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2013.11.28 (Thu)

フランスのお天気お姉さん

そういえば少し前のことなのですが、フランスサッカー代表が見事?ワールドカップ出場を決めた時。
(ずっと不調が続き、出場がかなり危ない状態になっていたところ、最後は何とか頑張って出場を決めたと言ういきさつがあります)

フランスで人気の美人お天気お姉さんドリア・ティリエが、
「フランス代表がワールドカップ出場を決めたら脱ぐわよ!」
と公言していて話題を呼んでいたのですが。

何と、本当に脱いだ!ということで更に話題になっていました。

この番組、そもそも風刺番組で人気があるのですが、私も動画になっていたので見ましたが、そのお姉さんが「お約束を守った放送」もユーモアたっぷりで面白くてたまりません。
ヌードヌードと言うといやらしい感じですが、実際は遠いアングルで撮っているので全然いやらしさはありません。
むしろそんな公言をまもって、ユーモアたっぷりできりかえしたお天気お姉さんがあっぱれです。
またそれを許すカルチャーって、こうところはフランスの成熟した文化だと思います。
とても面白かったので皆様もよろしかったら是非ご覧ください。


日本のニュースでは「ヌード」のところが強調されていますが、そういうやりとり、ユーモアが面白いのです!

このサイトがその会話の部分もとてもよくまとまっていました。
http://www.franceplusplus.com/2013/11/a-poil/


月曜ですが、京都の郊外にある里、大原と言うところに行ってきました。
ここ紅葉がとても有名なんです。
今年は色があまり鮮やかに出ていないとはいうのですが、それでもなかなか美しかったです。


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京都駅からだと小一時間ほど、京都の地下鉄の最終駅からバスで20分ほどです。
ちょっとしたプチトリップですが、里全体が紅葉の山みたいな感じです。
紅葉の季節じゃなくても、温泉があったり。
日常を離れてほっとできる場所なのでお薦めです。
22:05  |  オーナー私生活  | 

2013.11.26 (Tue)

アンティークダイヤモンドフラワーリング(19世紀イギリス クラスターリング)

こんにちは。
11月ももう残すところあとわずか、クリスマスまであと一月ですね。


毎年恒例のクリスマスキャンペーンをスタートいたしました!

今年もお花は京都のBAIANさんにお願いすることになりました。
昨年お送りさせていただいた方からは


「思った以上に立派!」
「色が斬新」
「こんなアレンジメント初めて見ました!」

など私の期待するお声をいただきました。

こちらのフラワーアレンジメント、ちょっと芸術的で他に見ないタイプのものなんですよね。
その時のお花の仕入れにもよるのですが、イメージ的にはこんな感じのアレンジメントになります。

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なかなかシェルシュミディらしいアレンジメントです。

そういえば・・・先日パリで銀行の本店と新聞社で発砲事件があったのを皆様、ご存知でしょうか?
日本でも少しニュースになってましたね。
実は私のとても仲の良い友達がその銀行のその本店で働いておりまして、まさにその時、職場にいたそうなのです。
幸いその瞬間、彼は会議中で被害にあわず、その後、銀行内のシェルターに移動して落ち着くのを待ったそうです。
心配して連絡したのですが、至って落ち着いており、いつもどおり「明日のことなんて誰にもわからないね」と。

本当そうですね、何が起こるか分からないから、今を享受して生きてきたいですね。


下記は、クッションカットのダイヤモンドを中心に8枚の花弁が取り巻いた、愛らしいクラスターリング(お花の指輪)です。

クラスターリングとは、中央の石を中心に周りを一回り小さい石で囲むお花のようなデザインのことです。
19世紀後期に、イギリスやフランスで特にクラスターリングが流行しますが、それ以前からあった伝統的なデザインで、現代でも使われ続けているデザインです。
クラスターのClusterとはお花や果実などの「房」「かたまり」のことです。

さり気なく中心のダイヤモンドが非常に大粒!そしてこのお値段。


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14:15  |  新着アンティークジュエリー  | 

2013.11.21 (Thu)

アンティークシトリンネックレス(天然芥子真珠、シードパール)

