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2013.09.24 (Tue)

世界で一つだけのアンティークジュエリー!

秋はジュエリーの季節だからでしょうか、最近急激にお客様からお問い合わせをいただく数が増えております。
(夏の間は毎年かなりゆったりです)
感謝です。

そしてなぜか。
同じ商品に集中します!


そして多くの方のご注目を集めているジュエリーって、あっという間に売れていくのかなぁとそうでもない。
そうしたジュエリーに限ってジュエリー自身も八方美人?なのか、案外すぐに売れないでしばらくの間、あったりします。

そしてある日、どなたか(案外、これまでお問い合わせをくださってらっしゃらなかった方であるパターンが多いです)がさっくりご購入くださると。

「えー、私もやっぱり欲しかった!」
と2、3ご連絡をいただくというパターンが。。。


昨日、今日とそんなお話がたまたま続いたので、
「うーん、いくつもあるといいんですけどねぇ」と唸ってしまうわけです。

「同じようなもの見つかりますか?」
←まず、見つからないのです、ごめんなさい。。。


人の心理って、
失くなると欲しくなる!
ものなのかもしれませんね。

私は買い物の判断が以上に早く、フランスの女性って、日本の女性より一体に要る・要らない/買う・買わないの判断が早いように思うのですが、それでもパリのお店とかに入ってあまりの速さに、
「あなたショッピング、早いわね」なんて妙な感心?をされたりします。

そして時々失敗もするけどほとんど後悔という後悔はしないんです
あまり迷わない私は、迷われるお客様の心理をしっかり理解できていないのだと思うのですが。

私から言えることは
欲しいなら、手に入れてください!

「でも予算が・・・。」
ちょっと背伸びすれば手に入れることが出来るのであれば、是非手に入れてください。
ジュエリーは自分よりちょっと背伸びしたランクのものを手に入れたほうがいいです。
今ぴったりではなく、5年後のなりたい自分を投影できるようなものを選んでください。
その方がそのジュエリーを使っている時のドキドキ感が続き、楽しいものです。
それぐらいの方が愛しく大事にできます。


「でも(予算やデザインなどの絡みから)絶対無理」
そういう時はですね。
もうすっぱりあきらめられるのもよろしいかと!
店主が言うのもなんですか、そういうのも含めてタイミングもご縁なのだと思うのですよ。


そして一度、流れたものは、もう引きずらないことです!
似たようなものでてきますか?とリクエストをいただいても、まずそのリクエストにお応えできたことはお恥ずかしながらほとんどございません。
アンティークって本当にオンリーワンなのです。

使われている宝石やデザイン、年代が同じであったとしても醸し出す雰囲気ですとか存在感は全く違う。
まさに女性のようで。
それこそ「世界でひとつだけのアンティークジュエリー」なのでよ。

何と言いますか、例えばある男性(あるいは女性)とお別れしたあと、その人を引きずったままだとなかなか良い人が現れないじゃないですか?
そうではなくて引きずらないでいると、また「おぉ、これは!」と言うジュエリーに出会えると思うんですよ。
そしてその時は今度こそ逃さないでください!

欲しいと思ったことを手に入れる思い切りを持ち、そして手に入れられなかったときはすぱっと諦める。
アンティークジュエリーは、男前にいったほうがいいです!



まぁ、私は性格がかなりドライといいますか、後ろを一切振り向かない(振り向かなさすぎ)なので。
「そんなことを言われても・・・」と思われるかたもいらっしゃるでしょう。
確かに何が正解かはその方によって違うと思います、一つのスタントとしてご参考にしていただけましたら幸いです。

22:45  |  お知らせ  | 

2013.09.20 (Fri)

アンティークローズカットダイヤモンドピアス(金細工、彫金、幾何学的)

シェルシュミディのホームページのサーバーのお引越しを行っております。


URLなどはもちろん今までと変わらず、これまでどおりでが。

この10日間は、もしかしますとそれにまつわりまして、少し動作が遅いですとか、情報更新の表示がかっかるですとか、トラブルが出る可能性がございます。

もし
-ページが見えない!
-問い合わせをしていただいたのに、返事が来ない

といったことがございましたら、お手数ですがどうかご一報をくださいませ。



移行期間が終了いたしますと、これまでより容量の大きなサーバーになりますので、シェルシュミディのHPがより快適になるはずです!



