2015.07.31 (Fri)
買い付け日記 「トラブル編」
さて毎回ご好評?の買い付け日記、トラブル編!
今回も(残念ながら)盛りだくさんです。
さて今回の困ったベスト5は・・・。
No5)ユーロスターが遅れた
先の買い付け日記でも少し書いたのですが、夜逃げのように時間に追われてパリのアパルトマンを出たにもかかわらず、パリ北駅でロンドン行きのユーロスターに遅延が。。。
その前の電車まで順調に動いていたのに、「ついてないな」なんて思いました。
30分遅れなんて可愛いものなので、いいんですけど、トラブルがあったというニュースが入ると、ヨーロッパでは平気で欠便などもありえますので、(最悪の時代が頭をかすめるので)動き出すまではどきどきしました。
No4) パリで私物の買いもののために薬局にいったお話は先のブログでもご紹介したのですが、実は予約した次の日にその薬局に戻ろうとして他の(隣の)薬局にいってしまったのです!
あまりに買い付けで疲れていたのか、記憶違いしてしまっていたうようで(汗)
「予約書」と言うのを見せても、
お店のお姉さん:「これ、当店の用紙じゃないですよ、本当に当店で予約しましたか?」
と言われて。
その時点ですぐに気づけばいいのに、なぜか完全に思い違いしていて
私:「そんなバカな、確かにここで注文しましたよーー」
と言い張る、はた迷惑な客です。
まさかと思い、隣の薬局に行ったらスムーズに出してくれまして、あぁ、お姉さんごめんなさい!!!
No3) パリのアパルトマンの建物内の鍵が壊れていた
「セキュリティーは気にしているので、レンタルアパルトマンも数重のセキュリティーがあるところを選ぶようにしています!」と自信満々に言いたいところですが・・・。
今回のアパルトマンはまず「建物全体に入る鍵、ガラスの内扉、お部屋に入る鍵」の三重構造だったのですが、このガラスの内扉のリモコンがなぜか壊れていました。
鍵では開くのでそのまま放っておけばよかったのですがうっかり指摘してしまったところ、滞在中に工事がはじまってしまい、そしてなぜか工事のお兄ちゃんは私の部屋の前で大音量でi padで音楽をかけていたので、プチ困りました。
工事で人が出たり入ったりしますと正直、貴重品を持っているだけにセキュリティーも気になります。
幸い何もなく、そしておにいちゃんも夜には帰ってくれたのでまぁよしとしますが、それにしても工事のお兄ちゃんが夜の20時まで、廊下で大音量で音楽をかけてしまうというのがフランス的ですなぁ。
No2)アムステルダムから帰国便に乗ろうとしたところ、荷物のチェックインに失敗した。
近年のヨーロッパは街の至るところでIT化・機械化が進んでいるのを感じます。
それはそれで便利で、例えば今回もネットでアムステルダム→関空の便にチェックインをしそのメールをI-phoneに送っておけば、それが搭乗券になるとう便利なものでした。
しかし荷物の預け入れまで機械化されており、機械で預け荷物を手続きするようになっているんです。
パソコンや搭乗券のスキャンは順調にいったのですが、荷物につける紙製のタグみたいなのありますよね。
あの巻き着け方を心配だったために、ぐるぐる巻きしすぎたせいかエラーを出してしまって。
タグをつけていないのにスーツケースが吸い込まれていってしまって、悲鳴をあげていました。
「Help, help ! きゃー、助けて。。。誰かーーー」
みたいに恥らいなく英語で叫びまくり、スタッフの人にも周りの人にも笑われてしまいました。
すぐに対応してくれて大丈夫でしたが、タグを外したままスーツケースが吸い込まれていってしまった時はあせりました!
きゃー、恥ずかしい。。。
そして記念すべき第一位は!!!
No1) ロンドンのホテルでいらいらして、ノートパソコンを水没させて壊した。
ロンドンには夜遅くついたせいか、地下の部屋に通されることが多いです。
今回も、建物の端っ子の地下の薄暗い部屋しかあいてなく・・・。
予約のときに「できれば上階で」と言うリクエスト出していたし・・・、とその時点でかなり不満はあったのですが仕方ないので我慢。
ところが。
翌日、早朝から働き少し休んでから午後の仕事に出かけようとしたところ、尋常ではない音が上階からしてきます。
はっと外を見てみましたら何と真上で改装工事の真っ最中!!!
しかも終日だそうです。
あまりの尋常でない騒音に再び、フロントへ。
「ほかに部屋はありません」の一点張りでしたが、何度もクレームを言うと、ようやく出てきました最上階のお部屋。
しかし本当、ここのホテルは前日もその日もスタッフの対応がひどくて(概してイギリスのホテルのホテルマンの態度はフランスのそれよりも一層ひどい、おそらく非常に待遇が悪いのです)、エレベーターもなく建物の端から端への移動であるにもかかわらず一切の手伝いもなし。
いらいらしていたら、うっかりノートパソコンにペットボトルの水をぶっかけてしまったのです。
それからすぐにドライヤーで乾かすなどをすれば助かる場合もあるそうなのですが、
電化製品=水が命取り
と言うこともあまりきちんと理解しておらず、表面を軽くふき取っただけで電源を入れて閉まったら完全にショートしてしまいました(涙)
あーあ、ふんだりけったり。
でも出発前から既にあやしい動きを見せていたパソコン、いずれにせよ帰国後買い換えなくっちゃと思っていましたので、まぁよしとします。
それにしてもイギリスのホテルは夜遅くつくと、必ず地下の部屋にされてしまいます。
ホテルっていくらレビューを見ても、最終的にはどんな部屋をあてがわれるかは分らないですし、スタッフの対応によって滞在の快適さは大きく変わりますよね。
そう考えるとやはりロンドンでもレンタルアパートの方がいいかなと思っています。
私はとにかく出張の時に太陽が見れないくらい部屋って、しんどいんです。。。
日が差すだけで本当に人生は楽しく感じられるし、特に忙しい出張の時は元気がもらえるんです。
人によって拘りポイントは色々あると思うんですが、日当たりなんてどの部屋にされるかによってホテルの場合ぜんぜん変わりますからね。
しかしロンドンの短期貸しアパルトマンって調べてみてもあまりなさそうなんですよね。
どうなんんでしょう!?
という訳で今回の買い付けのたび、トラブル編でした。
色々気をつけているつもり(本当か!?)でもやはりトラブルは欠かしません。。。
写真はロンドンの宿泊先の近くのパブ。
滞在中もいったことはないですが、なかなか素敵。

今回も(残念ながら)盛りだくさんです。
さて今回の困ったベスト5は・・・。
No5)ユーロスターが遅れた
先の買い付け日記でも少し書いたのですが、夜逃げのように時間に追われてパリのアパルトマンを出たにもかかわらず、パリ北駅でロンドン行きのユーロスターに遅延が。。。
その前の電車まで順調に動いていたのに、「ついてないな」なんて思いました。
30分遅れなんて可愛いものなので、いいんですけど、トラブルがあったというニュースが入ると、ヨーロッパでは平気で欠便などもありえますので、(最悪の時代が頭をかすめるので)動き出すまではどきどきしました。
No4) パリで私物の買いもののために薬局にいったお話は先のブログでもご紹介したのですが、実は予約した次の日にその薬局に戻ろうとして他の(隣の)薬局にいってしまったのです!
あまりに買い付けで疲れていたのか、記憶違いしてしまっていたうようで(汗)
「予約書」と言うのを見せても、
お店のお姉さん:「これ、当店の用紙じゃないですよ、本当に当店で予約しましたか?」
と言われて。
その時点ですぐに気づけばいいのに、なぜか完全に思い違いしていて
私:「そんなバカな、確かにここで注文しましたよーー」
と言い張る、はた迷惑な客です。
まさかと思い、隣の薬局に行ったらスムーズに出してくれまして、あぁ、お姉さんごめんなさい!!!
No3) パリのアパルトマンの建物内の鍵が壊れていた
「セキュリティーは気にしているので、レンタルアパルトマンも数重のセキュリティーがあるところを選ぶようにしています!」と自信満々に言いたいところですが・・・。
今回のアパルトマンはまず「建物全体に入る鍵、ガラスの内扉、お部屋に入る鍵」の三重構造だったのですが、このガラスの内扉のリモコンがなぜか壊れていました。
鍵では開くのでそのまま放っておけばよかったのですがうっかり指摘してしまったところ、滞在中に工事がはじまってしまい、そしてなぜか工事のお兄ちゃんは私の部屋の前で大音量でi padで音楽をかけていたので、プチ困りました。
工事で人が出たり入ったりしますと正直、貴重品を持っているだけにセキュリティーも気になります。
幸い何もなく、そしておにいちゃんも夜には帰ってくれたのでまぁよしとしますが、それにしても工事のお兄ちゃんが夜の20時まで、廊下で大音量で音楽をかけてしまうというのがフランス的ですなぁ。
No2)アムステルダムから帰国便に乗ろうとしたところ、荷物のチェックインに失敗した。
近年のヨーロッパは街の至るところでIT化・機械化が進んでいるのを感じます。
それはそれで便利で、例えば今回もネットでアムステルダム→関空の便にチェックインをしそのメールをI-phoneに送っておけば、それが搭乗券になるとう便利なものでした。
しかし荷物の預け入れまで機械化されており、機械で預け荷物を手続きするようになっているんです。
パソコンや搭乗券のスキャンは順調にいったのですが、荷物につける紙製のタグみたいなのありますよね。
あの巻き着け方を心配だったために、ぐるぐる巻きしすぎたせいかエラーを出してしまって。
タグをつけていないのにスーツケースが吸い込まれていってしまって、悲鳴をあげていました。
「Help, help ! きゃー、助けて。。。誰かーーー」
みたいに恥らいなく英語で叫びまくり、スタッフの人にも周りの人にも笑われてしまいました。
すぐに対応してくれて大丈夫でしたが、タグを外したままスーツケースが吸い込まれていってしまった時はあせりました!
きゃー、恥ずかしい。。。
そして記念すべき第一位は!!!
No1) ロンドンのホテルでいらいらして、ノートパソコンを水没させて壊した。
ロンドンには夜遅くついたせいか、地下の部屋に通されることが多いです。
今回も、建物の端っ子の地下の薄暗い部屋しかあいてなく・・・。
予約のときに「できれば上階で」と言うリクエスト出していたし・・・、とその時点でかなり不満はあったのですが仕方ないので我慢。
ところが。
翌日、早朝から働き少し休んでから午後の仕事に出かけようとしたところ、尋常ではない音が上階からしてきます。
はっと外を見てみましたら何と真上で改装工事の真っ最中!!!
しかも終日だそうです。
あまりの尋常でない騒音に再び、フロントへ。
「ほかに部屋はありません」の一点張りでしたが、何度もクレームを言うと、ようやく出てきました最上階のお部屋。
しかし本当、ここのホテルは前日もその日もスタッフの対応がひどくて(概してイギリスのホテルのホテルマンの態度はフランスのそれよりも一層ひどい、おそらく非常に待遇が悪いのです)、エレベーターもなく建物の端から端への移動であるにもかかわらず一切の手伝いもなし。
いらいらしていたら、うっかりノートパソコンにペットボトルの水をぶっかけてしまったのです。
それからすぐにドライヤーで乾かすなどをすれば助かる場合もあるそうなのですが、
電化製品=水が命取り
と言うこともあまりきちんと理解しておらず、表面を軽くふき取っただけで電源を入れて閉まったら完全にショートしてしまいました(涙)
あーあ、ふんだりけったり。
でも出発前から既にあやしい動きを見せていたパソコン、いずれにせよ帰国後買い換えなくっちゃと思っていましたので、まぁよしとします。
それにしてもイギリスのホテルは夜遅くつくと、必ず地下の部屋にされてしまいます。
ホテルっていくらレビューを見ても、最終的にはどんな部屋をあてがわれるかは分らないですし、スタッフの対応によって滞在の快適さは大きく変わりますよね。
そう考えるとやはりロンドンでもレンタルアパートの方がいいかなと思っています。
私はとにかく出張の時に太陽が見れないくらい部屋って、しんどいんです。。。
日が差すだけで本当に人生は楽しく感じられるし、特に忙しい出張の時は元気がもらえるんです。
人によって拘りポイントは色々あると思うんですが、日当たりなんてどの部屋にされるかによってホテルの場合ぜんぜん変わりますからね。
しかしロンドンの短期貸しアパルトマンって調べてみてもあまりなさそうなんですよね。
どうなんんでしょう!?
という訳で今回の買い付けのたび、トラブル編でした。
色々気をつけているつもり(本当か!?)でもやはりトラブルは欠かしません。。。
写真はロンドンの宿泊先の近くのパブ。
滞在中もいったことはないですが、なかなか素敵。

2015.07.28 (Tue)
買い付け日記「私的お買い物編」
先日完了いたしました「買い付け日記」。
「楽しく読んでいます!」と言うご感想をいくつか頂きまして、調子にのって番外編へと移らせていただきます!
番外編では直接、ジュエリーの買い付けとは関係のない、まず私が私的に買ったものについてご紹介です。
1)バッグ。
かなり前にやはり以前フランスに住んでいた友人に教えてもらい、ルイヴィトンよりシャネルより(そもそもこうしたブランドのバッグ、持ってない・・・)好きなバッグブランドがあります。
バッグ好きな方にはひそかに有名な工房で、ジャックルコー(Jacques le corre)というメーカーです。
帽子屋さんとしても有名なジャックルコーは、日本ではHP Franceが取り扱っていますが、日本で見ることの出来るサイズや色は相当限られています。
フランス本土でもブティックはなく、アポイントを事前に取り、サロンで見ることが可能です。
はじめてジャックルコーのバッグを買ったのは確か2010年。
それからパリに買い付けに行く度によりたかったのですが、なかなか時間が取れずにいました。
2010年のときは最初なので無難に「黒バッグ」にしたんですが、でもなんといっても色の綺麗なブランドですからもうちょっと綺麗色がほしい!
今回事前に誕生日だったこともあり、日本からアポを取っておきました。
色々素敵すぎて、目の毒。。。
私にしては珍しく、迷いました。
パリを訪れたのは6月上旬、あと一週間でセールが始まります。
「ちょっと惜しかったな」と思いあまり他意なくその旨を伝えますと、何とかなり幸運な出来事が!

