2015.10.29 (Thu)
改めてシェルシュミディ(通り)
さて買い付け日記、まだお付き合いくださりありがとうございます!
パリでの最終日は、長いお付き合いのディーラーさんとのアポがあり、そこでも数点のジュエリーを仕入れます。
博学で、19世紀初頭の王政復古の時代を得意としている方ですが、考えたら最近この時代のジュエリーは、彼女のところでさえなかなか手に入らなくなっています。
今回も彼女のところではそれなりに数多くのジュエリーを譲っていただいて、そのうちの数点はこの時代のものではあるのですが、コンディションがパーフェクトではないものもあったりとなかなか難しくなってきているのを感じます。
そしてこれはこの業界全体にいえることなのですが、ものすごく良いものは今、天井なしに価格が高くなってきています。
そうなると、また皆様にとってもつまらないと思いますので。
それなりに手の届く範囲で、そしてしかも状態もよく他に滅多似ない珍しいアンティークジュエリーは、特に古い時代のものになればなるほど(18-19世紀初頭のフランスアンティークジュエリーになりますと)、天文学的に難しくなってきているなと思う今日この頃です。
もう逆立ちして歩くみたいな難儀なことを求められているイメージです。
彼女とは本当に長い付き合いで、今までも良いジュエリーをご紹介いただいていますが、当然ながら当時、予算の関係などで残念ながら見送ったジュエリーもあります。
最近、「あぁ、あのときのあのジュエリーは絶対に無理をしても買うべきだった!」とよく思い出すことがあります。
とても珍しいアイテムをお持ちの方なので、脳裏に焼きついてしまうジュエリーが多く、そして往々にして全体の市場が厳しくなってきていますので、そのとき逃すとその次はまずそのレベルのものをその価格帯で買えなくなってきている。
あるいは見つからない・・・という。
本当に困ったものです・・・。
でも今回も素晴らしい天然真珠のリングや、ルビーの入ったマーガレットのお花のリングなど素晴らしいジュエリーを譲っていただき、本当このご時勢にしてよく集めてくれているよなと改めて敬意の気持ちがわきます。
さて午後は少しはゆっくりできるかなと思ったのですがそうは問屋がおろさず、もう一件で仕入れをしまして、15:30ごろにアパルトマンに帰宅。
間にさくっと、なぜかパリで「ちらし寿司」を食べる!
日本食屋なのにまったく日本人らしき人はいませんでしたが、魚がフレッシュで適当に入ったのにあたりでした。
パリの口コミガイドでも推奨されたレストランのようです。
しかし醤油が甘口だったのだけは、残念です。

そこから荷造りをしまして、その日は夜の新幹線でロンドンへ行くので、もう出れるように整えます。
そして1時間ほどの時間の余裕がでたので、散歩!
出かけたのはシェルシュミディなだけにシェルシュミディ通り(rue du cherche midi)。
そう時々聞かれるのですが、店名になっているシェルシュミディとは、パリのとてもスノッブなサンジェルマン地区のストリートの名前です。
もっとアンティーク屋らしい名前にすべきなのかもしれませんが、そうでないところもなかなか気に入っています。
諸々の事務的な用事で社名を言わなくてはいけないとき(例えば領収書をもらうとか、電話の伝言を残すときとか)もまず一回では発音してもらえません。
東京でお世話になっていました税理士さんは何年もお付き合いしていたのですが、ずっと「シェルシュさん」とか、ひどいときは「シェル」でした。
でもそんなところもまた気に入ってます!
シェルシュミディ通りはとても長い通りです。
実は今回滞在していたアパルトマンに平行して走っていたのがシェルシュミディ通りでして、時間のない中でもすぐに散策できたのです。
さて安いスマートフォンの画素の悪い写真で恐縮ですが、さっくりご紹介いたしましょう!

↓まずここはシェルシュミディの工事現場!
って何でそんなところの写真を撮ったのだろう、私。。。

大変失礼いたしました。
↓le petit verdotというレストランの看板です。
ここは実は日本人シェフがやっているフレンチレストラン。
それなりの格のお店です。
味にうるさいパリジェンヌにも評判がよく、私のフランス人のわりとこうしたことに詳しい友達も「あっ、そこ知ってるー」って言ってました。
あっ、私もいったことがあります。
しかしフランス人以上にフレンチなサービスでして、確かにおいしかったけど私はリピートしたくないです~~

↓ごめんなさい、これもシェルシュミディ通りの何かのお店の写真ですが、何を撮りたかったのかもう自分でも分かりません・・・。

↓これはシェルシュミディ通りの不動産屋の店先の広告。このあたりはパリで一番といっていいほど地価が高い。
102平米のアパルトマンが1,475,000EUR(2億円近く)
私はいつシェルシュミディ通りに住めるんだ!?

↓ご存知の方もいらっしゃることでしょう、日本でも有名なパン屋「ポワラーヌ」
ここでユーロスターの中で、そしてイギリスの早朝に宿で食べるパンを買いました。
りんごパイとブリオッシュ。
あと、ここのクッキーもおいしいです。
以前はウサギの形をしたクッキーが売っていてそれがあるかどうか聞いたのですが、もうないそうです。
味は変わらないので普通の形のやつをかってきました。
別にウサギじゃなくったっていいんです。
パリでの最終日は、長いお付き合いのディーラーさんとのアポがあり、そこでも数点のジュエリーを仕入れます。
博学で、19世紀初頭の王政復古の時代を得意としている方ですが、考えたら最近この時代のジュエリーは、彼女のところでさえなかなか手に入らなくなっています。
今回も彼女のところではそれなりに数多くのジュエリーを譲っていただいて、そのうちの数点はこの時代のものではあるのですが、コンディションがパーフェクトではないものもあったりとなかなか難しくなってきているのを感じます。
そしてこれはこの業界全体にいえることなのですが、ものすごく良いものは今、天井なしに価格が高くなってきています。
そうなると、また皆様にとってもつまらないと思いますので。
それなりに手の届く範囲で、そしてしかも状態もよく他に滅多似ない珍しいアンティークジュエリーは、特に古い時代のものになればなるほど(18-19世紀初頭のフランスアンティークジュエリーになりますと)、天文学的に難しくなってきているなと思う今日この頃です。
もう逆立ちして歩くみたいな難儀なことを求められているイメージです。
彼女とは本当に長い付き合いで、今までも良いジュエリーをご紹介いただいていますが、当然ながら当時、予算の関係などで残念ながら見送ったジュエリーもあります。
最近、「あぁ、あのときのあのジュエリーは絶対に無理をしても買うべきだった!」とよく思い出すことがあります。
とても珍しいアイテムをお持ちの方なので、脳裏に焼きついてしまうジュエリーが多く、そして往々にして全体の市場が厳しくなってきていますので、そのとき逃すとその次はまずそのレベルのものをその価格帯で買えなくなってきている。
あるいは見つからない・・・という。
本当に困ったものです・・・。
でも今回も素晴らしい天然真珠のリングや、ルビーの入ったマーガレットのお花のリングなど素晴らしいジュエリーを譲っていただき、本当このご時勢にしてよく集めてくれているよなと改めて敬意の気持ちがわきます。
さて午後は少しはゆっくりできるかなと思ったのですがそうは問屋がおろさず、もう一件で仕入れをしまして、15:30ごろにアパルトマンに帰宅。
間にさくっと、なぜかパリで「ちらし寿司」を食べる!
日本食屋なのにまったく日本人らしき人はいませんでしたが、魚がフレッシュで適当に入ったのにあたりでした。
パリの口コミガイドでも推奨されたレストランのようです。
しかし醤油が甘口だったのだけは、残念です。

そこから荷造りをしまして、その日は夜の新幹線でロンドンへ行くので、もう出れるように整えます。
そして1時間ほどの時間の余裕がでたので、散歩!
出かけたのはシェルシュミディなだけにシェルシュミディ通り(rue du cherche midi)。
そう時々聞かれるのですが、店名になっているシェルシュミディとは、パリのとてもスノッブなサンジェルマン地区のストリートの名前です。
もっとアンティーク屋らしい名前にすべきなのかもしれませんが、そうでないところもなかなか気に入っています。
諸々の事務的な用事で社名を言わなくてはいけないとき(例えば領収書をもらうとか、電話の伝言を残すときとか)もまず一回では発音してもらえません。
東京でお世話になっていました税理士さんは何年もお付き合いしていたのですが、ずっと「シェルシュさん」とか、ひどいときは「シェル」でした。
でもそんなところもまた気に入ってます!
シェルシュミディ通りはとても長い通りです。
実は今回滞在していたアパルトマンに平行して走っていたのがシェルシュミディ通りでして、時間のない中でもすぐに散策できたのです。
さて安いスマートフォンの画素の悪い写真で恐縮ですが、さっくりご紹介いたしましょう!

↓まずここはシェルシュミディの工事現場!
って何でそんなところの写真を撮ったのだろう、私。。。

大変失礼いたしました。
↓le petit verdotというレストランの看板です。
ここは実は日本人シェフがやっているフレンチレストラン。
それなりの格のお店です。
味にうるさいパリジェンヌにも評判がよく、私のフランス人のわりとこうしたことに詳しい友達も「あっ、そこ知ってるー」って言ってました。
あっ、私もいったことがあります。
しかしフランス人以上にフレンチなサービスでして、確かにおいしかったけど私はリピートしたくないです~~

↓ごめんなさい、これもシェルシュミディ通りの何かのお店の写真ですが、何を撮りたかったのかもう自分でも分かりません・・・。

↓これはシェルシュミディ通りの不動産屋の店先の広告。このあたりはパリで一番といっていいほど地価が高い。
102平米のアパルトマンが1,475,000EUR(2億円近く)
私はいつシェルシュミディ通りに住めるんだ!?