秋晴れの良いお天気が続いておりますね。
京都も月曜の台風一過の後はずっととても気持ちの良いお天気です。

ちなみに下記が台風直後の鴨川(橋の上から撮りました)の写真です。

kamogawatyphoon.jpg

先日京都を記録的な暴雨が遅いました。
こんなに水位が高くなって、茶色くなった鴨川初めてです。
右の方を見ていただくとお分かりになるかと思いますが、土手のところに若干土や枝などが散乱しております。

明け方の雨で、早朝5時頃に携帯の警報がなりました。
「見たこともないほどの大雨になる」
と出ていたのですが、私の住んでいたエリアは
「確かに普段より強い雨風だけど・・・」ぐらいな感じで全く怖い感じはありませんでした。
それより警報がご丁寧に2回なり、ちょうど前日寝付いたのが遅かったところ2回起こされてすっかり寝不足になりました。


「もう、2回も起こされた」と眠るのが何よりも好きな私は、携帯をその後消してぐっすり。
起きて電源をいれたら、家族やら親戚やら友達やら
「大丈夫?」のメールや電話が入っていてあきれられました。



下記は昨日アップいたしましたピアスです。
j00981-3.jpg

シェルシュミディが現在持っているダイヤモンドのピアスは、上記のもので最後になります。
最近本当に見つけるのが難しい・・・。
アンティークダイヤモンドピアスの中でもやはりありきたりではなく、特別美しいピアスを見つけたいと思っておりますから、なおさらです。

こちらのピアス、小粒の円形のフォルムがコロンとしていてとても可愛らしく、小さなピアスなのにダイヤモンドはしっかりとした大きさ。
直径3ミリ強のローズカットダイヤモンドで、透明度が高く遠くから見てもその美しさが人目を惹きます。
ナイフエッジの爪などラインが非常に綺麗で、すばらしい作りです。

09:47  |  新着アンティークジュエリー  | 

2013.09.15 (Sun)

アンティークオールドカットダイヤモンドリング(5石リング、イエローゴールド)

少し季節はずれになってしまいましたが、夏休みをいただきました。
どこに行ってきたかといいますと、マレーシアのランカウイという島です!

ランカウイは、リゾートがお好きな方ならご存知の方が多いかもしれません。
アジアではタイのサムイ島に並ぶ、人気のリゾート地です。


でもそれほど商業的になりすぎておらず、今回かなり良いリゾートホテルに泊まっていたのですが、スタッフの方もとても温かみがあり大満足です。

ランカウイはフォーシーズンズ他、多くの高級チェーンも参入してきているのですが、私は今回、地元で20年以上営業をしている、老舗のリゾートにしました。
客室などはピカピカというより年月を経ていい感じに落ち着いているのですが、とても綺麗に手入れをされていて、昔つくったからかな、とにかくスペースが贅沢。
しょっちゅうプールの水を替えてくれたり、本当に親切で好みでした。



langkawi78.jpg
こちらがプライベートビーチ。あまり海では泳げなかったけど・・・

langawi188.jpg


langawi191.jpg
こちらのプールで遊んでました。

langawi196.jpg

プールサイドに小鳥さんたちが遊びにきます。
小鳥さんは可愛いのですが、一度蛇がでました。
スタッフの方は「優しい蛇だから大丈夫」と言うけど、怖い。

langawi150.jpg
敷地内のレストランでのご飯は、さすがに何日もいると飽きてきました・・・。


難をいいますと、なんと雨季でした

滞在中の半分以上は雨が降っていましたので、「マリンスポーツがしたい!」「海に入りまくりたい」と言うかたがたにはお薦めできない季節です。
もっとも私の場合、リゾートにきて言うのもなんですがどちらもそれ程興味がなく、単に綺麗な景色をみてのんびりしたかっただけですのでOKです。


langawi129.jpg

langawi117.jpg


基本的に敷地内でぶらぶらしていただけですが、一度やる気?を出して、マングローブツアーにも参加してきました。
お猿さんにパンをあげることが出来て大満足です。

ランカウイ、かなりお薦めです。
ちょっと非日常を味わいたい!と思いましたら、ぜひ。
案外身近です。

昨日アップいたしましたハイクオリティーのダイヤモンドの指輪。

この指輪と見つけた時、遠目でもあまりにダイヤモンドが透明に強く輝いていたので手にしたところ、やはりあまりにダイヤモンドが美しいので連れて帰ることにました。
j00990-1.jpg

ダイヤモンドがとても大きく美しくその割りにリーズナブル、と言うことでかなりご反響をいただいております。
サイズが現状18号と大きめでみなさま、それを気にされるようですが、デザイン的にはサイズをかなり小さくしても違和感は出ないデザインです。
サイズダウンの際は、このデザインですと3,150円を見ていただけましたら大丈夫です。
足が早そうですので是非お早めに!
20:03  |  オーナー私生活  | 

2013.09.04 (Wed)

アンティークジュエリーの刻印に関しての話3 &夏休みのお知らせ

アンティークジュエリーの刻印に関しては後日、アンティークジュエリーの刻印についてと言う専門のページを作りました。
是非ご拝読ください。



さて先日から書いている刻印の話。
専門的で難しい内容かもしれませんが、是非ご拝読を!

