2014.10.31 (Fri)
アンティークジュエリー買付け日記「ユーロスターでお寿司を食べる!」
買い付け日記「完」としましたが、そういえばまだ書きたいくだらないことが!
パリ→ロンドンはユーロスターで電車移動なのですが。
この移動時間がいつも日中の時間を有効に使うため「夕方夜遅くにパリを出発して、夜にロンドンに着く電車」を使っています。
段々と外は暗くなり、週末の帰省などで周りは家族連れや待ち人の元へ帰る高揚感に包まれているだけに寂しい気持ちになってしまう瞬間です。
そこで毎回、少し工夫!?をしています。
今回はザ・お寿司!
家族や友人たちでワイワイと乗車している人たちを尻目に、忽然とお寿司を取り出す私。
パリのスーパーMONOPRIXで買ってきたお寿司です。

こちらのお寿司、なかなか優秀なんです。
フランスはノルウェイのサーモンかな?お寿司に使われる鮭がなかなか美味しいです。
あとは海老、海苔巻きあたりが定番。
醤油も意外にいけてます。
そしてその名もMatsuri、なんだか楽しい気持ちになりますよ!
というわけで、軽く仮眠をとったりお寿司を食べたりしながら、買い付けの旅の中でほぼ唯一ノスタルジックな気分になる時間をやり過ごしてロンドン到着。
この日は、もうロンドンでは眠るだけでした。
ところでユーロスターの切符は、日本から予約できます。
早くとれば取るほど優遇レートがあるので、早めにとっています。
そして僅かな金額の保険料を払っておけば、キャンセルしたときに返金されると言う制度があるのでそれを利用しています。
代理店などもあるのですがやはり高くなるので、フランス語といっても書いてあることは至極シンプルなのでインターネット予約はお薦めです。
カード決済をして、「切符を自分で印刷をする」を選ぶと便利です。
自宅で下記のような切符を普通の紙に印刷して持参すれば、そのバーコードでゲートが空きますよ。

以前はなんとなく心配で、切符は「パリの自動販売機で受け取る」としていたのですが、自動販売機も良く壊れていたり、長い列ができていたりするので、最初から印刷したものがあるととても便利。
今回、飛行機関係もEチケットがヨーロッパの空港で一段と浸透してきているように思いました。
以前はインターネットチェックインをしても搭乗券はカウンターでもらわなくてへいけなかったりしましたが、今はそのままは入れますし何かと便利でした。
ヨーロッパってそういったイメージはないと思うのですが、ロンドンもパリもアムステルダムも空港はどこもWIFIが無料で使えたりと確実にヨーロッパもネット化しているなと思いました。
パリ→ロンドンはユーロスターで電車移動なのですが。
この移動時間がいつも日中の時間を有効に使うため「夕方夜遅くにパリを出発して、夜にロンドンに着く電車」を使っています。
段々と外は暗くなり、週末の帰省などで周りは家族連れや待ち人の元へ帰る高揚感に包まれているだけに寂しい気持ちになってしまう瞬間です。
そこで毎回、少し工夫!?をしています。
今回はザ・お寿司!
家族や友人たちでワイワイと乗車している人たちを尻目に、忽然とお寿司を取り出す私。
パリのスーパーMONOPRIXで買ってきたお寿司です。

こちらのお寿司、なかなか優秀なんです。
フランスはノルウェイのサーモンかな?お寿司に使われる鮭がなかなか美味しいです。
あとは海老、海苔巻きあたりが定番。
醤油も意外にいけてます。
そしてその名もMatsuri、なんだか楽しい気持ちになりますよ!
というわけで、軽く仮眠をとったりお寿司を食べたりしながら、買い付けの旅の中でほぼ唯一ノスタルジックな気分になる時間をやり過ごしてロンドン到着。
この日は、もうロンドンでは眠るだけでした。
ところでユーロスターの切符は、日本から予約できます。
早くとれば取るほど優遇レートがあるので、早めにとっています。
そして僅かな金額の保険料を払っておけば、キャンセルしたときに返金されると言う制度があるのでそれを利用しています。
代理店などもあるのですがやはり高くなるので、フランス語といっても書いてあることは至極シンプルなのでインターネット予約はお薦めです。
カード決済をして、「切符を自分で印刷をする」を選ぶと便利です。
自宅で下記のような切符を普通の紙に印刷して持参すれば、そのバーコードでゲートが空きますよ。

以前はなんとなく心配で、切符は「パリの自動販売機で受け取る」としていたのですが、自動販売機も良く壊れていたり、長い列ができていたりするので、最初から印刷したものがあるととても便利。
今回、飛行機関係もEチケットがヨーロッパの空港で一段と浸透してきているように思いました。
以前はインターネットチェックインをしても搭乗券はカウンターでもらわなくてへいけなかったりしましたが、今はそのままは入れますし何かと便利でした。
ヨーロッパってそういったイメージはないと思うのですが、ロンドンもパリもアムステルダムも空港はどこもWIFIが無料で使えたりと確実にヨーロッパもネット化しているなと思いました。
2014.10.28 (Tue)
アンティークジュエリー買付け日記 「小雨のロンドン」
買い付け日記もそろそろ完成させないといけないですね。
さてロンドンです。
パリからロンドンは新幹線ユーロスターで約2時間半。
国境を越えると言う違いはあれども、東京ー大阪みたいな便利さです。
前回まではパリ→ロンドン→パリ→日本
と言うルートを取っていたのですが、いくら東京⇔大阪ぐらいの距離といっても移動はやはり疲れるなと思い、
今回はパリ→ロンドン→日本
にしました。
これでめでたく、ロンドンからパリに戻る片道分の移動がなくなるわけです。
結論としてこれは正解でした!
かつてはフランスで週末だけオープンしているアンティークの市場などがあったのでわざわざ土曜の午後にパリに戻ってきていたのですが、最近は大半をアポに切り替えているので土日にパリにいる必然性もなくなってきたのです。
いつもは10時間ぐらいしか滞在していなかったロンドンで今回は少しゆっくりできました。
もっとも買い付けはパリが大盛況で、ほとんどの軍資金(というより予定していた金額以上にパリで使い込んできてしまったので)ロンドンは市場調査ぐらいの気持ちで過ごしていました。
いつも以上にシビアに色々チェックしていましたら、ジュエリーの量自体はパリよりずーっと多いのですが、選んだのは3点だけ。
なかなか良い絞込みができました。
そして気持ちに余裕があった分、ひたすら色々見回っていました。
イギリスもなかなか良いものがあることはあるのですが価格的に高めだし、やはりフランスものは少なくて、もしかしたら次回以降来なくても良いかなとも思っています。
ただお一人だけ、ここのところ何度もお世話になっているディーラーさんがいまして、彼女のところで今回も良いジュエリーをいくつも見つけて、色々と話し込んでいると。
「今度は良かったら、ぜひ自宅に来てね」
と有難いご提案が。
ヨーロッパの人は心を許すと自宅に招待してくれるんですよね。
やはりその方が色々と商談もしやすいし、価格も抑えやすい。
彼女はとても知識も豊富で信頼できそうな人なので次回は、お宅訪問をさせていただいても良いかなとか思っています。
お宅訪問の場合、相手のお時間もいただいているので、ある程度の量の取引が見込めないと悪いかなとも思うところがあるのですが、ここ数回見る限りでは必ず良いものがありそう。
実は彼女もイタリアやフランスのアンティークジュエリーが好きで、その話でもりあがっていました。
「うんうん、私も基本はヴィクトリアンはやらないの」とかいっていて。
「イギリスものならエドワーディアンかジョージアン。あとはやはりフランスかイタリアのジュエリーがいいわよね」とかいっていて、本当にあなたイギリス人!?と言う感じです(笑)
と言うわけで何だかんだいって実りのあるロンドン滞在でした。
この日は朝早くから仕事をしていたのですがお昼ぐらいからは急に冷え込んでいて、小雨が降っていました。
ロンドンは本当に雨が似合う町です。
あまりに疲れていて集中を使い果たしていたので、一度ホテルに戻り約30分ぐらい仮眠をとって次の場所に向かいました。
ロンドンのホテルはとても小さな昔の建物を使ったプチホテル。
ヴィクトリアンな味わいある建物でしたが、中がかなり老朽化しており私はあまり好きではありませんでした。
私はどちらかと言うと建物に関しては、外はいくら歴史があってもきれいにリノベーションされているほうが好みです。
窓のたてつけが悪かったり、ドアも男性が体当たりしてしまえばドア破りできそうなのは、いくら古くて味わいがあるといわれても違うような・・・。
次回からやはりロンドンでプチホテルはやめようと思います。