↓ご存知の方もいらっしゃることでしょう、日本でも有名なパン屋「ポワラーヌ」
ここでユーロスターの中で、そしてイギリスの早朝に宿で食べるパンを買いました。
りんごパイとブリオッシュ。
あと、ここのクッキーもおいしいです。
以前はウサギの形をしたクッキーが売っていてそれがあるかどうか聞いたのですが、もうないそうです。
味は変わらないので普通の形のやつをかってきました。
別にウサギじゃなくったっていいんです。

2015.10.27 (Tue)
パリでFree ?
気持ちの良い秋の日が続いておりますね。
京都は年間を通じて、暑くもなく寒くもない季節というのが限られ短いですので、本日は少しの間、京都御所の中で仕事をしていました。
京都御所は広大で、その一部を除けば一般の人が自由に入ることができます。
緑地帯のようになっていて、ベンチなどが置かれているのでとても気持ちが良いのです。
さて表題のとおり、パリでfree !
どういうことかといいますと、freeというのは最近フランスで人気がでている格安の通信会社です。
携帯はずっとorangeという日本で言うところのdocomoみたいな会社のものをつかってきましたが、今回のトラブルでいろいろおもったのがセカンドの番号をひとつ持っておいたほうが良いなと思いました。
そしてorangeはやはり旧体制の会社ですから、海外でネット上でチャージをするのに一苦労だったりして、あと料金も決して安くありません!
ということで、4日目のパリの朝、出勤前に朝の8時からやっているという(フランスにおいては超斬新!)Freeへ。
マドレーヌ広場の近くにパリ唯一の店舗があります。
ちょうどその後の10時のアポイントの途中にいくにも便利な場所にあるじゃないですか。
なんとsimカードが自販で買えるそうですが、どんなものでしょう??

結論から申し上げますと大満足です。
本当に、自動販売機でSIMが2分で買えた!
システムがちょっと独特なので迷うところがあり、ガイドのお姉さんがなかなか捕まらないので苦労しましたが(お客さん10人ぐらいに1人ぐらいしか案内する人がいない!)、私の理解したところは以下になります。
・1ヶ月しか使えない、使い捨てsimカード
・毎月2EURの定期加入。
私は定期加入にしました。
だって2EURですもん!
(これで最低限の無料通話とテキストメッセージの送受信が可能になります)
これで毎回渡仏のために、携帯ショップの開いている時間に店舗を訪れチャージするという手間が省けます。
飛行機を降りて電源を入れればすぐに現地のメールや電話ができるように!
ちなみに月額20ユーロ弱を払えば、ネットもほぼ無制限で通話も無制限になります。
プランの変更もネット上でワンクリックでOK。
これすごく便利ーーー。
↑
何で早くこっちにしなかったのでしょう~~、もっともfreeは最近知られるようになって来た会社です。
早速、登録を済ませると(これが少しわかりずらいのですが)、メールがきてログインなどができるようになるので、あとはWEB上ですべての操作が可能。
しかも感動したのは、なんと自動販売機で番号ポータビリティ(他社で使っていた携帯番号をそのまま維持すること)が無料でできる!
自販で無料でできるというところが、なんともすばらしい。
フランス通信業界の風雲児といわれているのになっとくです。
しかし規制の多いフランス社会においてなかなか大胆なことをしてくれる会社ですね。
旅行者の方にもメリットがありそうです。
自販の操作はかなりわかりずらく、受付はフランス流で不親切な上に人手がまったく足りていないですが、それでも試す価値はあると思いますよ!
ぜひ機会があったらお試しください。
携帯事故で落ち込んだ今回の渡仏でしたが、通信関係のもろもろを見直す時期に来ていたと思うので、結果といてはいろいろ収穫がありよかったです。
フランスは突如デモなど日本では考えられないことも起こりますし
(ちょうど私の数日前に南仏に出張に行った友人が、大雨のためにニース空港が閉鎖されてミラノに飛ばされ30件ほど電話してようやくその日に宿泊できる宿がみつかったとのこと、しかも南仏についてからも町のあらゆるところが水害にあい、クレジットカードがほとんど利用できなかったという話を聞いたばかりです)
やはり現地でも現地の情報がリアルタイムで取れると便利です。
ストライキなどが突然あったりしますから。
上記とは別の件で、最近パリの郊外地下鉄とタクシーの両方が一斉にストライキをして旅行者が空港から市内にたどり着くのに大変な思いをしたということもあったそうです。
いろいろな選択をすぐに取ることができるようにしておく必要をちょうど感じていたところです。
例えば交通機関が全部麻痺してしまったときにuberなどが活躍するはずですが、uber(配車アプリ)もフランスの携帯番号とスマートフォンがなかったらできないのです。
いやはや便利にはなりましたが、ある意味携帯がないとなにもできなくなってしまいましたね。
まぁ、しかし色々旅にトラブルはつきものなので、色々万全にして(次回こそ)臨みたいと思います!
京都は年間を通じて、暑くもなく寒くもない季節というのが限られ短いですので、本日は少しの間、京都御所の中で仕事をしていました。
京都御所は広大で、その一部を除けば一般の人が自由に入ることができます。
緑地帯のようになっていて、ベンチなどが置かれているのでとても気持ちが良いのです。
さて表題のとおり、パリでfree !
どういうことかといいますと、freeというのは最近フランスで人気がでている格安の通信会社です。
携帯はずっとorangeという日本で言うところのdocomoみたいな会社のものをつかってきましたが、今回のトラブルでいろいろおもったのがセカンドの番号をひとつ持っておいたほうが良いなと思いました。
そしてorangeはやはり旧体制の会社ですから、海外でネット上でチャージをするのに一苦労だったりして、あと料金も決して安くありません!
ということで、4日目のパリの朝、出勤前に朝の8時からやっているという(フランスにおいては超斬新!)Freeへ。
マドレーヌ広場の近くにパリ唯一の店舗があります。
ちょうどその後の10時のアポイントの途中にいくにも便利な場所にあるじゃないですか。
なんとsimカードが自販で買えるそうですが、どんなものでしょう??

結論から申し上げますと大満足です。
本当に、自動販売機でSIMが2分で買えた!
システムがちょっと独特なので迷うところがあり、ガイドのお姉さんがなかなか捕まらないので苦労しましたが(お客さん10人ぐらいに1人ぐらいしか案内する人がいない!)、私の理解したところは以下になります。
・1ヶ月しか使えない、使い捨てsimカード
・毎月2EURの定期加入。
私は定期加入にしました。
だって2EURですもん!
(これで最低限の無料通話とテキストメッセージの送受信が可能になります)
これで毎回渡仏のために、携帯ショップの開いている時間に店舗を訪れチャージするという手間が省けます。
飛行機を降りて電源を入れればすぐに現地のメールや電話ができるように!
ちなみに月額20ユーロ弱を払えば、ネットもほぼ無制限で通話も無制限になります。
プランの変更もネット上でワンクリックでOK。
これすごく便利ーーー。
↑
何で早くこっちにしなかったのでしょう~~、もっともfreeは最近知られるようになって来た会社です。
早速、登録を済ませると(これが少しわかりずらいのですが)、メールがきてログインなどができるようになるので、あとはWEB上ですべての操作が可能。
しかも感動したのは、なんと自動販売機で番号ポータビリティ(他社で使っていた携帯番号をそのまま維持すること)が無料でできる!
自販で無料でできるというところが、なんともすばらしい。
フランス通信業界の風雲児といわれているのになっとくです。
しかし規制の多いフランス社会においてなかなか大胆なことをしてくれる会社ですね。
旅行者の方にもメリットがありそうです。
自販の操作はかなりわかりずらく、受付はフランス流で不親切な上に人手がまったく足りていないですが、それでも試す価値はあると思いますよ!
ぜひ機会があったらお試しください。
携帯事故で落ち込んだ今回の渡仏でしたが、通信関係のもろもろを見直す時期に来ていたと思うので、結果といてはいろいろ収穫がありよかったです。
フランスは突如デモなど日本では考えられないことも起こりますし
(ちょうど私の数日前に南仏に出張に行った友人が、大雨のためにニース空港が閉鎖されてミラノに飛ばされ30件ほど電話してようやくその日に宿泊できる宿がみつかったとのこと、しかも南仏についてからも町のあらゆるところが水害にあい、クレジットカードがほとんど利用できなかったという話を聞いたばかりです)
やはり現地でも現地の情報がリアルタイムで取れると便利です。
ストライキなどが突然あったりしますから。
上記とは別の件で、最近パリの郊外地下鉄とタクシーの両方が一斉にストライキをして旅行者が空港から市内にたどり着くのに大変な思いをしたということもあったそうです。
いろいろな選択をすぐに取ることができるようにしておく必要をちょうど感じていたところです。
例えば交通機関が全部麻痺してしまったときにuberなどが活躍するはずですが、uber(配車アプリ)もフランスの携帯番号とスマートフォンがなかったらできないのです。
いやはや便利にはなりましたが、ある意味携帯がないとなにもできなくなってしまいましたね。
まぁ、しかし色々旅にトラブルはつきものなので、色々万全にして(次回こそ)臨みたいと思います!
2015.10.26 (Mon)
パリ 私的買い物編
買い付け日記、仕事から離れて少しカジュアルなお話もしたいと思います。
3日目の夜は、本当は現地に住む友人とディナーの約束をしていたのですが、私は携帯騒ぎで疲れ気味で、彼女は風邪気味な上に翌週に大事な国家試験を控えているということでキャンセルにしました。
さてどこに行きましょう?
借りていたアパルトマンが世界最古のデパートであるボンマルシェの近くだったため、手っ取り早くボンマルシェでのんびりすることにしました☆
パリにはプランタン、ギャラリーラファイエットなど他のデパートもありますが他のところはまず行かないです。
だってボンマルシェが好きだから!
なんていったって建物から好きだし、その充実した食品館は滞在中に一度は覗かないと落ち着きません!


