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2015.06.30 (Tue)

パリ2日目

1日目は到着しただけで、翌日からお仕事がはじまります。

あまりご興味はないかもしれませんが、私のパリでの朝食を公開します。


petitedejeuner.jpg


今回はほとんど写真が取れてなくて、でもよりによってなんでこんなの取ってるんだろう・・・。
一応解説いたしますと(?)

・オーガニックりんごジュース、
・日本でもよく知られるようになったpaulのパン。
・近くの八百屋でかったスペインイチゴ
・やはりオーガニックの飲むヨーグルトです。


全部前の日に買い込みました。
日本では食べないのに、こちらに来るなりいきなり買い込むのが飲むヨーグルトです。
本当とても美味しいです。
いつもはmichel augustinのヨーグルトを買うのですが(スーパーmonoprixで入手可能)、今回はやはりmonoprix系列なんですがオーガニック商品だけを集めたbioスーパーのnaturalilaに前の日によったので、ためしに買ってみました。
フランスではオーガニックの化粧品や食べ物も日本に比べてずっとリーズナブルです。

ちなみにnaturalia(ナテュラリア)ってこんな感じのお店です。
店舗の数はあまりないですが、観光でいきそうなところではマレ、サンポールの駅の近くにお店があります。

naturalia.jpg


その日は朝早くから、長年お世話になっているディーラーさんと待ち合わせをしていました。
いつも彼女の自宅に行くことが多いのですが、少し前に変更に仕事場で待ち合わせをしたいとのこと。
OKということで、早速早起きしてむかっていたのですが。
彼女の方がけっこう大胆に遅刻してきました(汗)

いつも時間に遅れない人なのでどうしたかなーと思ったら、この日は大手タクシー会社のストライキが通知なくはじまったそうで、その日荷物が多くてタクシーで向かおうとしていたのが30分以上、電話がつながらなかったそうなんです。
確かにフランスのタクシー事情、なかなか大変ですから!

とうことで9:30からのアポが10時からになりましたが、何と気づいたら13時近く!!!
私たちは何と三時間もノンストップでおしゃべりをしていたのです。
彼女は美術館の監修なども頼まれるぐらい知識が豊富なので、知識の面では私が最も頼りにするディーラーさんです。
よく日本からでもメールで色々聞くことが多く、そのたびに色々資料などもつけて返してくれます。
もちろん喜んでやってくれます。
商売も大事だけれど、知っていることをシェアすることも労力も惜しまない人です。
この日もロマンティック時代のジュエリーについて良い参考資料を見つけたということで、抜粋をコピーしてきてくれたそうなのですが(もはや先生ですよね!)、何と朝のバタバタで見つからず・・・。
残念です。
まぁ、またメールでもらうことにしましょう。



帰り際にピンポーンと彼女の次の来客が・・・。
「どこかで見た顔?」と思ったら、何度もお会いしている旧知のロンドンのディーラーさんでした、こんなところでも会うなんて!
お互いどこまでマニアックにアンティークジュエリーハンティングをしているのでしょう。
ロンドンでは彼のところにも立ち寄る約束をし、この日の午前中の業務は終了しました。

午後はパリ市内でまた一仕事をし、夜は現地の友人とディナーの約束が入っていたので、それに向かいます。
長い一日です!
22:49  |  買い付け日記  | 

2015.06.29 (Mon)

2015年6月 買い付けの旅

帰国して一週間ぐらいたってしまってようやくですが、買い付け日記のはじまりです!
帰国後は、やれ鑑別だのやれ写真だの先行案内だの、買い付けの日々以上に目の回る忙しさで、忙しかった買い付けの日々のことをなかなか振り返ることができなかったのです。

えーっと、まず何から書こうかと言いますと、初めから書きます。
関空からパリの直行便でパリに向かいまして。
前回ストライキ騒ぎで散々な目にあいましたが、今度は拍子抜けするほどスムーズです。

移動の多い今回の旅では、プライオリティーパスが非常に役にたちました。
プライオリティーパスというのは何かと言うと、世界中の色々な空港のラウンジが無料で使えるカードのことです。
本来は単独ではかなり高額な年会費を取るカードですが、裏技(?)で楽天のゴールドカードを取るとなぜか無料でついてきます。