色は写真がぼやけていて分りにくいと思うのですが、フランスらしい赤に茶色の入ったものにしました。
帰国後、こちらのバッグは仕事にプライベートに毎日大活躍しています。
綺麗な赤色を見るたびに元気一杯になりますから、良いお買い物でした。
柔らかい子羊の革でできていて、見かけよりずっとモノが入るしそして小柄の私には有難いことに、軽いんです。
2)薬局で大人買い!
フランスに来ると初日か次の日の朝早くにいくところがあります、フランスの薬局。
例えば日本でもファンの多いWELEDAの虫刺され用のクリームや、怪我をしたときに重宝なオーガニッククリームなどを大人買いしておきます。
こうしたものって日本では買えないものも多いのですが、リーズナブルですしとても重宝するんです。
3)アンティークシルバープレートのお盆
ロンドンで、これはプライベートと言うより備品として買いました。
買い付けも終わり、地元の感じの良いマーケットを半分視察を兼ねてふらふらしている時に見つけました。
純銀ではなく、銀を上にコーティングしたシルバープレート。
接客の際にお客様のちょっとした小物をお預かりしたりするのに良さそうです。

似たテイストでも純銀のプレートはもちろんもっとずっとお値段がはります。
でも今回はこうしたニーズですので、むしろ重くないシルバープレートで愛らしい彫りのプレートを見つけて大満足です。
こちらを購入しましたお店のおじいちゃんはとても話好きで、30分ほど政治の話につきあわされました。
ちょうど小雨が降っていたのでそれもよしとしましょう。
こちらのプレートは、表参道にもって行く予定です!
4)参考図書
フランスの地方ジュエリーに関する文献と、数年前にパリで開催されたササビーズのカタログを手に入れました。
本当は参考図書ももっと山のように買いたいところですが、重量の制限も私が次回に買い付けまでに読破できる量も限られていますので、これも毎回の楽しみで少しずつ買い足しています。
というわけで意外に自分の買い物は少ない私です。
バッグは今回比較的迷ったのですが、それでも30分ぐらいかな。
薬局はいつもリストアップしたものをプリントアウトして予約し、次の日にとりに行くようにしています。
催事の際も参考図書などをなるべくご紹介できたらいいなと思っております。
今週末の8/1-8/2の催事はご都合のつかなくなられたお客様も出た関係で、まだ一部空きもございます。
暑い最中ではございますが、よろしかったらお気軽にお問い合わせくださいませ。
「楽しく読んでいます!」と言うご感想をいくつか頂きまして、調子にのって番外編へと移らせていただきます!
番外編では直接、ジュエリーの買い付けとは関係のない、まず私が私的に買ったものについてご紹介です。
1)バッグ。
かなり前にやはり以前フランスに住んでいた友人に教えてもらい、ルイヴィトンよりシャネルより(そもそもこうしたブランドのバッグ、持ってない・・・)好きなバッグブランドがあります。
バッグ好きな方にはひそかに有名な工房で、ジャックルコー(Jacques le corre)というメーカーです。
帽子屋さんとしても有名なジャックルコーは、日本ではHP Franceが取り扱っていますが、日本で見ることの出来るサイズや色は相当限られています。
フランス本土でもブティックはなく、アポイントを事前に取り、サロンで見ることが可能です。
はじめてジャックルコーのバッグを買ったのは確か2010年。
それからパリに買い付けに行く度によりたかったのですが、なかなか時間が取れずにいました。
2010年のときは最初なので無難に「黒バッグ」にしたんですが、でもなんといっても色の綺麗なブランドですからもうちょっと綺麗色がほしい!
今回事前に誕生日だったこともあり、日本からアポを取っておきました。
色々素敵すぎて、目の毒。。。
私にしては珍しく、迷いました。
パリを訪れたのは6月上旬、あと一週間でセールが始まります。
「ちょっと惜しかったな」と思いあまり他意なくその旨を伝えますと、何とかなり幸運な出来事が!

色は写真がぼやけていて分りにくいと思うのですが、フランスらしい赤に茶色の入ったものにしました。
帰国後、こちらのバッグは仕事にプライベートに毎日大活躍しています。
綺麗な赤色を見るたびに元気一杯になりますから、良いお買い物でした。
柔らかい子羊の革でできていて、見かけよりずっとモノが入るしそして小柄の私には有難いことに、軽いんです。
2)薬局で大人買い!
フランスに来ると初日か次の日の朝早くにいくところがあります、フランスの薬局。
例えば日本でもファンの多いWELEDAの虫刺され用のクリームや、怪我をしたときに重宝なオーガニッククリームなどを大人買いしておきます。
こうしたものって日本では買えないものも多いのですが、リーズナブルですしとても重宝するんです。
3)アンティークシルバープレートのお盆
ロンドンで、これはプライベートと言うより備品として買いました。
買い付けも終わり、地元の感じの良いマーケットを半分視察を兼ねてふらふらしている時に見つけました。
純銀ではなく、銀を上にコーティングしたシルバープレート。
接客の際にお客様のちょっとした小物をお預かりしたりするのに良さそうです。

似たテイストでも純銀のプレートはもちろんもっとずっとお値段がはります。
でも今回はこうしたニーズですので、むしろ重くないシルバープレートで愛らしい彫りのプレートを見つけて大満足です。
こちらを購入しましたお店のおじいちゃんはとても話好きで、30分ほど政治の話につきあわされました。
ちょうど小雨が降っていたのでそれもよしとしましょう。
こちらのプレートは、表参道にもって行く予定です!
4)参考図書
フランスの地方ジュエリーに関する文献と、数年前にパリで開催されたササビーズのカタログを手に入れました。
本当は参考図書ももっと山のように買いたいところですが、重量の制限も私が次回に買い付けまでに読破できる量も限られていますので、これも毎回の楽しみで少しずつ買い足しています。
というわけで意外に自分の買い物は少ない私です。
バッグは今回比較的迷ったのですが、それでも30分ぐらいかな。
薬局はいつもリストアップしたものをプリントアウトして予約し、次の日にとりに行くようにしています。
催事の際も参考図書などをなるべくご紹介できたらいいなと思っております。
今週末の8/1-8/2の催事はご都合のつかなくなられたお客様も出た関係で、まだ一部空きもございます。
暑い最中ではございますが、よろしかったらお気軽にお問い合わせくださいませ。
2015.07.26 (Sun)
ブルーサファイヤアンティークリング(2色のサファイヤ)
日本各地で猛暑日になった週末でしたね。
熱中症などくれぐれもお気をつけくださいませ。
来週末に東京での催事をひかえておりますので、さすがにここまでの猛暑日にならないよう祈っております。
当日は会場も十分にクーラーを効かし、冷たいお飲み物などもご用意しておきますね。
くれぐれもお気をつけていらしてくださいませ。
さて現在、シェルシュミディではブルーサファイヤの指輪がなぜかとても充実しております☆
ブルーサファイヤはお好きな方が多い宝石ですので常に捜しているのですが、数としては意外なほど出てこない宝石ですので、これだけ揃ったのは数年ぶりです。

こちらの指輪、左右のブルーサファイヤの色のトーンが異なるのにお気づきいただけるでしょうか?
写真では映しずらく恐縮ですが、それぞれの石を留めているゴールドの色も変えられています。
トーンの少し異なる2石のブルーサファイヤをたまたま見つけてそれを生かした指輪を作ろうとしたのか、あるいは元々そうしたコンセプトで依頼を受けていて、2トーンのブルーサファイヤを探したのか。
どちらでしょうね。
いずれにしましても同じトーンの2色のブルーサファイヤを使い同じセッティングをした方がずっと楽ですから、意匠であることは間違いございません。
アンティークジュエリーってつくづくこうしたところが面白いですよね。
手元を見るたびに色々なことが頭に浮かびそうな、そんな素敵な指輪です。
元々このタイプの指輪デザインは「トワエモワ(toi et moi あなたと私)」と呼ばれています。
そうしたことからも、この指輪をオーダーされた方の愛ってどんなだったのだろう?とか色々想像してしまいます!
熱中症などくれぐれもお気をつけくださいませ。
来週末に東京での催事をひかえておりますので、さすがにここまでの猛暑日にならないよう祈っております。
当日は会場も十分にクーラーを効かし、冷たいお飲み物などもご用意しておきますね。
くれぐれもお気をつけていらしてくださいませ。
さて現在、シェルシュミディではブルーサファイヤの指輪がなぜかとても充実しております☆
ブルーサファイヤはお好きな方が多い宝石ですので常に捜しているのですが、数としては意外なほど出てこない宝石ですので、これだけ揃ったのは数年ぶりです。

こちらの指輪、左右のブルーサファイヤの色のトーンが異なるのにお気づきいただけるでしょうか?
写真では映しずらく恐縮ですが、それぞれの石を留めているゴールドの色も変えられています。
トーンの少し異なる2石のブルーサファイヤをたまたま見つけてそれを生かした指輪を作ろうとしたのか、あるいは元々そうしたコンセプトで依頼を受けていて、2トーンのブルーサファイヤを探したのか。
どちらでしょうね。
いずれにしましても同じトーンの2色のブルーサファイヤを使い同じセッティングをした方がずっと楽ですから、意匠であることは間違いございません。
アンティークジュエリーってつくづくこうしたところが面白いですよね。
手元を見るたびに色々なことが頭に浮かびそうな、そんな素敵な指輪です。
元々このタイプの指輪デザインは「トワエモワ(toi et moi あなたと私)」と呼ばれています。
そうしたことからも、この指輪をオーダーされた方の愛ってどんなだったのだろう?とか色々想像してしまいます!
22:32
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新着アンティークジュエリー
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2015.07.25 (Sat)
半日のアムステルダム滞在 買い付け日記「完」
「いい加減いつまで書いてるのー?」と怒られそうですので、そろそろ終わりにします。
最終目的地はアムステルダム。
パリ&ロンドンでいずれも大物のジュエリーを仕入れ既に軍資金はすっからかん。
ということでそもそもが様子見の予定であったのが、完全リラックスモードで突入しました。
アムステルダムでは前日の夜遅くに空港内のホテルに宿泊し、荷物を置いたまま半日だけ市内を視察にいくという強行軍。
チェックアウトは12時だったのですが、「あのー、ちょっとだけ伸ばしてください」
とか頼みますと、そのときの予約状況にもよるとは思いますが1-2時間なら無料で延ばしてくださることが多いです。
今回も快くOKしてくださいました!
ということで朝からチェックアウトが速やかに出来るように大方の荷物を整えた上で、市内に向けて出発です。
タクシー!?
いえいえ電車でいきますよーー。
アムステルダムのスキポール空港はとても良く出来ていて、空港の地下からすぐに電車に乗れるようになっています。
自販機で市内までの切符を買い、ちょうどIC(インターシティ)がきましたのでそれに乗りましたらなんと15分ほどで中央駅へ到着。
こちらは少しぶれてしまっていて申し訳ございませんが、電車から見れる風景。
見慣れない国で電車に乗ると、いつも車窓から見える風景に釘付けです。
ちょうど小雨が降っておりとても美しかったです。
↓

そこから目的地は今度はトラムを使います。
こちらもとても案内が良く出来ているので迷うことはありません。
トラムとは路面電車みたいなもの。
こんな感じのものです。
↓

目的地としていた市内の場所までいきましたが、何せ余り時間がなく、そして誰でも簡単にパッといけるところに良いものがあるわけはなく、今回のアムステルダムでの買い付けはゼロです。
今後に関してはパリはもちろん、ロンドンでも良い人脈がどんどんと広がってきていますので、とりあえずイギリスとフランスに買い付けは集中させるのか。
あるいはアムステルダムにもよるのか、少し考えてみたいと思います。
私は関空を使っていますので、パリとロンドンによったときは往時か復路のどちらかで、乗り換えないといけず、であればアムステルダムにストップオーバーするというのは手ではありますが、やはり半日では無理でもう一泊しないと難しそうです。
しかしそうなりますとさすがにただでさえハードな出張がより長く大変になってしまいますね。。。
うーん、悩ましい!
いずれにせよアムステルダムでもアポベースで行かないと難しそうです。
アポが取れそうなところも少しめぼしはつけていたのですが、概してアムステルダムでのアンティークジュエリーはロンドンより高めとも聞いていたので(しかし穴場はどこの国にもあるはず!)それで今回はアポなしでとりあえず一般的なところを覗くだけにしたんです。
しかしながら、ロンドンで初日に会ったディーラーさんは、以前はフランスでよく仕入れをしていたのですが、昨今フランスのジュエリーが非常に在庫がなくなってきているということで、オランダあたりにも最近はよくいかれるようなんですよね。
彼女ともう少し親しくなりいろいろと教えてもらった上で、再度トライと言うのが良いのかなとも思っています。
このようにして一見迷路の先にあるようなジュエリーに、少しずつ近づいていくような試みはわくわくして、楽しいものです。
この仕事はどこかで嗅覚に頼るようなところがあります。
くんくんと良さそうなアンティークジュエリーを目当てに、色々な人との雑談を通してたどる道のりは、その過程にも色々な発見や収穫があり、ディーラーさんが10人いてもまさに十人十色。
各人が異なる道を歩むでしょう。
小雨の降る、水の街アムステルダムはとても美しかったです。