↑
レトロなバスルーム。
ホテルのレビューを見る限りお好きな方はお好きみたいなのでまさに「好み」なのでしょう。
ホテルの人は優しく親切だったのでそれなりに満足していますけどね!
それにしてもロンドンのホテルはパリ以上に高い!
パリはたまたま良い割引をもらえていたというのもあるのですが、あのサンジェルマンのゴージャスなアパルトマンよりこの小さなロンドンのホテルの一室のほうが高いんですよ。
もっとも友人が、もうじき結婚のためにロンドンに渡る予定で、「買い付けの時に泊まっていいよー」と言われているので、次回からは彼女の家にとまらせてもらうかもしれません。
色々ロンドンも楽しみが増えてきました。
今回は飛行機のトラブルなど色々ありましたが、最終的に仕入れはとても順調。
しかも仕入れや現地の滞在に関しては、自分もハイテンションで血眼に探し回るというより、始終リラックスして楽しみながらすごせました。
ストライキがあることが分かった時に、「ストライキ自体は嫌だけれどイライラせずにストレスを抱えないで過ごそう!」と腹を括ったのでした。
それが功を奏したのだと思います。
人生には色々なことがおきますが、旅はそれをぎゅっと凝縮したような感じですね。
色々な人に親切にされてまた年月が長くなるにつれて、いろいろなお付き合いが深化していって、まさに「機が熟す」と言うのを感じました。
買い付け後も忙しいことは忙しいですが、やはりわりとリラックスをして過ごしています。
この仕事の楽しさも、年々深く味わえるようになってきてしあわせです。

↑
本日アップしたシトリンのピアスです。
アンティークのシトリン(自然の状態で黄水晶だったもの)と、現在のシトリン(低品質のアメジストから加熱して着色)は、実にまったくの別物です。
現代の「天然シトリン」の人口処理には主に以下の3つがあげられます。
1:スモーキークォーツを加熱してシトリンにする。
ベースの水晶は天然なので「天然シトリン」という言い分。
この場合もちろん、黄色は人工的に作られたものです。
2:アメジストを加熱処理してシトリンにする。
アメジスト自体は天然のクォーツなので「天然シトリン」という言い分。
石は天然だけれど。色は人工的につけてるのです。
3:原石の段階で熱処理を加えたシトリンにする。
その原石を輸入して加工する加工国が、原石の段階で黄色だったのだから「天然シトリン」という言い分。
本来地表に出てきた時にすでに黄色のものこそが、天然のシトリンというべきですね・・・。
ところでシトリンの主要産地は、ブラジル、インド、チリ、ザンビア・ジンバブエ。
特に最高品質のシトリンは、ブラジル、スペイン、 マダガスカル、ロシアから採れるとされています。
ヨーロッパのアンティークジュエリーで使われているシトリンもおそらく、当時のその他の多くの宝石と同じくロシアから来ているものが多かったのではないかと考えられます。
近年ではベトナムからも良質のシトリンが発見されたそうですが、こうした東南アジアでの採掘は後年になってからですので、当時は当然出てきていません。
なかなかない色ですよね。
顔周りにこの明るい飴色は素敵です。
さてロンドンです。
パリからロンドンは新幹線ユーロスターで約2時間半。
国境を越えると言う違いはあれども、東京ー大阪みたいな便利さです。
前回まではパリ→ロンドン→パリ→日本
と言うルートを取っていたのですが、いくら東京⇔大阪ぐらいの距離といっても移動はやはり疲れるなと思い、
今回はパリ→ロンドン→日本
にしました。
これでめでたく、ロンドンからパリに戻る片道分の移動がなくなるわけです。
結論としてこれは正解でした!
かつてはフランスで週末だけオープンしているアンティークの市場などがあったのでわざわざ土曜の午後にパリに戻ってきていたのですが、最近は大半をアポに切り替えているので土日にパリにいる必然性もなくなってきたのです。
いつもは10時間ぐらいしか滞在していなかったロンドンで今回は少しゆっくりできました。
もっとも買い付けはパリが大盛況で、ほとんどの軍資金(というより予定していた金額以上にパリで使い込んできてしまったので)ロンドンは市場調査ぐらいの気持ちで過ごしていました。
いつも以上にシビアに色々チェックしていましたら、ジュエリーの量自体はパリよりずーっと多いのですが、選んだのは3点だけ。
なかなか良い絞込みができました。
そして気持ちに余裕があった分、ひたすら色々見回っていました。
イギリスもなかなか良いものがあることはあるのですが価格的に高めだし、やはりフランスものは少なくて、もしかしたら次回以降来なくても良いかなとも思っています。
ただお一人だけ、ここのところ何度もお世話になっているディーラーさんがいまして、彼女のところで今回も良いジュエリーをいくつも見つけて、色々と話し込んでいると。
「今度は良かったら、ぜひ自宅に来てね」
と有難いご提案が。
ヨーロッパの人は心を許すと自宅に招待してくれるんですよね。
やはりその方が色々と商談もしやすいし、価格も抑えやすい。
彼女はとても知識も豊富で信頼できそうな人なので次回は、お宅訪問をさせていただいても良いかなとか思っています。
お宅訪問の場合、相手のお時間もいただいているので、ある程度の量の取引が見込めないと悪いかなとも思うところがあるのですが、ここ数回見る限りでは必ず良いものがありそう。
実は彼女もイタリアやフランスのアンティークジュエリーが好きで、その話でもりあがっていました。
「うんうん、私も基本はヴィクトリアンはやらないの」とかいっていて。
「イギリスものならエドワーディアンかジョージアン。あとはやはりフランスかイタリアのジュエリーがいいわよね」とかいっていて、本当にあなたイギリス人!?と言う感じです(笑)
と言うわけで何だかんだいって実りのあるロンドン滞在でした。
この日は朝早くから仕事をしていたのですがお昼ぐらいからは急に冷え込んでいて、小雨が降っていました。
ロンドンは本当に雨が似合う町です。
あまりに疲れていて集中を使い果たしていたので、一度ホテルに戻り約30分ぐらい仮眠をとって次の場所に向かいました。
ロンドンのホテルはとても小さな昔の建物を使ったプチホテル。
ヴィクトリアンな味わいある建物でしたが、中がかなり老朽化しており私はあまり好きではありませんでした。
私はどちらかと言うと建物に関しては、外はいくら歴史があってもきれいにリノベーションされているほうが好みです。
窓のたてつけが悪かったり、ドアも男性が体当たりしてしまえばドア破りできそうなのは、いくら古くて味わいがあるといわれても違うような・・・。
次回からやはりロンドンでプチホテルはやめようと思います。


↑
レトロなバスルーム。
ホテルのレビューを見る限りお好きな方はお好きみたいなのでまさに「好み」なのでしょう。
ホテルの人は優しく親切だったのでそれなりに満足していますけどね!
それにしてもロンドンのホテルはパリ以上に高い!
パリはたまたま良い割引をもらえていたというのもあるのですが、あのサンジェルマンのゴージャスなアパルトマンよりこの小さなロンドンのホテルの一室のほうが高いんですよ。
もっとも友人が、もうじき結婚のためにロンドンに渡る予定で、「買い付けの時に泊まっていいよー」と言われているので、次回からは彼女の家にとまらせてもらうかもしれません。
色々ロンドンも楽しみが増えてきました。
今回は飛行機のトラブルなど色々ありましたが、最終的に仕入れはとても順調。
しかも仕入れや現地の滞在に関しては、自分もハイテンションで血眼に探し回るというより、始終リラックスして楽しみながらすごせました。
ストライキがあることが分かった時に、「ストライキ自体は嫌だけれどイライラせずにストレスを抱えないで過ごそう!」と腹を括ったのでした。
それが功を奏したのだと思います。
人生には色々なことがおきますが、旅はそれをぎゅっと凝縮したような感じですね。
色々な人に親切にされてまた年月が長くなるにつれて、いろいろなお付き合いが深化していって、まさに「機が熟す」と言うのを感じました。
買い付け後も忙しいことは忙しいですが、やはりわりとリラックスをして過ごしています。
この仕事の楽しさも、年々深く味わえるようになってきてしあわせです。

↑
本日アップしたシトリンのピアスです。
アンティークのシトリン(自然の状態で黄水晶だったもの)と、現在のシトリン(低品質のアメジストから加熱して着色)は、実にまったくの別物です。
現代の「天然シトリン」の人口処理には主に以下の3つがあげられます。
1:スモーキークォーツを加熱してシトリンにする。
ベースの水晶は天然なので「天然シトリン」という言い分。
この場合もちろん、黄色は人工的に作られたものです。
2:アメジストを加熱処理してシトリンにする。
アメジスト自体は天然のクォーツなので「天然シトリン」という言い分。
石は天然だけれど。色は人工的につけてるのです。
3:原石の段階で熱処理を加えたシトリンにする。
その原石を輸入して加工する加工国が、原石の段階で黄色だったのだから「天然シトリン」という言い分。
本来地表に出てきた時にすでに黄色のものこそが、天然のシトリンというべきですね・・・。
ところでシトリンの主要産地は、ブラジル、インド、チリ、ザンビア・ジンバブエ。
特に最高品質のシトリンは、ブラジル、スペイン、 マダガスカル、ロシアから採れるとされています。
ヨーロッパのアンティークジュエリーで使われているシトリンもおそらく、当時のその他の多くの宝石と同じくロシアから来ているものが多かったのではないかと考えられます。
近年ではベトナムからも良質のシトリンが発見されたそうですが、こうした東南アジアでの採掘は後年になってからですので、当時は当然出てきていません。
なかなかない色ですよね。
顔周りにこの明るい飴色は素敵です。
2014.10.25 (Sat)
アンティークジュエリー買付け日記「パリで買ったもの」
さて買い付けの様子もあきてきたことでしょう。
たまにはプライベートのパリの様子(ほとんど時間がございませんでしたが)について書きたいと思います。
案外「パリに行く時にブログを参考にさせていただきました!」
と言う大変有難いお声を頂くことがございまして、こんなヘロヘロな私のパリ滞在日記のどこをご参照にしていただけるのだろう?と思わないこともございませんが、嬉しいです。
さて私がパリで大きな買い物をすることは稀です。
と言うのも買い付けで大きな決断力は全部使い果たしてしまうから。
ちょっとしたものを買います。
今回買ったもの
1)朝食を買いにいったpoilaneのクッキー
2)高級食材屋da rosaのレーズンチョコレートとキャラメル
3)meertのワッフル

