2014.09.28 (Sun)
日本の色、ヨーロッパの色
ずっと書こうとおもっていて失念しておりました展示会があります。
少し前に京都の高島屋さんで開かれていた展示会「染司よしおか 日本の色 吉岡幸雄の世界 ~カッシーナ・源氏物語との出合い~ 」
これすごく良かったです。





ちょっと面白い展示会で、簡単に言いますと。
「日本の古代色を蘇らせることに反省をかけられてきた職人さん(吉岡さんと言う方)の源氏物語の色の再現xイタリアのデザイン家具メーカー・カッシーナとのコラボ」です。
源氏物語には実にさまざまな色の表現がでてきますね。
特に紫や朱の色などが実に豊かで、「これを現代に蘇らせたらこんな色になりますよ」というのが再現されていました。
そこになぜかイタリアのカッシーナーの家具がとても合うのです。
それをあわせてくれています。
カッシーナは私も実は大好きなんです。
高級家具メーカーはもちろん他にもありますが、なんといいますかデザインにしろ色にしろ、なんだか私的にはツボなのです。
艶っぽいから。
それに源氏物語の色の世界が展開されるというもう垂涎の世界でした。
本当に色合いが素晴らしく、当時の色の艶やかさにタイムスリップした感じ、日本の昔はそれは豊かな文化があったのだなとため息が出ました。
そしてコーディネイトされている方の抜群のセンス、色の合わせ方など非常に刺激を受けました。
実は私がフランスのジュエリーにこだわるのは、一番の理由が「色」です。
色が綺麗なのです。
そして不思議と「フランスの色と日本の色(特に古代色)はあうな」、と私も思っていました。
時を同じくしてパリの高級百貨店ボンマルシェでは「日本展」が行われ盛況だったようです。
相思相愛の日仏文化、色の果たしている役割は大きいのではないでしょうか?
今も頭から離れないぐらい、鮮明な印象を受けた展示会でした。
それでなかなか私の言葉では表現できなくて、ブログに書くのが遅くなってしまって申し訳ございません。
染司よしおかさんの色の世界は本にも表現されており、もしよろしかったら本もご覧になられてください。
見ているだけでうっとりとされることでしょう。
源氏物語の色について書いていたら、この写真をアップしたくなりました。
ガーネットのジュエリーをまとめた写真。
秋が深まる頃、ガーネットはどうしても脳裏から離れなくなる宝石です。

少し前に京都の高島屋さんで開かれていた展示会「染司よしおか 日本の色 吉岡幸雄の世界 ~カッシーナ・源氏物語との出合い~ 」
これすごく良かったです。





ちょっと面白い展示会で、簡単に言いますと。
「日本の古代色を蘇らせることに反省をかけられてきた職人さん(吉岡さんと言う方)の源氏物語の色の再現xイタリアのデザイン家具メーカー・カッシーナとのコラボ」です。
源氏物語には実にさまざまな色の表現がでてきますね。
特に紫や朱の色などが実に豊かで、「これを現代に蘇らせたらこんな色になりますよ」というのが再現されていました。
そこになぜかイタリアのカッシーナーの家具がとても合うのです。
それをあわせてくれています。
カッシーナは私も実は大好きなんです。
高級家具メーカーはもちろん他にもありますが、なんといいますかデザインにしろ色にしろ、なんだか私的にはツボなのです。
艶っぽいから。
それに源氏物語の色の世界が展開されるというもう垂涎の世界でした。
本当に色合いが素晴らしく、当時の色の艶やかさにタイムスリップした感じ、日本の昔はそれは豊かな文化があったのだなとため息が出ました。
そしてコーディネイトされている方の抜群のセンス、色の合わせ方など非常に刺激を受けました。
実は私がフランスのジュエリーにこだわるのは、一番の理由が「色」です。
色が綺麗なのです。
そして不思議と「フランスの色と日本の色(特に古代色)はあうな」、と私も思っていました。
時を同じくしてパリの高級百貨店ボンマルシェでは「日本展」が行われ盛況だったようです。
相思相愛の日仏文化、色の果たしている役割は大きいのではないでしょうか?
今も頭から離れないぐらい、鮮明な印象を受けた展示会でした。
それでなかなか私の言葉では表現できなくて、ブログに書くのが遅くなってしまって申し訳ございません。
染司よしおかさんの色の世界は本にも表現されており、もしよろしかったら本もご覧になられてください。
見ているだけでうっとりとされることでしょう。
源氏物語の色について書いていたら、この写真をアップしたくなりました。
ガーネットのジュエリーをまとめた写真。
秋が深まる頃、ガーネットはどうしても脳裏から離れなくなる宝石です。