ボンマルシェそのものも好きなのですが、この界隈一帯がパリの中でも好きなエリアなのです。
ちなみに店名のシェルシュミディ(cherche midi)はこの界隈のストリートの名前なんですよ。
ボンマルシェはちょうど「ブルックリンウィーク」でした。
店内はブルックリンがらみの様々なアイテムが売られていたり、ちょっとしたプロジェクターで映像を流していたりと、デパートでありながらちょっとギャラリー的な楽しみ方もできるのが、ボンマルシェのいいところです。

ボンマルシェで買わなくてはならないのは、お土産用の食品と・・・。
あとは自分用のほぼ唯一の買い物であるストッキング(というかタイツ)!
なぜ老舗デパートでタイツ?と思われるかもしれませんね。
この数年、フランスのbleu foretというタイツを秋冬はずっと愛用しています。
日本ではドゥロワーなどに一部おかれていますが、お値段も高いですし、色が本当に少ししかおいてないんです。
フランスらしい茶系の色や特に日本ではおかれていないブルー系のタイツを、大人買いします!
一度たまたまかって履いたのがご縁なのですが、一度はいてしまうと絶対に他のタイツがはけなくなります。
全然チクチクいないんです。
ほとんどがコットンか、あるいは種類によってはウールか混合されていますが、いわゆる化学繊維がまったくといっていいほど入っていないので履き心地がとても良い上に、フィット感もよく、色がよく、温かい!!!!!
なんだか回し物のように熱く語ってしまいましたが、本当にいいです。
一時期、輸入して販売できないもいのかと思ったほどです(^-^)/
しかしひとたびタイツを買ってしまえば特に目的もないので、閉店間際の人の少なくなったボンマルシェをひたすら、ふらふらします。
デパートの中は引ったくりなどの心配もないですし、夕方(というか19時過ぎ)のボンマルシェは優雅な時間が流れていて癒されます。
お洋服はもちろんインテリアを見るのが好きです。
結局買ったのはタイツだけだったけど、たまには一人でパリで自分と向き合って!?良い時間がすごせてエネルギーチャージできました。
3日目の夜は、本当は現地に住む友人とディナーの約束をしていたのですが、私は携帯騒ぎで疲れ気味で、彼女は風邪気味な上に翌週に大事な国家試験を控えているということでキャンセルにしました。
さてどこに行きましょう?
借りていたアパルトマンが世界最古のデパートであるボンマルシェの近くだったため、手っ取り早くボンマルシェでのんびりすることにしました☆
パリにはプランタン、ギャラリーラファイエットなど他のデパートもありますが他のところはまず行かないです。
だってボンマルシェが好きだから!
なんていったって建物から好きだし、その充実した食品館は滞在中に一度は覗かないと落ち着きません!


ボンマルシェそのものも好きなのですが、この界隈一帯がパリの中でも好きなエリアなのです。
ちなみに店名のシェルシュミディ(cherche midi)はこの界隈のストリートの名前なんですよ。
ボンマルシェはちょうど「ブルックリンウィーク」でした。
店内はブルックリンがらみの様々なアイテムが売られていたり、ちょっとしたプロジェクターで映像を流していたりと、デパートでありながらちょっとギャラリー的な楽しみ方もできるのが、ボンマルシェのいいところです。

ボンマルシェで買わなくてはならないのは、お土産用の食品と・・・。
あとは自分用のほぼ唯一の買い物であるストッキング(というかタイツ)!
なぜ老舗デパートでタイツ?と思われるかもしれませんね。
この数年、フランスのbleu foretというタイツを秋冬はずっと愛用しています。
日本ではドゥロワーなどに一部おかれていますが、お値段も高いですし、色が本当に少ししかおいてないんです。
フランスらしい茶系の色や特に日本ではおかれていないブルー系のタイツを、大人買いします!
一度たまたまかって履いたのがご縁なのですが、一度はいてしまうと絶対に他のタイツがはけなくなります。
全然チクチクいないんです。
ほとんどがコットンか、あるいは種類によってはウールか混合されていますが、いわゆる化学繊維がまったくといっていいほど入っていないので履き心地がとても良い上に、フィット感もよく、色がよく、温かい!!!!!
なんだか回し物のように熱く語ってしまいましたが、本当にいいです。
一時期、輸入して販売できないもいのかと思ったほどです(^-^)/
しかしひとたびタイツを買ってしまえば特に目的もないので、閉店間際の人の少なくなったボンマルシェをひたすら、ふらふらします。
デパートの中は引ったくりなどの心配もないですし、夕方(というか19時過ぎ)のボンマルシェは優雅な時間が流れていて癒されます。
お洋服はもちろんインテリアを見るのが好きです。
結局買ったのはタイツだけだったけど、たまには一人でパリで自分と向き合って!?良い時間がすごせてエネルギーチャージできました。
2015.10.24 (Sat)
Day 3 買い付け編
パリ滞在3日目。
お昼ぐらいから郊外に向けて出発(この日もお昼抜き、決定!)
懇意にしているディーラーさん宅へ。
駅からも少し距離があり、私が何回もきているのにまったく道を覚えないので、ディーラーさんが駅まで迎えに来てくれます☆
男性ディーラーですが、いつもとても気が利く人で、
ケーキにシャンティクリームを乗せてくれたり、「紅茶はマリアージュフレールだよ。暑かっただろうからお水飲む?」
「コントレックス、エヴィアン?」とか、本当に至れり尽くせりです。
実にマメです。
私:「ねぇ、昨晩、私馬鹿なことをしちゃった、話していい?(携帯事件を話したい!)」
彼:「嫌!」
私:買ったばかりで充電不足のスマートフォンを勝手に人の家でチャージしている。
彼:「いつの間にかチャージしてるのね。そうよ、自分の家のようにしてちょうだい。」
と、いつも軽快なおしゃべりが続きます。
半ば友達と話しているような感覚のする彼ですが、実はディーラーとしては非常に優秀でおそらく今、パリでもっとも同業者から引っ張りだこな人です。
昔からの在庫も含めて、とにかくいつも買いに積極的だからです。
顔もひろく人当たりが良い上に、足で稼いでかなり量で勝負している人なので、品不足のパリにおいて比較的モノを持っているのです。。
夏の間の収穫を最初にお披露目するのが、その翌日から始まるフェアであったため、ひっきりなしに彼の携帯に電話やメッセージ、ラインが入ります。
その中には「tomokoに先にプライベートで見せるんじゃないでしょうね?」
といったものもあり、ライバル意識を感じます
確かに最初に見せてもらったほうが絶対得なわけで、これはロンドンでもそうなのですが。
現地のディーラーさんの供給源になるようなディーラーさんはいつも多くのディーラーさんから「私(僕)に先に紹介して、魅せて!!!」というアプローチとプレッシャーを受けるんですよね。
どうやってプライオリティを得るかは、やはりこれまでの実績などもあったり人としての関係もあったり、その人のビジネスのやり方や優先順位もあったりといろいろあるので一筋縄とはいきません。
私はちなみにそこまで抜きん出て彼から買っているわけではないので、このように優先してくれるのは本当に有難いことです。
しかし同時に「優先してもらうこと」は、必ずしも求めていい事ではないとも思っています。
優先してくれればそれには感謝するけれど、強制することではできないことです。
フランス人はムーディーなところが多分にあり、好き嫌いで仕事をするところも多く、フランス人的な気質を少し持っている私には非常にやりやすいのですが、ロンドンのディーラーさんなどはもっとシビアです。
世界中からもっと多くのディーラーさんが集まってきますので競争ももっと激しいです。
そうした中でどうやってそれを獲得していくかがまさにこの仕事の肝となるところです。
大事なのは仕入れる額や量だけでなく、私がどういうスタンスで仕入れや仕事をしていてるかというところも話して人として親近感を持ってもらったり信頼してもらうことは基本にありますし。
もちろん基本的なことをきちんと分かっていることを、分かってもらうことも取引をはじめたころは必要なことです。
自分がこの先伸びていくか否かもしっかりチェックされているようにも思いますので、そのあたりもどうやって伝えていくか、デリケートかつ肝のところです。
多分、絶対的に正しい方法とかはないので、ディーラーさん一人ひとりと人として付き合っていく中で、改善すべきところはしていって・・・・はっきり言うべきところはしっかり言って・・・みたいに模索しながら繰り返していくことになるのでしょう。
というわけで比較的まじめな話になりましたが、このディーラーさんとは、ノリとしてはまさに友達のようでいつもきゃっきゃきゃっきゃしています。
あっという間に時間が過ぎていく、帰りにまた最寄の駅まで送っていってくれて(さすがにもう帰れるけど・・・)、ハグをして別れます。
ここで今回の目玉のペルピニャンガーネットのネックレス等、初日に続いてそれなりの点数を入れました。
お昼ぐらいから郊外に向けて出発(この日もお昼抜き、決定!)
懇意にしているディーラーさん宅へ。
駅からも少し距離があり、私が何回もきているのにまったく道を覚えないので、ディーラーさんが駅まで迎えに来てくれます☆
男性ディーラーですが、いつもとても気が利く人で、
ケーキにシャンティクリームを乗せてくれたり、「紅茶はマリアージュフレールだよ。暑かっただろうからお水飲む?」
「コントレックス、エヴィアン?」とか、本当に至れり尽くせりです。
実にマメです。
私:「ねぇ、昨晩、私馬鹿なことをしちゃった、話していい?(携帯事件を話したい!)」
彼:「嫌!」
私:買ったばかりで充電不足のスマートフォンを勝手に人の家でチャージしている。
彼:「いつの間にかチャージしてるのね。そうよ、自分の家のようにしてちょうだい。」
と、いつも軽快なおしゃべりが続きます。
半ば友達と話しているような感覚のする彼ですが、実はディーラーとしては非常に優秀でおそらく今、パリでもっとも同業者から引っ張りだこな人です。
昔からの在庫も含めて、とにかくいつも買いに積極的だからです。
顔もひろく人当たりが良い上に、足で稼いでかなり量で勝負している人なので、品不足のパリにおいて比較的モノを持っているのです。。
夏の間の収穫を最初にお披露目するのが、その翌日から始まるフェアであったため、ひっきりなしに彼の携帯に電話やメッセージ、ラインが入ります。
その中には「tomokoに先にプライベートで見せるんじゃないでしょうね?」
といったものもあり、ライバル意識を感じます