4)エシレのバター 3本
ここまでなんと全て食べ物ではありませんか!
あと
5)サンジェルマンでふらふらしていて見つけた割とリーズナブルなお店のお洋服
日本では見たことのないブランドでした。
10分ぐらいで軽くワンピースとカーデガンを入手。
6)ボンマルシェでbleu foretのタイツ&レギンス&靴下 大人買い!
↑
ここのタイツが秋冬の私の京都生活の必需品で、ギリギリ免税が出来るほど買い込みました。
7)エルベシャプリエでリュック
ハンドバッグは何回か買っているのですが、何といっても軽いこちらのバッグ。
リュックも買い付けの時お助けアイテムとして重宝しそうです。
8)Descampsのバスローブ
フランス人が好きな高級リネンのお店です。
紺とグレーの間のようなとてもシックな色合いのバスローブ、何と買ったのは子供用です(笑)
12-14歳用というのが私にぴったり。
お店の人に「自分用のバスローブ探しているんですけど」といったら、子供のマネキンが着ていたバスローブをさして「これがぴったりよ!」と言うので最初、真剣にいやみかと思いました。

ここのリネンはシーツであれタオルであれ本当に気持ちがいいんですよ。
元々、パリ在住の日本人マダムでとてもお洒落な友人がいるのですが、彼女が家でここのリネンを愛用しているというので覗くようになりました。
サンジェルマンに店舗があります。
ベッドのサイズ等が異なり日本では使いにくいものもあるかと思いますが、バスローブなら問題なし。
少し寒くなってきた京都でお風呂上りいつも癒されています。
もう何といっても気持ちがいい。
以上、きっとあまり役に立たないだろう情報ですね!
あと薬局で、虫刺され用や傷用のオーガニッククリームを買いました。
こちらのキク科の植物であるカレンデュラという植物をベースにしたクリームは、我が家のお助けキットなのです。
常時置いてあるクリームではないので、初日に近所の薬局で注文だけしておいて後で取りに行きます。
薬局はパリはもうそこら中にあるのでなかなか便利なんですよ。
高価なものは買いませんが、私的にはブランド品を買うよりハッピーなパリでの買い物です。
もっともいずれもほとんど5-10分ぐらいでささっと買っている感じです。
次回からは今度は半日ぐらい自分の時間がほしいかも。。。
とこの何年も言い続けているような気がします・・・。

↑
先日アップしましたダイヤモンドのトリロジーリング。
こちらはシェルシュミディとしては珍しく、ロンドンで仕入れた数少ないジュエリーの一つです。
こうした3石が並ぶダイヤモンドで、左右の石までこれだけ大粒な物を使うことは珍しいです。
(通常は脇石はもっと大きくサイズダウンします)。
ダイヤモンドがとても綺麗なのです。
写真では分かりにくいのがちょっと残念、そしてセッティングもとても細やかで洗練されてます。
まさに線のように細く見えるセッティングです。
たまにはプライベートのパリの様子(ほとんど時間がございませんでしたが)について書きたいと思います。
案外「パリに行く時にブログを参考にさせていただきました!」
と言う大変有難いお声を頂くことがございまして、こんなヘロヘロな私のパリ滞在日記のどこをご参照にしていただけるのだろう?と思わないこともございませんが、嬉しいです。
さて私がパリで大きな買い物をすることは稀です。
と言うのも買い付けで大きな決断力は全部使い果たしてしまうから。
ちょっとしたものを買います。
今回買ったもの
1)朝食を買いにいったpoilaneのクッキー
2)高級食材屋da rosaのレーズンチョコレートとキャラメル
3)meertのワッフル

4)エシレのバター 3本
ここまでなんと全て食べ物ではありませんか!
あと
5)サンジェルマンでふらふらしていて見つけた割とリーズナブルなお店のお洋服
日本では見たことのないブランドでした。
10分ぐらいで軽くワンピースとカーデガンを入手。
6)ボンマルシェでbleu foretのタイツ&レギンス&靴下 大人買い!
↑
ここのタイツが秋冬の私の京都生活の必需品で、ギリギリ免税が出来るほど買い込みました。
7)エルベシャプリエでリュック
ハンドバッグは何回か買っているのですが、何といっても軽いこちらのバッグ。
リュックも買い付けの時お助けアイテムとして重宝しそうです。
8)Descampsのバスローブ
フランス人が好きな高級リネンのお店です。
紺とグレーの間のようなとてもシックな色合いのバスローブ、何と買ったのは子供用です(笑)
12-14歳用というのが私にぴったり。
お店の人に「自分用のバスローブ探しているんですけど」といったら、子供のマネキンが着ていたバスローブをさして「これがぴったりよ!」と言うので最初、真剣にいやみかと思いました。

ここのリネンはシーツであれタオルであれ本当に気持ちがいいんですよ。
元々、パリ在住の日本人マダムでとてもお洒落な友人がいるのですが、彼女が家でここのリネンを愛用しているというので覗くようになりました。
サンジェルマンに店舗があります。
ベッドのサイズ等が異なり日本では使いにくいものもあるかと思いますが、バスローブなら問題なし。
少し寒くなってきた京都でお風呂上りいつも癒されています。
もう何といっても気持ちがいい。
以上、きっとあまり役に立たないだろう情報ですね!
あと薬局で、虫刺され用や傷用のオーガニッククリームを買いました。
こちらのキク科の植物であるカレンデュラという植物をベースにしたクリームは、我が家のお助けキットなのです。
常時置いてあるクリームではないので、初日に近所の薬局で注文だけしておいて後で取りに行きます。
薬局はパリはもうそこら中にあるのでなかなか便利なんですよ。
高価なものは買いませんが、私的にはブランド品を買うよりハッピーなパリでの買い物です。
もっともいずれもほとんど5-10分ぐらいでささっと買っている感じです。
次回からは今度は半日ぐらい自分の時間がほしいかも。。。
とこの何年も言い続けているような気がします・・・。

↑
先日アップしましたダイヤモンドのトリロジーリング。
こちらはシェルシュミディとしては珍しく、ロンドンで仕入れた数少ないジュエリーの一つです。
こうした3石が並ぶダイヤモンドで、左右の石までこれだけ大粒な物を使うことは珍しいです。
(通常は脇石はもっと大きくサイズダウンします)。
ダイヤモンドがとても綺麗なのです。
写真では分かりにくいのがちょっと残念、そしてセッティングもとても細やかで洗練されてます。
まさに線のように細く見えるセッティングです。
2014.10.19 (Sun)
アンティークジュエリー買付け日記「パリで朝食を」
買い付けの日々を書こうとしていて、遅くなってしまっていて申し訳ございません。
さてパリでの日々続き。
アポイントメントは実に色々な時間に入れてもらっていて、短い滞在時間で時間を有効に使いたいため、朝の9:30からとか夕方の17:30からとか、大変ご迷惑なお時間にもお邪魔しています
さてこの日、朝一番で訪れたのは、ダンディーなムッシューのところです。
とてもエレガントな紳士で、誰もが憧れるシックなパリ左岸の高級住宅街のアパルトマンに、それは優雅に住まわれています。
男性宅とは思えないほど、いつも室内もぴかぴか。
明るい日が差す広々としたお部屋に、厳選された家具を少しだけ置かれています。
いつも朝一番で押しかける私のほうはつかれきった顔をしていますが、この空間に来るとそれだけで落ち着きます!
彼は初日に訪れたディーラーさんと仲が良いみたいで、私が手作りケーキに大喜びしていた話が、しっかり彼にも伝わっておりました。
「自分は手作りケーキなんて作れないので・・・」ということで、こちらのムッシューは、何と朝食を用意してくれていました

