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2008.02.28 (Thu)

モディリアーニ展に向けて

なんか帰国してから久しぶりに分刻みで働いているような気がします。
なんでこんなに忙しいんだろう・・・。


それにしても・・・
アンティークの買付けって本当に手間がかかりますね。
戻ってからも仕分けに、クリーニング、状態見て修理、鑑別の必要なものは鑑別・・・。
写真と文章を準備して。はぁーっと。
ま、それだけ1点ものなので、仕方ないんですよね。

でもそんなんで手をかけているうちに、思わぬ発見などがあったり。
なんか、アンティークって以前みたことや疑問に思っていたことが、
違うものをみたときに結びついて、いきなり気づいたり発見したりすることが
多いんですよね。
ひきだしがたまればたまるほど・・・そんなのも増えるし、本当奥が深いものですよね。



世間では最近、上野の西洋美術館でやっているルーブル美術展が話題になっているようですが、
私は1ヶ月後にせまったモディリアーニ展に向けて大忙しです。
今回のモディリアーニ展はモディリアーニの絵画のプリミティブな側面にスポットをあてた斬新なもの。モディリアーニが生きた20世紀初頭のパリ
当時はロシアバレエなどの異国なフォークアート(民族芸術)、
アフリカンアートなどのプリミティヴな世界観が
パリの文化に大きな変革をもたらした時期だたんですよね。
絵画でもそうした異国プリミティブな民族芸術が大きな影響を及ぼしたし、
それは装飾文化にとってもしかりで、それがパリアールデコ発祥の源泉にあるんです。

モディリアーニって日本でもとても人気のある画家ですけど、これまでそうした
観点からモディリアーニ絵画を提唱するという展覧会はなかったと思うので、
今回の展示はかなり新しいと思います。

新しいといえば、シェルシュミディのサイトはもうじき2度目のリニューアルオープンをします。
これまでよりカテゴリー検索しやすくなったり、デザインもずいぶん素敵になっています。
またお知らせいたしますね!

タグ : ルーブル美術展 モディリアーニ プリミティブ プリミティヴ 異国 アールデコ パリ

23:06  |  催事オープンサロン  | 

2008.02.26 (Tue)

ジェローム・ケルビエル societe generale

私はフランスの新聞がけっこう好きで、渡仏するときはエールフランスにのったときからルモンドとかフィガロとかいろいろ読み漁ります。
なんか日本のメディアに比べて大人というか、冷静な視点が気持ちよくって(プラス、つまり私も外国人なのでつきはなした目でフランスの社会事情なんかを読めるので気楽なんだと思う)。
で、今回フランス滞在中に気になったニュースは、他にももちろんいろいろあったんだけどひとつには

フランス最大の金融機関であるソシエテジェネラルジェロームというトレーダーの背徳事件。

なんと1人で、700億円ほどの損害を同銀行にもたらしたということで、皆仰天。
ジェロームさんは確か20代後半か30代前半ぐらいだったと思う。
「一体これだけの一流金融機関で、たった一人のミスでそんなリスクをコントロールできないってありえるの?」
とふつう、思いますよね。

やはりフランス系の大手金融機関であるBNPにつとめる友人ともその話でかなり盛り上がる。

こうした金融機関のトレーダールームは必ず厳重な管理がされていて、一人一人のトレーダーのその日の損失もほぼリアルタイムでミドルオフィスやバックオフィスという管理部門や決済部門がみているもの。
「こんなのありえない!」
ってこういう世界を知っている人であればあるほど思うはず。

で、私がちょうどパリにいるときからジェロームさんへの事情徴収がはじまった。
まだあまり詳しいことは分からないけど、どうやらジェロームさんその当時心身かなり不安定な状態にあったとか言われている。
当時の写真もいくつかでていた、確かに色白でやや病的っぽい。
弁護側はちゃんとコントロールできなかった金融機関側の責任を追求するとかいっているみたい。
もっと詳しい事情はこれからわかるのだろうし、日本でも特にその業界の人にはきっと注目を浴びているから、いろいろテクニカルなことは今後分かるんだと思う。
一体何がおきていたのか?ってとても気になります。

友人は
ソシエテジェネラルは(少なくともそれをみていた管理部門の1部の人などは)絶対、どんなディーリングがおこなれていたのかリアルタイムで把握していたはず。
あまりに多くのことを見すごしすぎた。」
といっていて私もまったく同感。

どんなに最新設備がととのっていても、やや怠慢な巨大な組織の場合、目の前であまりに大きな異変が起きていると、驚くことになぜか大きければ大きいほどそれを見逃してしまうという、という恐ろしいことがおきてしまえるのかも。
それは人間の恐ろしい死角というか気の緩みというか、なんか怖いけど、その感覚はちょっと分かるような気がして。。。