確かに最初に見せてもらったほうが絶対得なわけで、これはロンドンでもそうなのですが。
現地のディーラーさんの供給源になるようなディーラーさんはいつも多くのディーラーさんから「私(僕)に先に紹介して、魅せて!!!」というアプローチとプレッシャーを受けるんですよね。
どうやってプライオリティを得るかは、やはりこれまでの実績などもあったり人としての関係もあったり、その人のビジネスのやり方や優先順位もあったりといろいろあるので一筋縄とはいきません。
私はちなみにそこまで抜きん出て彼から買っているわけではないので、このように優先してくれるのは本当に有難いことです。
しかし同時に「優先してもらうこと」は、必ずしも求めていい事ではないとも思っています。
優先してくれればそれには感謝するけれど、強制することではできないことです。
フランス人はムーディーなところが多分にあり、好き嫌いで仕事をするところも多く、フランス人的な気質を少し持っている私には非常にやりやすいのですが、ロンドンのディーラーさんなどはもっとシビアです。
世界中からもっと多くのディーラーさんが集まってきますので競争ももっと激しいです。
そうした中でどうやってそれを獲得していくかがまさにこの仕事の肝となるところです。
大事なのは仕入れる額や量だけでなく、私がどういうスタンスで仕入れや仕事をしていてるかというところも話して人として親近感を持ってもらったり信頼してもらうことは基本にありますし。
もちろん基本的なことをきちんと分かっていることを、分かってもらうことも取引をはじめたころは必要なことです。
自分がこの先伸びていくか否かもしっかりチェックされているようにも思いますので、そのあたりもどうやって伝えていくか、デリケートかつ肝のところです。
多分、絶対的に正しい方法とかはないので、ディーラーさん一人ひとりと人として付き合っていく中で、改善すべきところはしていって・・・・はっきり言うべきところはしっかり言って・・・みたいに模索しながら繰り返していくことになるのでしょう。
というわけで比較的まじめな話になりましたが、このディーラーさんとは、ノリとしてはまさに友達のようでいつもきゃっきゃきゃっきゃしています。
あっという間に時間が過ぎていく、帰りにまた最寄の駅まで送っていってくれて(さすがにもう帰れるけど・・・)、ハグをして別れます。
ここで今回の目玉のペルピニャンガーネットのネックレス等、初日に続いてそれなりの点数を入れました。
2015.10.23 (Fri)
Day 3 in Paris 携帯トラブル 解決の巻
さてパリで迎える3日目の朝。
この日の午前中は唯一のオフだったのですが、その前の晩の携帯事件のせいで呑気に散策とはいかなくなってしまいました(> <)
まず朝、あまりのショックで早く起きたため、近くのカルフールにいき、携帯につまってしまったSIMカードを取り出すべく、ピンセットを入手!
しかしあまりに奥につまっていたため、結局役にたちません。
まぁ、カルフールのチョコレートも一緒にかったので(これスーパーのチョコレートとは侮れない、おいしいんです!)、良しとしましょう。

フランスで使用している携帯会社ORANGEの支店がアパルトマンから徒歩一分ぐらいのところにあったので、朝イチで飛び込みます。
比較的優しそうなお姉さんに、「せめてSIMだけでも救いたいんだけど、取ってください」とお願いする。
しかし強引に私が逆向きに押し込んだためかなかなか取れない!
(私、この時点でなんと2つのSIMカードを一つの携帯に押し込んでいたのだと勘違いしていましたが、友人が前の日の夜、アイフォンのsimカードは生存を確認した上で、機械そのものはこわれているけれど元のアイフォンにきちんと戻していてくれたのでした。)
しかしあまりに動転していてすっかりそのように思い込んでいた私・・・。
お姉さん:「これ、無理じゃない!?」
私:「そこを何とか、番号変えたくないし! この際、機械は壊していいから(こちらは海外出張時にだけ使っていた5年ぐらい前のアイフォンでもないとても古いスマートフォンでそもそも半分壊れかけていたので)、頼む!」
お姉さん:「機械壊していいのね。」
大きなカッターを近くの同僚に持ってこさせて「じゃ、行くわよーーー!!!!」
ポッキン。
おぉ、SIMカード取れた!
あまりに強引にとったので周りの枠は壊れて(しかしこれは簡単に修理可能であることが分かる)、携帯も約束どおり壊したけど。。。
いやぁ、こうした掟破りのことをしてくれるのがフランスですね。
ドコモなど日本の携帯会社ではたとえ顧客が「壊していい」といっても、規約的に壊してまで、顧客の希望をかなえてくれないような気がします。
フランス人の、こういうフレキシブルというかむちゃくちゃなところが好きなんですよね。
その後、simカードの枠を作ってもらいに、そこから徒歩5分ぐらいの(幸いなことにすべてが近かった!)ORANGEテクニカルセンターに行き、受付でお兄さんというかおじちゃんにちゃちゃっと直してもらい。
携帯本体を買い換えなくてはいけないのでそこで買おうとしたら、
「ここのはsimロックかかっちゃってORANGEしか使えなくなっちゃうから、FNAC(フランスの書籍&電化製品のお店)に言って買ったほうが絶対いいよ。」
とORANGEに雇われているくせに力説するので、そのすぐ目と鼻の先のFNACへ。
・simフリー
・カメラが使える(デジカメをもってきてないので、アイフォンが壊れている中、出張中の写真を撮るのに必要)
・スマートフォン機能(メールとかやっぱりこちらの携帯でもチェックできたら便利)
・1万円以下
でありませんか?
といったらなかなか手ごろなお値段の携帯電話を勧めてくれたので、迷う時間ももったいないのでそれで即決!
それから・・・アパルトマンに戻っては何か不備があったときに二度手間になるので。
そのすぐ近くのカフェに入り込み、ウェイターさんにハサミを借りて、買ったばかりの電話機に直してもらったばかりのSIMカードを差し込む(そうすればトラブルがあったときにまた、テクニカルセンターにすぐに駆け込める!)
↓
案の定、動かない。
↓
テクニカルセンターに再び駆け込む。
なんと(またもや!)挿し方を間違えていたようである。
↓
半ばハゲかかったORANGEテクニカルセンターのお兄ちゃんに嫌がられながらも色々初期設定をしてもらい、ようやく無事終了!
↓
日本のアイフォンは相変わらず死んだままですが、とりあえずフランス携帯(番号変わらず)復活し、しかもスマートフォンでローカルのネット接続も可能になり、外出中でもORANGEの回線でネット検索したり、e-mail見たりめちゃくちゃ便利になりました。
しかも下記の写真のとおり、知らずに買いましたがダブルSIM仕様でした。

ダブルSIMとは日本ではあまり馴染みがないですが、1つの携帯に2つのSIMカードがさせる電話機で、例えば通話は○○で通信は新興の通信会社の△で費用を抑えるといったことが可能になります。
また国外に出たときはとりわけ便利で、私はこの後にフランスのSIMカードとイギリスのSIMカードの両方を挿して使うことを覚えました。
というわけで上記の作業がいずれも近くに集約されていたので、無事に小一時間で終わり、唯一のオフゆえに近くで私用の買い物も済ませることができランランラン。
午後イチのアポがかなり郊外なのでお昼過ぎにまた仕事に戻りましたーーー。
この日の午前中は唯一のオフだったのですが、その前の晩の携帯事件のせいで呑気に散策とはいかなくなってしまいました(> <)
まず朝、あまりのショックで早く起きたため、近くのカルフールにいき、携帯につまってしまったSIMカードを取り出すべく、ピンセットを入手!
しかしあまりに奥につまっていたため、結局役にたちません。
まぁ、カルフールのチョコレートも一緒にかったので(これスーパーのチョコレートとは侮れない、おいしいんです!)、良しとしましょう。