あっ、種をあかしてしまった。。。
別に回し者ではありませんよ。


関空ではこのカードで大韓航空のラウンジに入れます。
(空港によって使えるラウンジは異なりますので、あらかじめ調べておくとよいです。)
こちら。

KIXlounge.jpg

私はアルコールを取る方ではありませんし(特に出張前半は取らないようにしています)、ラウンジで沢山食べ物を食べるわけではないのですが、それなりに貴重品を持っているのと一人旅なので、喧騒のない中でゆっくりネットアクセスできたり、珈琲やソフトドリンクが飲めて、セキュリティーのしっかりしたところお手洗いも使えると言うところが大変助かっています。
フライト前の30分から1時間ぐらいのたいしたことのない時間ですが、海外空港のラウンジですとWIFIも提供してくれるので、メールのチェックとかできますしね。
短い時間ですが、心身の休息という意味で貴重です。


さてあまりにゆっくりしていたらうっかり乗り遅れそうになりましたが無事に出発!
満席でぎゅうぎゅうでしたが、前回のストライキ騒ぎを考えると可愛いものです。
無事にパリCDG空港へ到着、と思ったらものすごく辺鄙なターミナルに降ろされ、出国ゲートもかなり込んでいて、思いっきり夕方のラッシュの時間に突入してしまいました。

そこで・・・今回はタクシーではなくパリ高速地下鉄(RER)で宿に向かうことにしました。
いつもこの時間につくフライトではどうしても渋滞にひっかかるので、タクシーでも2時間近くかかることが多くうんざりしていたからです。
加えて今回はスーツケースを7年ぶりぐらいに買い替え、ワンサイズ小さくしましたので、お土産はあまりつめれなくなりましたが重量も半分ほどになり、随分運びやすくなりました。

空港からパリ市内へのアクセスは、パリに行かれるお客様にも時々よく聞かれるのですが、基本的には治安の悪いところを通るのでお勧めはしていません。
切符を買うところなども非常に分りずらいです。


シャルルドゴール空港はパリ市にあるのではなく、その郊外の北東部にあります。
ちなみにRER自体はこんな感じ、車内は特に問題ではありませんが・・・。

rer.jpg

途中、悪名高い数々の治安の悪い界隈を通り、パリ北駅へ到着。
窓から見える景色はこんな感じです。
あまり意識していなけば気づかないかもしれませんが、夕方時(ラッシュ時)のパリ付近で随分、殺風景な風景だと思いませんか?

rer2.jpg

そして落書きの連続。
rer3.jpg

遠くに見える高層の建物は低所得者向けの公団住宅です。
ここではそうした風景が延々と続いていくのです。
あの美しい花の都、芸術の町パリとは乖離した世界が、僅か車で30分ぐらいの郊外では動きようもない事実として存在します。
この界隈に住む若者には残念ながら希望も未来もあまりないように見えます(そんなことを言っては失礼と言う人はいるかもしれませんがそれが現実で、それを認めないのは何の問題解決にもならないと思いますのではっきり書きました)、
今回の出張では現地の友人とのディナーでもそんな話になったのですが、ますます広がる世の中の格差問題についてすごく考えさせられました。

rer4.jpg

各駅停車に乗っていたのですが、途中止まったホームで、「ホームで何かまずいことがあったら、○○をダイヤルしてください!」
と言う掲示板がありました。
つまり若い女の子などがこうした駅のホームで電車を待っていると、それなりに危険を感じることがあるということです。
ですのであまり皆様にはお薦めいたしませんが、電車ですと確かに渋滞はないのでそうしたストレスはないですね。

北駅で地下鉄に乗り換えて、最寄り駅から少し歩いて、無事にマレ地区の今回お世話になるアパルトマンに到着です☆
普段お世話になるエージェントがギリギリの連絡でもうあいているところがなかったので、新しいエージェントにお世話になりましたが、こちらもなかなか良かったです!
22平米ぐらいの、その建物自体が歴史的建造物というアパルトマンに住まわせていただきました。
狭いとはいえ、組み立て式ベッドになるソファとテーブル、イス数脚、キッチンに洗濯機、電子レンジ、浴槽に何でもあります。

でも写真取り忘れた!

私は数日のととはいえ、ホテルだとなんだか疲れが取れなくて特にパリではアパルトマンにしています。



それからアパルトマンについて一通り説明を受けて外に出るともう20時近く!
ですが6月のパリは一年でもっとも日が長く、昼間のように明るいです。
なんだか得した気分。

とはいえ翌日からの激務に備えて、するべき事は決まっています。
まずスーパーに行き、当座の飲料、翌日の朝食、昼食、もう一食ぐらいを買い込んでおきます。
買い付け中、特に前半はまず、レストランでゆっくりご飯なんてできないですからね。

それから一通り明日の仕事の確認と準備をしたら、ベッドイン。
時差ぼけなどまったくなく、ぶっつつけで8時間翌日の朝までぐっすりです。
私ってたくましい!