お洒落ですよね!
あっ、でも食べかけでごめんなさい。
私のバタバタぶりを伺ってもらえることでしょう。
「どこに泊まっているの?朝ご飯ちゃんと食べてるの?」となんだか娘のようにご心配いただいて恐縮です。
私:「今回はサンジェルマンのアパルトマンです、何でもついてるからすごく便利!」と応えると、
彼:「じゃ珈琲マシンもあるから珈琲も朝、飲めるから良かったね」
私:「使い方とか調べるの面倒だし、ぜんぜん使ってないですー」
彼:「・・・」
このディーラーさんのように日常、あるいは出張中ももっとエレガントに過ごしたいものです。
男性ではありますが、女性のアンティーク指輪でエレガントなセンスの良いものをいつも揃えてくれています。
男性の選ぶ女性用の指輪はどこかロマンがあって、フェミニンなのだけれど大人っぽくもあり素敵です。
他のアイテムもあるけれど、何といっても指輪が好きだそうで、いつも私もここでは指輪を中心にそろえます。
今回も美しいだけでなく、とても珍しい指輪が数点見つかりました。
あと彼はブルーサファイアが好きみたいで、ブルーサファイアの良い指輪で、このディーラーさんのところで仕入れたもの率はこれまでかなり高いです。
男性ってブルーサファイアが好きな方(女性のジュエリーに対しても)が多いような気がするのですが気のせいでしょうか?
このダンディーで優しいムッシューの後はうってかわって、はきはきとしたマダムのところにアポがあり向かいました。
彼女は今度はとてもテンポが良く、話し方もとても早く、仕事の決断もめちゃめちゃ早いです。
彼女とは話がいつも早く進むのでこのテンポ感が好きです。
1910年ぐらいのラインのすっきりとしたハイクオリティーの良いジュエリーがお好きでらっしゃって、このあたりはシェルシュミディでもメインにしている時代の一つです。
宝石の美しいものが多く、私も手がけることができないぐらいとても大粒の作品もお持ちです。
いつも段取りがよくてきぱきとしているけれど温かくもあり、経験豊かな女性です。
この日も話が弾むこと弾むこと、私も言ってみればおしゃべりなので盛り上がります。
そして素晴らしいジュエリーを譲っていただき、彼女の弾丸トークを聞いた後は、私もすっかりエネルギーが充満します。
この日はとても良いお天気で、10月のパリと思えないぐらい。
日中は半そでで歩いているツワモノもいるほど温かでした。
足取りがはずみます。
彼女の話を聞いていれば、彼女の人生自体けっして順風満帆といったわけではなかったようなのですが。
それでもどんな時も彼女は颯爽とそして力強くそれを潜り抜けて、それはそれは美しいジュエリーを集めてきたのでしょう。
とにかく凄腕で、彼女の仕入れの秘話などを聞くにつれ「ボス、ついていきます!」と言いたくなります。
すがすがしいパリの一日でした。
メルマガ会員様向けの先行案内、そして11/6-11/8の東京・表参道での催事のアポも、受け付けさせていただいております。
お気軽にお問い合わせフォームなどからどうぞ。
そして先行案内に掲載させていただいていたジュエリーで、あっという間に予約のはいってしまった「アクアマリンの指輪」がお客様のご都合でキャンセルになりましたので今、availableです。
念のためこちらでもご案内させていただきました。
さてパリでの日々続き。
アポイントメントは実に色々な時間に入れてもらっていて、短い滞在時間で時間を有効に使いたいため、朝の9:30からとか夕方の17:30からとか、大変ご迷惑なお時間にもお邪魔しています

さてこの日、朝一番で訪れたのは、ダンディーなムッシューのところです。
とてもエレガントな紳士で、誰もが憧れるシックなパリ左岸の高級住宅街のアパルトマンに、それは優雅に住まわれています。
男性宅とは思えないほど、いつも室内もぴかぴか。
明るい日が差す広々としたお部屋に、厳選された家具を少しだけ置かれています。
いつも朝一番で押しかける私のほうはつかれきった顔をしていますが、この空間に来るとそれだけで落ち着きます!
彼は初日に訪れたディーラーさんと仲が良いみたいで、私が手作りケーキに大喜びしていた話が、しっかり彼にも伝わっておりました。
「自分は手作りケーキなんて作れないので・・・」ということで、こちらのムッシューは、何と朝食を用意してくれていました


お洒落ですよね!
あっ、でも食べかけでごめんなさい。
私のバタバタぶりを伺ってもらえることでしょう。
「どこに泊まっているの?朝ご飯ちゃんと食べてるの?」となんだか娘のようにご心配いただいて恐縮です。
私:「今回はサンジェルマンのアパルトマンです、何でもついてるからすごく便利!」と応えると、
彼:「じゃ珈琲マシンもあるから珈琲も朝、飲めるから良かったね」
私:「使い方とか調べるの面倒だし、ぜんぜん使ってないですー」
彼:「・・・」
このディーラーさんのように日常、あるいは出張中ももっとエレガントに過ごしたいものです。
男性ではありますが、女性のアンティーク指輪でエレガントなセンスの良いものをいつも揃えてくれています。
男性の選ぶ女性用の指輪はどこかロマンがあって、フェミニンなのだけれど大人っぽくもあり素敵です。
他のアイテムもあるけれど、何といっても指輪が好きだそうで、いつも私もここでは指輪を中心にそろえます。
今回も美しいだけでなく、とても珍しい指輪が数点見つかりました。
あと彼はブルーサファイアが好きみたいで、ブルーサファイアの良い指輪で、このディーラーさんのところで仕入れたもの率はこれまでかなり高いです。
男性ってブルーサファイアが好きな方(女性のジュエリーに対しても)が多いような気がするのですが気のせいでしょうか?
このダンディーで優しいムッシューの後はうってかわって、はきはきとしたマダムのところにアポがあり向かいました。
彼女は今度はとてもテンポが良く、話し方もとても早く、仕事の決断もめちゃめちゃ早いです。
彼女とは話がいつも早く進むのでこのテンポ感が好きです。
1910年ぐらいのラインのすっきりとしたハイクオリティーの良いジュエリーがお好きでらっしゃって、このあたりはシェルシュミディでもメインにしている時代の一つです。
宝石の美しいものが多く、私も手がけることができないぐらいとても大粒の作品もお持ちです。
いつも段取りがよくてきぱきとしているけれど温かくもあり、経験豊かな女性です。
この日も話が弾むこと弾むこと、私も言ってみればおしゃべりなので盛り上がります。
そして素晴らしいジュエリーを譲っていただき、彼女の弾丸トークを聞いた後は、私もすっかりエネルギーが充満します。
この日はとても良いお天気で、10月のパリと思えないぐらい。
日中は半そでで歩いているツワモノもいるほど温かでした。
足取りがはずみます。
彼女の話を聞いていれば、彼女の人生自体けっして順風満帆といったわけではなかったようなのですが。
それでもどんな時も彼女は颯爽とそして力強くそれを潜り抜けて、それはそれは美しいジュエリーを集めてきたのでしょう。
とにかく凄腕で、彼女の仕入れの秘話などを聞くにつれ「ボス、ついていきます!」と言いたくなります。
すがすがしいパリの一日でした。
メルマガ会員様向けの先行案内、そして11/6-11/8の東京・表参道での催事のアポも、受け付けさせていただいております。
お気軽にお問い合わせフォームなどからどうぞ。
そして先行案内に掲載させていただいていたジュエリーで、あっという間に予約のはいってしまった「アクアマリンの指輪」がお客様のご都合でキャンセルになりましたので今、availableです。
念のためこちらでもご案内させていただきました。
2014.10.17 (Fri)
オープンサロンを行います!
さてフランスでの買いつけの様子をもっと書きたいのですが、ここ一週間ぐらいはとても忙しくしておりなかなか思うように進まず申し訳ないです。
本日は取り急ぎオープンサロンのご案内です。
11/6(木)から11/8(土)の三日間、東京表参道にてオープンサロンを行います。
場所は表参道駅より徒歩三分ほどになります。
*詳しい地図はまだ作成中なのですが(バタバタぶりが伺えますよね、ごめんなさい・・・)、ご予約いただきました方には後日お送りさせていただきます。
「オープン」と書いていながら基本的にはアポ制にさせていただいております。
ご面倒だとは思うのですが、やはり皆様1対1のほうが落ち着かれるようですので。
お一人2時間程度を予定しております。
時間は11/6が11-20時。
11/7が10-20時。
11/8が10-19時になります。
アポにつきましてどうぞお気軽にお問い合わせフォームよりご連絡を頂けましたら幸いです。
時々「実物が見たい!」とお電話を下さるお客様がいらっしゃり、メールマガジンにご登録くださっているお客様には確実にご連絡ができていると思うのですが。
メールマガジンにご登録いただいていないお客様の場合よく、
「先日催事等かないかどうかお電話をくださった方、メールアドレスが分からない!あーどうしよう!」
といったことが起きてしまいます。
差し支えないようでしたら、どうかメールマガジンにご登録いただけましたら幸いです。
いち早く色々なお知らせができますしやはり漏れがないかと。
色々皆様には御手数をおかけしてしまい恐縮です。
尚、メールマガジンは基本的には1週間に1回程度ですのでそれほど頻度は多くございません。
それほど邪魔になるものではないかと思います。
それでは皆様にお会いできますのを楽しみにしております!