↓のような自転車通路もあり、成熟した生活しやすそうなヨーロッパの街。

オランダ人の背が高すぎて色々なものが大きすぎるのが私には玉に瑕でしたが、それでも住んだら気持ちが良いのだろうななんて思う街でした。
またこの街ともご縁がありますように。
これにて今回のパリ・ロンドン・アムステルダム強行出張の買い付け日記は「完」ですが、番外編もまた書きます。
特にトラブル編!
今回も何気に色々なトラブルがありまして、是非ご紹介したいです(^ ^)
お楽しみに!
最終目的地はアムステルダム。
パリ&ロンドンでいずれも大物のジュエリーを仕入れ既に軍資金はすっからかん。
ということでそもそもが様子見の予定であったのが、完全リラックスモードで突入しました。
アムステルダムでは前日の夜遅くに空港内のホテルに宿泊し、荷物を置いたまま半日だけ市内を視察にいくという強行軍。
チェックアウトは12時だったのですが、「あのー、ちょっとだけ伸ばしてください」
とか頼みますと、そのときの予約状況にもよるとは思いますが1-2時間なら無料で延ばしてくださることが多いです。
今回も快くOKしてくださいました!
ということで朝からチェックアウトが速やかに出来るように大方の荷物を整えた上で、市内に向けて出発です。
タクシー!?
いえいえ電車でいきますよーー。
アムステルダムのスキポール空港はとても良く出来ていて、空港の地下からすぐに電車に乗れるようになっています。
自販機で市内までの切符を買い、ちょうどIC(インターシティ)がきましたのでそれに乗りましたらなんと15分ほどで中央駅へ到着。
こちらは少しぶれてしまっていて申し訳ございませんが、電車から見れる風景。
見慣れない国で電車に乗ると、いつも車窓から見える風景に釘付けです。
ちょうど小雨が降っておりとても美しかったです。
↓

そこから目的地は今度はトラムを使います。
こちらもとても案内が良く出来ているので迷うことはありません。
トラムとは路面電車みたいなもの。
こんな感じのものです。
↓

目的地としていた市内の場所までいきましたが、何せ余り時間がなく、そして誰でも簡単にパッといけるところに良いものがあるわけはなく、今回のアムステルダムでの買い付けはゼロです。
今後に関してはパリはもちろん、ロンドンでも良い人脈がどんどんと広がってきていますので、とりあえずイギリスとフランスに買い付けは集中させるのか。
あるいはアムステルダムにもよるのか、少し考えてみたいと思います。
私は関空を使っていますので、パリとロンドンによったときは往時か復路のどちらかで、乗り換えないといけず、であればアムステルダムにストップオーバーするというのは手ではありますが、やはり半日では無理でもう一泊しないと難しそうです。
しかしそうなりますとさすがにただでさえハードな出張がより長く大変になってしまいますね。。。
うーん、悩ましい!
いずれにせよアムステルダムでもアポベースで行かないと難しそうです。
アポが取れそうなところも少しめぼしはつけていたのですが、概してアムステルダムでのアンティークジュエリーはロンドンより高めとも聞いていたので(しかし穴場はどこの国にもあるはず!)それで今回はアポなしでとりあえず一般的なところを覗くだけにしたんです。
しかしながら、ロンドンで初日に会ったディーラーさんは、以前はフランスでよく仕入れをしていたのですが、昨今フランスのジュエリーが非常に在庫がなくなってきているということで、オランダあたりにも最近はよくいかれるようなんですよね。
彼女ともう少し親しくなりいろいろと教えてもらった上で、再度トライと言うのが良いのかなとも思っています。
このようにして一見迷路の先にあるようなジュエリーに、少しずつ近づいていくような試みはわくわくして、楽しいものです。
この仕事はどこかで嗅覚に頼るようなところがあります。
くんくんと良さそうなアンティークジュエリーを目当てに、色々な人との雑談を通してたどる道のりは、その過程にも色々な発見や収穫があり、ディーラーさんが10人いてもまさに十人十色。
各人が異なる道を歩むでしょう。
小雨の降る、水の街アムステルダムはとても美しかったです。

↓のような自転車通路もあり、成熟した生活しやすそうなヨーロッパの街。

オランダ人の背が高すぎて色々なものが大きすぎるのが私には玉に瑕でしたが、それでも住んだら気持ちが良いのだろうななんて思う街でした。
またこの街ともご縁がありますように。
これにて今回のパリ・ロンドン・アムステルダム強行出張の買い付け日記は「完」ですが、番外編もまた書きます。
特にトラブル編!
今回も何気に色々なトラブルがありまして、是非ご紹介したいです(^ ^)
お楽しみに!
2015.07.24 (Fri)
ブルーサファイアプラチナリング(バゲットカット、プラチナ、1930年代)
先日、アールデコのアバンギャルドな側面が出たブルーサファイヤのリングをアップしました。

こちらのリングはお好みは分かれるでしょうが、アールデコの斬新な部分が良く出た特徴的な指輪で、特にヨーロッパ現地ではとても高く評価される類の指輪です。
実際、私がこちらの指輪を入手し、別のディーラーさんにその日獲得したジュエリーをまとめて見せましたところ、彼女が一番気に入っていたのはこちらの指輪でした!
働く女性、あるいは働く男性にとてもお薦めしたい指輪でして、ポエティックで繊細なアンティークジュエリーとはまた異なる世界を教えてくれる一点です。
現在、シェルシュミディでは偶然ですがブルーサファイヤのリングが充実しています。
ぜひ選べるうちにいろいろとご覧になってくださいね。

こちらのリングはお好みは分かれるでしょうが、アールデコの斬新な部分が良く出た特徴的な指輪で、特にヨーロッパ現地ではとても高く評価される類の指輪です。
実際、私がこちらの指輪を入手し、別のディーラーさんにその日獲得したジュエリーをまとめて見せましたところ、彼女が一番気に入っていたのはこちらの指輪でした!
働く女性、あるいは働く男性にとてもお薦めしたい指輪でして、ポエティックで繊細なアンティークジュエリーとはまた異なる世界を教えてくれる一点です。
現在、シェルシュミディでは偶然ですがブルーサファイヤのリングが充実しています。
ぜひ選べるうちにいろいろとご覧になってくださいね。
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新着アンティークジュエリー
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2015.07.22 (Wed)
ロンドンからアムステルダムへ
買い付け日記、長すぎですねー。
でもまだまだ色々と書き足りないことが・・・。
今回はロンドンに二泊、そして終日ロンドンで働いた後にアムステルダムへ向かいました。
何でそんなことをしたかと言いますと、前回の時に素晴らしいアムステルダムカット(ダッチカット)のダイヤモンドブレスレットを手に入れまして、それがオランダの有名工房のものであることが後で分かりまして。
やはり現地にいって(以前、観光では訪れたことはありますが)、ダッチローズカットのダイヤモンドジュエリーを見つけることができたらな・・・という安易な考えからです(^ ^)
しかしもちろんどの都市のマーケットも今は、ぱっと行ってよいものを仕入れることが出来るなんていう環境にはないです。
色々な人と知り合いになり少しずつ、様子を探っていかないといいものは買えません!
ということで本当の様子見で、今回半日だけ滞在しました。
ロンドンからアムステルダムへは、セントパンクラス駅から電車に乗りました。
大きいスーツケースをひきずりながらセントパンクラス駅から出ていたガトウィック空港への直通電車に乗り込みます。
このセントパンクラス~ガトウィック空港行き電車の情報はガイドなどにもほとんど載っておらず、現地の人もほとんど知らないというなんともマイナーな電車のようです。
ガトウィック空港へはエキスプレスがヴィクトリア駅から出ていて、皆さんそのイメージが強いようですね。
現地の友人もディーラーさんもまったく知らず、ようやく駅で乗り場を訪ねて見つけましたが、なかなか便利でした。
ロンドン→アムステルダムは何と、easy jetと言う格安航空会社で飛びました。
格安だけあってサービスはゼロで、チェックインはもちろんネットで済ませていたのですが、荷物の預け場などもまったく表示がなく、隣に並んでいた人に確認しながら・・・・。
「分かりにくいよねー」なんてぺちゃくちゃ、おしゃべりで良かったです。
この日は、日中は終日ロンドンで仕事をして、夜の便で移動しました。
ホテルは正午にチェックアウトしていますし、疲れていたのでラウンジで一休憩。
ガトウィック空港のラウンジはとてもおしゃれで、シアタールームがあったり、キッズルームがあったり。
そしてエステルームまであります(今回はやらなかったですが、次回トライしたい!)
食事も温かいスープなどもあり心が和みます。
ここでぼーっとしていると、ラウンジのおじちゃんが5分ごとに「OK? なにかあったら何でも言ってね。WIFI使いたい?」と話かけてきます。
今回は色々な場面で皆さんに親切にされ、私の感覚では10-20代の頃より、これぐらいの年齢になったほうがヨーロッパでは「マダム」として厚遇されることが多いように感じます。
easy jetのようなLLCは遅れなどが多いという評判ですが、何の問題もなくアムステルダムへ到着。
それからターミナルを出て、歩いて数分でホテルへ到着です!
と言うのも今回は滞在が半日なので、何とアムステルダムの空港の中のホテルを予約していたのです。
こちらのホテルは今回の滞在の中では唯一、いわゆる高級ホテル(たまたまレートが良かった)。
久しぶりに高級ホテルに泊まりましたよーー。
なんだか落ち着かない(笑)。
下記のようなラウンジバーがありお洒落ではありましたが、疲れていたのでバタンと眠り、これであればどこに泊まっても関係ないですよね。

でもまだまだ色々と書き足りないことが・・・。
今回はロンドンに二泊、そして終日ロンドンで働いた後にアムステルダムへ向かいました。
何でそんなことをしたかと言いますと、前回の時に素晴らしいアムステルダムカット(ダッチカット)のダイヤモンドブレスレットを手に入れまして、それがオランダの有名工房のものであることが後で分かりまして。
やはり現地にいって(以前、観光では訪れたことはありますが)、ダッチローズカットのダイヤモンドジュエリーを見つけることができたらな・・・という安易な考えからです(^ ^)
しかしもちろんどの都市のマーケットも今は、ぱっと行ってよいものを仕入れることが出来るなんていう環境にはないです。
色々な人と知り合いになり少しずつ、様子を探っていかないといいものは買えません!
ということで本当の様子見で、今回半日だけ滞在しました。
ロンドンからアムステルダムへは、セントパンクラス駅から電車に乗りました。
大きいスーツケースをひきずりながらセントパンクラス駅から出ていたガトウィック空港への直通電車に乗り込みます。
このセントパンクラス~ガトウィック空港行き電車の情報はガイドなどにもほとんど載っておらず、現地の人もほとんど知らないというなんともマイナーな電車のようです。
ガトウィック空港へはエキスプレスがヴィクトリア駅から出ていて、皆さんそのイメージが強いようですね。
現地の友人もディーラーさんもまったく知らず、ようやく駅で乗り場を訪ねて見つけましたが、なかなか便利でした。
ロンドン→アムステルダムは何と、easy jetと言う格安航空会社で飛びました。
格安だけあってサービスはゼロで、チェックインはもちろんネットで済ませていたのですが、荷物の預け場などもまったく表示がなく、隣に並んでいた人に確認しながら・・・・。
「分かりにくいよねー」なんてぺちゃくちゃ、おしゃべりで良かったです。
この日は、日中は終日ロンドンで仕事をして、夜の便で移動しました。
ホテルは正午にチェックアウトしていますし、疲れていたのでラウンジで一休憩。
ガトウィック空港のラウンジはとてもおしゃれで、シアタールームがあったり、キッズルームがあったり。
そしてエステルームまであります(今回はやらなかったですが、次回トライしたい!)
食事も温かいスープなどもあり心が和みます。
ここでぼーっとしていると、ラウンジのおじちゃんが5分ごとに「OK? なにかあったら何でも言ってね。WIFI使いたい?」と話かけてきます。
今回は色々な場面で皆さんに親切にされ、私の感覚では10-20代の頃より、これぐらいの年齢になったほうがヨーロッパでは「マダム」として厚遇されることが多いように感じます。
easy jetのようなLLCは遅れなどが多いという評判ですが、何の問題もなくアムステルダムへ到着。
それからターミナルを出て、歩いて数分でホテルへ到着です!
と言うのも今回は滞在が半日なので、何とアムステルダムの空港の中のホテルを予約していたのです。
こちらのホテルは今回の滞在の中では唯一、いわゆる高級ホテル(たまたまレートが良かった)。
久しぶりに高級ホテルに泊まりましたよーー。
なんだか落ち着かない(笑)。
下記のようなラウンジバーがありお洒落ではありましたが、疲れていたのでバタンと眠り、これであればどこに泊まっても関係ないですよね。

2015.07.20 (Mon)
宝塚アンティークフェア 御礼
昨日までで無事、宝塚ホテルで開催されていました宝塚アンティークフェアが終了いたしました。
台風の直撃で交通網が大変なことになっていた中、お出かけくださいました皆様、心より有難うございます。
中には数時間かけていらしてくださり、本当に有難く思っております。
それにしても季節はずれの台風、そして雨は小降りになっても、降り注いだ雨の蓄積で電車が大変なことになってしまっていました。
JRは運休、阪急は間引き運転&徐行。
下記は日曜になり少し大雨も落ち着いた後ですが、電車の中から見えた桂川です。
その大変な雨量が感じられますね。

京都も避難警報が何度も入りまして、通勤中には緊急速報がなり「地震?」と思いましたら避難情報でした。
幸い私の住んでいるあたりも会場自体も大きな被害はなく、会期の半分ぐらいは難しい天候でしたが、後半にどっとお客様がいらしてくだしまして、当店にとっても良い催事となりました。
会場となっていた宝塚ホテルは風格のある歴史を感じさせる建物で、現代の有名ホテルに比べても空間がゆったりとしていて天井が高いのです。
建替えのうわさもあるようですが、こうした本当の意味で贅沢なホテルは今後も地元の憩いの場であり続けて欲しいですね。
いらしてくださったお客様は土地柄かおっとりと上品な方が多く、当店に限らずそれぞれに懇意とするお店があるようで、懇意にしているお店が比較的フィックスしているのも特徴的でした。
今は何でも比較、ネットの時代で「ひたすら比べて・・・」みたいな傾向が強くなってきているように思います。
実際当店にも他のお店の噂話や商品について聞かれることが多くなってきており、それはある意味では避けられないものでありますが。
そうではない「古き良き時代」と言ってしまうと語弊がございますが、お店とお客様との良い意味での信頼関係が根付いているところに豊かさを感じました。
あと10日ほどで今度は東京です。
疲れた身体をほぐしつつ、今度は元気一杯の状態で関東圏の皆様にお会いできますのを楽しみにしております。
アポイントに関しましても、お気軽にご連絡をください。
台風の直撃で交通網が大変なことになっていた中、お出かけくださいました皆様、心より有難うございます。
中には数時間かけていらしてくださり、本当に有難く思っております。
それにしても季節はずれの台風、そして雨は小降りになっても、降り注いだ雨の蓄積で電車が大変なことになってしまっていました。
JRは運休、阪急は間引き運転&徐行。
下記は日曜になり少し大雨も落ち着いた後ですが、電車の中から見えた桂川です。
その大変な雨量が感じられますね。