翌日の分はまた明日また書きます。
22:41  |  買い付け日記  | 

2015.06.23 (Tue)

買い付けから戻ってきております!関西催事のお知らせ

無事に帰国しております。
今回はいつも以上に盛りだくさん、お話したいことがてんこもりです。

また買い付けの様子なども少しずつブログでご紹介したいと思っておりますが、何せ帰国後も目が回る忙しさです。

取り急ぎ、数人の方からお問い合わせいただきました、今後の催事についてお知らせさせてください。
今回はもともと宝塚の催事の予定をいれていたので、関西が先にきそうです。

1)関西:宝塚ホテル 7/17-7/19の三日間。

宝塚Summerアンティークフェア2015


2)東京に関してはその後、7月末-8月頭にかけてお邪魔させていただこうと思っております。
7/31-8/1 or 8/7-8/8 あたりを考えております。

皆様の、ご都合いかがでしょうか?

恒例のメルマガ会員様先行案内も行います。
あと1週間ほどでご案内できる予定でおります。
メルマガ登録がお済み出ない方は是非この機会にご登録ください。
ご優待は、メルマガ会員様向けの先行案内をお送りする時点で会員であった方に適用させていただきます!

では諸々楽しみにしててくださいね。
私はとりあえず、寝ます(爆)
23:21  |  催事オープンサロン  | 

2015.06.14 (Sun)

Keep Calm and Carry On

表題の「Keep Calm and Carry On」は今はイギリスに住む、大学時代の親友が教えてくれた、イギリスで有名な標語だそうです。

明日からフランスをはじめ3都市へ買い付けの旅にいきます。
もう何十回と出張にいっているはずなのに、旅の前は少しだけ不安も感じますが、やはりそれはどんなジュエリーと、そしてハプニングに出会えるだろう(笑)という期待の裏返しでもあります。
どんな時も落ち着いて、そして着々と挑むそんな心境をあまりに巧く伝えてくれる言葉だったのでご紹介しました。

今朝は朝8:30より、普段は東京に住む女友達と、リッツカールトンでブランチをしてきました。
鴨川べりにある、ラウンジの美しいこのホテルは、比較的最近できたばかり。
大事な機会に時々訪れる、最近お気に入りの京都スポットの一つです。

ritzterracew.jpg

ritzb.jpg
彼女とは何と中学時代からの友達なんです。
普段は東京に住む彼女、そして私は明日からヨーロッパ。
色々な時代と場所が錯綜する1週間になりそうです。

出張中にご注文を頂くジュエリーの発送に関しましては、基本的に帰国後させていただく予定でございますが、お急ぎの場合はご相談ください。


ではkeep calmで行ってきます!
旅の様子はフェイスブックでつぶやく予定です。
是非時々、チェックしてやってください。
22:57  |  お知らせ  | 

2015.06.12 (Fri)

薔薇のアンティークピアス(アールヌーヴォー様式、カラーゴールド)

半年ほど前からアイフォンを使っているのですが、いまだに使い方が分らず困っています・・・・。
色々進化しているんでしょうけど、なかなかついていけません(><)。

本日、個人的にもお気に入りのアールヌーボーのピアスをアップしました。

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金細工だけで瑞々しい薔薇の花が表現されています。
花びらの重なり合う様子とか、拡大しても本当に柔らかく見えます。
こうしたデリケートな金細工、そしてカラーゴールドの美しさは、金細工技術の高かったアールヌーボーならではの醍醐味です。


この時代以降、20世紀に入りますと、フランスはイギリスほどは極端ではないですが、ジュエリーの世界にプラチナが入ってきます。
プラチナならではの特性を活かした素晴らしいジュエリーが、特にアールデコ期につくられていくことになるのですが、物事には一長一短があり、そうしたプラチナによるセッティングの発展が、皮肉なことに金細工の技術の凋落をもまたもたらします。
実際、フランスのジュエリー歴史で、金細工の美しいジュエリーは1900年頃が絶頂で、その後は段々に見られなくなっていくのです。

お好みもあるかと思いますが、私はゴールドの(特にイエローゴールド)の繊細な金細工のアンティークジュエリーがとても好きで、それほどプラチナが大好きなわけではありません。
どちらかと言うと繊細さの残ったゴールドのジュエリー、プラチナでもイエローゴールドとのはりあわせだったり、部分的なプラチナ使いだったりと、あまりプラチナ、プラチナしすぎていない方が好みです。
なぜならその頃のジュエリーのほうが細工の妙があると思うからです。
このあたりは好みもありますね。