とても寒くなってきましたね。
今は京都の紅葉ベストシーズン。


昨年はまだ京都に来て一年目でしたのであまり計画なく、とりあえず有名どころに行き、微妙に時期が早かったり込んでいたりと、満喫しきれていないところがありました。

今年は本まで買って、紅葉の情報を2つのウェブサイトでチェックするという入念ぶりです。
基本的に私は綺麗なものを見ているのが大好きなのです。


この仕事、ジュエリーを買い付けたり、催事などでお客様と接させていただいているときは、自分の持っているエネルギーをすべて出し切っている感じです=アウトプット。
もちろんお客様からは良い気をいただいておりますが、自分の知識などをすべてお伝えすると言う意味でアウトプットなのです。
なのでやはりインプットが必要なように思っています。

春の桜の時期と秋のこの時期は、思い切って紅葉鑑賞をエンジョイするようにしています。
綺麗なものに触れていないと、美しいものを選べないような気がしています。
やはりすべて美意識ですから!



今年は、まず先々週に南禅寺の天寿庵に始まり。
先週:北野天満宮のお土居(まだまだ1割ぐらいしか紅葉してませんでした)&東福寺(こちらも観光サイトでは見ごろとなっていますが、先週の段階ではまだまだでした)&毘沙門堂(こちらもまだまだでした)。
今週:金福寺、圓光寺
今日に白龍園に行ってきました。


今週になってだいぶ見ごろになってきた感じです。
と言うわけで沢山写真も撮ってきましたよ。

まずは圓光寺です。
こちらは京都の左京区というところにあります。
叡山電鉄というチンチン電車が走るのどかな界隈にあり、少しアクセスが悪いせいかわりと空いているんです。
少し高台になっているので、京都市内を見下ろす感じ。
ちょうど赤いじゅうたんの前で鑑賞しているときに、太陽の光が燦燦とさしてきまして、えもいわれぬ程美しく、そばにいる人たちも皆、美しいとため息を漏らすように語っていました。


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↓が本日行きました白龍園。
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こちらも叡山電鉄という電車に乗ります。しかしもっと遠く、山の中に入っていきます。
この白龍園という庭園は、何と今年から一般公開されています。
それも人数限定で、出町柳という叡山電鉄の始発の駅で毎日先着100名にチケットを販売しています。
人数限定というとチケットの入手が難しいのでは?と思ったのですが、まだそれ程有名ではなかったのか、あっさり取れました。

そして今、ちょうど見ごろでした。
この庭園は、とある企業の所有物だそうです。
いつもは大事なお客さんなどにしか門戸を開いていなかったそうなのですが、今年からこういう試みをするようになったそう。
何せ人数を制限しているので、一番の見ごろの時期なのにとーっても空いているんです。
そしてスタッフの方もすごく親切で、素晴らしかったです。
超穴場、お薦めです!
って、書いたら込んでしまいますか?


また京都の紅葉を見に行って写真を撮ってきますね。
皆様もぜひご都合がつきましたら、京都の紅葉をみにいらしてくださいね。


下記はやはり紅葉に負けないぐらい素敵なシトリンのネックレス。

天然無加工のシトリンをずらりと首に沿うように並べたドラップリーのネックレス。
シトリンは現代モノのシトリンとアンティークのシトリンで大きく価値が異なる宝石です。
アンティークジュエリーがお好きな方はやはりこのあたりのことにお詳しい方が多く、シトリンのジュエリーはいつもあっという間に完売します。


しかもシトリンx天然真珠と言う贅沢な組み合わせ。
冬はワードローブが重たくなりがち、暗い色を選びがちになりますので、合えて少しお肌を見せてこのネックレスを見に着けられたらとても素敵だと思います。

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21:35  |  京都  | 

2013.11.18 (Mon)

アンティークムーンストーンネックレス(青色シラー、金細工、15金ゴールド)

長々と買付日記を書いていてスミマセン。
間に京都の紅葉をみたりと、和洋折衷ですね。

さて最終日、その日は午後イチのフライトでパリから関空まで、帰りはエールフランスの直行便です。
14時近くに出発する便なので、朝少しだけ時間があるなと。
実はこの最終日も1つ仕事という、強行の日程です。