写真はしつこいですが、サンジェルマンの朝焼け(別の日の朝に撮ったもの)。
毎日少しずつ色合いが異なり、感動していました。
ちなみに二番目の写真の手前のほうに見えるのは、滞在しておりましたアパルトマンの建物の屋根です。
窓から身体を乗り出して写真を撮っていたので、いつか落ちそうだなーと思いました(笑)
もともとこのお部屋は最上階、屋根裏的なお部屋だったと思います。
お部屋の端のほうは勾配がかかっていて天井が低くなっています。
そこに窓がついているので、まるで天窓のよう。
エージェントの方からは、「朝は朝日がまぶしいので、気になられるようでしたら雨戸を閉めておいてくださいね」と言われたのですが、この時間と共に変化する空の色が好きで、わざと開けたままにしてました。
ところでフランス人の友達とこのアパルトマンの広さの話をしていて「何か変だなー」と思いましたら、フランスではこの勾配のついた部分は表示面積に入れてはいけないそうです。
日本では入れますか、どうでしょう?
というわけで日本的に言えば50平米ほどなのですが、フランス的に言えば30平米ぐらいのお部屋ということになります。
面白いですね。
本日は取り急ぎオープンサロンのご案内です。
11/6(木)から11/8(土)の三日間、東京表参道にてオープンサロンを行います。
場所は表参道駅より徒歩三分ほどになります。
*詳しい地図はまだ作成中なのですが(バタバタぶりが伺えますよね、ごめんなさい・・・)、ご予約いただきました方には後日お送りさせていただきます。
「オープン」と書いていながら基本的にはアポ制にさせていただいております。
ご面倒だとは思うのですが、やはり皆様1対1のほうが落ち着かれるようですので。
お一人2時間程度を予定しております。
時間は11/6が11-20時。
11/7が10-20時。
11/8が10-19時になります。
アポにつきましてどうぞお気軽にお問い合わせフォームよりご連絡を頂けましたら幸いです。
時々「実物が見たい!」とお電話を下さるお客様がいらっしゃり、メールマガジンにご登録くださっているお客様には確実にご連絡ができていると思うのですが。
メールマガジンにご登録いただいていないお客様の場合よく、
「先日催事等かないかどうかお電話をくださった方、メールアドレスが分からない!あーどうしよう!」
といったことが起きてしまいます。
差し支えないようでしたら、どうかメールマガジンにご登録いただけましたら幸いです。
いち早く色々なお知らせができますしやはり漏れがないかと。
色々皆様には御手数をおかけしてしまい恐縮です。
尚、メールマガジンは基本的には1週間に1回程度ですのでそれほど頻度は多くございません。
それほど邪魔になるものではないかと思います。
それでは皆様にお会いできますのを楽しみにしております!


写真はしつこいですが、サンジェルマンの朝焼け(別の日の朝に撮ったもの)。
毎日少しずつ色合いが異なり、感動していました。
ちなみに二番目の写真の手前のほうに見えるのは、滞在しておりましたアパルトマンの建物の屋根です。
窓から身体を乗り出して写真を撮っていたので、いつか落ちそうだなーと思いました(笑)
もともとこのお部屋は最上階、屋根裏的なお部屋だったと思います。
お部屋の端のほうは勾配がかかっていて天井が低くなっています。
そこに窓がついているので、まるで天窓のよう。
エージェントの方からは、「朝は朝日がまぶしいので、気になられるようでしたら雨戸を閉めておいてくださいね」と言われたのですが、この時間と共に変化する空の色が好きで、わざと開けたままにしてました。
ところでフランス人の友達とこのアパルトマンの広さの話をしていて「何か変だなー」と思いましたら、フランスではこの勾配のついた部分は表示面積に入れてはいけないそうです。
日本では入れますか、どうでしょう?
というわけで日本的に言えば50平米ほどなのですが、フランス的に言えば30平米ぐらいのお部屋ということになります。
面白いですね。
2014.10.13 (Mon)
パリ 鍵忘れ事件
パリでの買いつけの日々の様子の続きを書いていきますね。
2日目の日はやはり早めにおきまして出陣!
・・・の前に、朝ポワラーヌしてきました。
ポワラーヌ(poilane)とは当店の店名の由来になっておりますサンジェルマン地区のcherche midi通りにあるパン屋さんで、日本でも有名です。
今回宿泊していたアパルトマンとポワラーヌは歩いて5分程度。
朝7時からパン屋はオープンしているということで、さっくり朝のパンを買ってきてアパルトマンで食べました。

そのおいしいことといったら。
特に私の好きなのはtarte aux pommes(りんごパイ)、朝から元気をもらったのでがんばります!
朝一番に出かけたのは実験的な場所で、月イチで行われているアンティーク市。
アンティークフェアより少し格下の市場です。
ずっと前、私がこの仕事を始めた頃は、こうしたパリの色々なところで行われるbrocanteと呼ばれるアンティーク市が頻繁に開催されており、大きな作品ではないけれど小ぶりの指輪やピアスなどを見つけることができました。
しかし・・・この日の朝の収穫はゼロでした。
現地のディーラーたちも近年よく「今や、路上では何も見つけられない」とぼやくのですが、本当にその通りです。
私の場合、最後の良い時代にスタートアップをきっていましたので、以前こうしたアンティーク市に出ていた人あるいはその格上のフェアに出ていた人の中でよいジュエリーをお持ちのディーラーさんと個人的に親しくなっていき少しずつ信頼関係が生まれていきました。
今はほぼアポイントベースで買い付けを行っています。
でももし時代が少しずれて、今スタートアップをきっていたら仕入れはもっとずっと大変になっていたことでしょう。
いまや若い人はスタート地点に立てないそんな感じです。
でももちろんどんなに大変な時代であっても、そこから抜群のセンスと行動力でスターダムを駆け上がる人もいることでしょう。
そして自分より若い年代のディーラーさんが出てくることで、ただでさえ厳しくなる市場がより大変なことになるのかもしれないです。
でも中年と言う年齢に差し掛かりつつある今、私が思うのはそれでもそうした自分より若い世代のディーラーさん(日本人であれフランス人であれイギリス人であれ)にやはり温かい目を持っていられる人間でありたいなということです。
どんな業界であれそうした若い力で、新しい波が生まれたり何かの原動力になり、業界が活性化するのですから。
さて話はずれましたが朝イチの仕事は早々に見切りをつけて、アポ現場へ。
ここから2つ懇意のディーラーさんのところでジュエリーを見せてもらいました。
一人目のディーラーさんは、私が最も知識をもらったディーラーさんで、本当に勉強熱心。
今日はコピーはなかったですが、時々本の抜粋などコピーも用意して待っててくれます。
知識を得ることにも、それを与えることにも惜しみのない人で、仕事もプライベートもほとんど混ざっているそう。
心からアンティークジュエリーが好きなのだと思います。
彼女のところで見つけるジュエリーは非常に珍しいジュエリー、定番モノというより希少で見つけにくいジュエリーが多いです。
この日もとても変わったジュエリーをお持ちなので悩みに悩みぬき特に真珠のジュエリーを数点、彼女のところで仕入れてきました。
2人目のディーラーさん、今お付き合いしているディーラーさんの中でもっともお付き合いが長い彼女。
かなり長いことtomoko boxを作っておいてくれたようで本当に有難いです。
お互いピアス好きなので、特に小ぶりの愛らしいピアスを見つけると私の顔を思い出すのだとか。
この日もなかなか変わったピアス、定番のピアスなど、昨今きわめて価格の高騰しているピアスを、以前のような価格で譲ってくださいました。
本当に優しいなぁ。。。
何だかんだ言ってたまにしかあえず、しかも一緒にすごす時間はあっという間に過ぎていきます。
別れ際はなんだかとても寂しくて、向こうも「あっという間に帰っちゃうのね」と。
たくさんビズー(ほっぺたの両側に頬と頬をくっつけてキスをすること)して別れます。
異国の地で旧知の人に再会するほど心温まることはなく、それだけに別れ際はなんだかとても寂しい気持ちになります。
比較的スムーズにこの日の仕事終了!
といっても朝イチでアパルトマンを出て再びアパルトマンに戻ってこれたのは17時過ぎ。
あわててもろもろ身支度をして早々にまた出発です!
その日の夜は旧知の友人と夕食の約束をしていたからです。
彼のアパルトマンでやはり共通の知り合いの友達と皆で集まることになっています。
Let's go~~、無事に彼のマンションの前までつくとなんと扉の前で待っているではありませんか!
私:「んん、どうしたの?」
友人D:「鍵を会社に忘れてきたみたい!」
えぇーー。
ということでシャンゼリゼ近くの高級レジデンスの扉の前で足止めを食らう私たち。
私:「会社に戻って取ってきなよー」
友人D:「また電車に乗るのは絶対にいや」
となぜか電話を掛けまっている。
彼の働くオフィスはパリの西側の郊外にあり、どうも彼のアパルトマンのある地下鉄1号線を皆つかって、パリの中心部に帰っていくそうな。
つまり彼のマンションはいわば多くの従業員の帰り道にあるので、誰かオフィスに残っている人を捕まえて、近くまで持ってきてもらおうという魂胆らしい。
しかしこの日に限ってなかなかつかまらない!
とうとう上司にまで
そのちょっと前に、「今、働いている部署の上司が最悪だから、部署移動のために今、社内で面接を受けているんだよね」
って言っていたのですが、その上司も小間使いにすることを辞さないらしい、彼らしくて大笑いです。
しかし結局その上司も既にオフィスを出てしまっているようで、ようやく違う仲良しの同僚の女性がつかまり。
近くのバーレストランで私たちがアペリティフのKirを飲んでいる間に、彼女が鍵を持って現れました。

人徳だなー。
ということで友人Dと鍵を持ってきてくれた優しい同僚の女性、Dと私の共通の男友達の四人でなぜか彼のアパルトマンのすぐ近くのレストランでそのままご飯を食べることになりました。

↑
住宅街のこんな通りに面したなかなか良いレストランでした。

メニューに「tenpura」を発見。
頼んでみたらこんな感じでした、斬新!