さて金細工の美しいジュエリーが作られた時代といえば、フランスの宝飾史ではアールヌーボー期以外にもう一つ注目すべき時代があります。
それは王政復古の時代(完全にではないですが、隣国イギリスのジョージアンの時代に少しかぶった時代です)、

フランスのカラーゴールドは早くから発展し、この頃に既にカラーゴールドの美しいジュエリーが作られているんですよ。
今回のピアスをご紹介しながら頭に浮かんだのは下記のブレスレットです。


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こちらは既に販売済みなのですが、やはり素晴らしい金細工&カラーゴールド。
しかし時代は大きく異なり、こちらは典型的な王政復古の時代のジュエリーです。
何が異なるかと言いますと私からすると一目瞭然なのですが、言葉ではなかなか説明しずらいですね。

王政復古の時代のこうした金細工のジュエリーはなんと言っても数が少なく、本以外では中々出てこないので、また資料を探してもうちょっと深くこの2つの時代の金細工の違いについて、解説したいと思います!

22:48  |  新着アンティークジュエリー  | 

2015.06.08 (Mon)

アンティークロイヤルブルーサファイヤリング(ダイヤモンド、三つ葉、18金)

関西方面は本日は午後から雷雨になるとの予想のことで、ドキドキしながら待ってます(><)
雨は大変ですが、嫌いではないです!
アジサイも綺麗ですしね、皆様はいかがでしょうか?

昨晩遅くに目の覚めるようなブルーサファイヤの指輪をアップしました。
色石の中でもブルーサファイヤとルビーは近年、良いクオリティーのアンティークジュエリーを見つけるのが、大げさな話買い付けに幾たびに難しくなっていると感じる宝石です。


実際とても久しぶりにブルーサファイヤの指輪のご紹介になります。
ロイヤルブルーの鮮やかなブルーサファイヤ。
超大粒ではございませんが、直径5ミリほど。
大人の女性も満足できるボリュームです。

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ブルーサファイヤを上手に付ける女性といえば、近年で言えば英国のキャサリン妃のイメージが近年では私は強いです。
故ダイアナ妃の指輪であったブルーサファイヤの指輪を、ウィリアム王子が贈られていましたね。
キャサリン妃はブルーのドレスなどをよくお召しになっていますし、イメージにもブルーサファイヤはとてもよく合ってらっしゃいますね。


日本女性も紺やブルーのお洋服はいくつになっても着る色ですね。
私は以前はよく黒を着るのが好きだったのですが、年齢があがってきたせいか、黒ですと肌が沈みすぎてしまって、紺やブルーを選ぶことが多くなりました。
良い明るいブルーのサファイヤがあったら、やはり重宝です。

よろしかったら是非ご覧ください!
14:55  |  新着アンティークジュエリー  | 

2015.06.07 (Sun)

アールヌーボー女性像の指輪(自然主義、1890-1900年頃)

先日、個性的なアールヌーボーの指輪をアップしました。
女性の顔を、ゴールドだけで描いた指輪です。

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こちらの女性の表情がとても綺麗です!
世の中では、この手の「アールヌーボーの女性のリング」は何でもかんでも「表情が綺麗」と説明されていますが、私からすると「実はそうでもないよな・・・」と思うものも多いです。
しかしこちらの指輪の女性の表情は本当に柔らかく、そして美しいです(少なくとも、心より私はそう思います!)。

アンティークジュエリーにしても現行のジュエリーでも、売る側の立場の人はとにかく自分の商品を褒めますね(笑)
しかしそれが本当に美しいか、ご自身の尺度や感性を研ぎ澄まして考えてみるのは有効なことだと思います。


アールヌーボーのジュエリーそのものについても、エピソードの欄で色々追記をさせていただきました。
少し長いですが・・・お読みいただけましたら嬉しいです。

アールヌーボーのアンティークジュエリー

そのスピリットが、ただなだらかな曲線や自然主義、ただ綺麗なものを描きたかっただけではないということを、ぜひ知っていただきたいなと思ったからです。
19世紀末のフランスの退廃感、近代都市として石畳の綺麗な町並みが整い始めたパリの夜、その妖しい美しさ、耽美的なものの考え方。
戦争のない時代がつづきた(ベルエポック時代)、しかし世紀末ならではの終末思想や不吉な予感も蔓延していたパリ。

こうした空気感をジュエリーから感じることができたら・・・それはまたアンティークジュエリーの魅力の一つですね。

アールヌーボーのジュエリーはこれまでシェルシュミディでも沢山ご紹介してまいりましたが、一つ既に販売済みなのですが最近HPに追加したジュエリーがあるので、この場でご紹介いたします。
こちらは先行案内→それに続く東京でのオープンサロンと言う流れで数年前に販売済みのものなのですが、まさにアールヌーボーのスピリット(特にジャポニズムの影響)を強く感じさせるアーティスティックな作品でした。

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11:43  |  新着アンティークジュエリー  | 

2015.06.03 (Wed)

天然真珠アンティーク指輪」他、7点の写真を改めました!