朝早くから一人ディーラーさんにお会いしたのですが、しかし...何と収穫はゼロでした。
ちょうどその前の日に、中国人ディーラーが、私と似た様なテイストのジュエリーを買っていってしまったとのこと。
翌日に私が来るので迷ったそうなのですが、
「tomokoも本当に買うかどうかは分からないし」

と売ってしまったと何とも正直なお答え。

確かに彼女とは好みがあっているようなあってないようなで。
ないときは1つも拾えない、みたいな時もけっこうあるんです。
なので私のほうも優先順位はそこまで高くないディーラーさんで、だから最終日になってしまったんですよね・・・。
優先順位がないと、結局お互いにそうなってしまうんですよね。

本当にその中国人の買っていったものは、私テイストであったかどうかは本当にそうだったかはもちろん分かりません。
何となく似ていても違うことはけっこうあり、私のセレクションはかなり厳しいので(笑)。
でも今回色々なディーラーさんと話す中で、中国人のディーラーが、日本人好みのアンティークジュエリーを買い始めている、というのは真実のようです。


彼女とは、今度はもうちょっと早くセッティングして会おう!ということになりました。
以前、彼女のマレ地区にあるお宅にお邪魔したことがあるのですが、一度わざわざ訪問させていただいたのにもかかわらず一つも拾えないことがあって悪いかなぁと思っていたのですが。
それでも今度からそういう形にしようと。
買い付けの前に早めにメールでご連絡をして、私の買い付けの日程の中でももうちょっと前の方にアポをアレンジをしようということになりました。


ディーラーさんとの関係も一朝一夕には深まりません。
そしてどれだけ親しくても信頼し合っていても、お互いに大好きでも、必ずしも毎回「良いジュエリーを良い価格」でもってらっしゃるとは限りません。
ある意味では広く網を構える必要があり、しかしその中で優先順位はつけて。
しかしながら礼節は欠かさず、言うべきことはキチンと言う。

こういうのって、私自身、「骨がおれるなぁ」と思いますし、時々例えばちょっとしたトラブルのあったときなんて「しんどいな」と思ったりします。
しかしこうして人生?いや、この仕事は続いていくのです!

早々にホテルへ戻り、チェックアウトして前日に予約していたタクシーに乗り込み空港へ。
関空行きのフライトはシャルルドゴール空港で中でめちゃめちゃ歩かされます。
2Fというターミナルからチェックインして、出発するターミナルがほとんど2E近く、隣にあるターミナルからの出発になるからです。
免税店などを覗いていると、ここでようやく観光客に慣れた気分がしてくるのですから、笑えます!

今回も前回に負けぬハードスケジュールになった買い付けの旅。
忙しくて大変だけれど、パリは大好きな街で、多くの好きなディーラーさんとお話をしながらたくさんの良いジュエリーを私自身、見せてもらえることは至福の時間です。
これだけ「濃い旅」をしていると、最近普通の観光の旅が物足りなくなるほどです。
でも今度(こそは!)もう少しはフリータイムを作って一日ぐらいパリでゆっくりするぞ!と誓っております。

これでひとまず、今回の買付日記「完」



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こちらは気温五度ぐらいの朝早いパリの街で偶然に見た「半そでで走る救急隊員さんたち」

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メルヘンチックなラデュレのマドレーヌ店。
朝イチでいって(朝イチが一番空いています!)、お土産を大量購入してきました。

最近アップしました、珠玉のムーンストーンのネックレス。

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これだけハイクオリティーのムーンストーンが、これだけ沢山使われた贅沢なネックレス初めてです。
写真では独特の透明感、透明と半透明の間の絶妙な潤いが伝えきれないところがございますが、素晴らしいの一言!
透明と半透明の間のような、円やかなとろみのある質感、手に触れたときも、円やかで優しい感触が残ります。
ムーンストーンはいつも足が早く、今回これだけのクオリティーのものなので一度売切れてしまえば終わりだと思います。

13:57  |  買い付け日記  | 

2013.11.11 (Mon)

アンティークアイオライトネックレス(アールデコ、銀製、チェーン付き)

買い付け日記、さすがにそろそろ終わらせないといけないですね。

えーと、ロンドンへ行き、翌日には帰ってきました。
ロンドンでは今回は数はとても少ないのですが、良いジュエリー、特に何点かフランスアンティークジュエリーも見つけられて満足です。