フランスで使用している携帯会社ORANGEの支店がアパルトマンから徒歩一分ぐらいのところにあったので、朝イチで飛び込みます。
比較的優しそうなお姉さんに、「せめてSIMだけでも救いたいんだけど、取ってください」とお願いする。
しかし強引に私が逆向きに押し込んだためかなかなか取れない!
(私、この時点でなんと2つのSIMカードを一つの携帯に押し込んでいたのだと勘違いしていましたが、友人が前の日の夜、アイフォンのsimカードは生存を確認した上で、機械そのものはこわれているけれど元のアイフォンにきちんと戻していてくれたのでした。)
しかしあまりに動転していてすっかりそのように思い込んでいた私・・・。
お姉さん:「これ、無理じゃない!?」
私:「そこを何とか、番号変えたくないし! この際、機械は壊していいから(こちらは海外出張時にだけ使っていた5年ぐらい前のアイフォンでもないとても古いスマートフォンでそもそも半分壊れかけていたので)、頼む!」
お姉さん:「機械壊していいのね。」
大きなカッターを近くの同僚に持ってこさせて「じゃ、行くわよーーー!!!!」
ポッキン。
おぉ、SIMカード取れた!
あまりに強引にとったので周りの枠は壊れて(しかしこれは簡単に修理可能であることが分かる)、携帯も約束どおり壊したけど。。。
いやぁ、こうした掟破りのことをしてくれるのがフランスですね。
ドコモなど日本の携帯会社ではたとえ顧客が「壊していい」といっても、規約的に壊してまで、顧客の希望をかなえてくれないような気がします。
フランス人の、こういうフレキシブルというかむちゃくちゃなところが好きなんですよね。
その後、simカードの枠を作ってもらいに、そこから徒歩5分ぐらいの(幸いなことにすべてが近かった!)ORANGEテクニカルセンターに行き、受付でお兄さんというかおじちゃんにちゃちゃっと直してもらい。
携帯本体を買い換えなくてはいけないのでそこで買おうとしたら、
「ここのはsimロックかかっちゃってORANGEしか使えなくなっちゃうから、FNAC(フランスの書籍&電化製品のお店)に言って買ったほうが絶対いいよ。」
とORANGEに雇われているくせに力説するので、そのすぐ目と鼻の先のFNACへ。
・simフリー
・カメラが使える(デジカメをもってきてないので、アイフォンが壊れている中、出張中の写真を撮るのに必要)
・スマートフォン機能(メールとかやっぱりこちらの携帯でもチェックできたら便利)
・1万円以下
でありませんか?
といったらなかなか手ごろなお値段の携帯電話を勧めてくれたので、迷う時間ももったいないのでそれで即決!
それから・・・アパルトマンに戻っては何か不備があったときに二度手間になるので。
そのすぐ近くのカフェに入り込み、ウェイターさんにハサミを借りて、買ったばかりの電話機に直してもらったばかりのSIMカードを差し込む(そうすればトラブルがあったときにまた、テクニカルセンターにすぐに駆け込める!)
↓
案の定、動かない。
↓
テクニカルセンターに再び駆け込む。
なんと(またもや!)挿し方を間違えていたようである。
↓
半ばハゲかかったORANGEテクニカルセンターのお兄ちゃんに嫌がられながらも色々初期設定をしてもらい、ようやく無事終了!
↓
日本のアイフォンは相変わらず死んだままですが、とりあえずフランス携帯(番号変わらず)復活し、しかもスマートフォンでローカルのネット接続も可能になり、外出中でもORANGEの回線でネット検索したり、e-mail見たりめちゃくちゃ便利になりました。
しかも下記の写真のとおり、知らずに買いましたがダブルSIM仕様でした。