京都も避難警報が何度も入りまして、通勤中には緊急速報がなり「地震?」と思いましたら避難情報でした。
幸い私の住んでいるあたりも会場自体も大きな被害はなく、会期の半分ぐらいは難しい天候でしたが、後半にどっとお客様がいらしてくだしまして、当店にとっても良い催事となりました。
会場となっていた宝塚ホテルは風格のある歴史を感じさせる建物で、現代の有名ホテルに比べても空間がゆったりとしていて天井が高いのです。
建替えのうわさもあるようですが、こうした本当の意味で贅沢なホテルは今後も地元の憩いの場であり続けて欲しいですね。
いらしてくださったお客様は土地柄かおっとりと上品な方が多く、当店に限らずそれぞれに懇意とするお店があるようで、懇意にしているお店が比較的フィックスしているのも特徴的でした。
今は何でも比較、ネットの時代で「ひたすら比べて・・・」みたいな傾向が強くなってきているように思います。
実際当店にも他のお店の噂話や商品について聞かれることが多くなってきており、それはある意味では避けられないものでありますが。
そうではない「古き良き時代」と言ってしまうと語弊がございますが、お店とお客様との良い意味での信頼関係が根付いているところに豊かさを感じました。
あと10日ほどで今度は東京です。
疲れた身体をほぐしつつ、今度は元気一杯の状態で関東圏の皆様にお会いできますのを楽しみにしております。
アポイントに関しましても、お気軽にご連絡をください。
2015.07.16 (Thu)
アンティークアメジストネックレス(ライラックカラー、ドラップリー、ハンドメイドチェーン)
新着ジュエリーのご紹介です。
とても明るい淡いライラック色のアメジストが豊かに使われたアメジストネックレス。
1粒ずつとても大きな石が使われています。
そして表面はかなりフラットに見えますが、とても厚みのある石で裏にキューレットが驚くほど長く伸びています。
こうした宝石のカッティングはアンティークジュエリーに時々見られますが、現代ジュエリーでは見ないユニークなカッティングですね。

ドラップリーと呼ばれる胸にひだのように広がるタイプのネックレスです。
ハンドメイドの非常に凝ったオリジナルチェーンも魅力的。
完売です、有難うございます!
とても明るい淡いライラック色のアメジストが豊かに使われたアメジストネックレス。
1粒ずつとても大きな石が使われています。
そして表面はかなりフラットに見えますが、とても厚みのある石で裏にキューレットが驚くほど長く伸びています。
こうした宝石のカッティングはアンティークジュエリーに時々見られますが、現代ジュエリーでは見ないユニークなカッティングですね。

ドラップリーと呼ばれる胸にひだのように広がるタイプのネックレスです。
ハンドメイドの非常に凝ったオリジナルチェーンも魅力的。
完売です、有難うございます!
19:16
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新着アンティークジュエリー
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2015.07.13 (Mon)
ロンドンで見るフェイクアンティークジュエリー
さて、今週末より宝塚ホテルでの催事も控えており、催事の準備に追われています。
買い付け日記もそろそろ終わりにしないと・・・。
さてロンドンでの滞在はパリ以上に短かったですが、内容は濃かったです。
初日はついただけ、次の日は朝からマーケットを回り、アンティークフェアを一通りみて、そして午後の終わりに個人的に親しいディーラーさん宅へ行かせていただきました。
もちろん目的は買い付け!ですが、色々な話に及びました。
彼女自身はとても誠実な商売をされている方ですが、色々なジュエリーのサンプルなども持っています。
ここで「フェイクアンティークジュエリー」と言ってしまうと語弊はあるかもしれませんが、いくつか全てがオリジナルでないジュエリーを実物と共に見せていただきました。
1)1960年ぐらいにアールデコ当時のジュエリーにもして作られたと思われる指輪。
パッとみた感じでは1920-30年代のアールデコのエメラルドの指輪そっくりに見えます。
私が違和感を感じたのは触れたときで、異様に軽いと感じました。
*重量というのはジュエリーや素材を判断する上でとても大きな要素になります。
例えばその時代にその国で作られたジュエリーをこれまで山ほど見てきたとしますと、手の感覚でなんとなくこのタイプの指輪はこれぐらいのさわり心地だったというのが記憶に残っているのです。
その時代はやはりこうしたデザインであれば、こうした貴金属の使われ方がした・・・とかそうしたルールのようなものってあるんです。
そうしたジュエリーを模して後年に作られたものは、見かけはかなり似たテイストに仕上がっていたとしても、使用する貴金属の量も違ってきます。
アンティークジュエリーって裏面なども凝った作りのものが多いですね。
装飾的な違和感だけでなく、おそらくそうした微細な素材の使い方が重量感の違いにつながることが多いのでしょう。
それからしっかり近くで見ますと、基本的な部分を鋳型で作っていて、ミルグレインなどが後ほど手作業で入れられていることが分ります。
これらのミルグレインもオリジナルのアールデコのジュエリーに比べればずっと粗いです。
触感も明らかにざらざらしており、この指輪は手にした瞬間に、いくつものシグナルが感じられる指輪です。
しかし手にするまでは、他のジュエリーと並んでいますとそれらしく見えるのも事実。
なかなか腕が良いと妙に感心しました。
2)これは悪意があっての改造ではないのですが、中心のメイン石が割れてしまっていたと言うことで大きなアメジストだけが後年に入れ替えられたペンダント。
こちらもパッとみたところは、要するに変えられたのは石だけですから違和感がそれほど感じられません。
しかしやはりこれも触った時に、違和感を感じます。
こちらは石の部分がフレーム部分に比べて妙に重いといいますか、ちょっと変わった形の石とペンダントだったこともあり、石を入れ替える時に重心が多分うまくあってないんです。
あと触れたときの、周りのエナメルの感じ。
随分ざらざらした感じがして、年月を経たエナメル特有の触感とは異なりました。
加工の際に何か事故があったのだと思います。
3)こちらは完全にアンティークジュエリーを模して作られたジュエリー。
銀製のローズカットダイヤモンドのペンダントで、中々良く出来ていました。
なかなかよく出来ているのですが、ダイヤモンドのクオリティーもデザインも細工もいずれも(本当のアンティークジュエリーと比べれば)相当劣りますので、パッとみた感じは「品質のよくないアンティークジュエリー」と言う印象を受ける方が一番多いと思います。
私の場合、いずれにせよここまであまりクオリティーが高くないジュエリーが目に入ることはないです。
しかし今、作ったと言われれば、そのレベルとしては非常に高く、なかなか良く作られていると妙に感心しました。
実はパリでも、アンティークジュエリーがどんどんと数が減ってくる中、名だたるアンティークフェアなどでさえ、現代ものや所謂ヴィンテージと呼ばれるもの、あるいは一部加工などが施されているものもいっぱい出展されているのです。
ただいわゆる「故意に作られたアンティークジュエリー」に関しては、フランスでもそれらしきものはあるのですが、故意に作られたとは思えないほどあからさまに違和感を感じさせるものが多いです。
つまりずっとフェイクアンティークジュエリーのクオリティーが低いです。
ロンドンの方がずっとハイレベルです。
ロンドンは、アンティークジュエリーを取り巻く環境がパリよりはずっと整っており、例えば修理にしても鑑別にしてもクリーニングにしてもずっとパリより揃っています。
つまりだからこそ、かなり上質なフェイクアンティークジュエリーも作られる素養があるのだと思います。
それだけの腕があるということです。
これらはもちろんそう断りの上で売られる分には問題ないのでしょうが、作り手やその時にオーダーした人に仮にその気がなかったとしても(ある場合も多そうですが)。
結局いろいろなところでオリジナルのアンティークジュエリーに混ざり、「オリジナルのアンティークジュエリーだよ」と売られることもでてきてしまうのだと思います、それが問題ですね。
彼女とはその後も実に色々なことを話し、とてもいい時間を過ごしました。
そしてもちろん何の問題もない素晴らしいアンティークジュエリーを数点、譲ったいただきました!
その日は夜は、現地に住む大学時代の女友達とディナーの約束が入っていました。
あわててホテルアパルトマンまで戻りましたら、ほどなくしてピンポーン。
宿泊していた場所から二人でぺちゃぺちゃおしゃべりしながら、カムデンの方向へ。
素晴らしく美味しいギリシャ料理(このタイミングで、ギリシャなんてタイムリーですよね!)。
ローカルでもとても人気のお店のようで、すぐに満席になっていました。


彼女ともビジネスや社会の話、、、、いえいえ完全にガールズトークに花が咲いていましたよ!
彼女はなかなか波乱万丈の人生を歩んでいて、数ヶ月前に数度目の結婚でめでたくロンドンにきたのです。
が・・・そこからまた色々なことが起こるのが彼女らしく、そしていつどんな時も素晴らしく自分のパワーを持ち続け、実際にいろいろな道を切り開いてしまっているところが、また彼女らしい!
この友人はいつどんな時も、自分らしい人生をまっとうするだろうと、そうした意味でとても信頼している友達です。
机を並べて勉強していたころからもう20年ほどがたち、お互いの環境も色々変化し、それぞれの事情も異なっている部分も多いのに、色々なことをネタにゲラゲラ笑いあえるところは、昔からまったく何も変わっていないです。
出張中の異国のロンドンで彼女と再会できるなんて、amazingでした!
買い付け日記もそろそろ終わりにしないと・・・。
さてロンドンでの滞在はパリ以上に短かったですが、内容は濃かったです。
初日はついただけ、次の日は朝からマーケットを回り、アンティークフェアを一通りみて、そして午後の終わりに個人的に親しいディーラーさん宅へ行かせていただきました。
もちろん目的は買い付け!ですが、色々な話に及びました。
彼女自身はとても誠実な商売をされている方ですが、色々なジュエリーのサンプルなども持っています。
ここで「フェイクアンティークジュエリー」と言ってしまうと語弊はあるかもしれませんが、いくつか全てがオリジナルでないジュエリーを実物と共に見せていただきました。
1)1960年ぐらいにアールデコ当時のジュエリーにもして作られたと思われる指輪。
パッとみた感じでは1920-30年代のアールデコのエメラルドの指輪そっくりに見えます。
私が違和感を感じたのは触れたときで、異様に軽いと感じました。
*重量というのはジュエリーや素材を判断する上でとても大きな要素になります。
例えばその時代にその国で作られたジュエリーをこれまで山ほど見てきたとしますと、手の感覚でなんとなくこのタイプの指輪はこれぐらいのさわり心地だったというのが記憶に残っているのです。
その時代はやはりこうしたデザインであれば、こうした貴金属の使われ方がした・・・とかそうしたルールのようなものってあるんです。
そうしたジュエリーを模して後年に作られたものは、見かけはかなり似たテイストに仕上がっていたとしても、使用する貴金属の量も違ってきます。
アンティークジュエリーって裏面なども凝った作りのものが多いですね。
装飾的な違和感だけでなく、おそらくそうした微細な素材の使い方が重量感の違いにつながることが多いのでしょう。
それからしっかり近くで見ますと、基本的な部分を鋳型で作っていて、ミルグレインなどが後ほど手作業で入れられていることが分ります。
これらのミルグレインもオリジナルのアールデコのジュエリーに比べればずっと粗いです。
触感も明らかにざらざらしており、この指輪は手にした瞬間に、いくつものシグナルが感じられる指輪です。
しかし手にするまでは、他のジュエリーと並んでいますとそれらしく見えるのも事実。
なかなか腕が良いと妙に感心しました。
2)これは悪意があっての改造ではないのですが、中心のメイン石が割れてしまっていたと言うことで大きなアメジストだけが後年に入れ替えられたペンダント。
こちらもパッとみたところは、要するに変えられたのは石だけですから違和感がそれほど感じられません。
しかしやはりこれも触った時に、違和感を感じます。
こちらは石の部分がフレーム部分に比べて妙に重いといいますか、ちょっと変わった形の石とペンダントだったこともあり、石を入れ替える時に重心が多分うまくあってないんです。
あと触れたときの、周りのエナメルの感じ。
随分ざらざらした感じがして、年月を経たエナメル特有の触感とは異なりました。
加工の際に何か事故があったのだと思います。
3)こちらは完全にアンティークジュエリーを模して作られたジュエリー。
銀製のローズカットダイヤモンドのペンダントで、中々良く出来ていました。
なかなかよく出来ているのですが、ダイヤモンドのクオリティーもデザインも細工もいずれも(本当のアンティークジュエリーと比べれば)相当劣りますので、パッとみた感じは「品質のよくないアンティークジュエリー」と言う印象を受ける方が一番多いと思います。
私の場合、いずれにせよここまであまりクオリティーが高くないジュエリーが目に入ることはないです。
しかし今、作ったと言われれば、そのレベルとしては非常に高く、なかなか良く作られていると妙に感心しました。
実はパリでも、アンティークジュエリーがどんどんと数が減ってくる中、名だたるアンティークフェアなどでさえ、現代ものや所謂ヴィンテージと呼ばれるもの、あるいは一部加工などが施されているものもいっぱい出展されているのです。
ただいわゆる「故意に作られたアンティークジュエリー」に関しては、フランスでもそれらしきものはあるのですが、故意に作られたとは思えないほどあからさまに違和感を感じさせるものが多いです。
つまりずっとフェイクアンティークジュエリーのクオリティーが低いです。
ロンドンの方がずっとハイレベルです。
ロンドンは、アンティークジュエリーを取り巻く環境がパリよりはずっと整っており、例えば修理にしても鑑別にしてもクリーニングにしてもずっとパリより揃っています。
つまりだからこそ、かなり上質なフェイクアンティークジュエリーも作られる素養があるのだと思います。
それだけの腕があるということです。
これらはもちろんそう断りの上で売られる分には問題ないのでしょうが、作り手やその時にオーダーした人に仮にその気がなかったとしても(ある場合も多そうですが)。
結局いろいろなところでオリジナルのアンティークジュエリーに混ざり、「オリジナルのアンティークジュエリーだよ」と売られることもでてきてしまうのだと思います、それが問題ですね。
彼女とはその後も実に色々なことを話し、とてもいい時間を過ごしました。
そしてもちろん何の問題もない素晴らしいアンティークジュエリーを数点、譲ったいただきました!
その日は夜は、現地に住む大学時代の女友達とディナーの約束が入っていました。
あわててホテルアパルトマンまで戻りましたら、ほどなくしてピンポーン。
宿泊していた場所から二人でぺちゃぺちゃおしゃべりしながら、カムデンの方向へ。
素晴らしく美味しいギリシャ料理(このタイミングで、ギリシャなんてタイムリーですよね!)。
ローカルでもとても人気のお店のようで、すぐに満席になっていました。