2014.09.24 (Wed)
アンティークブローチが帯留めに変身!
先日、京都の商店街でこんな便利アイテムを発見しました。
「ブローチを帯留めに変える金具」です。




シェルシュミディのお客様には和装もお召しになられる方も多く、時々「アンティークジュエリーを着物に合わせると便利なのよ」と言うお声をいただきます。
上のガーネットのブローチなんて、元々帯留めとして作られたのではないかと思うほどぴったりですね!
ご存知の方も多かったでしょうか?
これフランス人のディーラーさんにも教えてあげようと思いました!
ブローチは色々な使い方ができるアイテムです。
以前「色石のシンプルなスクエアのブローチ」を見つけたことがあったのですが、現地のマダムディーラーさんは
「私、この綺麗な石を見ていると大きな指輪にして使いたくなるわ」
とおっしゃって指にあてられました。
そしてその瞬間、私にもそのアイデアがピンと絵になりました。
アイデアしだい、アイデアが豊かということは素敵ですね。
着物に合うジュエリーって、現代ジュエリーではなかなかないと思います。
そうかといって純粋な和テイストのアクセサリーだと他への応用がきかなかったり、カジュアルなものでも結構なお値段がしたりして。
アンティークジュエリーを和装にも合わせるのは素敵ですし、これは逆に西洋の人が憧れてしまう使い方だと思います。
ぜひ色々試されてみてください!
「ブローチを帯留めに変える金具」です。




シェルシュミディのお客様には和装もお召しになられる方も多く、時々「アンティークジュエリーを着物に合わせると便利なのよ」と言うお声をいただきます。
上のガーネットのブローチなんて、元々帯留めとして作られたのではないかと思うほどぴったりですね!
ご存知の方も多かったでしょうか?
これフランス人のディーラーさんにも教えてあげようと思いました!
ブローチは色々な使い方ができるアイテムです。
以前「色石のシンプルなスクエアのブローチ」を見つけたことがあったのですが、現地のマダムディーラーさんは
「私、この綺麗な石を見ていると大きな指輪にして使いたくなるわ」
とおっしゃって指にあてられました。
そしてその瞬間、私にもそのアイデアがピンと絵になりました。
アイデアしだい、アイデアが豊かということは素敵ですね。
着物に合うジュエリーって、現代ジュエリーではなかなかないと思います。
そうかといって純粋な和テイストのアクセサリーだと他への応用がきかなかったり、カジュアルなものでも結構なお値段がしたりして。
アンティークジュエリーを和装にも合わせるのは素敵ですし、これは逆に西洋の人が憧れてしまう使い方だと思います。
ぜひ色々試されてみてください!
23:34
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アンティークジュエリーレッスン
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2014.09.21 (Sun)
アンティーク指輪の重ね着け
表題の通り、今日はアンティーク指輪の重ね付けについて書いてみたいと思います。
せっかく手に入れられたジュエリー、組み合わせも楽しんでみたいですね。
1つの手に1つの指輪といわず、2-3つけても素敵です。
フランスの女性は、マダムになりますとかなりたくさん着けられる方も多いです。
それもtoo muchな感じにならずいい感じでつけこなしているので「さすが!」と思います。
これもやはり経験で、回数をこなされていくことでよりかっこよくお着けいただけるのかもしれないです。
先日、そうしたお問い合わせをいただいたということもございまして、改めて当店にありますダイヤモンドの指輪でいくつか重ねづけの実験をしてみました。
そして私的に「これは合うな!」と思いました組み合わせをいくつかご紹介いたします。