ロンドンでも例えば旦那様がフランス人の方とかもいらっしゃいますので、数はとっても少ないですがフランス物も探せばあります。
そしてその中で気に入ったものでCPの良いものとなるとものすごく少ないんですけどね。

そして翌日はまたユーロスターにのってフランスへ戻ります。
そして小さなスーツケースを引きずったまま、夕方一つアポへ直行です。

旧知のおじさんディーラーです。
私がお付き合いしているディーラーさんの中でもっとも「おっちゃん」っぽい、おじさんです。
すごく良い人なんだけど、段々と扱うものがお互いにずれてきているものがあり、ここ一年ぐらいはあまり大きな買い付けは出来ていません。


実は、次回の買い付けから、ちょっと考えるところがあって、ロンドンアウトにして帰ろうと思っています。

その代わりロンドンに行く前のパリにもう一日長く滞在して、移動を少し減らそうかと。
今回、特に帰国してからの疲れがひどくて、今も買い付け&催事の疲れが完全に抜けきってないんです。
買い付けはマーケットの状況を考えるとどんどんとハードになっていく一方でしょうから、いつもどおりパリから入って、それからある程度長くパリで過ごして(理想的には半日か1日ぐらいオフの日をとって)、それでロンドンへ2日ぐらい滞在して、そのまま関空へ帰ろうかなと。

そうなると週末しかパリにやってこないこのおじさんとはなかなか会いずらくなるかなぁと思って、それもあって忙しい中、挨拶がてらきました。
以前はけっこういい取引ができていたんですけどね。
いつものように世間話に花をさかせ、でも今回もあまり買い付けられるものはなくって、ハグをしてさようならをしてきました。

そしてこの日は、ようやくお楽しみが!
このブログにもよく出てくるゲイの友達が、世界一周旅行からようやくパリに戻りまして、彼のアパルトマンに遊びにいくことになってたのです。


新居は・・・何とパリ16区。
パリ16区は高級住宅街の代名詞なのです。
そしてそこに、彼と私の共通の友人であるやはりゲイの男友達とその恋人(つまり彼も男子である)も集まって簡単なソワレ(パーティ)をしてくれました。

2週間前ぐらいにようやくパリに戻ってきたそうで、まだまだ家具も少なくちょっとがらんとしていたアパルトマンですが、とても居心地がいい。

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最初はアペリティフだけにして、外に食べに行こうか、なんていってたんですが、あまりに居心地が良くてしかもハードな買い付けの疲れか
「もう、ここにいたいー」
「じゃ、ピザの宅配でも注文するよ!」

ということで陽気なゲイ3人に囲まれて、わいわい。


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複数の建物が集まってヴィラみたいになった建物です。
大通りから一歩はいっていて、歩いてシャンゼリゼ通りまでいける便利さもありながら、一歩入っているのでとても静か。
こちらは窓から見る景色なのですが、窓をあけたまま気持ちの良い空気を楽しんでいました。

ワインとかおつまみも用意してくれて、本当に優しい友だちなんです。
また共通の友達カップルがスイーツをもってきてくれて、わいわいがやがや。
おしゃべりに花が咲きます。

この友達共通の男友達とは、実は私がパリに出発する前の週末(つまりこの日のちょうど1週間前)京都であっていたんです!
彼はよく仕事で東京にくるので、仕事の後に関西によってくれたりするんです。

「私たち何気に頻繁に会ってない!?」
「うん、このままいくと来週も会えそうだ!」


>などと今回はわりとすぐだった再会を喜んでいました。
この日ようやく、アルコールを解禁!
(仕事があまりに詰まっている前は、機内も含めて控えるようにしてるんです)


帰りはもう地下鉄で帰る体力ものこってなかったので、友人に車でおくっていってもらいました。
至れりつくせり、食べて飲んで、みんなでげらげら笑っていた数時間はとても楽しいひと時でした。
かれこれ彼らとの付き合いはもう15年ほどになるんです。
本当にありがとう!


