2009.09.11 (Fri)
今日は9.11
今日は9.11(といっても実際は時差があるから、日本の9.12がアメリカの9.11ですが・・)ですね。
あの時、私は南仏で働いていて、最後の航空機が世界貿易センターにぶつかるのは、リアルタイムでTVでみていました。
あの惨事をTVでリアルタイムで見てしまうということがそのとき、いまいち理解できておらず。
まるで映画か何かを見ているような、目にしている風景を信じられない、不思議な感覚でした。
そのとき、南仏の日本の総領事館で働いていたのですが、総領事をはじめ日本の外務省の人も
「えらいことになった」
と頭を抱えていのだけれど、日本人のスタッフはあまりのことに、すぐに反応ができずにいました。
私も、怖いというより不思議な気持ちでそれを眺めていました。
次の日の朝早く、東京の実家に電話をかけて
「すごいことになっているからTVをつけて!」
といっても、母はいまいち状況がつかめていない状況で、普段のいたって平和な様子で。
その伝わらなさがもどかしくて。
自分たちの反応のにぶさが、9.11に関して、私がもっともリアルに肌身に感じることです。
あのとき南仏で感じた自分の無力感。
世界がその一瞬でこれから永遠に変わってしまうだろう大きい出来事を前に、自分は本当に無力で。
南仏のものすごく天気の良いのどかな事務所で、惨事をTVで目にして、普通にそのまま家に帰るしかなかったんですよね。
あのときの、なんだかある意味守られているような感覚と、何もできない無力感と、そしてこれから何がどうなるのだろうという不安感、これは一生忘れられないのだろうと思います。
なんか暗い話になって恐縮だけれど。
あれからフランス人がイラク戦争とブッシュ政権に反対して、アメリカで反フランスデモがおこっていくんですよね。
私たちの反応の鈍さとは対照的に、現地のフランス人スタッフの反応はとても早かったのも印象的でした。
若いフランス人の秘書の子なんて、半分泣いてパニックになっていた。
罪のない人が犠牲になっているなんて、許せないって。
その後、アメリカの一部で起こっていたフランス批判は、むしろその後の政策の違いからきたものであって。
それが良いとか悪いとかはとりあえずおいておいて。
でもあの時一般のフランス人が見せていた同情の姿は、私にはとても真摯にみえました。
私たちがちょっと距離を置いて見ているのに対して、例えば道端で普通のおじさんとかが、ものすごく同情していきまいていたり、そこに人が集まり肩を抱き合っていたり。
そんなフランス人の即座に反応したところと、自分のなんだかぼんやりしたところが、妙にずっと心に残っている。
別にどちらのほうがよいとかいうことではなくて、単なる反応経路の違いなのだろうけど。
その違いが自分の妙なトロさがリアルに残っていて、毎年この日が来ると、それをすごく思い出すんです。
そんな大きな出来事を前にしたら、一般庶民なんて何にもできないのだろうけど。
それから少なくとも地球の違う場所で起こっていることに対して、もっと真摯でありたいと、思うようになりました。
なんか終始暗い話で申し訳ないのだけれど。で、特にオチもないのだけれど。
この日ばかりは、そんなことを考えずにはいられず。
できることは小さいのかもしれないけど、地球のいろいろなところで、いろいろな人がそれと向き合って考えることが大事なんだと。
何かに救いを求めるように、そう信じたいなと思います。
あの時、私は南仏で働いていて、最後の航空機が世界貿易センターにぶつかるのは、リアルタイムでTVでみていました。
あの惨事をTVでリアルタイムで見てしまうということがそのとき、いまいち理解できておらず。
まるで映画か何かを見ているような、目にしている風景を信じられない、不思議な感覚でした。
そのとき、南仏の日本の総領事館で働いていたのですが、総領事をはじめ日本の外務省の人も
「えらいことになった」
と頭を抱えていのだけれど、日本人のスタッフはあまりのことに、すぐに反応ができずにいました。
私も、怖いというより不思議な気持ちでそれを眺めていました。
次の日の朝早く、東京の実家に電話をかけて
「すごいことになっているからTVをつけて!」
といっても、母はいまいち状況がつかめていない状況で、普段のいたって平和な様子で。
その伝わらなさがもどかしくて。
自分たちの反応のにぶさが、9.11に関して、私がもっともリアルに肌身に感じることです。
あのとき南仏で感じた自分の無力感。
世界がその一瞬でこれから永遠に変わってしまうだろう大きい出来事を前に、自分は本当に無力で。
南仏のものすごく天気の良いのどかな事務所で、惨事をTVで目にして、普通にそのまま家に帰るしかなかったんですよね。
あのときの、なんだかある意味守られているような感覚と、何もできない無力感と、そしてこれから何がどうなるのだろうという不安感、これは一生忘れられないのだろうと思います。
なんか暗い話になって恐縮だけれど。
あれからフランス人がイラク戦争とブッシュ政権に反対して、アメリカで反フランスデモがおこっていくんですよね。
私たちの反応の鈍さとは対照的に、現地のフランス人スタッフの反応はとても早かったのも印象的でした。
若いフランス人の秘書の子なんて、半分泣いてパニックになっていた。
罪のない人が犠牲になっているなんて、許せないって。
その後、アメリカの一部で起こっていたフランス批判は、むしろその後の政策の違いからきたものであって。
それが良いとか悪いとかはとりあえずおいておいて。
でもあの時一般のフランス人が見せていた同情の姿は、私にはとても真摯にみえました。
私たちがちょっと距離を置いて見ているのに対して、例えば道端で普通のおじさんとかが、ものすごく同情していきまいていたり、そこに人が集まり肩を抱き合っていたり。
そんなフランス人の即座に反応したところと、自分のなんだかぼんやりしたところが、妙にずっと心に残っている。
別にどちらのほうがよいとかいうことではなくて、単なる反応経路の違いなのだろうけど。
その違いが自分の妙なトロさがリアルに残っていて、毎年この日が来ると、それをすごく思い出すんです。
そんな大きな出来事を前にしたら、一般庶民なんて何にもできないのだろうけど。
それから少なくとも地球の違う場所で起こっていることに対して、もっと真摯でありたいと、思うようになりました。
なんか終始暗い話で申し訳ないのだけれど。で、特にオチもないのだけれど。
この日ばかりは、そんなことを考えずにはいられず。
できることは小さいのかもしれないけど、地球のいろいろなところで、いろいろな人がそれと向き合って考えることが大事なんだと。
何かに救いを求めるように、そう信じたいなと思います。
2009.09.10 (Thu)
ギラロッシュ・ヴィンテージコスチュームジュエリー
さてさてUPがつづいておりますヴィンテージジュエリー。
そろそろUPもなからになってきましたが、先日アップしたのがギラロッシュ(Guy Laroche)。
ギラロッシュのものは珍しいです。
わりと派手なのですが、それでも作りがしっかりしているのと黒を基調にしているので大人っぽく使っていただけると思います!