彼女ともビジネスや社会の話、、、、いえいえ完全にガールズトークに花が咲いていましたよ!
彼女はなかなか波乱万丈の人生を歩んでいて、数ヶ月前に数度目の結婚でめでたくロンドンにきたのです。
が・・・そこからまた色々なことが起こるのが彼女らしく、そしていつどんな時も素晴らしく自分のパワーを持ち続け、実際にいろいろな道を切り開いてしまっているところが、また彼女らしい!
この友人はいつどんな時も、自分らしい人生をまっとうするだろうと、そうした意味でとても信頼している友達です。
机を並べて勉強していたころからもう20年ほどがたち、お互いの環境も色々変化し、それぞれの事情も異なっている部分も多いのに、色々なことをネタにゲラゲラ笑いあえるところは、昔からまったく何も変わっていないです。
出張中の異国のロンドンで彼女と再会できるなんて、amazingでした!
2015.07.12 (Sun)
アールデコダイヤモンドピアス(ドロップ型イヤリング、ルビー、1920年代)
先日アップしました洒落たルビーのアンティークピアス、ブログでまだご紹介できておりませんでした!
このピアスは私は個人的にとてもタイプのジュエリーです。


フレンチらしい明るい色合い。
ルビーの入ったアンティークピアスは実にとても少ないです。
アンティークピアスで用いられる赤石の大半はガーネットなんです。
年代は1920年代と記載しておりますがもう少し早め1910-1920年ぐらいになると思います。
このあたり数年レベルでは、判断がしにくいアンティークジュエリーももちろんございます。
20世紀初頭のフランスの息吹がかじられる瀟洒なピアスです。
このような独特のスタイルがある、クオリティーの高いアンティークピアスを見つけることは、近年とても珍しくなってきました。
私はイギリスのアンティークでもフランスのアンティークでも「スタイルのあるもの」を意識してジュエリー選びをしています。
フランス語では(その人やモノ)のスタイルがよく出ていることを示して「stylisé」。
「stylisé」は様式化されたものを示す言葉で、スタイルのある女性のことを形容する時にも「stylisée」と言う言葉が用いられることがあります。
現地のディーラーさんにもよく
「tomokoはstyliséされたジュエリーが好きだね」
と言われます。
多分そうなのだと思います。
styleのあるジュエリーもそしてstyleのある女性もとても素敵だと思うからです☆
話は少しそれてきましたが、それだけ素敵なピアスです。
これからの季節、大人のワンピース姿に髪をアップされてあわせて着けていただくと・・・想像するだけで素敵です!
このピアスは私は個人的にとてもタイプのジュエリーです。


フレンチらしい明るい色合い。
ルビーの入ったアンティークピアスは実にとても少ないです。
アンティークピアスで用いられる赤石の大半はガーネットなんです。
年代は1920年代と記載しておりますがもう少し早め1910-1920年ぐらいになると思います。
このあたり数年レベルでは、判断がしにくいアンティークジュエリーももちろんございます。
20世紀初頭のフランスの息吹がかじられる瀟洒なピアスです。
このような独特のスタイルがある、クオリティーの高いアンティークピアスを見つけることは、近年とても珍しくなってきました。
私はイギリスのアンティークでもフランスのアンティークでも「スタイルのあるもの」を意識してジュエリー選びをしています。
フランス語では(その人やモノ)のスタイルがよく出ていることを示して「stylisé」。
「stylisé」は様式化されたものを示す言葉で、スタイルのある女性のことを形容する時にも「stylisée」と言う言葉が用いられることがあります。
現地のディーラーさんにもよく
「tomokoはstyliséされたジュエリーが好きだね」
と言われます。
多分そうなのだと思います。
styleのあるジュエリーもそしてstyleのある女性もとても素敵だと思うからです☆
話は少しそれてきましたが、それだけ素敵なピアスです。
これからの季節、大人のワンピース姿に髪をアップされてあわせて着けていただくと・・・想像するだけで素敵です!
09:38
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新着アンティークジュエリー
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2015.07.11 (Sat)
アンティークスタッドピアス(ダイヤモンド、ホワイトゴールド、アールデコ、星)
昨日新着のピアスをアップしました。
ダイヤモンドのアンティークピアス、アールデコの頃、特に1930年代のホワイトジュエリーが流行していた頃のピアスです。

-透明度のあるダイヤモンド
-ダイヤモンドが台座に深く埋め込まれているところ
-星の形になった台座
-細やかな彫金
小粒ながらしっかりと作りこまれた高級感あるピアスです。
ちなみにこうしたピアスポストが真っ直ぐになった耳にぴったりと装着するタイプのピアスを「スタッドピアス」と呼びますが、アンティークピアスでスタッドピアスはとても少ないです。
これまで何度か販売をしまして、こうしたピアスはパッと見たところそこまで派手ではないので
「まぁ、一個ぐらいこの手のピアスがあると重宝かしら・・・」
みたいな感じで購入いただくことが多いのですが、実際にお使いになられるととても重宝なようで
「あの時、薦めてもらって本当に良かったです!」
とコメントをいただくことが多いタイプのピアスです。
ちなみに下記は何を後ろにつけているかといいますと、先月訪れました神戸宝飾展で購入しました「ピアスをなくさないためのピアスキャッチ(現代もの)」です。


こちらのピアスはオリジナルのキャッチもギザギザ部分を両側から押すことで開くという仕組みになっており、通常のピアスよりずっと外れにくいタイプのピアスですが。
「絶対にピアスをなくしたくない!」と言う方には、こうしたピアスキャッチをつければ無敵だと思います。
「絶対失くさないピアスキャッチ」は当店で販売しているものではございませんが、気になられる方がいらっしゃいましたらご紹介いたしますね。
ダイヤモンドのアンティークピアス、アールデコの頃、特に1930年代のホワイトジュエリーが流行していた頃のピアスです。

-透明度のあるダイヤモンド
-ダイヤモンドが台座に深く埋め込まれているところ
-星の形になった台座
-細やかな彫金
小粒ながらしっかりと作りこまれた高級感あるピアスです。
ちなみにこうしたピアスポストが真っ直ぐになった耳にぴったりと装着するタイプのピアスを「スタッドピアス」と呼びますが、アンティークピアスでスタッドピアスはとても少ないです。
これまで何度か販売をしまして、こうしたピアスはパッと見たところそこまで派手ではないので
「まぁ、一個ぐらいこの手のピアスがあると重宝かしら・・・」
みたいな感じで購入いただくことが多いのですが、実際にお使いになられるととても重宝なようで
「あの時、薦めてもらって本当に良かったです!」
とコメントをいただくことが多いタイプのピアスです。
ちなみに下記は何を後ろにつけているかといいますと、先月訪れました神戸宝飾展で購入しました「ピアスをなくさないためのピアスキャッチ(現代もの)」です。


こちらのピアスはオリジナルのキャッチもギザギザ部分を両側から押すことで開くという仕組みになっており、通常のピアスよりずっと外れにくいタイプのピアスですが。
「絶対にピアスをなくしたくない!」と言う方には、こうしたピアスキャッチをつければ無敵だと思います。
「絶対失くさないピアスキャッチ」は当店で販売しているものではございませんが、気になられる方がいらっしゃいましたらご紹介いたしますね。
20:54
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新着アンティークジュエリー
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2015.07.09 (Thu)
ロンドン買い付けの旅 LAPADA(英国骨董協会)
さて買い付けの舞台はパリからロンドンへ移ります。
いつもながらほとんどのジュエリーはパリで買い付け済みですので、ロンドンは良いものがあったら仕入れるぐらいのスタンスで望みます。
最初の日は着いただけ。
次の日は早朝から活動開始です!
朝の6時前に家を出るので、さすがにタクシーでないと危ないかなと思い前日の夜に予約しておいたのですが、一年で一番日の長い六月、何とこの時間でも既に外は日が燦々さしていました。
この日に向かうマーケットは数年前に一度訪れたぐらいで、しばらくご無沙汰していたのですが、一人だけ気になるディーラーさんがいたのでそれを目当てにいってきます。
彼女のところには相変わらず好みのものもちらほらありました。
しかし既に先約がいて、そのドイツ人に思いっきり好みのものをもっていかれてしまいしょんぼり・・・。
といってもこのポンド高ですので、本当に仕入れたかは微妙なところです。
ロンドンのマーケットは・・・
パリに比べるとまだまだずーっとモノが沢山あります。
状態の良いアンティークジュエリーも、年代の古いもの(19世紀後期以降は特に)もパリほどまでには枯渇はしていません。
ただし問題点を挙げますと・・・
-どこも品揃えが似たり寄ったりであることが多い。
(特徴的なジュエリーは一般的には少ないです)
-それは値段に関しても同じで、おのおのが好き勝手にやっているフランスとは異なり相場の値段と言うのがある程度フィックスしているような感じがある
(つまりお得品を見つけるのは難しい!)
-異様とも思えるポンド高
2010年にかなりの金額をイギリスの銀行に移していますから、ポンド高でも大丈夫と言えば大丈夫なのですが、であればユーロ圏で買った方が良い?と言う比較は常にあります。
私がイギリスに来るのは、フランスでは見つけることができない、また別の意味でスペシャルなジュエリーを探すためですから、ありきたりな美しいジュエリーがありきたりの値段であっても、なかなか食指は動かないのです。。。
その日の朝は、そのお目当てで行ったディーラーさんからリーズナブルな売れ筋の指輪を2点ほど選び退散します。
そして次は・・・買い付けではなくオリンピアと言う場所に向かいます。
ここで年に2度開催されている、高級アンティークフェアが目的です。
ここでは仕入れが目的ではなく(というのもプロが訪れる市場とまたお値段の付けられ方が異なりますので)、純粋な見学。
いわば「観光」です(^ ^)
会場は下記みたいな感じです。

さすがに世界中から素晴らしいアンティーク(ジュエリーに限らない)が集い、仕入れをする心配もないので楽しめました。
そしてここで仕事上の収穫もありました。
ふらふらしていましたら、LAPADAのブースを見つけ、担当者と色々話をしてきました。
LAPADAとは何かと言うと簡単に訳すと「英国骨董協会」。
ちょうど相談をしにいきたいと思っていたところです。
この仕事をしていて時々問題になるのは、そのアンティークの真偽をどのように証明するかということです。
もちろん私を信頼してもらえれば一番いいですし、基本的にやはり当店であれ他のお店であれ信頼できるお店で買わないといけないと思うのですが・・・。
「そのジュエリーがその時代に作られたとどう判断するか?」、その整合性は自分自身で証明するのは立場上、難しいところがあります。
と言いますのも日本では宝石の鑑別等(その石が確かにダイヤモンドである、ルビーであると言った証明)は鑑別機関で科学的に行えるのですが、アンティークの証明は誰にもできないからです。
(そのような資格はないですし、おそらくいくつもの国のアンティークジュエリーを包括的に見れる人はプロでもほとんどいないからです)
時々、日本国内で「アンティーク証明書」と言う不思議な書類が出回っているようですが、以前これについても調べましたところ、とあるお店がバックにある機関でした。
それが悪いとは一概にはいえないのですが、鑑別と言うのは「中立性」がないと意味がないわけです。
またいわゆるライバル店の店主が「あーいった、こーいった」みたいな話はよく聞くことですが、(日本に限らずどこでも同じ)、これが中立性にかけがちになることはご想像の通りです。
とういことで鑑別というのは、一番良いのは信頼がおける、中立性をもった個人ではない団体が出すのが一番ふさわしいということになります。
費やす時間や費用、手間を考えますと、全ての作品に関して行うことはできませんが、例えば今回仕入れましたジュリアーノのクラスの作品はその価値があるでしょう。
それで色々伺っていましたら、基本的にそれは可能だと思う。
「ただもともとそうした証明書のようなものを出す目的って、ようするに通関のためなんだよね」
とはおっしゃていました。
イギリスは高価なアンティークジュエリーを持ち出す時に出国税を払う場合があります(ケースバイケースですがあとで免税のように返してもらうことも可能なケースも多いです)。
このときに年代を特定できる書類が必要になり、それをLAPADAが出しているわけです。
フランスにはこの仕組みはありませんから、イギリス特有の事情なわけです。
という訳で日本のお客様が本来求めているものと、もともとの目的は異なるものなのでしょうけれど、役にたつこともあるでしょう
またケースバイケースで色々相談してみたいと思っております。
ちなみにこのLAPADAには会員というものがあり、日本ではLAPADAの会員というと箔がつくような風潮がありますが・・・会員になる用件につきましても色々伺ってきましたが、
・5年以上の経験
・既に会員になっている2名からの推薦状
・出国税を既に払っている実績
・会員費を払うこと(ちなみにけっこう高い・・・)
と、とてもシンプルだよ、と言われてしまいました。
しかし私の場合、EU最後の出国地はUKでないことが多いんですよね。
そういった際の、出国税はどうなるのか・・・とかこのあたりはかなりテクニカルな話になりますね。
LAPADAの会員になるメリットもとそうした税金絡みの実務の上でのアドバイスなどをいただけるのが一番のメリットとのことです。
「会員であれば、必ずしもディーラーとして知識があるから優れているから」と日本では思われがちだと思いますが必ずしもそれを証明するものではないのです。
もっともそれだけしっかり実務を行っている=しっかりとしたディーラーである可能性は必然的に高くなるでしょう。
といったいわば組合的な要素も強い組織ですので、ロンドンの一流のディーラーさんも加入していない方もかなり多いです。
これはその方の実務の取り方(主に税金絡みの処理)による部分が多そうです。
ロンドンで常に大作を仕入れられている業者さんはやはり入るべきなのだろうと思いますが、私の場合微妙ですね。
でも色々相談できそうなところですし、とりあえずの疑問点は全て教えてくださって、偶然ですが出会えて幸運でした。
この日は、午後の終わりから市内で別のアポイント(既にアポイント済みでしたが、ちょうどオリンピアで確認の電話が入りました)。
急いでオリンピアを出てお昼も食べず(考えたら朝から何も食べてない!)、とあるディーラーさんの自宅へと向かいました。
そこでもまた実に面白い話を聞くことができましたが、長くなりましたのでまた次回!
いつもながらほとんどのジュエリーはパリで買い付け済みですので、ロンドンは良いものがあったら仕入れるぐらいのスタンスで望みます。
最初の日は着いただけ。
次の日は早朝から活動開始です!
朝の6時前に家を出るので、さすがにタクシーでないと危ないかなと思い前日の夜に予約しておいたのですが、一年で一番日の長い六月、何とこの時間でも既に外は日が燦々さしていました。
この日に向かうマーケットは数年前に一度訪れたぐらいで、しばらくご無沙汰していたのですが、一人だけ気になるディーラーさんがいたのでそれを目当てにいってきます。
彼女のところには相変わらず好みのものもちらほらありました。
しかし既に先約がいて、そのドイツ人に思いっきり好みのものをもっていかれてしまいしょんぼり・・・。
といってもこのポンド高ですので、本当に仕入れたかは微妙なところです。
ロンドンのマーケットは・・・
パリに比べるとまだまだずーっとモノが沢山あります。
状態の良いアンティークジュエリーも、年代の古いもの(19世紀後期以降は特に)もパリほどまでには枯渇はしていません。
ただし問題点を挙げますと・・・
-どこも品揃えが似たり寄ったりであることが多い。
(特徴的なジュエリーは一般的には少ないです)
-それは値段に関しても同じで、おのおのが好き勝手にやっているフランスとは異なり相場の値段と言うのがある程度フィックスしているような感じがある
(つまりお得品を見つけるのは難しい!)
-異様とも思えるポンド高
2010年にかなりの金額をイギリスの銀行に移していますから、ポンド高でも大丈夫と言えば大丈夫なのですが、であればユーロ圏で買った方が良い?と言う比較は常にあります。
私がイギリスに来るのは、フランスでは見つけることができない、また別の意味でスペシャルなジュエリーを探すためですから、ありきたりな美しいジュエリーがありきたりの値段であっても、なかなか食指は動かないのです。。。
その日の朝は、そのお目当てで行ったディーラーさんからリーズナブルな売れ筋の指輪を2点ほど選び退散します。
そして次は・・・買い付けではなくオリンピアと言う場所に向かいます。
ここで年に2度開催されている、高級アンティークフェアが目的です。
ここでは仕入れが目的ではなく(というのもプロが訪れる市場とまたお値段の付けられ方が異なりますので)、純粋な見学。
いわば「観光」です(^ ^)
会場は下記みたいな感じです。