もう既に売りきれている指輪もあり恐縮なのですが、ご参考まで。
おそらくルールとしましては、
-フレームの色を統一する。
YGなら両方ともYGのフレームのもの、WGならWG同士。
あるいは
-フレームがあまり見えない指輪
をあわせるということかなと思います。
実験している中でいずれとも比較的合いやすかったのが↓の指輪。

おそらく指輪を正面から見たときにあまりフレームがたくさん見えないからでしょう。
また合わせていて思ったのですが、ダイヤモンドの指輪は1点でも素敵ですが2つ巧く合わせるとその魅力は2倍以上になりますね。
やはり美しいダイヤモンドの煌きは私たち女性の気持ちを明るく照らしてくれます。
重ねてみて改めて魅入ったアンティークダイヤモンドの魅力です。
せっかく手に入れられたジュエリー、組み合わせも楽しんでみたいですね。
1つの手に1つの指輪といわず、2-3つけても素敵です。
フランスの女性は、マダムになりますとかなりたくさん着けられる方も多いです。
それもtoo muchな感じにならずいい感じでつけこなしているので「さすが!」と思います。
これもやはり経験で、回数をこなされていくことでよりかっこよくお着けいただけるのかもしれないです。
先日、そうしたお問い合わせをいただいたということもございまして、改めて当店にありますダイヤモンドの指輪でいくつか重ねづけの実験をしてみました。
そして私的に「これは合うな!」と思いました組み合わせをいくつかご紹介いたします。




もう既に売りきれている指輪もあり恐縮なのですが、ご参考まで。
おそらくルールとしましては、
-フレームの色を統一する。
YGなら両方ともYGのフレームのもの、WGならWG同士。
あるいは
-フレームがあまり見えない指輪
をあわせるということかなと思います。
実験している中でいずれとも比較的合いやすかったのが↓の指輪。

おそらく指輪を正面から見たときにあまりフレームがたくさん見えないからでしょう。
また合わせていて思ったのですが、ダイヤモンドの指輪は1点でも素敵ですが2つ巧く合わせるとその魅力は2倍以上になりますね。
やはり美しいダイヤモンドの煌きは私たち女性の気持ちを明るく照らしてくれます。
重ねてみて改めて魅入ったアンティークダイヤモンドの魅力です。
23:22
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アンティークジュエリーレッスン
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2014.09.16 (Tue)
比叡山を望めるカフェ&円通寺
久しぶりに京都ネタです。
三連休の最終日、朝早めに車で出発!
比叡山を望める絶景カフェにいってきました。
カフェ・リブラさんです。
9:30のオープンと同時にはいったのは、テラス席を確保するため。
ほら、こんなに開放感あふれる眺めなんです。


季節もちょうどよく、暑くも寒くもない、気持ちの良いひと時でした。
こんなに絶景なのに、私の住んでいるところから車で20分ぐらいです。
「京都の良いところ?」ときかれれば、私はまず「市街地と自然の近さ」をあげます。
都会的な生活もできるし、30分以内で自然な風景にも出会える。
帰りにカフェのすぐ近くの円通寺へ。
ここも見事な風景で、あまり知識なく出かけてしまいましたが、私の好きなタイプのお寺でとても良かったです。
何より借景が美しい。
木と木の間から見える山々、そして周囲の静けさ。



見学した後は、心が洗われた気持ちがしました。
わりと早めの時間だったこともあり静かで、空気の良いこと。
公共の交通機関でも地下鉄の北山駅からタクシーで5分ぐらいなので、場所のわりには来やすいです。
三連休の最終日、朝早めに車で出発!
比叡山を望める絶景カフェにいってきました。
カフェ・リブラさんです。
9:30のオープンと同時にはいったのは、テラス席を確保するため。
ほら、こんなに開放感あふれる眺めなんです。


季節もちょうどよく、暑くも寒くもない、気持ちの良いひと時でした。
こんなに絶景なのに、私の住んでいるところから車で20分ぐらいです。
「京都の良いところ?」ときかれれば、私はまず「市街地と自然の近さ」をあげます。
都会的な生活もできるし、30分以内で自然な風景にも出会える。
帰りにカフェのすぐ近くの円通寺へ。
ここも見事な風景で、あまり知識なく出かけてしまいましたが、私の好きなタイプのお寺でとても良かったです。
何より借景が美しい。
木と木の間から見える山々、そして周囲の静けさ。



