観光客で溢れているのに、誰もいませんでした・・・。

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デミタス展が開催されている展示室からは、大文字の山を借景にしています。
このあたりは市内の中心地からそれほど離れたところではないのですが、本当に自然が豊かなところです。
「あー、このあたりで老後を過ごしたい!」なんて時々思いますよ(^ ^)

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色々な種類のカップがありましたが、個人的にはジャポニズムのカップが面白かったです。
当時ジャポニズムの影響を受けてつくられた、イギリス、フランス、ドイツ製のカップたち。

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あと日本製のアンティークカップで、オールド則武に代表される、当時西欧向けに製作されたカップも面白かったです。
やっぱりこの時代って古今東西を問わず、美しいものが作られた時代ですね。
私たちの時代を後年から振り返ったらどうなんでしょう?
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花をモチーフにしたもの、色合いの変わったもの等々。
小さな面積の中で展開されたアートは、アンティークジュエリーに通じる世界観があります。

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ところで「デミタス」と言う日本語はフランス語から来ています。
「demi- tasse」。
「demi」は半分という意味、「tasse」はカップ、「小さなカップ」と言う意味です。

「demi」は便利な言葉で、例えばパン屋で「demi」と言ったら、フランスパンを半分にカットしてくれます。
バーやカフェで「Un demi, SVP」と言ったら、生ビールを一杯もってきてくれます。
21:27  |  京都  | 
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