さすがに世界中から素晴らしいアンティーク(ジュエリーに限らない)が集い、仕入れをする心配もないので楽しめました。
そしてここで仕事上の収穫もありました。
ふらふらしていましたら、LAPADAのブースを見つけ、担当者と色々話をしてきました。
LAPADAとは何かと言うと簡単に訳すと「英国骨董協会」。
ちょうど相談をしにいきたいと思っていたところです。
この仕事をしていて時々問題になるのは、そのアンティークの真偽をどのように証明するかということです。
もちろん私を信頼してもらえれば一番いいですし、基本的にやはり当店であれ他のお店であれ信頼できるお店で買わないといけないと思うのですが・・・。
「そのジュエリーがその時代に作られたとどう判断するか?」、その整合性は自分自身で証明するのは立場上、難しいところがあります。
と言いますのも日本では宝石の鑑別等(その石が確かにダイヤモンドである、ルビーであると言った証明)は鑑別機関で科学的に行えるのですが、アンティークの証明は誰にもできないからです。
(そのような資格はないですし、おそらくいくつもの国のアンティークジュエリーを包括的に見れる人はプロでもほとんどいないからです)
時々、日本国内で「アンティーク証明書」と言う不思議な書類が出回っているようですが、以前これについても調べましたところ、とあるお店がバックにある機関でした。
それが悪いとは一概にはいえないのですが、鑑別と言うのは「中立性」がないと意味がないわけです。
またいわゆるライバル店の店主が「あーいった、こーいった」みたいな話はよく聞くことですが、(日本に限らずどこでも同じ)、これが中立性にかけがちになることはご想像の通りです。
とういことで鑑別というのは、一番良いのは信頼がおける、中立性をもった個人ではない団体が出すのが一番ふさわしいということになります。
費やす時間や費用、手間を考えますと、全ての作品に関して行うことはできませんが、例えば今回仕入れましたジュリアーノのクラスの作品はその価値があるでしょう。
それで色々伺っていましたら、基本的にそれは可能だと思う。
「ただもともとそうした証明書のようなものを出す目的って、ようするに通関のためなんだよね」
とはおっしゃていました。
イギリスは高価なアンティークジュエリーを持ち出す時に出国税を払う場合があります(ケースバイケースですがあとで免税のように返してもらうことも可能なケースも多いです)。
このときに年代を特定できる書類が必要になり、それをLAPADAが出しているわけです。
フランスにはこの仕組みはありませんから、イギリス特有の事情なわけです。
という訳で日本のお客様が本来求めているものと、もともとの目的は異なるものなのでしょうけれど、役にたつこともあるでしょう
またケースバイケースで色々相談してみたいと思っております。
ちなみにこのLAPADAには会員というものがあり、日本ではLAPADAの会員というと箔がつくような風潮がありますが・・・会員になる用件につきましても色々伺ってきましたが、
・5年以上の経験
・既に会員になっている2名からの推薦状
・出国税を既に払っている実績
・会員費を払うこと(ちなみにけっこう高い・・・)
と、とてもシンプルだよ、と言われてしまいました。
しかし私の場合、EU最後の出国地はUKでないことが多いんですよね。
そういった際の、出国税はどうなるのか・・・とかこのあたりはかなりテクニカルな話になりますね。
LAPADAの会員になるメリットもとそうした税金絡みの実務の上でのアドバイスなどをいただけるのが一番のメリットとのことです。
「会員であれば、必ずしもディーラーとして知識があるから優れているから」と日本では思われがちだと思いますが必ずしもそれを証明するものではないのです。
もっともそれだけしっかり実務を行っている=しっかりとしたディーラーである可能性は必然的に高くなるでしょう。
といったいわば組合的な要素も強い組織ですので、ロンドンの一流のディーラーさんも加入していない方もかなり多いです。
これはその方の実務の取り方(主に税金絡みの処理)による部分が多そうです。
ロンドンで常に大作を仕入れられている業者さんはやはり入るべきなのだろうと思いますが、私の場合微妙ですね。
でも色々相談できそうなところですし、とりあえずの疑問点は全て教えてくださって、偶然ですが出会えて幸運でした。
この日は、午後の終わりから市内で別のアポイント(既にアポイント済みでしたが、ちょうどオリンピアで確認の電話が入りました)。
急いでオリンピアを出てお昼も食べず(考えたら朝から何も食べてない!)、とあるディーラーさんの自宅へと向かいました。
そこでもまた実に面白い話を聞くことができましたが、長くなりましたのでまた次回!
2015.07.08 (Wed)
パリ最終日、そしてロンドンへ
パリでの最終日は、朝は少しだけゆっくり。
ゆっくり朝ご飯をてべて、その日の夜にはロンドンに向かって電車に乗るので簡単に荷造りをしておきます。
私が買い付けの時にアパルトマンを選ぶ理由の一つが、レイトチェックアウト。
アパルトマンですと僅かな追加料金で夕方まで使わせてくれるのですが、ホテルですと夕方アウトですともう丸一日チャージされてしまいます。
フロントに荷物を預けて・・・という手もあるのかもしれませんが、何といっても貴重品が多く、そして買い付けのたびは本当にハードですから私にっとってはギリギリまでお部屋を使わせてもらえると言うことが、とても大事なポイントです。
午前中のアポの人から携帯に連絡が!
パリ市内のひどい交通渋滞で少し遅れそうとのこと・・・であれば。
まず買い付けの前にお土産の買出しにいきましょう。
ということでいつもどおり、ボンマルシェの食品館にいきます。
ここは本当に世界中の美味しいものが集まっていて、何時間でもいたくなります(^ ^)
そして出発!
午後も仕事はしますが、大きな買い付け@パリはここで最後になりそうです。
長年お世話になっている女性ディーラーさん。
今回も悩ましいほど、素晴らしいジュエリー(しかもハイクラスのジュエリーが多かった!)がたくさんあり、何を優先するのかと言うことでかなり悩みました。
結局、5点に絞込み、ただその内の2点がかなり高価なものだったので、予算がオーバー!
どうしても削れなかったアールデコ期のダイヤモンドのボンブリングは、次回まで取っておいてくれるということで決着。
そしてひたすらお喋り。
何をそんなに喋っているかというと、もちろんジュエリーの話、彼女の買い付けの話、この業界の話、日本及びフランスのマーケットの状況。
あと完全なプライベートの話。
プライベートに関しては彼女は聞けばなんでも気持ちよく教えてくれますが、私もそう詮索好きな方ではありません。
会うたびに「ふーん、そんなことがあったんだ!」と言った話が会話の中から出てくる程度です。
ただ今回思いがけず彼女のまた私生活にかかわる発見があり、それは詳しくはかけませんが、同じ女性としてすごいなと改めて思う事柄でした。
シャキシャキとしたキャリアウーマンで、世話好き&話好き。
一方でどんなに忙しくても、いつも身だしなみがしっかりしていて、その日もネイルにヒールの高いサンダルといつもかっこいい彼女。
その燦々としたオーラーは、人生の中で簡単ではないことも、人一倍抱えて潔く生きている、そんなところからにじみ出ているのかもしれません。
日本女性の社会進出、やはり欧米と比べて劣っているところがありますね。
その背景には、やはり「女性に不寛容な社会」と言うのがあると思います。
ヨーロッパはこの10年間でこれまで以上に女性がいきやすく、色々な選択肢を取れる社会により進化してきているように思うのですが、日本はどちらかというと近年、よりコンサバな風潮が見られるように個人的には思っています。
先日、自分のビジネスをして頑張っている昔からの知り合いの女性が
「アジア女性が突き当たる、ガラスの天井は確かにある」
と言う話をしてくれて、共感しました。
私たちが10-20代の頃以上に、日本は少しコンサバな方向に向かっているような気がして、息苦しさを覚えることも多いこのごろです。
とても優秀で世界でもまれに見る気配り上手な日本女性。
あともう一段私たちが飛躍し、そして色々な女性が様々な選択肢をより気持ちよく取れるようになるために・・・私たちに最後にあと少しだけ欠けているのは気概、「勇気」なのかもしれません。
このディーラーさんのように自信を持って、世の中的には不利なことも、自分の人生を生きるためなら引き受けることを辞さない!
そんな風に生きれたらいいな、といつも眩しく思うのです。
弾丸トークで3時間が過ぎ、急いで次の場所に向かわなくてはなりません。
それからパリ市内でもう一箇所回りアパルトマンに帰宅。
思いがけず、かなりギリギリになってしまい、もうダッシュで最後の荷造り&お部屋の片付け。
そして・・・うっかり前述した彼女のところに(大したものではないですが)忘れ物をしてしまっていることに気づきました。。。
それで電話して、またおしゃべりをしていたらいよいよ追い込まれ・・・マズイ!
あわててパリ北駅までいくタクシーを予約し、アパルトマンの片付けも道半ばでタクシーに乗り込みます。
夕方時でしたら思ったより道は込んでなく、ぜんぜん余裕で北駅に到着。
イギリスの入国審査(北駅で行われる)も無事にすみ、今日は後はユーロスターに乗るだけ!と思ったら・・・放送が・・・
なんと「30分遅れます!」とのこと。
あんなに急いでアパルトマンを出たのに・・・。
私がユーロスターで遅延などのトラブルに巻き込まれることはとても多いです。
3回に一回ぐらい、当たりすぎじゃないですか!??
まぁそれぐらいの遅れでも無事に着くならまぁ、いいとしましょう。
無事に電車に乗り込み、席を移動し横の開いている席へ。
電車がしばらく進み、イギリスとフランスの国境あたりに近づいてきた時、美しい夕焼けが見えました。
写真ですとそこまで伝わるか分らないのですが(クリックしていただくと拡大します)、それは美しい夕焼けでした。
どこまでもなだらかに続く田園風景とサンセット。
日本の田舎は土地の勾配が強く、それがまた美しい自然の姿ですが、ヨーロッパの田園風景はどこまでもなだらかですね。
どちらもそれぞれに美しく、ちょうど旅の疲れが出てくるころでしたが、見も心も癒されました。