見学した後は、心が洗われた気持ちがしました。
わりと早めの時間だったこともあり静かで、空気の良いこと。
公共の交通機関でも地下鉄の北山駅からタクシーで5分ぐらいなので、場所のわりには来やすいです。
2014.09.13 (Sat)
チェーンの通し輪が2つあるペンダント
三連休ですね。
いかがお過ごしでしょうか?
さて先日、お客様から頂いたご質問でこれは皆様にもシェアしたほうが良いと思ったものがありましたので書かせていただきます。
良くアールヌーボーのブローチに見られるのですが、ペンダントとしてもブローチとしても使えるようになっているジュエリー。
「左右両側にペンダント通しがついているジュエリーですが、これにあわせるチェーンをどうしたらよいですか?」と言うご質問です。
例えば下記のようなジュエリーですね。




>これは割と答えが簡単にあります。
チェーンの両側に引き輪(留め具)をつけるのです。
通常のチェーンですと、片方に「引き輪」がついていて、片方は「受け」になっていますが、受け部分にも「引き輪」をつけます。
お手持ちにそうした両側に引き輪がついているチェーンがない場合には、つけてもらうことも可能です。
引き輪の大きさにもよりますが(左右大きさをおおよそでも揃えたうがよいので)、部品代込みで3,000-4000円ぐらいだったと思います。
これぐらいの作業であれば、別に当店の提携しているようなアンティークジュエリーを専門とする工房でなくとも、近くの現代ジュエリーの修理屋さんなどで簡単に加工してもらえると思います。

「そんな加工をしてしまうと他の用途に使えなくなるのでは?」とご心配されるかもしれませんが。
↑みたいな感じで、引き輪同士をつなげれば1つのチェーンになりますので、ほとんど違和感なく今までどおり他の用途にも使えると思います。
通常留め具は後ろですしね。
以上、何らかの役に立てば幸いです。
ところで最近京都で、主に和の専門店をぶらぶらするのにはまっています!
下記は先日、国際結婚する友人のプレゼントを購入した扇のお店です。

京都市内に扇の専門店はいくつかありそれぞれ特徴が。
色々探し回りましたが、私が可愛いなと思ったのは白竹堂。
老舗でありながら雑誌とコラボしたり邪道な部分もあるのかもしれませんが、なんと言っても現代生活に合わせやすい扇が多い!
扇も数千円のものから数万円のものまで色々。
細工などを見ていれば、やはりアンティークの扇にかなうものはありませんが、なかなか観ていて面白い世界です。

↑
先日アップしたムーンストーンのネックレス。
ぱっと華やかなデザイン、それでいて収まりの良い青色。
現代ではアンティークムーンストーンのような天然で半透明の美しいシラーのムーンストーンは見られません。
そのためアンティークムーンストーンを初めてご覧になられたお客様には必ず「この美しい石は何の宝石ですか?」と聞かれることが多いです。
気軽に日常をドレスアップできる重宝な一品です。
いかがお過ごしでしょうか?
さて先日、お客様から頂いたご質問でこれは皆様にもシェアしたほうが良いと思ったものがありましたので書かせていただきます。
良くアールヌーボーのブローチに見られるのですが、ペンダントとしてもブローチとしても使えるようになっているジュエリー。
「左右両側にペンダント通しがついているジュエリーですが、これにあわせるチェーンをどうしたらよいですか?」と言うご質問です。
例えば下記のようなジュエリーですね。




>これは割と答えが簡単にあります。
チェーンの両側に引き輪(留め具)をつけるのです。
通常のチェーンですと、片方に「引き輪」がついていて、片方は「受け」になっていますが、受け部分にも「引き輪」をつけます。
お手持ちにそうした両側に引き輪がついているチェーンがない場合には、つけてもらうことも可能です。
引き輪の大きさにもよりますが(左右大きさをおおよそでも揃えたうがよいので)、部品代込みで3,000-4000円ぐらいだったと思います。
これぐらいの作業であれば、別に当店の提携しているようなアンティークジュエリーを専門とする工房でなくとも、近くの現代ジュエリーの修理屋さんなどで簡単に加工してもらえると思います。