ダブルSIMとは日本ではあまり馴染みがないですが、1つの携帯に2つのSIMカードがさせる電話機で、例えば通話は○○で通信は新興の通信会社の△で費用を抑えるといったことが可能になります。
また国外に出たときはとりわけ便利で、私はこの後にフランスのSIMカードとイギリスのSIMカードの両方を挿して使うことを覚えました。
というわけで上記の作業がいずれも近くに集約されていたので、無事に小一時間で終わり、唯一のオフゆえに近くで私用の買い物も済ませることができランランラン。
午後イチのアポがかなり郊外なのでお昼過ぎにまた仕事に戻りましたーーー。
2015.10.20 (Tue)
パリ、携帯水没事件
さてさて買い付け日記の続きです。
パリでの2日目、仕事が順調すぎるほど順調に進み、夜は昔からのフランス人の友達と夕ご飯の約束をしていたので彼のアパルトマンへ向かいます。
友人Dは以前はパリ18区のあまり治安の芳しくないエリアにアパルトマンを2つ所有していたのですが、1つを売り、そして最近になってこの割とスノッブな17区のエリアのアパルトマンを購入したのです。
17区はスノッブなエリアとあまり治安のよろしくないエリアが混ざっていまして、西側(というか南側)はかなりスノッブなエリアです。
ユダヤ人街という一面もあり、通りの名前などにもユダヤ系由来と思われるネーミングが多いです。
彼が今回買ったアパルトマンもかなりブルジョワ的なエリアにあり、その最上階はもともとはメイドルームだったのですが、もちろん綺麗に改装してあり、勾配がかえって雰囲気がありいい感じ。
今回もともとこのアパルトマンが結構広いということで、「泊まっていいよ」という話になっていたのですが
(あっ、ちなみに彼は男性ですが、いわゆるあまり女性に興味がない部類なので色々な意味でOKなのです!)、
聞くと改装工事がかなり間際まで入っていたので、どうせフランスは遅れるだろうと今回は遠慮したのです。
そしたら案の定遅れていて、なんと友人も前日に引越しを終えたとのこと。
当然、アパルトマンはダンボールだらけで家具はまだ来ていない!
改装工事はとてもセンスよく終えられていてその写真もとてもたくさん撮らせてもらっていたのですが・・・。
その後の事件により残っていません。
さてさてアパルトマンの中はダンボールだらけでそこでアペリティフでワインを飲んでいたのですが、なんといってもまだ椅子さえきていない!
二人で近くのイタリアンに食事にいくことにしました。
地元の人でにぎわうなかなか素敵なレストランです。
この友人Dとはもう20年ぐらいの付き合いで、男女とか国籍とか超えて私が本当に時々絶対会いたくなる友人の一人で、根本的に色々な感覚がとてもよく似ているソウルメイト的な人物です。
フランスと日本というまったく異なる社会に住んでいながら、その時に関心あることとかが驚くほどにていて、いつも政治や社会、ビジネスの話など話題はつきません。
今回は例えば最近世界中で注目され始めているuber やair bnbの話にもなりました。
uberはアメリカではじいまったタクシーの配車アプリサービスですが、最近パリやロンドンも席捲しています。
フランスのタクシー会社といえばこれまではtaxi bleu とtaxi G7のほぼ独占状態でした。
タクシーといえば日本もそうですが世界中どこでも既得権益の強い業界ですね。
それはやはり「無線」というシステムにありました。
そうした意味でuberは新しい挑戦者。
air bnbは従来の旅館やホテルへの挑戦者といえますね。
実際パリは今、ものすごくair bnbをする人が多いんですって。
でもこうした新しい覇者はある意味また市場を独占していくんだよね、という話や。
あと私は日本はわりと最近社会的に内向き傾向が見られると思っていて、また教育もどちらかというと「強い日本(それがある意味過去の栄光であっても)」というのを目指すような動きがあるように思うんですよね。
彼はフランスもまったく最近同じ傾向があるといっていて。
「フランスって自由の国とか言って結構しがらみが多いんだよね」と。
日本はとにかく規律の厳しい国というイメージがあるけど、案外自由な部分もあったりして。
「日本もフランスも、色々面白いアイデアとか人とかがいながらもいるのに、近年はなかなかしがらみに縛られていて社会の変革がうまくいかないというところがとてもよく似ているんだよね。」と。
確かにフランスと日本というのはまったく異なるのに、なんだか最近とても似ているなと思うところもあって、そんなこんなで盛り上がりワインを一杯のみ、二杯のみ、三杯のみ・・・。
あっ、スパークリングウォーターももらって。。。
それであまりに楽しく過ごしていたら、その水の入っていたグラスを倒してしまいました。
その斜め下の椅子の上にはハンドバッグを置いていて、そのハンドバッグのサイドポケットには携帯が二つはいっていて、そしてご丁寧にそのサイドポケットのチャックが開いていてそこたっぷり水が入ってしまいました。。。。
しかもバッグはまずいと思ってすぐにふき取ったにもかかわらず、サイドバッグが開いていたことにすぐに気づかない私たち。
やがて「あっ、一緒に写真をとろう!」といってようやく携帯がびちゃびちゃになっていることに気づきました。
時、既に遅し。。。
やってしまいました。
動転する私の横で、彼がSIMカードを取り出し自分の携帯に入れて無事を確認してくれたのですが、今度はあせってSIMカードを間違えた方向に力づく出いれて取り出せない!!!
私:「あぁ、私もうだめ・・・帰る!」
友人:「タクシー(じゃないuber)呼ぼうか」
私:「いい、もう地下鉄で帰るから(なぜか逆切れ)」
友人:「ごめんね(なぜ彼が謝ってるんだか。。。)」
よくわからないけど心配する友人を振り切って地下鉄で帰ってしまい、既に結構遅かったし酔いも回っていたし、うっかり降り口間違えて夜遅いのに一人でふらふら歩き余計危なかったと今、振り返ると思います。
ダメなことをしてしまったということはもちろんのこと、その後のSIM入れ違いとか、地下鉄で帰るとか。
幸い何もなかったとはいえ、きちんとした判断をできないのは私のだめなところだよなーと自己嫌悪に久しぶりに陥りました。。。
あぁ、次回から断酒すべきだな。
友人にはなぜか逆切れしてしまったので、次の日に電話をして謝りました・・・・。
いつも本当にごめんね、それでも長く友達でいてくれてありがとう☆
一度は落ち込みながら、なぜか必ず短時間で浮上できる自分のお気楽さと何度もドジなことをするアホ加減。
自分自身あきれながらも「もう仕方ないな」と自分自身と気長に付き合えるようになってきました。
そういうことがもしかしたら年齢を重ねるということでしょうか!?(あっ、違う?)
よく分からないけどその後は比較的きちんと事後処理ができるあたりが(しかしドジは相変わらず直らないあたり)自分でもよくわかりませんーーー。
パリでの2日目、仕事が順調すぎるほど順調に進み、夜は昔からのフランス人の友達と夕ご飯の約束をしていたので彼のアパルトマンへ向かいます。
友人Dは以前はパリ18区のあまり治安の芳しくないエリアにアパルトマンを2つ所有していたのですが、1つを売り、そして最近になってこの割とスノッブな17区のエリアのアパルトマンを購入したのです。
17区はスノッブなエリアとあまり治安のよろしくないエリアが混ざっていまして、西側(というか南側)はかなりスノッブなエリアです。
ユダヤ人街という一面もあり、通りの名前などにもユダヤ系由来と思われるネーミングが多いです。
彼が今回買ったアパルトマンもかなりブルジョワ的なエリアにあり、その最上階はもともとはメイドルームだったのですが、もちろん綺麗に改装してあり、勾配がかえって雰囲気がありいい感じ。
今回もともとこのアパルトマンが結構広いということで、「泊まっていいよ」という話になっていたのですが
(あっ、ちなみに彼は男性ですが、いわゆるあまり女性に興味がない部類なので色々な意味でOKなのです!)、
聞くと改装工事がかなり間際まで入っていたので、どうせフランスは遅れるだろうと今回は遠慮したのです。
そしたら案の定遅れていて、なんと友人も前日に引越しを終えたとのこと。
当然、アパルトマンはダンボールだらけで家具はまだ来ていない!
改装工事はとてもセンスよく終えられていてその写真もとてもたくさん撮らせてもらっていたのですが・・・。
その後の事件により残っていません。
さてさてアパルトマンの中はダンボールだらけでそこでアペリティフでワインを飲んでいたのですが、なんといってもまだ椅子さえきていない!
二人で近くのイタリアンに食事にいくことにしました。
地元の人でにぎわうなかなか素敵なレストランです。
この友人Dとはもう20年ぐらいの付き合いで、男女とか国籍とか超えて私が本当に時々絶対会いたくなる友人の一人で、根本的に色々な感覚がとてもよく似ているソウルメイト的な人物です。
フランスと日本というまったく異なる社会に住んでいながら、その時に関心あることとかが驚くほどにていて、いつも政治や社会、ビジネスの話など話題はつきません。
今回は例えば最近世界中で注目され始めているuber やair bnbの話にもなりました。
uberはアメリカではじいまったタクシーの配車アプリサービスですが、最近パリやロンドンも席捲しています。
フランスのタクシー会社といえばこれまではtaxi bleu とtaxi G7のほぼ独占状態でした。
タクシーといえば日本もそうですが世界中どこでも既得権益の強い業界ですね。
それはやはり「無線」というシステムにありました。
そうした意味でuberは新しい挑戦者。
air bnbは従来の旅館やホテルへの挑戦者といえますね。
実際パリは今、ものすごくair bnbをする人が多いんですって。
でもこうした新しい覇者はある意味また市場を独占していくんだよね、という話や。
あと私は日本はわりと最近社会的に内向き傾向が見られると思っていて、また教育もどちらかというと「強い日本(それがある意味過去の栄光であっても)」というのを目指すような動きがあるように思うんですよね。
彼はフランスもまったく最近同じ傾向があるといっていて。
「フランスって自由の国とか言って結構しがらみが多いんだよね」と。
日本はとにかく規律の厳しい国というイメージがあるけど、案外自由な部分もあったりして。
「日本もフランスも、色々面白いアイデアとか人とかがいながらもいるのに、近年はなかなかしがらみに縛られていて社会の変革がうまくいかないというところがとてもよく似ているんだよね。」と。
確かにフランスと日本というのはまったく異なるのに、なんだか最近とても似ているなと思うところもあって、そんなこんなで盛り上がりワインを一杯のみ、二杯のみ、三杯のみ・・・。
あっ、スパークリングウォーターももらって。。。
それであまりに楽しく過ごしていたら、その水の入っていたグラスを倒してしまいました。
その斜め下の椅子の上にはハンドバッグを置いていて、そのハンドバッグのサイドポケットには携帯が二つはいっていて、そしてご丁寧にそのサイドポケットのチャックが開いていてそこたっぷり水が入ってしまいました。。。。
しかもバッグはまずいと思ってすぐにふき取ったにもかかわらず、サイドバッグが開いていたことにすぐに気づかない私たち。
やがて「あっ、一緒に写真をとろう!」といってようやく携帯がびちゃびちゃになっていることに気づきました。
時、既に遅し。。。
やってしまいました。
動転する私の横で、彼がSIMカードを取り出し自分の携帯に入れて無事を確認してくれたのですが、今度はあせってSIMカードを間違えた方向に力づく出いれて取り出せない!!!
私:「あぁ、私もうだめ・・・帰る!」
友人:「タクシー(じゃないuber)呼ぼうか」
私:「いい、もう地下鉄で帰るから(なぜか逆切れ)」
友人:「ごめんね(なぜ彼が謝ってるんだか。。。)」
よくわからないけど心配する友人を振り切って地下鉄で帰ってしまい、既に結構遅かったし酔いも回っていたし、うっかり降り口間違えて夜遅いのに一人でふらふら歩き余計危なかったと今、振り返ると思います。
ダメなことをしてしまったということはもちろんのこと、その後のSIM入れ違いとか、地下鉄で帰るとか。
幸い何もなかったとはいえ、きちんとした判断をできないのは私のだめなところだよなーと自己嫌悪に久しぶりに陥りました。。。
あぁ、次回から断酒すべきだな。
友人にはなぜか逆切れしてしまったので、次の日に電話をして謝りました・・・・。
いつも本当にごめんね、それでも長く友達でいてくれてありがとう☆
一度は落ち込みながら、なぜか必ず短時間で浮上できる自分のお気楽さと何度もドジなことをするアホ加減。
自分自身あきれながらも「もう仕方ないな」と自分自身と気長に付き合えるようになってきました。
そういうことがもしかしたら年齢を重ねるということでしょうか!?(あっ、違う?)
よく分からないけどその後は比較的きちんと事後処理ができるあたりが(しかしドジは相変わらず直らないあたり)自分でもよくわかりませんーーー。
2015.10.19 (Mon)
買い付け日記 Day2 in Paris
さて初日はついただけで、飛行機であまり眠れなかったせいか、夜の22時から朝の8時までぶっ通しで眠ってすっかり元気になり二日目を迎えます。
この日は午前中は、アパルトマンにパリの郊外からディーラーさんが来てくれるとのこと。
午前中10時の約束まで少し時間があったので、近くで食料品の確保とディーラーさんと一緒にたべるおやつを買います。
クレームブリュレを用意。
そして珈琲メーカーに珈琲を落としていると電話が!
あわててマンションの下まで迎えに行き抱擁をかわします。
彼女と会うのは実に一年ぶりなのです。
というのも前回渡仏したときは、田舎にいっていてパリにいなかったのです。
しばらく諸事情で「売り」をしていなかった彼女の在庫は素晴らしく、初日の最初のアポイントで非常に大きな収穫を得ます。
それからあれやこれやと近況報告。
考えたら3時間近くたっていて焦ります。
私は行き当たりばったりのマーケットで1点ずつベストプライスを求めるといったやり方を取らず、これぞと思った数人のディーラーさんと毎回会い、長年付き合うようにしています。
もちろん赴いたマーケットなどでたまたまお得なものを見つけたらピックアップはしますが、昨今はそうした場所でお買い得品などめったいにないのが現状です。
仮にその時、たまたま在庫がそれほど充実していないとしてもお会いした限りは少しは買うようにしています。
そうして良い関係を細く長く続けていくのです。
今回フランスで仕入れをしたディーラーさんの全員と最低5年以上のつきあいで、会うたびに時間が許す限りお互いの近況とマーケットの状況(例えばフランスの地方のマーケットやオークションの状況等)について話し込みます。
共通で知っているディーラーさんも何人かいますから、その人たちの話にも及ぶことがあります。
時にはそれは国をまたいでロンドンのディーラーさんの話にも及ぶことがあり、結局私たちはどこかで皆つながっているのです。
大事なのはできるだけ供給源に近いところで仕入れをすることです。
そしてその方がなぜ良いものを供給できるかを把握はするようにしています。
そしてここぞと思ったディーラーさんとは少しずつ関係をはじめて、定期的に長く、そしてお会いした時はある程度まとめて取引をするということを心がけています。
それは誰かにそうしたほうが良いよ!と教えてもらったことではないのですが、それが良いと思っているからです。
そして他のディーラーさんもまた私とは異なる、別の大事にされている仕事のやり方をきっとお持ちでしょう。
次のアポイントまで余裕と思っていたのに結構ぎりぎりの時間になってしまいました、お昼抜き決定!
彼女とまたハグをしてわかれ、今度は少し郊外の方へ今度は私が地下鉄であわてて向かいます。
滞在していたのはこのvaneauのあたりです。
このあたりは皆様が思い浮かべるパリがまさに体現できるところでお薦めです☆