ロンドン、セント・パンクラス駅に到着。
夜遅い時間ですが、一年で最も日の長い季節、まだそれほど暗くはなっていません。
ユーロスターの着く駅から徒歩五分ほどのアパルトマンタイプのホテルを予約していましたので、スーツケースをごろごろさせながら無事に宿につきました。
ゆっくり朝ご飯をてべて、その日の夜にはロンドンに向かって電車に乗るので簡単に荷造りをしておきます。
私が買い付けの時にアパルトマンを選ぶ理由の一つが、レイトチェックアウト。
アパルトマンですと僅かな追加料金で夕方まで使わせてくれるのですが、ホテルですと夕方アウトですともう丸一日チャージされてしまいます。
フロントに荷物を預けて・・・という手もあるのかもしれませんが、何といっても貴重品が多く、そして買い付けのたびは本当にハードですから私にっとってはギリギリまでお部屋を使わせてもらえると言うことが、とても大事なポイントです。
午前中のアポの人から携帯に連絡が!
パリ市内のひどい交通渋滞で少し遅れそうとのこと・・・であれば。
まず買い付けの前にお土産の買出しにいきましょう。
ということでいつもどおり、ボンマルシェの食品館にいきます。
ここは本当に世界中の美味しいものが集まっていて、何時間でもいたくなります(^ ^)
そして出発!
午後も仕事はしますが、大きな買い付け@パリはここで最後になりそうです。
長年お世話になっている女性ディーラーさん。
今回も悩ましいほど、素晴らしいジュエリー(しかもハイクラスのジュエリーが多かった!)がたくさんあり、何を優先するのかと言うことでかなり悩みました。
結局、5点に絞込み、ただその内の2点がかなり高価なものだったので、予算がオーバー!
どうしても削れなかったアールデコ期のダイヤモンドのボンブリングは、次回まで取っておいてくれるということで決着。
そしてひたすらお喋り。
何をそんなに喋っているかというと、もちろんジュエリーの話、彼女の買い付けの話、この業界の話、日本及びフランスのマーケットの状況。
あと完全なプライベートの話。
プライベートに関しては彼女は聞けばなんでも気持ちよく教えてくれますが、私もそう詮索好きな方ではありません。
会うたびに「ふーん、そんなことがあったんだ!」と言った話が会話の中から出てくる程度です。
ただ今回思いがけず彼女のまた私生活にかかわる発見があり、それは詳しくはかけませんが、同じ女性としてすごいなと改めて思う事柄でした。
シャキシャキとしたキャリアウーマンで、世話好き&話好き。
一方でどんなに忙しくても、いつも身だしなみがしっかりしていて、その日もネイルにヒールの高いサンダルといつもかっこいい彼女。
その燦々としたオーラーは、人生の中で簡単ではないことも、人一倍抱えて潔く生きている、そんなところからにじみ出ているのかもしれません。
日本女性の社会進出、やはり欧米と比べて劣っているところがありますね。
その背景には、やはり「女性に不寛容な社会」と言うのがあると思います。
ヨーロッパはこの10年間でこれまで以上に女性がいきやすく、色々な選択肢を取れる社会により進化してきているように思うのですが、日本はどちらかというと近年、よりコンサバな風潮が見られるように個人的には思っています。
先日、自分のビジネスをして頑張っている昔からの知り合いの女性が
「アジア女性が突き当たる、ガラスの天井は確かにある」
と言う話をしてくれて、共感しました。
私たちが10-20代の頃以上に、日本は少しコンサバな方向に向かっているような気がして、息苦しさを覚えることも多いこのごろです。
とても優秀で世界でもまれに見る気配り上手な日本女性。
あともう一段私たちが飛躍し、そして色々な女性が様々な選択肢をより気持ちよく取れるようになるために・・・私たちに最後にあと少しだけ欠けているのは気概、「勇気」なのかもしれません。
このディーラーさんのように自信を持って、世の中的には不利なことも、自分の人生を生きるためなら引き受けることを辞さない!
そんな風に生きれたらいいな、といつも眩しく思うのです。
弾丸トークで3時間が過ぎ、急いで次の場所に向かわなくてはなりません。
それからパリ市内でもう一箇所回りアパルトマンに帰宅。
思いがけず、かなりギリギリになってしまい、もうダッシュで最後の荷造り&お部屋の片付け。
そして・・・うっかり前述した彼女のところに(大したものではないですが)忘れ物をしてしまっていることに気づきました。。。
それで電話して、またおしゃべりをしていたらいよいよ追い込まれ・・・マズイ!
あわててパリ北駅までいくタクシーを予約し、アパルトマンの片付けも道半ばでタクシーに乗り込みます。
夕方時でしたら思ったより道は込んでなく、ぜんぜん余裕で北駅に到着。
イギリスの入国審査(北駅で行われる)も無事にすみ、今日は後はユーロスターに乗るだけ!と思ったら・・・放送が・・・
なんと「30分遅れます!」とのこと。
あんなに急いでアパルトマンを出たのに・・・。
私がユーロスターで遅延などのトラブルに巻き込まれることはとても多いです。
3回に一回ぐらい、当たりすぎじゃないですか!??
まぁそれぐらいの遅れでも無事に着くならまぁ、いいとしましょう。
無事に電車に乗り込み、席を移動し横の開いている席へ。
電車がしばらく進み、イギリスとフランスの国境あたりに近づいてきた時、美しい夕焼けが見えました。
写真ですとそこまで伝わるか分らないのですが(クリックしていただくと拡大します)、それは美しい夕焼けでした。
どこまでもなだらかに続く田園風景とサンセット。
日本の田舎は土地の勾配が強く、それがまた美しい自然の姿ですが、ヨーロッパの田園風景はどこまでもなだらかですね。
どちらもそれぞれに美しく、ちょうど旅の疲れが出てくるころでしたが、見も心も癒されました。


ロンドン、セント・パンクラス駅に到着。
夜遅い時間ですが、一年で最も日の長い季節、まだそれほど暗くはなっていません。
ユーロスターの着く駅から徒歩五分ほどのアパルトマンタイプのホテルを予約していましたので、スーツケースをごろごろさせながら無事に宿につきました。
2015.07.06 (Mon)
パリ マレ地区 AUBERGE NICOLAS FLAMEL
買い付けの間はほとんどお洒落なスポットにいくことができないのですが、今回は宿泊していたのがマレ地区の中心地。
地下鉄でいうところのサンポール駅とオテルドヴィル駅の間ぐらいという、なんともとても観光的な場所に滞在していました。
↑
この地域のホテルで十分な設備のあるところと言うと非常に高価なのですが、借りていたアパルトマンは非常にリーズナブルで得をした気分です!
本当は人のいない朝などにこの界隈を散歩でもできたら最高なのですが、来る日も来る日も仕事が詰まっていてそういったことも出来ません・・・。
しかしながら今回はパリで友人とディナーができ、それだけでも本当に幸運でした。
2回目のディナーはパリに長年住む日本人のバレリーナの友達Hちゃんと。
アンティークの仕事をしている私の希望で、パリでもっとも古い建物の一つ(築600年以上!)であるAUBERGE NICOLAS FLAMELに食事にいきました。
友人が予約しておいてくれて、現地で待ち合わせ。
こんな素敵なところです☆


こうした場所が良いところはお味の方はイマイチだったり接客もひどいことが多いですが、食事も普通においしかったですし、お店の人も本当に感じが良くて居心地が良かったです。



観光地ではありますが観光地化しすぎておらず、ほどよく地元に馴染み感じの良い場所でした。
なんといっても古い建物というのは気分があがります!
今回宿泊していたアパルトマンも歴史的建造物でしたし、古い建物運?がありました。
久しぶりにマレ地区にいきましたが、↓みたいにパリの風景にあわせたユニクロの店舗ができていました。

あととても愛らしいリボンなどの手芸用品を売っているお店にもいきました。
Entree des fournisseursというお店です。
アンティークペンダントをリボンで通すことはよくお薦めするのですが、なかなか可愛いリボンってないですよね。
フランスだとあるかな~と思ったところ、何とマレ地域に専門店がありました。
少しまとめてリボンを買ってきましたので、宝塚と東京での催事の時に、お世話になっている方に少しお譲りできたらと思っております。
↑
(早々になくなってしまいましたらごめんなさい・・・)
という訳で買い付けの合間に、ちょっとお洒落なマレ地区をつかの間でありましたが満喫できました。
Hちゃんお薦めのマレ地区の可愛い布のお店とか別の友人お薦めの美味しいパン屋さんもいけなかったですが、また今度の買い付けでは少しゆっくりパリを満喫できると言いなぁ。。。
と、いつもつぶやいているような気が!?
地下鉄でいうところのサンポール駅とオテルドヴィル駅の間ぐらいという、なんともとても観光的な場所に滞在していました。
↑
この地域のホテルで十分な設備のあるところと言うと非常に高価なのですが、借りていたアパルトマンは非常にリーズナブルで得をした気分です!
本当は人のいない朝などにこの界隈を散歩でもできたら最高なのですが、来る日も来る日も仕事が詰まっていてそういったことも出来ません・・・。
しかしながら今回はパリで友人とディナーができ、それだけでも本当に幸運でした。
2回目のディナーはパリに長年住む日本人のバレリーナの友達Hちゃんと。
アンティークの仕事をしている私の希望で、パリでもっとも古い建物の一つ(築600年以上!)であるAUBERGE NICOLAS FLAMELに食事にいきました。
友人が予約しておいてくれて、現地で待ち合わせ。
こんな素敵なところです☆


こうした場所が良いところはお味の方はイマイチだったり接客もひどいことが多いですが、食事も普通においしかったですし、お店の人も本当に感じが良くて居心地が良かったです。



観光地ではありますが観光地化しすぎておらず、ほどよく地元に馴染み感じの良い場所でした。
なんといっても古い建物というのは気分があがります!
今回宿泊していたアパルトマンも歴史的建造物でしたし、古い建物運?がありました。
久しぶりにマレ地区にいきましたが、↓みたいにパリの風景にあわせたユニクロの店舗ができていました。

あととても愛らしいリボンなどの手芸用品を売っているお店にもいきました。
Entree des fournisseursというお店です。
アンティークペンダントをリボンで通すことはよくお薦めするのですが、なかなか可愛いリボンってないですよね。
フランスだとあるかな~と思ったところ、何とマレ地域に専門店がありました。
少しまとめてリボンを買ってきましたので、宝塚と東京での催事の時に、お世話になっている方に少しお譲りできたらと思っております。
↑
(早々になくなってしまいましたらごめんなさい・・・)
という訳で買い付けの合間に、ちょっとお洒落なマレ地区をつかの間でありましたが満喫できました。
Hちゃんお薦めのマレ地区の可愛い布のお店とか別の友人お薦めの美味しいパン屋さんもいけなかったですが、また今度の買い付けでは少しゆっくりパリを満喫できると言いなぁ。。。
と、いつもつぶやいているような気が!?
2015.07.04 (Sat)
パリ3日目
さてこの日も朝早めに起床。
買い込んでいたフランス食材を朝からもぐもぐ食べ(買い付け中は、お昼は食べれないとか15時ごろに軽食とかあてにならないので、朝食はかなり食べます!)、出発☆
この日は早くからパリ市内でやはり約束があるのでそこに行き、そして午後は郊外の方でやはりお宅訪問させていただくところがあるので、文字通り終日仕事です。
この日がパリでの買いつけの山場です。
早速朝早くから、懇意のディーラーさんのところにいくも、彼女のところは今回は在庫があまりありません。
次にもう一件、こちらは午後にいくディーラーさんとも親しい方ですが、こちらで2点購入します。
数は多くありませんが、昨今ではすっかり珍しくなってしまったフィリグリー細工のジュエリーを見つけることができて大満足です。
1940-1950年代と通常はシェルシュミディではあまりやらない時代なのですが、この時代の非常にデザインのかっこいいお花の形をしたクリップブローチも、リーズナブルに入手することができました。
艶やかで宝石が綺麗、大胆なデザインのかっこいいジュエリーは仕入れただけで気分が上がります。
この日は朝8時から仕事を開始、午前中もかなり長かったのですが休む暇はありません!
そのままパリ郊外に向かって移動です。
フランス携帯をもっているので、そこから次のアポの方に「時間通り今から向かうよ!」とショートメッセージを打っておきます。
こうしたちょっとしたことをしておくと、特にお宅訪問などの時は向こうも助かるようです。
男性ですがいつもまめな方で即レスがきます。
「駅まで迎えに行くよー、何分ころつく?」
「今、○○駅のったので○分ぐらいかな」
とかまさに日本の携帯でのやり取りといずこも同じです。
ということで携帯メールのおかげでロスなく最寄り駅で待ち合わせ、ほっぺたにキスをしてぺちゃぺちゃおしゃべりをしながらディーラーさん宅へ向かいます。
お家に着いたら前回とインテリアの変わったところなどを細かく教えてくれ、「何の飲み物にする?紅茶も色々フレーバーあるわよ、器はこれがいいかしら」とか、少しおネエ化しているディーラーさんです、はい。
そして恒例の?自家製ケーキ。