ここのところ、ブログにご紹介したいことが多すぎて困っております!

さて昨日、7点のアンティークジュエリーの写真を更新し、その商品説明にも一部加筆を加えております。
いずれも私が「何でこんな素敵なのに、まだあるのかしら?」と思っているジュエリーでして、その美しさを今一度再発見していただけましたら嬉しいです。

では順番にご紹介しましょう。

1)「天然真珠アンティーク指輪(ハイジュエリー、オールドカットダイヤモンド、1900年頃)」

私がこれまで扱ってきた天然真珠のアンティークジュエリーの中で単体としては、もっとも粒の大きな(そして美しい!)天然真珠です。
特に真ん中の真珠ですね。
そして実はダイヤモンドも1石ずつ、他の指輪であれば完全にメインを飾れるクッションシェイプカット(オールドマインと呼ぶ人もいます)のそれは美しいダイヤモンドなのです。
親しかった(今でも親しい)ディーラーさんの古くからのコレクションを当時譲ってもらいました。
このレベルの真珠、あるいは真珠xダイヤモンドのアンティークジュエリーには次に出会えることがあるのでしょうか!?

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2)宿り木アンティークペンダントブローチ(ヤドリギ、天然真珠、ダイヤモンド)

真珠つながりでお次はこちら。
アールヌーボーを代表する題材の一つ、ヤドリギ(宿り木)が描かれたペンダントブローチです。
真冬でも青い葉を保つ宿り木。
クリスマスの日にヤドリギの下でキスをすると永遠に結ばれるという言い伝えがあります、ロマンティックですね。
何よりコンセプト&ヌーボーらしさが魅力なアンティークジュエリーですが、その真珠の清楚な美しさにもドキッとします。

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3)マザーオブパールアンティーク指輪(エメラルド、天然真珠、透かし金細工)
真ん中の大きな楕円形の白い石は何とマザーオブパールで出来た驚きの指輪です。

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マザーオブパールを台座のようにして使っていると言う点では、以前下記のようなピアスを扱ったことがあります。
共にアクセントカラー(指輪の方はエメラルドの緑、ピアスの方はガーネットの赤)を効果的に使っているところがまた憎いです!

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4)カボションカットオパールとダイヤモンドのクラスターリング(お花)
この作品好きなんです、個人的にもすごく。
約1センチのオパール、厚みがあって大胆にカボションカットにされています。
乳色がベースなのですが特に緑の色がとても綺麗にでた見飽きないオパールの色。
そしてこのダイナミックなデザインがなんとも言えず良いです。
可愛いだけじゃないお花の指輪、ぜひ大人の女性にカジュアルに着けこなしてただきたいです。

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5)アンティークボンブリング(オパール、銀製、1920年代アールデコ)
ロックな雰囲気は先のカボションオパールの指輪と通じるところがあります。
考えたら両方オパールですしね。
こちらは青色が綺麗に出たオパールでより透明感があり、遊色効果に優れています。
無数の小さなオパールの色が共鳴しあい、神秘的なその瞬間ごとの色が楽しめるリングです。
4)も5)もロックな雰囲気がありますが、こうした雰囲気のアンティーク指輪はとても少ないです。

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6)アンティークダイヤモンド指輪(花、オープンワーク、透かし、ミルグレイン)

オープンワーク、透かし、ミルグレイン・・・高度な金細工が美しい指輪です。
そしてダイヤモンド(特に中心のダイヤモンド)もとても綺麗!
ホワイト一色で現代の装いにもあわせやすいダイヤモンドリング。
やはりこれだけ細工の美しいものは品格があり、日常をクラスアップしてくれる一番重宝な類の指輪です。
出っ張りがないところも日常使いに向きます。

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7)アンティークエメラルドリング(プラチナ、ダイヤモンド)

若草色のエメラルド。
この色でしかも透明度の高い美しいエメラルドはやはりアンティークならではだと思います。
さりげないリングですが、この丸みを帯びた菱形のようなデザインもなかなか変わっています。
5月は終わってしまいましたが(エメラルドは5月の誕生石)、一年中愛でていたい、そんな自然無加工のエメラルドの緑です。

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以上になります!
詳しくは是非ジュエリーの個別ページへ。
ご質問等もいつでもお待ちしております。
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