次にお会いするマダムも、とてもおしゃべり!
噂話も好きで本当にいつもアップテンポで盛り上がります。
しかしこのディーラーさんは少し大きめの(価格もはる)ジュエリーが多いので、選ぶときは慎重です。
彼女は私と同じく、1910年前後のジュエリー(つまりアールデコのちょっと前、イギリスでいうところのエドワーディアンで、フランスで言うところのベルエポック後期)が大好きで、いつもその話にもなります。
結局、今回もこの時代あたりのジュエリーを数点入手!
それからまたマシンガントーク。
その後、彼女も予定が詰まっていたのでわりと慌しく分かれましたが、今度「夕ご飯食べようよ」と。
そうだね、今度夕ご飯を食べよう!
いつもお互いそんなことをいっていて、買い付けのときは私も慌しくしていてお茶ぐらいしかできないのですが、たまにはゆっくり結うご飯もいいかも。
毎度温かくそして刺激的に迎えてくれて、仕事絡みの人間関係でありながら一方で久しぶりに会う友人みたいな感覚もあります。
「明日はどこを回るの?」といった雑談にもなり、
「うんうん、なるほど彼は今、割と持ってるよね」
とかいろいろ他のディーラーさんの話にもなったりと、とにかく世界は狭いこの業界なのでした!
その後、夕方は少しだけ時間ができたので個人的な買い物を済ませ。
そしてこの日は夜ご飯を私的な友達と約束していたので、17区に向かいました。
そしてその夜、大変なドジをしてしまうとも知らずに、この頃は良い買い付けができたと気分もルンルンでパリの街を歩いている私でした・・・。
この日は午前中は、アパルトマンにパリの郊外からディーラーさんが来てくれるとのこと。
午前中10時の約束まで少し時間があったので、近くで食料品の確保とディーラーさんと一緒にたべるおやつを買います。
クレームブリュレを用意。
そして珈琲メーカーに珈琲を落としていると電話が!
あわててマンションの下まで迎えに行き抱擁をかわします。
彼女と会うのは実に一年ぶりなのです。
というのも前回渡仏したときは、田舎にいっていてパリにいなかったのです。
しばらく諸事情で「売り」をしていなかった彼女の在庫は素晴らしく、初日の最初のアポイントで非常に大きな収穫を得ます。
それからあれやこれやと近況報告。
考えたら3時間近くたっていて焦ります。
私は行き当たりばったりのマーケットで1点ずつベストプライスを求めるといったやり方を取らず、これぞと思った数人のディーラーさんと毎回会い、長年付き合うようにしています。
もちろん赴いたマーケットなどでたまたまお得なものを見つけたらピックアップはしますが、昨今はそうした場所でお買い得品などめったいにないのが現状です。
仮にその時、たまたま在庫がそれほど充実していないとしてもお会いした限りは少しは買うようにしています。
そうして良い関係を細く長く続けていくのです。
今回フランスで仕入れをしたディーラーさんの全員と最低5年以上のつきあいで、会うたびに時間が許す限りお互いの近況とマーケットの状況(例えばフランスの地方のマーケットやオークションの状況等)について話し込みます。
共通で知っているディーラーさんも何人かいますから、その人たちの話にも及ぶことがあります。
時にはそれは国をまたいでロンドンのディーラーさんの話にも及ぶことがあり、結局私たちはどこかで皆つながっているのです。
大事なのはできるだけ供給源に近いところで仕入れをすることです。
そしてその方がなぜ良いものを供給できるかを把握はするようにしています。
そしてここぞと思ったディーラーさんとは少しずつ関係をはじめて、定期的に長く、そしてお会いした時はある程度まとめて取引をするということを心がけています。
それは誰かにそうしたほうが良いよ!と教えてもらったことではないのですが、それが良いと思っているからです。
そして他のディーラーさんもまた私とは異なる、別の大事にされている仕事のやり方をきっとお持ちでしょう。
次のアポイントまで余裕と思っていたのに結構ぎりぎりの時間になってしまいました、お昼抜き決定!
彼女とまたハグをしてわかれ、今度は少し郊外の方へ今度は私が地下鉄であわてて向かいます。
滞在していたのはこのvaneauのあたりです。
このあたりは皆様が思い浮かべるパリがまさに体現できるところでお薦めです☆

次にお会いするマダムも、とてもおしゃべり!
噂話も好きで本当にいつもアップテンポで盛り上がります。
しかしこのディーラーさんは少し大きめの(価格もはる)ジュエリーが多いので、選ぶときは慎重です。
彼女は私と同じく、1910年前後のジュエリー(つまりアールデコのちょっと前、イギリスでいうところのエドワーディアンで、フランスで言うところのベルエポック後期)が大好きで、いつもその話にもなります。
結局、今回もこの時代あたりのジュエリーを数点入手!
それからまたマシンガントーク。
その後、彼女も予定が詰まっていたのでわりと慌しく分かれましたが、今度「夕ご飯食べようよ」と。
そうだね、今度夕ご飯を食べよう!
いつもお互いそんなことをいっていて、買い付けのときは私も慌しくしていてお茶ぐらいしかできないのですが、たまにはゆっくり結うご飯もいいかも。
毎度温かくそして刺激的に迎えてくれて、仕事絡みの人間関係でありながら一方で久しぶりに会う友人みたいな感覚もあります。
「明日はどこを回るの?」といった雑談にもなり、
「うんうん、なるほど彼は今、割と持ってるよね」
とかいろいろ他のディーラーさんの話にもなったりと、とにかく世界は狭いこの業界なのでした!
その後、夕方は少しだけ時間ができたので個人的な買い物を済ませ。
そしてこの日は夜ご飯を私的な友達と約束していたので、17区に向かいました。
そしてその夜、大変なドジをしてしまうとも知らずに、この頃は良い買い付けができたと気分もルンルンでパリの街を歩いている私でした・・・。
2015.10.18 (Sun)
買い付け日記のスタートです 「関空からパリへ」
買い付けがはいり、ブログが一休みしてしまっておりました。
申し訳ございません。
買い付けのときに起きたいろいろなこと、皆様とシェアしたくてうずうずしています。
さて今回も買い付け日記を少しずつ書いていきます。
きっと長くなると思いますが、どうかお付き合いくださいませ。
さて初日!
今回も関空からパリへ。
関空からヨーロッパへの直行便は決して多くありません。
私はいつもの通りエールフランスで向かいます。
フライト中はあまり眠れませんでした。
私はよくトイレに行くのでいつも通路側の席をとっているのですが、お隣2人はフランス人の元気なおばあちゃん二人組み。
なんともニューカレドニアに3週間のバケーションにいってきたそうで(パリ⇔ニューカレドニア間に直行便はなく日本で乗り換えになります)。
「現地で、日本人の結婚式もやってたわよ」
とか、やたらテンションが高い!
やたら話しかけてきてくれて、まぁ有難いのですが、最後着陸に向けてようやく眠れそうになったとき、私が眠りかかっているのにツンツン。
おばあちゃんたち:「on descend (降りるわよ)」
私(寝ぼけていて)「quoi ? (何?)」
おばあちゃん「だから降りるわよー、もうじきつくわよー!」
もう~~~。
飛行機なんて下降を始めて実際につくまで小一時間かかるんだから眠らせてくれーーー。
とまぁ、なんだか陽気な?フライトでした。
近頃テロ警戒のためかやたらと厳しい入国審査も嘘のようにいい加減で、順調にフランス入り。
夕方につき、ラッシュ時間はタクシーで向かうと非常に時間がかかるため、RER(郊外地下鉄)で宿に向かいます。
ついたときのパリは小雨。
パリまで向かう車窓からは相変わらずダメダメなparis nord(パリ北部)、治安の悪いエリアを電車が突き抜けていきます。
車窓から見える風景。
「花の都パリ」とは思えない風景ですよね。

こうした高い無愛想な建物がいくつも建っています。
これがまた悪名高い低所得者用の公団HLMです。
(電車から撮った写真なのでぶれていてごめんなさい、でも歩いて間近で写真撮影することはまずないエリアです)

電車の中から翌日の朝イチのアポイントのディーラーさんに電話をしておく。
たまたま通じなかったので、留守電とTEXTメッセージを残します。
「無事に着いたから明日約束どおりよろしく!」
という内容です。
しばらくしたら「OK, 明日は約束どおり10時にいくねー」というテキストメッセージが帰ってきて一安心。
こういうのって仕事を順調に進めるのに(たとえばお互いの遅刻などで相手を待たせてしまうなどのロスを防ぐのに)有効です。
1-2分の手間をかけることで、次の日の仕事の安定感が増すのですから。
ラッシュ時ではありましたが大きなスーツケースを抱えてRERから地下鉄に乗り換えて、割とスムーズに予約していたアパルトマンに到着!
そうなんです、私はパリではいつもホテルではなくアパルトマンを使っています。
懇意にしているエージェントさんが待っていてくれて、今回も素敵なアパルトマンをご紹介くださいました。
部屋の中はこんな感じ。
まぁ普通といえば普通ですけど、同じ価格帯のホテルよりずーっと広くて居心地が良い。
しかも洗濯機に食洗機になんでもついてます。

そして場所はボンマルシェのすぐ近く。
「最寄地下鉄駅から徒歩0分ですから!」という言葉の通り、本当に便利な場所でした。
今回いろいろなハプニングがあったにもかかわらず、それを乗り越えることができたのは、何かと便利の良い場所に滞在していたということもあると思います。