チョコレートケーキに自家製クリームまでついている、これ本当においしかったです。
お言葉に甘えてもう一ついただいてくればよかったと今でも思うぐらい、まさに私の買い付けの間の最大の楽しみと言っても過言ではありません!!!
器もいつも可愛い。。。
彼のところの調度品は主にアンティークでまとめられています。
家具も美術品も・・・これが本当にシックでしかも幾たびに色々変わっているところがあり、生活を楽しんでいるのが伺えます。
ディーラーの仕事はとてもタフです。
多くのアポイントをこなし貴重品を持っていることが多く、体力的にはかなりハードです。
だからこそ家にこだわり、そこで心身とも休息できるようにしているのだとか、大いに共感します。
そしてケーキだけでなくジュエリーも最高でした。
今回行きの飛行機の中で同業者さんが書いたアンティークの本を参考までに読んでいましたら、「フランスはとにかくモノがなくて、また値段が非常に高くなっている」と言った趣旨のことが書かれていました。
それは確かにアンティークフェアなどだけを見ていればそうだろと思いますし、ある意味では事実なのですが・・・。
彼のところにはそんなことは嘘のように、タイムスリップしたかのような美しいジュエリーの数々が!!!
うーん、全部買い占めたい。
しかしそういう訳にもいかず、中にはお値段が人からの預かりなどで高価なものもありますので、色々な意味で理想的と思われるものを宝物の山の中から吟味します。
そうして選んだジュエリーに、
18世紀の指輪、トルコ石のエタニティーリング、ピンクトパーズの胸飾り、ガーネットのカフスボタン、モノグラムケース入りのアールヌーボーのブローチ、昨今非常に仕入れの難しいチェーン等々、こちらで仕入れたジュエリーが今回は数としてもっとも多いです。
そして予算的に拾いきれなかったジュエリーは・・・
「次回まで取っておいてくれたりしない?価格据え置きで!」
といったら
あっさり
「いいよ」と。
本当に何と有難いことでしょう。
結局あっという間に3-4時間がすぎ、まだまだおしゃべりは尽きません、完全なガールズトークになっています。
しかし私も朝からくたくたなので、やはり最寄り駅まで送っていってもらい(歩ける距離ではあるのですが・・・)ハグして分かれました。
フランスはかつて住んでいた国とはいえ異国であることに変わりないですが、彼みたいなディーラーさんの存在のせいかいつもとてもhomeに感じます。
シェルシュミディで長年お世話になっているディーラーさんって本当に皆さん、人が良いのですよ。
買い込んでいたフランス食材を朝からもぐもぐ食べ(買い付け中は、お昼は食べれないとか15時ごろに軽食とかあてにならないので、朝食はかなり食べます!)、出発☆
この日は早くからパリ市内でやはり約束があるのでそこに行き、そして午後は郊外の方でやはりお宅訪問させていただくところがあるので、文字通り終日仕事です。
この日がパリでの買いつけの山場です。
早速朝早くから、懇意のディーラーさんのところにいくも、彼女のところは今回は在庫があまりありません。
次にもう一件、こちらは午後にいくディーラーさんとも親しい方ですが、こちらで2点購入します。
数は多くありませんが、昨今ではすっかり珍しくなってしまったフィリグリー細工のジュエリーを見つけることができて大満足です。
1940-1950年代と通常はシェルシュミディではあまりやらない時代なのですが、この時代の非常にデザインのかっこいいお花の形をしたクリップブローチも、リーズナブルに入手することができました。
艶やかで宝石が綺麗、大胆なデザインのかっこいいジュエリーは仕入れただけで気分が上がります。
この日は朝8時から仕事を開始、午前中もかなり長かったのですが休む暇はありません!
そのままパリ郊外に向かって移動です。
フランス携帯をもっているので、そこから次のアポの方に「時間通り今から向かうよ!」とショートメッセージを打っておきます。
こうしたちょっとしたことをしておくと、特にお宅訪問などの時は向こうも助かるようです。
男性ですがいつもまめな方で即レスがきます。
「駅まで迎えに行くよー、何分ころつく?」
「今、○○駅のったので○分ぐらいかな」
とかまさに日本の携帯でのやり取りといずこも同じです。
ということで携帯メールのおかげでロスなく最寄り駅で待ち合わせ、ほっぺたにキスをしてぺちゃぺちゃおしゃべりをしながらディーラーさん宅へ向かいます。
お家に着いたら前回とインテリアの変わったところなどを細かく教えてくれ、「何の飲み物にする?紅茶も色々フレーバーあるわよ、器はこれがいいかしら」とか、少しおネエ化しているディーラーさんです、はい。
そして恒例の?自家製ケーキ。

チョコレートケーキに自家製クリームまでついている、これ本当においしかったです。
お言葉に甘えてもう一ついただいてくればよかったと今でも思うぐらい、まさに私の買い付けの間の最大の楽しみと言っても過言ではありません!!!
器もいつも可愛い。。。
彼のところの調度品は主にアンティークでまとめられています。
家具も美術品も・・・これが本当にシックでしかも幾たびに色々変わっているところがあり、生活を楽しんでいるのが伺えます。
ディーラーの仕事はとてもタフです。
多くのアポイントをこなし貴重品を持っていることが多く、体力的にはかなりハードです。
だからこそ家にこだわり、そこで心身とも休息できるようにしているのだとか、大いに共感します。
そしてケーキだけでなくジュエリーも最高でした。
今回行きの飛行機の中で同業者さんが書いたアンティークの本を参考までに読んでいましたら、「フランスはとにかくモノがなくて、また値段が非常に高くなっている」と言った趣旨のことが書かれていました。
それは確かにアンティークフェアなどだけを見ていればそうだろと思いますし、ある意味では事実なのですが・・・。
彼のところにはそんなことは嘘のように、タイムスリップしたかのような美しいジュエリーの数々が!!!
うーん、全部買い占めたい。
しかしそういう訳にもいかず、中にはお値段が人からの預かりなどで高価なものもありますので、色々な意味で理想的と思われるものを宝物の山の中から吟味します。
そうして選んだジュエリーに、
18世紀の指輪、トルコ石のエタニティーリング、ピンクトパーズの胸飾り、ガーネットのカフスボタン、モノグラムケース入りのアールヌーボーのブローチ、昨今非常に仕入れの難しいチェーン等々、こちらで仕入れたジュエリーが今回は数としてもっとも多いです。
そして予算的に拾いきれなかったジュエリーは・・・
「次回まで取っておいてくれたりしない?価格据え置きで!」
といったら
あっさり
「いいよ」と。
本当に何と有難いことでしょう。
結局あっという間に3-4時間がすぎ、まだまだおしゃべりは尽きません、完全なガールズトークになっています。
しかし私も朝からくたくたなので、やはり最寄り駅まで送っていってもらい(歩ける距離ではあるのですが・・・)ハグして分かれました。
フランスはかつて住んでいた国とはいえ異国であることに変わりないですが、彼みたいなディーラーさんの存在のせいかいつもとてもhomeに感じます。
シェルシュミディで長年お世話になっているディーラーさんって本当に皆さん、人が良いのですよ。
2015.07.02 (Thu)
不平等を増すこの世の中で私たちはどう生きる? @パリ
相変わらずパリでの買い付け日記の続きですが、今日はお仕事のことではなく、友人と過ごしたディナーでのこと。
そこで話したことについて少し書いてみたいと思います。
パリではもうであってもう18年ぐらいになるフランス人の友人たちとディナーをしました。
フランスには「グランゼコール」といわれる大学とは別のエリート養成学校があるのですが、私はなぜかそんなところに大学時代に交換留学生として留学をしていました。
何を勉強していたかというと、マーケティングとか人事マネージメントとか、欧州経済とか。
そんなものは私の頭の片隅にももうございませんが、そこで出会い一緒に学び今でも仲良くしてくれている友人だけは一生の財産です。
と言うことで当店のブログでもしょっちゅう出てくる、私の心の友のDとEが今回も登場!
仕事帰りにアパルトマンまでてきてくれてい、マレ地区でディナーです。
ちなみに下記は一皿しか残っていなくてDと取り合ったpied de cochon(豚の足)。
興味本位で奪いましたが、油っぽくて私的にはイマイチでした。。。


さていつもの通りげらげら笑っている私たちではありますが、今回はかなり真剣に社会のことについても話しました。
今回ロンドンでもパリでも「広がる格差」についての話になることが多かったです。
格差社会とは近年の日本でも言われ始めていることですが、皆様もご存知の通り出自による社会階層はヨーロッパはもっと露骨です。
しかし近年は、日本でも起きているようなことがイギリスやフランスでも見られるようになってきています。
いわゆる中流とされてきた人たちの生活レベルが落ちている、そしてごく一部の富める人がすべてを持っていくという社会システムです。
その日一緒に夕食をとった友人は二人とも、フランス社会でかなりの高給取りです。
二人ともアパルトマンを所有したり(Dは3件も!)、資本主義社会のメリットも享受していてそれを全面否定するような人たちはないのですが、同時に少しユートピアンなところも持つ友人たちです。
「資本主義の限界」
そして
「巨大企業、社会的責任を負わなくてはいけない大企業やその代表者が、その役割を担っていないこと」
を憂いていて、それは私も思うところと一致していたので、珍しくそんなまじめなネタで盛り上がっていたのです。
例えばなのですが、私たちの誰もが飲んでいるあの有名な炭酸飲料。
自動販売機で誰もが簡単に買っているあの炭酸飲料の一番小さいサイズに、角砂糖が何個入っているか知っていますか?
↑
答えは10個です!
これだけの砂糖を摂取し続けることは、脳に麻薬並みの中毒性をもたらすと言われています。
先日、フランスで面白いテレビ番組があったそうです。
この某巨大飲料メーカーのヨーロッパ責任者に「あなたはこうした現実に対してどう説明をしますか?」と突撃インタビューをするというものだったそうです。
「製品に関する説明は全てこの書類に書いてある(私にはそれ以上、答える義務はない)」
というのがその返答だったそうです・・・。
つまりそういうことです。
世の中の当たり前に流通している多くのことや、おきた事件や出来事。
巨大企業が倫理的に正しいと思えないことをしていることも多いわけですが、彼らは世界の富を一挙に手に入れつつも、何の説明責任も果たしていないと言うことです。
それ以外も農薬とか医療とか、企業の労務関係に関することとか諸々です。
でも本当にこうした巨大産業に対して私たち市民はもちろん、現代では各国の政府さえも無力なんですよね。
それって確かにそうなんだけど、本当にこのままでいいのかな?
「資本主義が世界のあらゆるところで、限界に達しているように見える」と言うのが彼らの意見です。
皆様はどう思われますか?
それにどう対応するかと言うことに対して、友人はいろいろアイデアを練っていました。
実現可能性は分らないですが、でもそんなことを友達とシェアできてとてもいい時間が過ごせました。
げらげら笑いあっていた(今も笑いあっている)私たちですが、そんなことを考えるなんて随分大人になったのでしょうか?
生活の快適さやお金(これももちろん大事だけど)、人としてのスタンスを持ち続けることの大事さを、改めて思いました。
それがなかったら・・・やはり違うと思うのです。
今回の旅では、彼らとは対照的な人たちのあまり快くは思えない話も耳に入ってきました。
自らの利益のために、手段を選ばない人も世の中には確かにいるのです。
それを止めることは余程身近な人でない限り(身近な人でも)できないでしょうし、そうした人のことを一方的に批判するのもなんだか違うと私は思っています。
一方で彼らみたいな人もやはりいるのも事実で、自分がこれからの人生をどうやっていき続けるかということについて、改めて感じた夜でした。
you may say I'm a dreamer but I'm not the only one....
みたいな感じでしょうか。
彼らが友人でいてくれてよかったです。
そこで話したことについて少し書いてみたいと思います。
パリではもうであってもう18年ぐらいになるフランス人の友人たちとディナーをしました。
フランスには「グランゼコール」といわれる大学とは別のエリート養成学校があるのですが、私はなぜかそんなところに大学時代に交換留学生として留学をしていました。
何を勉強していたかというと、マーケティングとか人事マネージメントとか、欧州経済とか。
そんなものは私の頭の片隅にももうございませんが、そこで出会い一緒に学び今でも仲良くしてくれている友人だけは一生の財産です。
と言うことで当店のブログでもしょっちゅう出てくる、私の心の友のDとEが今回も登場!
仕事帰りにアパルトマンまでてきてくれてい、マレ地区でディナーです。
ちなみに下記は一皿しか残っていなくてDと取り合ったpied de cochon(豚の足)。
興味本位で奪いましたが、油っぽくて私的にはイマイチでした。。。


さていつもの通りげらげら笑っている私たちではありますが、今回はかなり真剣に社会のことについても話しました。
今回ロンドンでもパリでも「広がる格差」についての話になることが多かったです。
格差社会とは近年の日本でも言われ始めていることですが、皆様もご存知の通り出自による社会階層はヨーロッパはもっと露骨です。
しかし近年は、日本でも起きているようなことがイギリスやフランスでも見られるようになってきています。
いわゆる中流とされてきた人たちの生活レベルが落ちている、そしてごく一部の富める人がすべてを持っていくという社会システムです。
その日一緒に夕食をとった友人は二人とも、フランス社会でかなりの高給取りです。
二人ともアパルトマンを所有したり(Dは3件も!)、資本主義社会のメリットも享受していてそれを全面否定するような人たちはないのですが、同時に少しユートピアンなところも持つ友人たちです。
「資本主義の限界」
そして
「巨大企業、社会的責任を負わなくてはいけない大企業やその代表者が、その役割を担っていないこと」
を憂いていて、それは私も思うところと一致していたので、珍しくそんなまじめなネタで盛り上がっていたのです。
例えばなのですが、私たちの誰もが飲んでいるあの有名な炭酸飲料。
自動販売機で誰もが簡単に買っているあの炭酸飲料の一番小さいサイズに、角砂糖が何個入っているか知っていますか?
↑
答えは10個です!
これだけの砂糖を摂取し続けることは、脳に麻薬並みの中毒性をもたらすと言われています。
先日、フランスで面白いテレビ番組があったそうです。
この某巨大飲料メーカーのヨーロッパ責任者に「あなたはこうした現実に対してどう説明をしますか?」と突撃インタビューをするというものだったそうです。
「製品に関する説明は全てこの書類に書いてある(私にはそれ以上、答える義務はない)」
というのがその返答だったそうです・・・。
つまりそういうことです。
世の中の当たり前に流通している多くのことや、おきた事件や出来事。
巨大企業が倫理的に正しいと思えないことをしていることも多いわけですが、彼らは世界の富を一挙に手に入れつつも、何の説明責任も果たしていないと言うことです。
それ以外も農薬とか医療とか、企業の労務関係に関することとか諸々です。
でも本当にこうした巨大産業に対して私たち市民はもちろん、現代では各国の政府さえも無力なんですよね。
それって確かにそうなんだけど、本当にこのままでいいのかな?
「資本主義が世界のあらゆるところで、限界に達しているように見える」と言うのが彼らの意見です。
皆様はどう思われますか?
それにどう対応するかと言うことに対して、友人はいろいろアイデアを練っていました。
実現可能性は分らないですが、でもそんなことを友達とシェアできてとてもいい時間が過ごせました。
げらげら笑いあっていた(今も笑いあっている)私たちですが、そんなことを考えるなんて随分大人になったのでしょうか?
生活の快適さやお金(これももちろん大事だけど)、人としてのスタンスを持ち続けることの大事さを、改めて思いました。
それがなかったら・・・やはり違うと思うのです。
今回の旅では、彼らとは対照的な人たちのあまり快くは思えない話も耳に入ってきました。
自らの利益のために、手段を選ばない人も世の中には確かにいるのです。
それを止めることは余程身近な人でない限り(身近な人でも)できないでしょうし、そうした人のことを一方的に批判するのもなんだか違うと私は思っています。
一方で彼らみたいな人もやはりいるのも事実で、自分がこれからの人生をどうやっていき続けるかということについて、改めて感じた夜でした。
you may say I'm a dreamer but I'm not the only one....
みたいな感じでしょうか。
彼らが友人でいてくれてよかったです。
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