その他、もろもろ飲んで食べて、しかしかなり疲れていたので晩餐の終わりごろにはあくびが・・・。
そんなに遅くない時間に切り上げました。
友よ、次回は鍵を忘れないでね。
先日、恒例の買い付け後のメールマガ会員様向け先行案内をお送りいたしました。
ぜひご覧ください。
まだ登録がお済みでなかったかたでこの先行案内(買い付け商品を一部ご紹介、5-10%の割引つき)をご希望の方は今でしたらご連絡を頂けましたらお送りできますので
下記よりご登録ください。
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2日目の日はやはり早めにおきまして出陣!
・・・の前に、朝ポワラーヌしてきました。
ポワラーヌ(poilane)とは当店の店名の由来になっておりますサンジェルマン地区のcherche midi通りにあるパン屋さんで、日本でも有名です。
今回宿泊していたアパルトマンとポワラーヌは歩いて5分程度。
朝7時からパン屋はオープンしているということで、さっくり朝のパンを買ってきてアパルトマンで食べました。

そのおいしいことといったら。
特に私の好きなのはtarte aux pommes(りんごパイ)、朝から元気をもらったのでがんばります!
朝一番に出かけたのは実験的な場所で、月イチで行われているアンティーク市。
アンティークフェアより少し格下の市場です。
ずっと前、私がこの仕事を始めた頃は、こうしたパリの色々なところで行われるbrocanteと呼ばれるアンティーク市が頻繁に開催されており、大きな作品ではないけれど小ぶりの指輪やピアスなどを見つけることができました。
しかし・・・この日の朝の収穫はゼロでした。
現地のディーラーたちも近年よく「今や、路上では何も見つけられない」とぼやくのですが、本当にその通りです。
私の場合、最後の良い時代にスタートアップをきっていましたので、以前こうしたアンティーク市に出ていた人あるいはその格上のフェアに出ていた人の中でよいジュエリーをお持ちのディーラーさんと個人的に親しくなっていき少しずつ信頼関係が生まれていきました。
今はほぼアポイントベースで買い付けを行っています。
でももし時代が少しずれて、今スタートアップをきっていたら仕入れはもっとずっと大変になっていたことでしょう。
いまや若い人はスタート地点に立てないそんな感じです。
でももちろんどんなに大変な時代であっても、そこから抜群のセンスと行動力でスターダムを駆け上がる人もいることでしょう。
そして自分より若い年代のディーラーさんが出てくることで、ただでさえ厳しくなる市場がより大変なことになるのかもしれないです。
でも中年と言う年齢に差し掛かりつつある今、私が思うのはそれでもそうした自分より若い世代のディーラーさん(日本人であれフランス人であれイギリス人であれ)にやはり温かい目を持っていられる人間でありたいなということです。
どんな業界であれそうした若い力で、新しい波が生まれたり何かの原動力になり、業界が活性化するのですから。
さて話はずれましたが朝イチの仕事は早々に見切りをつけて、アポ現場へ。
ここから2つ懇意のディーラーさんのところでジュエリーを見せてもらいました。
一人目のディーラーさんは、私が最も知識をもらったディーラーさんで、本当に勉強熱心。
今日はコピーはなかったですが、時々本の抜粋などコピーも用意して待っててくれます。
知識を得ることにも、それを与えることにも惜しみのない人で、仕事もプライベートもほとんど混ざっているそう。
心からアンティークジュエリーが好きなのだと思います。
彼女のところで見つけるジュエリーは非常に珍しいジュエリー、定番モノというより希少で見つけにくいジュエリーが多いです。
この日もとても変わったジュエリーをお持ちなので悩みに悩みぬき特に真珠のジュエリーを数点、彼女のところで仕入れてきました。
2人目のディーラーさん、今お付き合いしているディーラーさんの中でもっともお付き合いが長い彼女。
かなり長いことtomoko boxを作っておいてくれたようで本当に有難いです。
お互いピアス好きなので、特に小ぶりの愛らしいピアスを見つけると私の顔を思い出すのだとか。
この日もなかなか変わったピアス、定番のピアスなど、昨今きわめて価格の高騰しているピアスを、以前のような価格で譲ってくださいました。
本当に優しいなぁ。。。
何だかんだ言ってたまにしかあえず、しかも一緒にすごす時間はあっという間に過ぎていきます。
別れ際はなんだかとても寂しくて、向こうも「あっという間に帰っちゃうのね」と。
たくさんビズー(ほっぺたの両側に頬と頬をくっつけてキスをすること)して別れます。
異国の地で旧知の人に再会するほど心温まることはなく、それだけに別れ際はなんだかとても寂しい気持ちになります。
比較的スムーズにこの日の仕事終了!
といっても朝イチでアパルトマンを出て再びアパルトマンに戻ってこれたのは17時過ぎ。
あわててもろもろ身支度をして早々にまた出発です!
その日の夜は旧知の友人と夕食の約束をしていたからです。
彼のアパルトマンでやはり共通の知り合いの友達と皆で集まることになっています。
Let's go~~、無事に彼のマンションの前までつくとなんと扉の前で待っているではありませんか!
私:「んん、どうしたの?」
友人D:「鍵を会社に忘れてきたみたい!」
えぇーー。
ということでシャンゼリゼ近くの高級レジデンスの扉の前で足止めを食らう私たち。
私:「会社に戻って取ってきなよー」
友人D:「また電車に乗るのは絶対にいや」
となぜか電話を掛けまっている。
彼の働くオフィスはパリの西側の郊外にあり、どうも彼のアパルトマンのある地下鉄1号線を皆つかって、パリの中心部に帰っていくそうな。
つまり彼のマンションはいわば多くの従業員の帰り道にあるので、誰かオフィスに残っている人を捕まえて、近くまで持ってきてもらおうという魂胆らしい。
しかしこの日に限ってなかなかつかまらない!
とうとう上司にまで

そのちょっと前に、「今、働いている部署の上司が最悪だから、部署移動のために今、社内で面接を受けているんだよね」
って言っていたのですが、その上司も小間使いにすることを辞さないらしい、彼らしくて大笑いです。
しかし結局その上司も既にオフィスを出てしまっているようで、ようやく違う仲良しの同僚の女性がつかまり。
近くのバーレストランで私たちがアペリティフのKirを飲んでいる間に、彼女が鍵を持って現れました。

人徳だなー。
ということで友人Dと鍵を持ってきてくれた優しい同僚の女性、Dと私の共通の男友達の四人でなぜか彼のアパルトマンのすぐ近くのレストランでそのままご飯を食べることになりました。

↑
住宅街のこんな通りに面したなかなか良いレストランでした。

メニューに「tenpura」を発見。
頼んでみたらこんな感じでした、斬新!

その他、もろもろ飲んで食べて、しかしかなり疲れていたので晩餐の終わりごろにはあくびが・・・。
そんなに遅くない時間に切り上げました。
友よ、次回は鍵を忘れないでね。
先日、恒例の買い付け後のメールマガ会員様向け先行案内をお送りいたしました。
ぜひご覧ください。
まだ登録がお済みでなかったかたでこの先行案内(買い付け商品を一部ご紹介、5-10%の割引つき)をご希望の方は今でしたらご連絡を頂けましたらお送りできますので
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2014.10.09 (Thu)
パリでの買い付けの日々 おもてなし?
記憶の薄れないうちにフランスの買い付けのことを書いておこうと思います!
初日は着いただけ!
飛行機トラブルの後はパリの市内の渋滞で予定より遅めに到着。
少しサンジェルマン周辺をぶらぶらするも、あまりのトラブルの連続にさすがに疲れてきたのか急に胃が痛くなってきました。
あわててその時間も空いているスーパーmonoprixへ駆け込み、当面の食事だけ入手して次の日のアポのコンファームの電話だけして夜はぐっすり眠りました。
次の日は仕事初日にして最も忙しい日。
疲れた身体を起こしてみるとサンジェルマンの朝焼け。
パリらしい空が広がっています。
あっと言う間に元気がもりもり、これほど景色が身体に効いた経験は初めてです!