「そんな加工をしてしまうと他の用途に使えなくなるのでは?」とご心配されるかもしれませんが。
↑みたいな感じで、引き輪同士をつなげれば1つのチェーンになりますので、ほとんど違和感なく今までどおり他の用途にも使えると思います。
通常留め具は後ろですしね。
以上、何らかの役に立てば幸いです。
ところで最近京都で、主に和の専門店をぶらぶらするのにはまっています!
下記は先日、国際結婚する友人のプレゼントを購入した扇のお店です。

京都市内に扇の専門店はいくつかありそれぞれ特徴が。
色々探し回りましたが、私が可愛いなと思ったのは白竹堂。
老舗でありながら雑誌とコラボしたり邪道な部分もあるのかもしれませんが、なんと言っても現代生活に合わせやすい扇が多い!
扇も数千円のものから数万円のものまで色々。
細工などを見ていれば、やはりアンティークの扇にかなうものはありませんが、なかなか観ていて面白い世界です。

↑
先日アップしたムーンストーンのネックレス。
ぱっと華やかなデザイン、それでいて収まりの良い青色。
現代ではアンティークムーンストーンのような天然で半透明の美しいシラーのムーンストーンは見られません。
そのためアンティークムーンストーンを初めてご覧になられたお客様には必ず「この美しい石は何の宝石ですか?」と聞かれることが多いです。
気軽に日常をドレスアップできる重宝な一品です。
22:36
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アンティークジュエリーレッスン
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2014.09.09 (Tue)
写真の取り直し「アンティークガーネットピアス(四つ葉モチーフ、18金ゴールド、19世紀)」他
さて昨晩は中秋の名月、満月でしたね。
さて昨日のメールマガジンでもご案内させていただきましたが、4点ほどジュエリーの写真を更新いたしました。
前からあるジュエリーなのですが、いずれもなぜまだあるのか本当に不思議。
きっと写真がひどすぎたからなのだと思いますが・・・。
改めてその魅力を再発見していただけたら嬉しいです。

↑
典型的なアールヌーボーのペンダント。
ヌーボーらしい蝶(バタフライ)のモチーフと、宝探しのようにいたるところに埋め尽くされたダイヤモンドが見事。
ダイヤモンドはメインダイヤモンドも、上部のダイヤモンドも実はかなりの大きさ。
そして上部のダイヤモンドはなんとスクエアになったローズカット、透明感もありとても見応えがあります。

↑
こちらのピアスは典型的な売れ筋商品なのですがなぜかまだある!
なぜだろうと思ったら色が悪かったです。
肌の色に合わせて取ってみるとこのガーネットの色の美しさがわかりやすいですね。
デザインも洗練されていてまさにこのピアスは一つあったら絶対に重宝します。

↑
こちらは先日取り直します宣言をしていたものですね。
ご覧の通りつけたときはプラチナしか見えないホワイトジュエリー。
細身で手にしたときにさらりと流れるような良いもの独特の上質な肌触りがたまりません。

↑
こちらはとても古い時代の鉄のジュエリー。
なんと2色の鉄が使われていると言う珍しいジュエリーです。
こうしたジュエリーって、日本のアンティークジュエリーのお店でも滅多に見ないと思います。
フランスでも滅多にありません!
さて昨日のメールマガジンでもご案内させていただきましたが、4点ほどジュエリーの写真を更新いたしました。
前からあるジュエリーなのですが、いずれもなぜまだあるのか本当に不思議。
きっと写真がひどすぎたからなのだと思いますが・・・。
改めてその魅力を再発見していただけたら嬉しいです。

↑
典型的なアールヌーボーのペンダント。
ヌーボーらしい蝶(バタフライ)のモチーフと、宝探しのようにいたるところに埋め尽くされたダイヤモンドが見事。
ダイヤモンドはメインダイヤモンドも、上部のダイヤモンドも実はかなりの大きさ。
そして上部のダイヤモンドはなんとスクエアになったローズカット、透明感もありとても見応えがあります。