宿に着いてひと段落したらもう20時近く。
とりあえずボンマルシェの食品館で当面の食料を買って初日は終了です!
申し訳ございません。
買い付けのときに起きたいろいろなこと、皆様とシェアしたくてうずうずしています。
さて今回も買い付け日記を少しずつ書いていきます。
きっと長くなると思いますが、どうかお付き合いくださいませ。
さて初日!
今回も関空からパリへ。
関空からヨーロッパへの直行便は決して多くありません。
私はいつもの通りエールフランスで向かいます。
フライト中はあまり眠れませんでした。
私はよくトイレに行くのでいつも通路側の席をとっているのですが、お隣2人はフランス人の元気なおばあちゃん二人組み。
なんともニューカレドニアに3週間のバケーションにいってきたそうで(パリ⇔ニューカレドニア間に直行便はなく日本で乗り換えになります)。
「現地で、日本人の結婚式もやってたわよ」
とか、やたらテンションが高い!
やたら話しかけてきてくれて、まぁ有難いのですが、最後着陸に向けてようやく眠れそうになったとき、私が眠りかかっているのにツンツン。
おばあちゃんたち:「on descend (降りるわよ)」
私(寝ぼけていて)「quoi ? (何?)」
おばあちゃん「だから降りるわよー、もうじきつくわよー!」
もう~~~。
飛行機なんて下降を始めて実際につくまで小一時間かかるんだから眠らせてくれーーー。
とまぁ、なんだか陽気な?フライトでした。
近頃テロ警戒のためかやたらと厳しい入国審査も嘘のようにいい加減で、順調にフランス入り。
夕方につき、ラッシュ時間はタクシーで向かうと非常に時間がかかるため、RER(郊外地下鉄)で宿に向かいます。
ついたときのパリは小雨。
パリまで向かう車窓からは相変わらずダメダメなparis nord(パリ北部)、治安の悪いエリアを電車が突き抜けていきます。
車窓から見える風景。
「花の都パリ」とは思えない風景ですよね。

こうした高い無愛想な建物がいくつも建っています。
これがまた悪名高い低所得者用の公団HLMです。
(電車から撮った写真なのでぶれていてごめんなさい、でも歩いて間近で写真撮影することはまずないエリアです)

電車の中から翌日の朝イチのアポイントのディーラーさんに電話をしておく。
たまたま通じなかったので、留守電とTEXTメッセージを残します。
「無事に着いたから明日約束どおりよろしく!」
という内容です。
しばらくしたら「OK, 明日は約束どおり10時にいくねー」というテキストメッセージが帰ってきて一安心。
こういうのって仕事を順調に進めるのに(たとえばお互いの遅刻などで相手を待たせてしまうなどのロスを防ぐのに)有効です。
1-2分の手間をかけることで、次の日の仕事の安定感が増すのですから。
ラッシュ時ではありましたが大きなスーツケースを抱えてRERから地下鉄に乗り換えて、割とスムーズに予約していたアパルトマンに到着!
そうなんです、私はパリではいつもホテルではなくアパルトマンを使っています。
懇意にしているエージェントさんが待っていてくれて、今回も素敵なアパルトマンをご紹介くださいました。
部屋の中はこんな感じ。
まぁ普通といえば普通ですけど、同じ価格帯のホテルよりずーっと広くて居心地が良い。
しかも洗濯機に食洗機になんでもついてます。

そして場所はボンマルシェのすぐ近く。
「最寄地下鉄駅から徒歩0分ですから!」という言葉の通り、本当に便利な場所でした。
今回いろいろなハプニングがあったにもかかわらず、それを乗り越えることができたのは、何かと便利の良い場所に滞在していたということもあると思います。

宿に着いてひと段落したらもう20時近く。
とりあえずボンマルシェの食品館で当面の食料を買って初日は終了です!
2015.10.02 (Fri)
ルビー&ブルーサファイヤ ゴールドブローチ(1940-1950年 お花)
昨日1940-1950年頃に製作されたと推定されるゴージャスなブローチをアップさせていただきました。
ルビー&ブルーサファイヤ ゴールドブローチ(1940-1950年 お花)。



当店のお客様は基本的にアンティークジュエリーがお好きですよね。
1940年代以降のジュエリーは、アンティークではなくヴィンテージというのがふさわしいですね。
しかし近年ではこの時代の特に価値のあるジュエリーをエステートジュエリーと呼び区別しています。
繊細で貴族的な前世紀のジュエリーとはテイストもデザインも一線を画します。
ヴィンテージ(エステート)ジュエリーなんて面白くない?大量生産品?価値がない?
↑
大間違いです。
しかしアンティークジュエリーと呼ばれる1930年頃までのジュエリーより難しくなるのは、価値が高く認められているのはこの時代のごく一部のジュエリーだけということです。
この時代、特にアメリカではコスチュームジュエリーが多く作られ、ミリアムハスケルをはじめ名の知れたデザイナーのコスチュームジュエリーもやはり近年非常に高いコレクター価値が見出されていますが。
この時代の特にフランスを中心にしたメゾンの製作したジュエリーは、またまったく異なる意味で非常に注目がされています。
「注目」といいましても日本の反応が遅いだけで、そのブームは既にさり確固たる地位を築いてかなりの年月が経っています。
15年ほど前、せめて10年前にこの手のジュエリーを買い集めていたら・・・と思ってしまいます。
この時代に面白いジュエリーが作られた理由はなんでしょう?
1つに、この時代はアンティークジュエリーは続く時代ですから、特に1940-50年はまだフランスに非常に腕のよい職人さんが存在していたことです。
2つ目:ジュエリークリエイションの主体がかつての貴族を中心にするパトロンではなく、メゾンに移ります。
メゾンの代表たるがカルティエであったり、ヴァンクリーフアーペルだったりしますが、それ以外にも優れたメゾンがまだたくさんあった時代。
メゾンが主体になりジュエリーが製作された、その最盛期なのです。
こうしたメゾン(ブランド)も残念ながら年月がたつほどに、面白いジュエリーが作れなくなってしまいます。
1940-1960年ぐらいにしっかりとしたメゾンの製作したジュエリーはそれだけに普遍的な価値を持つようになったのです。
ジュエリー製作の現場のスキルというのは、例えば鋳型だとかCADといった技術がでることで、本来の製作技術をどんどんとダメにしてしまい、今では10年ほど前にできたこともできなくなっているといわれています。
例えば上質な爪留めさえできる職人さんがほとんどいないのです。
本当に悲しいですけど・・・。
では1970年代、1980年代にブランドの作ったジュエリーはどうなの?といった疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、これらはヨーロッパでもいわゆる良質な中古品以外の価値は今のところ見出されていません。
実際この時代になりますと大量生産品になりますから、私から見る限りは少なくとも面白さは感じられません。
「いつか時代が来れば評価は変わるのでは?」
と思われるかもしれませんが、普遍的な価値を持つ、そして限られた数しか作られなかったものしか、年月を経ることで価値が上がることはないのではないのです。/span>
ルビー&ブルーサファイヤ ゴールドブローチ(1940-1950年 お花)。



当店のお客様は基本的にアンティークジュエリーがお好きですよね。
1940年代以降のジュエリーは、アンティークではなくヴィンテージというのがふさわしいですね。
しかし近年ではこの時代の特に価値のあるジュエリーをエステートジュエリーと呼び区別しています。
繊細で貴族的な前世紀のジュエリーとはテイストもデザインも一線を画します。
ヴィンテージ(エステート)ジュエリーなんて面白くない?大量生産品?価値がない?
↑
大間違いです。
しかしアンティークジュエリーと呼ばれる1930年頃までのジュエリーより難しくなるのは、価値が高く認められているのはこの時代のごく一部のジュエリーだけということです。
この時代、特にアメリカではコスチュームジュエリーが多く作られ、ミリアムハスケルをはじめ名の知れたデザイナーのコスチュームジュエリーもやはり近年非常に高いコレクター価値が見出されていますが。
この時代の特にフランスを中心にしたメゾンの製作したジュエリーは、またまったく異なる意味で非常に注目がされています。
「注目」といいましても日本の反応が遅いだけで、そのブームは既にさり確固たる地位を築いてかなりの年月が経っています。
15年ほど前、せめて10年前にこの手のジュエリーを買い集めていたら・・・と思ってしまいます。
この時代に面白いジュエリーが作られた理由はなんでしょう?
1つに、この時代はアンティークジュエリーは続く時代ですから、特に1940-50年はまだフランスに非常に腕のよい職人さんが存在していたことです。
2つ目:ジュエリークリエイションの主体がかつての貴族を中心にするパトロンではなく、メゾンに移ります。
メゾンの代表たるがカルティエであったり、ヴァンクリーフアーペルだったりしますが、それ以外にも優れたメゾンがまだたくさんあった時代。
メゾンが主体になりジュエリーが製作された、その最盛期なのです。
こうしたメゾン(ブランド)も残念ながら年月がたつほどに、面白いジュエリーが作れなくなってしまいます。
1940-1960年ぐらいにしっかりとしたメゾンの製作したジュエリーはそれだけに普遍的な価値を持つようになったのです。
ジュエリー製作の現場のスキルというのは、例えば鋳型だとかCADといった技術がでることで、本来の製作技術をどんどんとダメにしてしまい、今では10年ほど前にできたこともできなくなっているといわれています。
例えば上質な爪留めさえできる職人さんがほとんどいないのです。
本当に悲しいですけど・・・。
では1970年代、1980年代にブランドの作ったジュエリーはどうなの?といった疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、これらはヨーロッパでもいわゆる良質な中古品以外の価値は今のところ見出されていません。
実際この時代になりますと大量生産品になりますから、私から見る限りは少なくとも面白さは感じられません。
「いつか時代が来れば評価は変わるのでは?」
と思われるかもしれませんが、普遍的な価値を持つ、そして限られた数しか作られなかったものしか、年月を経ることで価値が上がることはないのではないのです。/span>
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