さーて出発、まずは銀行へ。
今回は第1アポイントメントが何と銀行。
フランスの銀行です。
つまんない、そうですよね。私も心は躍りません(笑)
昨今の円安傾向が私も大変気になっております。
輸入業のアキレス腱ですからね。
もともと口座をもっておりましたのであらかじめ日本からアポを取りまして色々とご相談してまいりました。
専門的過ぎるので詳しくは省きますが、結果、かなりラッキーなことになりました。
さてそらから第一アポイントのムッシューのところへ。
実は彼にはいつもフェアなどで会っていたので自宅にお邪魔するのは初めて。
少しパリの治安のよくないエリアにあるので心配していたのですが、前日に電話をしたところ駅まで迎えにきてくれるとのこと。
度がつく方向音痴なので助かります。
お宅にお邪魔してとても驚きました!
アンティークの調度品でまとめられたとてもシックでクラシックな空間。
彼は見た感じはジャージとか着てそうなおじさんなので驚いていたら、「そんなに僕はシックに見えないかなー」とやや傷心のご様子。
夏の間、彼は閉店する地方のジュエリーショップの在庫をごっそり友人と買い叩いたそうで、見事なストックでした。
今回彼のところで仕入れたジュエリーが数としては一番多いです。
初日の最初のアポイントで何百と言うジュエリーを見て疲れましたが、それ以上に大興奮で嬉しいったらありません。
そしてこれだけのジュエリーを私に真っ先に見せてくれたという感動に加えて、一つサプライズが。
何と手作りケーキ!
彼の彼氏(つまりあちらの人です・・・はい)が前の日の夜に
「正午ごろくるんだったらきっと彼女、お腹すいているよね、どうするの?」
と聞かれて
「近くのパンでも買っておくよ」
と彼は答えたそうなんですが。
「そんなの、おもてなしじゃないよ!」と何と前日の夜に作ってくれたんだそうです(彼氏のほうが)。
りんごにレーズンの入ったとても美味しい手作りケーキ。
その美味しいとといったら。
手作りで作ってくれたその優しさに泣けて、写真の倍ほど頂いてきました。
ちなみに飲み物はマリアージュフレールの紅茶をアンティークの器に入れてくれました。
お洒落、そう見えないのに・・・。

こうして初日は無事に終わって・・・じゃなくてもう1件夕方のアポがありまして。
お次は初老のマダムが宿泊先のサンジェルマンのアパルトマンまで来てくれることになっていたのです。
とても優しくて大好きなディーラーさんです。
熱烈にハグをして色々な雑談も含めて盛り上がります。
彼女は非常に綺麗なダイヤモンドのジュエリーをいつも持っています。
ダイヤモンドの質に相当こだわっているのだと思いますが、彼女のところで見つけるアンティークダイヤモンドは綺麗なものが多いのです。
今日もそれに違わず、いくつかダイヤモンドのジュエリーを中心にピックアップ。
なぜかお土産に、私用のチョコレートをもらいました。

↑
先日アップしましたフィリグリーのネックレス。あっという間に完売です。
フィリグリーとは、金や銀を糸のように細くして巻きあげ模様をつくる金細工の一技法です。
非常に繊細な金細工で、フランスでは19世紀前半のジュエリーから見られます。
特に「マーユ」と呼ばれる網目に一つずつ施したネックレスやブレスレットが、1880-1900年頃のフランスで作られました。
フィリグリー細工のネックレスは非常に人気がありますが、アンティークのフィリグリー細工といえどもピンきりはありますのでそこはよく見極めるようにしてください。
お値段だけにつられないように。
どれだけ緻密に細工が入っているかがポイントです。
アンティークジュエリーでも粗めのものも多いですし、こうした一連のネックレスやブレスレットの場合、重量感もかなり違いがあります。
安っぽいものですとかなり薄っぺらで、細工も残念ながら貧弱なものもあります。
こちらは近年私が見た中でも、非常にレベルの高い見事な細工のネックレスでした。
初日は着いただけ!
飛行機トラブルの後はパリの市内の渋滞で予定より遅めに到着。
少しサンジェルマン周辺をぶらぶらするも、あまりのトラブルの連続にさすがに疲れてきたのか急に胃が痛くなってきました。
あわててその時間も空いているスーパーmonoprixへ駆け込み、当面の食事だけ入手して次の日のアポのコンファームの電話だけして夜はぐっすり眠りました。
次の日は仕事初日にして最も忙しい日。
疲れた身体を起こしてみるとサンジェルマンの朝焼け。
パリらしい空が広がっています。
あっと言う間に元気がもりもり、これほど景色が身体に効いた経験は初めてです!



さーて出発、まずは銀行へ。
今回は第1アポイントメントが何と銀行。
フランスの銀行です。
つまんない、そうですよね。私も心は躍りません(笑)
昨今の円安傾向が私も大変気になっております。
輸入業のアキレス腱ですからね。
もともと口座をもっておりましたのであらかじめ日本からアポを取りまして色々とご相談してまいりました。
専門的過ぎるので詳しくは省きますが、結果、かなりラッキーなことになりました。
さてそらから第一アポイントのムッシューのところへ。
実は彼にはいつもフェアなどで会っていたので自宅にお邪魔するのは初めて。
少しパリの治安のよくないエリアにあるので心配していたのですが、前日に電話をしたところ駅まで迎えにきてくれるとのこと。
度がつく方向音痴なので助かります。
お宅にお邪魔してとても驚きました!
アンティークの調度品でまとめられたとてもシックでクラシックな空間。
彼は見た感じはジャージとか着てそうなおじさんなので驚いていたら、「そんなに僕はシックに見えないかなー」とやや傷心のご様子。
夏の間、彼は閉店する地方のジュエリーショップの在庫をごっそり友人と買い叩いたそうで、見事なストックでした。
今回彼のところで仕入れたジュエリーが数としては一番多いです。
初日の最初のアポイントで何百と言うジュエリーを見て疲れましたが、それ以上に大興奮で嬉しいったらありません。
そしてこれだけのジュエリーを私に真っ先に見せてくれたという感動に加えて、一つサプライズが。
何と手作りケーキ!
彼の彼氏(つまりあちらの人です・・・はい)が前の日の夜に
「正午ごろくるんだったらきっと彼女、お腹すいているよね、どうするの?」
と聞かれて
「近くのパンでも買っておくよ」
と彼は答えたそうなんですが。
「そんなの、おもてなしじゃないよ!」と何と前日の夜に作ってくれたんだそうです(彼氏のほうが)。
りんごにレーズンの入ったとても美味しい手作りケーキ。
その美味しいとといったら。
手作りで作ってくれたその優しさに泣けて、写真の倍ほど頂いてきました。
ちなみに飲み物はマリアージュフレールの紅茶をアンティークの器に入れてくれました。
お洒落、そう見えないのに・・・。

こうして初日は無事に終わって・・・じゃなくてもう1件夕方のアポがありまして。
お次は初老のマダムが宿泊先のサンジェルマンのアパルトマンまで来てくれることになっていたのです。
とても優しくて大好きなディーラーさんです。
熱烈にハグをして色々な雑談も含めて盛り上がります。
彼女は非常に綺麗なダイヤモンドのジュエリーをいつも持っています。
ダイヤモンドの質に相当こだわっているのだと思いますが、彼女のところで見つけるアンティークダイヤモンドは綺麗なものが多いのです。
今日もそれに違わず、いくつかダイヤモンドのジュエリーを中心にピックアップ。
なぜかお土産に、私用のチョコレートをもらいました。

↑
先日アップしましたフィリグリーのネックレス。あっという間に完売です。
フィリグリーとは、金や銀を糸のように細くして巻きあげ模様をつくる金細工の一技法です。
非常に繊細な金細工で、フランスでは19世紀前半のジュエリーから見られます。
特に「マーユ」と呼ばれる網目に一つずつ施したネックレスやブレスレットが、1880-1900年頃のフランスで作られました。
フィリグリー細工のネックレスは非常に人気がありますが、アンティークのフィリグリー細工といえどもピンきりはありますのでそこはよく見極めるようにしてください。
お値段だけにつられないように。
どれだけ緻密に細工が入っているかがポイントです。
アンティークジュエリーでも粗めのものも多いですし、こうした一連のネックレスやブレスレットの場合、重量感もかなり違いがあります。
安っぽいものですとかなり薄っぺらで、細工も残念ながら貧弱なものもあります。
こちらは近年私が見た中でも、非常にレベルの高い見事な細工のネックレスでした。
2014.10.07 (Tue)
帰国しました!
長いことお留守をいただきました。
昨日、無事に日本に帰ってまいりました。
買い付けは大成功です!
2-3年前からフランスに流通するアンティークジュエリーは激減してきていると言う印象だったのですが、今回は懇意にしているディーラーさんからどこもとても良いものを譲ってもらいました。
お付き合いしているディーラーさんがどこも「当たり」で悩ましいほどでした。
普段なら当然拾っているアイテムも泣く泣く諦めたぐらいの豊作だったのです。
でもそれはマーケットの状態が良くなっているからではありません。
お付き合いのあるディーラーさんが良いものを取っておいてくれたと言うことに尽きます。
フランスのディーラーさんは、付き合いが長くなればなるほど本当によくしてくれます。
一度にたくさん買うことがなくても、必ずリピートして会いにくる人に懐が深いのです。
皆さんよく、
on travaille en relations
と言います。
直訳すると「人間関係の中で仕事をする」と言った意味です。
フランス人の仕事の仕方はこの業界に限らず、この言葉に尽きます。
信頼関係が人間関係がモノを言うのです。
今、シェルシュミディでお付き合いしているディーラーさんは主に8-10人ぐらいで、その方たちにはいつも必ず会いに行きます。
そして会いにいくごとに進化して、良いお付き合いができているように思います。
私も買い付けのときに、このrelationsというのをとても大事にしています。
そしてアンティークジュエリーが楽しいのも、relationsがあるからだとつくづく思うのです。
それはディーラーさんたちとの関係だけでなく、お客様の皆様とのrelationsも含みます!
買い付けてきた商品は鑑別、必要なものは修理などもしましてまた少しずつHPにアップしてまいりますが、恒例の「メルマガ会員様限定の先行案内」をまた行います。
これは何かと言いますと、すべての商品ではないのですが(色々確認することが多く一度に全部はアップはできないのです)、15-20点ほどピックアップした商品を、HPに掲載するより前にメールマガジンにてダイジェストでお届けするというものです。
しかも期間中のみ、この対象商品が5-10%OFFの価格でのご提供になります。。
メールマガジンにご登録でないお客様はぜひこの機会にご登録ください。
ところで先日のクイズ。
エールフランスおよびルフトハンザのストライキで、前夜にいきなり乗るフライトがなくなってしまってどうしたかというと・・・。
↓
答え:FACEBOOK
です。
夜の22時突然のキャンセルメールに驚愕し、電話はどこも時間外で通じない。
パニックになりながらKLMのHPを見ていると・・・。
「24時間FACEBOOK窓口が空いている」と小さく書かれていたのです。
そこでダメもとで、FACEBOOKで「フライトがなくなって困っているので何とかしてください!」と投稿をしたのです。
そうしましたらすぐにKLMから個別メッセージで返答がきまして、そこでネゴをして同日の代替の便をあてがってもらったのです。
アムステルダム経由にはなりましたが、つなぎの良いフライトで関空を少し早めにでるだけでほぼ予定していた時刻にパリに到着しました。
エールフランスとKLMは提携していて、今回帰りの便の都合から予約自体をKLMで行っていたので、KLMで責任をとってもらったというわけです。
それにしても私もパニックになった中でなかなか良い動きをしたと思います!
最初から波乱のスタートでどうなることやらと思ったのですが、このストライキ騒ぎを何とか乗り越えたおかげか、買い付け自体は幸運に幸運が重なるような素晴らしいものになりました。
半泣きになりつつ空港に向かいながら、私自身なんとなくそんな予感がしておりました。
life is miracleですね。
ヘロヘロになりながらパリについて、予約をしていたアパルトマンへ。
サンジェルマン教会のすぐ近くにある素晴らしいアパルトマンでした。
日系の会社が運営しているのですがここの代表の方はよく存じ上げており、なんと社長さん自ら待っていてくださいました。
とてもダンディーな方です。
窓を開ければ夜はサンジェルマンの夜景が、朝は朝焼けが見えます。
朝焼けは幻想的な美しさで、飛行機トラブルによる疲れが吹っ飛びました。
しかも毎朝「色」が異なるのです。
朝、温かいハーブティーを飲みながらこの朝やけを見ていたら、疲れで少し頭が痛かったのも治ってしまいました。
今回の買い付けもミラクルはきっとこのアパルトマンのおかげでもあると思っていまして、「絶対またリピートする!」と今から思っている私です。