↑
こちらのピアスは典型的な売れ筋商品なのですがなぜかまだある!
なぜだろうと思ったら色が悪かったです。
肌の色に合わせて取ってみるとこのガーネットの色の美しさがわかりやすいですね。
デザインも洗練されていてまさにこのピアスは一つあったら絶対に重宝します。

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こちらは先日取り直します宣言をしていたものですね。
ご覧の通りつけたときはプラチナしか見えないホワイトジュエリー。
細身で手にしたときにさらりと流れるような良いもの独特の上質な肌触りがたまりません。

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こちらはとても古い時代の鉄のジュエリー。
なんと2色の鉄が使われていると言う珍しいジュエリーです。
こうしたジュエリーって、日本のアンティークジュエリーのお店でも滅多に見ないと思います。
フランスでも滅多にありません!
2014.09.05 (Fri)
アンティークジュエリーの修理「アンティークブローチの緩み」
ブログを頑張りますーと宣言していて、結局あまりマメに更新できておらず申し訳ございません。
ジュエリーに関しても少し知識を得られるようなそんなブログにしていきたいと思っております。
今日は「アンティークのブローチの緩み」について書きます。

アンティークのブローチは、少しがたつきのあるものが多いですね。
これは大体の場合、「蝶づかい」の芯に緩みがでてきているためです。
この調節というのはとても難しく、多くのお店そして職人さんまでも
「変にいじると壊れてしまいますから、使えるならそのままで大丈夫ですよー」
なんておっしゃいます。
しかしやはりお客様の立場から考えれば、揺れが一切なくスムーズに針を開いたり閉じたりしたいですよね。
当店の職人さんは、やはりかなり腕が良く、この調整も時々お願いします。
先日もお恥ずかしながら実は売却が決まった後に、最終チェックをしておりましたらこの部分に少し緩みのあるブローチがございまして。
お客様にお待たせしてしまって大変申し訳なかったのですがご許可を頂いた上で、お直しを済ませた上で納品させていただきました。
修理方法としては、一度この芯の部分を抜いて、緩みのある部分に芯を部分的に追加したり、芯だけ交換したりすることが多いようです。
18金や銀などの貴金属でできたジュエリーでもこの芯の部分はメタルで負荷もかかる場所ですから、年月による磨耗が見られる部分です。
このように以前の状態にジュエリーを戻してあげる修理はとても良い修理だと思います。
アンティークだから、古いから、100%機能しなくて当たり前というのは違うと思うんですよね。
だって18世紀や19世紀にはきちんと機能していたものなのですから。
ただこの部分の修理は非常にデリケートで、普通の工房ではまず嫌がられますね。
いつもきちんと仕上げてくださる職人さんにただ感謝です!
以上、本日のジュエリー豆知識でした。
また皆様とシェアできそうな情報がありましたら、随時ブログにてアップしていきますね。
下記は先日アップいたしましたアールヌーボーの薔薇のネックレス。

1890年頃と書きましたが、1890-1910年頃と少し幅を持たせてください。
と申しますのは世紀末の特徴に加えて、少し20世紀初頭のアールデコにつながっていきそうな直線的なラインが見られるからです。
アールヌーボーからイギリスで言うところのエドワーディアンに差し掛かる、変遷の頃に作られたネックレスと推定できます。
ヌーボーなのだけれどどこかすっきりとした端正なラインも魅力的。
製造年と申しますと「○年」のようにある年を想像されるかもしれませんが、実際には何年もかかって製作されることも多いです。
10数年にわたって製作されるジュエリーもあります。
こちらのネックレスはもしかしますとそうしたかなり長いスパンを持って製作されたネックレスなのかもしれません。
素晴らしく貴重です。
ジュエリーに関しても少し知識を得られるようなそんなブログにしていきたいと思っております。
今日は「アンティークのブローチの緩み」について書きます。