下記は先日アップしました「アンティークアイオライトネックレス」
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アイオライトはアンティークジュエリーの中でそれほど数が出てくる宝石ではありませんが、それでも時々19世紀後期以降のジュエリーで「随分スミレ色っぽいサファイアに似た色の宝石」がアイオライトだったりします。 実際にサファイアに似ていることからウォーターサファイア(water sapphire)ともよばれることもあります。
英語名は、コーディアライト(cordierite)。
19世紀前期に活躍したフランスの地質学者の名前に由来していると言われています。
22:12  |  買い付け日記  | 

2013.11.08 (Fri)

アンティークダイヤモンド一文字リング(イギリスエドワーディアン)

間に催事があり、買い付け日記が散漫になってしまいごめんなさい。
買い付け日記の続きを書きますね。

パリで数日買い付けをし、ロンドンへ行ってきました。
ロンドンへの移動は時間を稼ぐために夜に行いました。
と言うわけでその日も、精力的に4件ぐらいアポを回りまして、夕方にホテルに戻り。

18時頃にホテルを出まして19:00ごろ出発のユーロスターでロンドンへ向かいました。
1時間の時差がありますのでそれでもロンドンへは21時前の到着なのです。


といってもさすがに外も暗く、窓から北上してどんどんと暗くなっていく景色を見ておりますと、ようやく寂しいなぁという気持ちがわいています。
フランスは有難いことにいつ来ても「外国」と言う感じはしないのですが、知り合いも少ないロンドンはそんな気持ちも少しします。

あと何と言っても食べ物がまずいから!
夜の便でいき、仕事が終わったら即効パリに帰ってくるのは、なるべくロンドンでご飯を食べたくないよー、と言う気持ちがかかっていることは否めません。

実はこの日も、あらかじめフランスから食べ物を持ってユーロスターに乗り込みました。
この日のユーロスターは満席に近く、隣にはダンディーなイギリス人紳士が。

この時間帯に電車に乗る人は誰もが少し郷愁にかられるのか、おじさん沢山話しかけてきます。
どこからきたの?
フランスに住んでるの?


かくかくじかじか・・・。
おじさんはイギリス人だけど、フランスの多国籍企業で働いているそうで月1回ぐらい会議でパリにくるそう。
そこにはフランス人の同僚も日本人の同僚もいるらしく、色々と日本のことにも興味があるらしく色々と聞いてきます。
ヨーロッパの人と話していると、話題が豊富といいますか、政治や海外のことに興味を持っている人が多く面白いなと思います。
日本のインテリ(特に男性)も優秀でそれはそれでやはり面白いのですが、やはり政治や世界情勢に対してクリティカルな見方をする人って少ないですよね。
やっぱり従順な国民性なんでしょうね。


電車がロンドンに近づいてきたころ、「そうだ、ロンドンの地下鉄カードが車内で買えるんだ、着いてからの時間のロスを防ぐために買っておこう」と思い、食堂車へ。
そこでも前に並んでいた女性が「ロンドンには遊びに行くの?」とか話しかけてきます。
みんな、誰かと話したくなるそんな時間帯なのかも。

私もいつもユーロスターに乗っていると少し寂しさとか心細さがでてくるんです。
なのでこんなおしゃべりがけっこう癒されます。

さてイギリス人のおじさんと話しているうちにロンドン到着!
荷物の大半をパリのホテルでおいてきたので、移動はもちろん夜でも地下鉄です。
そのために地下鉄駅から出てすぐのホテルを押さえてあるのです。
はじめていくホテルで地図をうっかりパリにおいてきてしまったので心配だったのですがすぐに見つけられました。


この日はもう寝るだけ。
おやすみなさい。

「政治にもクリティカル」と書きましたが、それは必ずしも与党を批判して野党を支持するとかそういったことではなく、何にでも疑問の視点を持つと言う意味です。
基本的にフランス人は何でも批判します!
よくon se moque de tout!
とフランス人自身が言うのですが、基本的に何でもバカにします
このあたりが日本人からするともしかするとフランス人は傲慢とか意地悪とか思う原因になっているかもしれません。
バカにするというと悪く聞こえるのですが、何でもからかうといいますか、一種のユーモアといいますか。
まず何でも自分で証左してみて、その「解釈」をちょっとひねりを効かせて語るのがまさにフランス人のインテリです。