昨日、無事に日本に帰ってまいりました。
買い付けは大成功です!
2-3年前からフランスに流通するアンティークジュエリーは激減してきていると言う印象だったのですが、今回は懇意にしているディーラーさんからどこもとても良いものを譲ってもらいました。
お付き合いしているディーラーさんがどこも「当たり」で悩ましいほどでした。
普段なら当然拾っているアイテムも泣く泣く諦めたぐらいの豊作だったのです。
でもそれはマーケットの状態が良くなっているからではありません。
お付き合いのあるディーラーさんが良いものを取っておいてくれたと言うことに尽きます。
フランスのディーラーさんは、付き合いが長くなればなるほど本当によくしてくれます。
一度にたくさん買うことがなくても、必ずリピートして会いにくる人に懐が深いのです。
皆さんよく、
on travaille en relations
と言います。
直訳すると「人間関係の中で仕事をする」と言った意味です。
フランス人の仕事の仕方はこの業界に限らず、この言葉に尽きます。
信頼関係が人間関係がモノを言うのです。
今、シェルシュミディでお付き合いしているディーラーさんは主に8-10人ぐらいで、その方たちにはいつも必ず会いに行きます。
そして会いにいくごとに進化して、良いお付き合いができているように思います。
私も買い付けのときに、このrelationsというのをとても大事にしています。
そしてアンティークジュエリーが楽しいのも、relationsがあるからだとつくづく思うのです。
それはディーラーさんたちとの関係だけでなく、お客様の皆様とのrelationsも含みます!
買い付けてきた商品は鑑別、必要なものは修理などもしましてまた少しずつHPにアップしてまいりますが、恒例の「メルマガ会員様限定の先行案内」をまた行います。
これは何かと言いますと、すべての商品ではないのですが(色々確認することが多く一度に全部はアップはできないのです)、15-20点ほどピックアップした商品を、HPに掲載するより前にメールマガジンにてダイジェストでお届けするというものです。
しかも期間中のみ、この対象商品が5-10%OFFの価格でのご提供になります。。
メールマガジンにご登録でないお客様はぜひこの機会にご登録ください。
ところで先日のクイズ。
エールフランスおよびルフトハンザのストライキで、前夜にいきなり乗るフライトがなくなってしまってどうしたかというと・・・。
↓
答え:FACEBOOK
です。
夜の22時突然のキャンセルメールに驚愕し、電話はどこも時間外で通じない。
パニックになりながらKLMのHPを見ていると・・・。
「24時間FACEBOOK窓口が空いている」と小さく書かれていたのです。
そこでダメもとで、FACEBOOKで「フライトがなくなって困っているので何とかしてください!」と投稿をしたのです。
そうしましたらすぐにKLMから個別メッセージで返答がきまして、そこでネゴをして同日の代替の便をあてがってもらったのです。
アムステルダム経由にはなりましたが、つなぎの良いフライトで関空を少し早めにでるだけでほぼ予定していた時刻にパリに到着しました。
エールフランスとKLMは提携していて、今回帰りの便の都合から予約自体をKLMで行っていたので、KLMで責任をとってもらったというわけです。
それにしても私もパニックになった中でなかなか良い動きをしたと思います!
最初から波乱のスタートでどうなることやらと思ったのですが、このストライキ騒ぎを何とか乗り越えたおかげか、買い付け自体は幸運に幸運が重なるような素晴らしいものになりました。
半泣きになりつつ空港に向かいながら、私自身なんとなくそんな予感がしておりました。
life is miracleですね。
ヘロヘロになりながらパリについて、予約をしていたアパルトマンへ。
サンジェルマン教会のすぐ近くにある素晴らしいアパルトマンでした。
日系の会社が運営しているのですがここの代表の方はよく存じ上げており、なんと社長さん自ら待っていてくださいました。
とてもダンディーな方です。
窓を開ければ夜はサンジェルマンの夜景が、朝は朝焼けが見えます。
朝焼けは幻想的な美しさで、飛行機トラブルによる疲れが吹っ飛びました。
しかも毎朝「色」が異なるのです。
朝、温かいハーブティーを飲みながらこの朝やけを見ていたら、疲れで少し頭が痛かったのも治ってしまいました。
今回の買い付けもミラクルはきっとこのアパルトマンのおかげでもあると思っていまして、「絶対またリピートする!」と今から思っている私です。



2014.10.01 (Wed)
フランスへ買い付けにきております!
昨日よりフランスにきております。
海外出張につき、ご注文いただきました商品の発送等が10/7以降となります。
お急ぎの所大変恐縮ですが何卒よろしくお願いいたします。
お問い合わせやご注文自体は「お問い合わせフォーム」より承っております。
お返事に少しお時間をいただく場合がございますが何卒ご了承ください。
間際と言うより事後のお知らせになり恐縮です。
何卒よろしくお願いいたします!
出発時は、エールフランスて予約をしていたのですが出発の40時間前にストライキで欠航が決定。
↓
同日のフランクフルト経由ルフトハンザ航空に振り返られる。
↓
出発の10時間前にメール、そのルフトハンザも欠航が決定。
代替便について何も書かれていない。夜なので航空会社の窓口は終了
↓
さてどうする?
↓
しかし無事にほぼ定刻どおり昨日パリに降り立ちました。
さて私はいったい、どうやってここまで来たのでしょう?
ヒント:プライベートジェットではございません。
正解は面白いので、またおいおいお知らせいたしますね!
今回、ちょっとラッキーでとても素敵なサンジェルマンのアパルトマンに滞在しております。

今は朝の7時、薄明かりの朝焼けの中、少しずつ輪郭を現してくるサンジェルマン境界とパリの左岸の町並みが幻想的に美しいです。
しっかり仕事をして美しいジュエリーをハンティングしてきます!
海外出張につき、ご注文いただきました商品の発送等が10/7以降となります。
お急ぎの所大変恐縮ですが何卒よろしくお願いいたします。
お問い合わせやご注文自体は「お問い合わせフォーム」より承っております。
お返事に少しお時間をいただく場合がございますが何卒ご了承ください。
間際と言うより事後のお知らせになり恐縮です。
何卒よろしくお願いいたします!
出発時は、エールフランスて予約をしていたのですが出発の40時間前にストライキで欠航が決定。
↓
同日のフランクフルト経由ルフトハンザ航空に振り返られる。
↓
出発の10時間前にメール、そのルフトハンザも欠航が決定。
代替便について何も書かれていない。夜なので航空会社の窓口は終了
↓
さてどうする?
↓
しかし無事にほぼ定刻どおり昨日パリに降り立ちました。
さて私はいったい、どうやってここまで来たのでしょう?
ヒント:プライベートジェットではございません。
正解は面白いので、またおいおいお知らせいたしますね!
今回、ちょっとラッキーでとても素敵なサンジェルマンのアパルトマンに滞在しております。

今は朝の7時、薄明かりの朝焼けの中、少しずつ輪郭を現してくるサンジェルマン境界とパリの左岸の町並みが幻想的に美しいです。
しっかり仕事をして美しいジュエリーをハンティングしてきます!
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