そろそろUPもなからになってきましたが、先日アップしたのがギラロッシュ(Guy Laroche)。
ギラロッシュのものは珍しいです。
わりと派手なのですが、それでも作りがしっかりしているのと黒を基調にしているので大人っぽく使っていただけると思います!



14:09
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新着アンティークジュエリー
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2009.09.07 (Mon)
海外への発送について
最近海外からのお問い合わせも多いので、いくつか業務連絡をさせていただきます!
シェルシュミディでは海外への発送も承っています。
発送にはもっとも安心できる、FEDEXを使用しております。
送料はお客様にご負担いただくことになり、国内より送料が高めですので、送料に関してはあらかじめお問い合わせいただけましたら思います。
*任意でお客様の費用ご負担になってしまいますが、保険をつけることも可能です。
お支払いは、銀行振り込みとクレジットカード決済のほか、PAYPAL(ドル建て、ユーロ建ての決済も可能です)をご用意しています。
英語のショッピングガイドも案内も現在、準備中です。
日本のアンティークジュエリーの小売価格というのは、現在世界的にみてかなり低価格=お買い得になっていると思います。
実際、当店のジュエリーも海外にお住まいの日本の方、日本に住む外国人の方などにご購入いただいていますし、イギリス人のディーラーさんが、日本に仕入れにくるという不思議な現象もおこっているぐらいです。
シェルシュミディでは、外貨建てでの決済など、海外にお住まいのお客様にも利用していただきやすい環境を作って活きたいと思いますので、何卒よろしくお願いいたします!
お問い合わせ(お問い合わせフォーム&電話)は英語でも可能です。
シェルシュミディでは海外への発送も承っています。
発送にはもっとも安心できる、FEDEXを使用しております。
送料はお客様にご負担いただくことになり、国内より送料が高めですので、送料に関してはあらかじめお問い合わせいただけましたら思います。
*任意でお客様の費用ご負担になってしまいますが、保険をつけることも可能です。
お支払いは、銀行振り込みとクレジットカード決済のほか、PAYPAL(ドル建て、ユーロ建ての決済も可能です)をご用意しています。
英語のショッピングガイドも案内も現在、準備中です。
日本のアンティークジュエリーの小売価格というのは、現在世界的にみてかなり低価格=お買い得になっていると思います。
実際、当店のジュエリーも海外にお住まいの日本の方、日本に住む外国人の方などにご購入いただいていますし、イギリス人のディーラーさんが、日本に仕入れにくるという不思議な現象もおこっているぐらいです。
シェルシュミディでは、外貨建てでの決済など、海外にお住まいのお客様にも利用していただきやすい環境を作って活きたいと思いますので、何卒よろしくお願いいたします!
お問い合わせ(お問い合わせフォーム&電話)は英語でも可能です。
2009.09.05 (Sat)
YSLビンテージイヤリング(1970」年代、コスチュームジュエリー)
シェルシュミディの従来のテイストと異なるのですが、YSLの戦後1960-70年代のヴィンテージをいくつかアップしました。
日本ではコスチュームジュエリー=ミリアムハスケル
見たいなイメージが強く。
こうしたフランスのクチュリエたちのヴィンテージを扱っているところは少ないので、みなさんがどう反応されるのか、楽しみ。



日本ではコスチュームジュエリー=ミリアムハスケル
見たいなイメージが強く。
こうしたフランスのクチュリエたちのヴィンテージを扱っているところは少ないので、みなさんがどう反応されるのか、楽しみ。



10:01
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