フランスの刻印=基本的には貴金属のカラットの証明にしかならない、
と言うお話をしてきたと思いますが、「刻印=年代、アンティークの証明」になるケースもなくはありません。



フランスの刻印も非常に種類が多いです。
そしてある種の刻印は昔しか使われなかったものなのです。
つまりそうした昔しか使われなかった刻印を見つけることができれば、それはアンティークの証明になります。

しかし実質的には、はっきりと分かるものは、数としてはとても少ないです。
例えばフランスのアンティークジュエリーにもっとも多い18金ゴールド。
この刻印でもっとも代表的なものが「鷲の頭」なのですが、これは随分前からこの刻印です。
この「鷲の頭」の刻印も過去、多少の変更が加えられていて、少し違うデザインのものが過去では押されていたいきさつはあり、運がよければ旧式の鷲の頭の刻印を見ることもできるでしょう。

しかし何といっても同じ鷲の頭ですので、それ程大きなデザインの違いはなくまたフランスの刻印は2ミリほど!
(イギリスの刻印よりずっと小さくそして指輪もフレームの内側ではなく外側に押されるので磨耗が激しいです。)
違いを見分けるのは、よほど綺麗に刻印が残っているものでない限り、プロにも至難の業です。



ここで気をつけたいのは、「古い刻印があれば=アンティーク」これは○ですが、「古い刻印がない=アンティークではない」これは必ずしも○ではないということです。

後年になって「刻印がないね、では押しましょう」といってその時代(つまり現行)の刻印が押されていることもすごく多いのです。
一体に昔のものほど、刻印がしっかり押されていない事例は多いです。
それは19世紀前半以前は刻印制度がまだしっかり確立していなかったからと言うことに加えて、古い時代になればなるほどオーダーメイドで作られた。
つまりお店などで売られる「製品」ではなかったからです。


奥深き刻印の話、実はまだまだ色々なケースがあるので、また今度ご紹介いたしますね。


09:30  |  アンティークジュエリーレッスン  | 

2013.09.02 (Mon)

アンティークジュエリーの刻印に関しての深い話2

アンティークジュエリーの刻印に関しては後日、アンティークジュエリーの刻印についてと言う専門のページを作りました。
是非ご拝読ください。



先日の刻印の話の続きです!
アンティークジュエリーの刻印の話はとにかく色々な「例外」が多すぎて、私も何から書こうか迷ってしまいます。

まず前回のブログの最後に出てきました
「刻印ない、じゃ、押してもらおうか?」
の意味について解説です。

フランスのアンティークジュエリーには元々刻印の入っていなかたジュエリーはたくさんあります。
しかし特に「ゴールド」を使ったものに関して、近年は当局はそのジュエリーに刻印を押すことを求めてきています。

えっ、刻印って、昔のジュエリーでも今、押せるの?

はい、そうです。
(フランスではそうです)

「押せる」、ではなくむしろそうすることが求められています。
これは先日のブログでも書いた盗品の流通を防ぐ目的です。

これが刻印がある=アンティークと言う証明には必ずしもならないと私が申し上げている最大の理由です。

イギリスの刻印と異なり、フランスの刻印は、基本的にはおおよその製造年や製造された場所を示すものではありません。
フランスの刻印とは基本的に、貴金属のカラットを示すためのものです。


例えば明らかに18世紀に作られたフランスの18Kのゴールドジュエリーで刻印のないものがあったとします。
現地のディーラーさんの取るべき(当局的に)正しい行動とは、それを当局(専門のところがあるそうです)に持参し、書類などを沢山記載し、手数料を払い、新たに刻印を押してもらうことです。
18世紀のものであろうと19世紀のものであろうと、現代のフランスの18金の刻印(後日また詳しく書きます「鷲の頭」)が押されます

しかしもちろんとても面倒でかつお金もかかる作業で、実質的な価値として現地では刻印があるかないかはあまり重要ではなかったりしますので(そうしなくてもディーラー間の中では問題なく売れてしまうため)、実際の場合、ディーラーさんはよほどのことがない限り、そうしないことも多いです。


では逆に、いかなる場合も刻印=アンティークの証明にならないか?です。


これがまたアンティークの難しいところなのですが、なる場合もあります!
これに関してはまた話が長くなりますので、次回


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下記は昨晩アップいたしましたマルチカラーのサファイアのネックレス。
イオレットサファイア、レモンイエローサファイア、ブルーサファイア、イエローサファイア、紫サファイア、ホワイトサファイア・・・
人口加工されていない多種多様のサファイア、本当に自然で綺麗な色です。

しかもよく見ると一点ずつ微妙にカッティングが異なったり、ため息が出る美しさです。

j00988-1.jpg
10:21  |  アンティークジュエリーレッスン  | 
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