写真はフランスの有名な風刺番組、canal + の風刺人形劇「レ・ギニョル・ド・ランフォ」の一場面。
ちょうどホテルで食事をしているときにつけたらやっていました。
フランスのTV番組で東日本大震災のネタで被災地の人の気持ちを傷つけているといったニュースが少し前に話題になったかと思いますが、フランス大使館に日本政府が抗議したのはこの番組なんです。

確かに被災地の方々に思いやりを持つこと、これは人として当たり前のことですね。
でもこの番組見ていると本当にありとあらゆるものを、本当に聖域はないのが分ります(笑)。
あとフランス人一体に、日本の震災に対する彼らの同情や思いやりは本当に真摯なものがあります。
被災地のことは本当によく聞かれますし、強い気持ちを感じます。


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この日は自国のフランソワ・オランド大統領を滅多切り!
これ日本で、時の権力者をここまでけちょんけちょんにやったら放送できないだろうなぁ。
パンチが効きすぎていてもうおかしいのなんのって、私もげらげらホテルの部屋で一人笑い転げてしまいました。


下記は最近アップいたしましたダイヤモンドの指輪2点。
ちょうどタイムリーに両方ともイギリスものです。
両方とも良質のダイヤモンドとグッドデザインにてこのお値段、お買い得です。
実はこちらは前回の買い付け分です。
今回は為替の関係もあったのか、イギリス物はとても少ないです。

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左:sold
右:ダイヤモンドが6石横に連なったリングです。
5石の美しいオールドヨーロピアンカットのアンティーク一文字指輪です。
09:46  |  買い付け日記  | 

2013.11.04 (Mon)

東京での催事の御礼

昨日まで3日間の東京、表参道での催事、お越しくださいました皆様、本当にありがとうございます!

今回は初めての会場ということで、私自身いくぶん不安なところもございましたが、特に大きなトラブルもなく。
また今回はアポ制にいたしましたので、込み合ってあまりお話ができなかったとお客様もおらずその点は良かったと思っております。

会場や運営の仕方など、いくらか不満の残る点も私自身あり、またその点は次回の課題にしていきたいと思っております。
個人的にはネットがなかなか通じなかったのと、1Fのカフェと同系列の会社が運営している場所なのですが、1Fにお寄りいただいたお客様へのご対応が良くなかったのが、改善点だと思っております。
またアポ制でこれまだの代官山のお店の2Fに比べてよりクローズドされた空間でありましたので、落ちつくといった意味では良かったですが、ふらりと立ち寄れないというところはマイナスですね。


でも日の燦燦とあたる、そして緑の豊かな空間、そして表参道と言う立地は便利だったように思います。
当店はいつもはオンラインですので、お久しぶりに皆様にお会いいたしまして、元気をいただきました。
>また今回お越しいただけなかったお客様も、ご丁寧にご連絡などを頂くことも多く、有難く存じました。
また次回以降お会いできますのを本当に楽しみにしておりますね。



今回は先行案内のジュエリーも皆様に気に入っていただいたことはもちろんのこと。
(特に「ゴールドの線で出来たブレス」「フルールドリスの指輪」「マザーオブパールの指輪」あたりは皆様に大好評でした)

これまで以上に過去に仕入れたジュエリーで、ダイヤモンドのピアス、アールヌーボーのゴールドモチーフのネックレス等。
フランスのアンティークジュエリーの「定番的アイテム」でありながら、近年数がどんどんと減っていってきてしまい(お値段も高くなってきてしまっております)ジュエリーを、過去の良質なカタログから皆様、見返してくださっている方が多いのに驚きました。

確かに過去に仕入れている商品で、これは良質でお買い得(しかしなぜかまだある)というものはいくつもありますね。

パリロンドンへの出張、東京への出張と、この一ヶ月は半分ぐらいしか自宅にいなかったような。
さすがに疲れてまいりまして、しばらくは京都でのんびりとやっていきますね。
新着のアップなどが滞っておりますので、そちらのほうも充実させていただきたいと思います。

またメルマガ会員様の先行案内の商品ですが、割引の適用は11/7(木)受注分までとさせていただきます。
特にハイジュエリーなどの大きめの作品はやはり割引の有無はかなり大きいです。
ぜひお問い合わせだけでもお早めにいただけましたらと思います。
現金(お振込み)とクレジットで割引率が異なりますが、例えば半分ずつにされたいといった場合もお気軽にご相談ください。


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