アンティークのブローチは、少しがたつきのあるものが多いですね。
これは大体の場合、「蝶づかい」の芯に緩みがでてきているためです。
この調節というのはとても難しく、多くのお店そして職人さんまでも
「変にいじると壊れてしまいますから、使えるならそのままで大丈夫ですよー」
なんておっしゃいます。
しかしやはりお客様の立場から考えれば、揺れが一切なくスムーズに針を開いたり閉じたりしたいですよね。
当店の職人さんは、やはりかなり腕が良く、この調整も時々お願いします。
先日もお恥ずかしながら実は売却が決まった後に、最終チェックをしておりましたらこの部分に少し緩みのあるブローチがございまして。
お客様にお待たせしてしまって大変申し訳なかったのですがご許可を頂いた上で、お直しを済ませた上で納品させていただきました。
修理方法としては、一度この芯の部分を抜いて、緩みのある部分に芯を部分的に追加したり、芯だけ交換したりすることが多いようです。
18金や銀などの貴金属でできたジュエリーでもこの芯の部分はメタルで負荷もかかる場所ですから、年月による磨耗が見られる部分です。
このように以前の状態にジュエリーを戻してあげる修理はとても良い修理だと思います。
アンティークだから、古いから、100%機能しなくて当たり前というのは違うと思うんですよね。
だって18世紀や19世紀にはきちんと機能していたものなのですから。
ただこの部分の修理は非常にデリケートで、普通の工房ではまず嫌がられますね。
いつもきちんと仕上げてくださる職人さんにただ感謝です!
以上、本日のジュエリー豆知識でした。
また皆様とシェアできそうな情報がありましたら、随時ブログにてアップしていきますね。
下記は先日アップいたしましたアールヌーボーの薔薇のネックレス。

1890年頃と書きましたが、1890-1910年頃と少し幅を持たせてください。
と申しますのは世紀末の特徴に加えて、少し20世紀初頭のアールデコにつながっていきそうな直線的なラインが見られるからです。
アールヌーボーからイギリスで言うところのエドワーディアンに差し掛かる、変遷の頃に作られたネックレスと推定できます。
ヌーボーなのだけれどどこかすっきりとした端正なラインも魅力的。
製造年と申しますと「○年」のようにある年を想像されるかもしれませんが、実際には何年もかかって製作されることも多いです。
10数年にわたって製作されるジュエリーもあります。
こちらのネックレスはもしかしますとそうしたかなり長いスパンを持って製作されたネックレスなのかもしれません。
素晴らしく貴重です。
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アンティークジュエリーレッスン
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2014.09.01 (Mon)
アールデコダイヤモンドネックレス(クッションカット、ローズカット、18金ホワイトゴールド)
9月になりましたね。
最近はブログのほうをもう少しマメに更新をしよう!と思っております。
(なるべく)頑張りますのでよろしくお願いいたします。
さて、皆様から個別に色々いただきますお問い合わせやご質問で、他の皆様にも共有できそうなことはなるべくブログでお伝えしていくのが良いかなと思っております。
先日はダイヤモンドペンダントネックレスのお写真が少し分かりずらかったようでお問い合わせをいただきましたので、追加でお写真を撮影しました。
とても美しいジュエリーですのでぜひご参照ください。
シンプルに正面から撮ったものが少なくて、全体のイメージがつかみにくかったようです。


ダイヤモンドも真正面から。
透明石は写真で写しにくいものの一つですが、それにしてもこのダイヤモンドの傑出した美しさ、そして大きさは伝わるところがあるのではないでしょうか?


上記の二つは布製のトルソーの上でとった写真です。
エレガントなガーランドスタイルの美しさが分かりやすいかと思います。
最近はブログのほうをもう少しマメに更新をしよう!と思っております。
(なるべく)頑張りますのでよろしくお願いいたします。
さて、皆様から個別に色々いただきますお問い合わせやご質問で、他の皆様にも共有できそうなことはなるべくブログでお伝えしていくのが良いかなと思っております。
先日はダイヤモンドペンダントネックレスのお写真が少し分かりずらかったようでお問い合わせをいただきましたので、追加でお写真を撮影しました。
とても美しいジュエリーですのでぜひご参照ください。
シンプルに正面から撮ったものが少なくて、全体のイメージがつかみにくかったようです。


ダイヤモンドも真正面から。
透明石は写真で写しにくいものの一つですが、それにしてもこのダイヤモンドの傑出した美しさ、そして大きさは伝わるところがあるのではないでしょうか?


上記の二つは布製のトルソーの上でとった写真です。
エレガントなガーランドスタイルの美しさが分かりやすいかと思います。
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