タグ : ロジェガレ 香水瓶 ルモンド フィガロ BNP ソシエテジェネラル ジェローム

23:44  |  買い付け日記  | 

2008.02.22 (Fri)

アンティーク袋(銀製品、ベルエポック時代)

今回かなり激しい時差ボケになやまされていて、まだ夜中の2時とか4時に目が覚めてしまう生活を送っています。
とはいえ、仕事もいろいろ忙しいのでぼーっとしているわけにもいかず、昨日も都内の某所にうちあわせにでかけ。
前に一度来ている場所にもかかわらず、うっかり隣のビルに入ってしまいました。
中の様子が違うことにも疑問ももだず、エレベーターにまで乗り、
「あれー、なんかいつもと違うな」なんて思い、受付でビルが違うと教えてもらうまで、隣のビルにはいっていることに気づいていなかった・・・

「あー、時差ぼけがひどくって」
といったところ
「それって時差ボケなの、天然ボケじゃない?」
といわれ。
鋭いかも・・・と思った次第です。

なぜか私はこうしたビル間違えをよくしてしまい、以前に南フランスのマルセイユというところに住んでいたときは、何を思ったか病院にいこうとして隣のビルの音楽学校に入ってしまい、
やはり中に入っても何も気づかず、
「あのー、インフルエンザのワクチン打ちたいんですけど」といって
音楽学校の受付の先生に大わらいされたことがある・・・。
うーん、手のうちようのない時差ボケ?天然ボケ?アホ!?

新商品をアップしました。
こうしたシルバー製のバッグ財布は昨今の貴金属の高騰のせいかパリでもめっきり高くなってしまいました。
昔に買っていればという気持ちもありますが、こうした定番もので絶対数が少なくなってきているものは、高くなりこそすれ安くなることはないでしょう。

アンティーク財布


タグ : アンティーク フランス シルバー 財布 バッグ パリ 音楽

15:07  |  新着アンティークジュエリー  | 

2008.02.19 (Tue)

ようやく帰国。

ようやく今日、日本に戻ってきました。
はー、改めてヨーロッパは遠いですね。くたくたです。
帰りのエールフランス、座席が壊れていて後ろに倒れない・・・。
行きはビジネスクラスへアップグレード、帰りは壊れた座席。
この脈絡のなさって・・・。


仕事もタップリたまっているし、バタバタしていますが、
少しずつ新商品をまたアップしていきますので、ぜひご覧ください。

今回仕入れたの主なものは、
-アクセサリー類
-香水系の小物
-ペーパーナイフ
-扇
-バッグ

などです。
かわりネタでは、たまたま手袋の産地のアンティーク商の人に会うことができ、1920-40年代の手袋伸ばしとか、手袋のボタンをとめるための道具とか、手袋に関するとてもレアなものが手に入りました。

可愛い写真


下は商品とは関係ないですが、今回撮った写真の中でいちばんのお気に入りです。
女のこがサッカーをしていてかわいかったので。

タグ : アクセサリー 手袋 バッグ ペーパーナイフ 香水

22:39  |  買い付け日記  | 

2008.02.17 (Sun)

パリでのディナーパーティ

昨日の夜は、友人宅での夕ご飯パーティにお呼ばれでした。
友人はいろんな人を呼んでディナーをするのがすきで、昨日は友人と友人のだんな(いわゆるPACsカップルなので結婚はしていないけど)、ドイツ人&台湾系のアーティストのカップルに、ギャラリストに、写真家に・・・ととてもアーティスティック名人たちが集まっていてとても刺激的でした。

友人のパートナーは、「ラ・リベラッション」というフランスでかなり権威のある雑誌の記者をしていて、専門は現代アート。
2人の家には、韓国のなんだっけとても有名な人の(一目見ればわかるとてもシンプルな油絵)絵とか、ごろごろ飾られている・・・。
その韓国人の人の絵などは、世界的なオークションではもう80,000ユーロほどしてしまうそう。
だけれ彼は、彼らがまだ芽がでていないころに目をかけたアーティストを評論という立場から擁護して彼らにとっていわば恩人なので、ほとんどの絵は感謝の意をこめて寄贈されたものだそう。

それってすごいことじゃないですか?
欧米のアート系のメディアにかかわる人ですごいと思うのは、これと思ったアーティストを自分たちで護り育てていくための地盤として批評があるということで、日本のメディアは価値観の定まったアーティストをとりあげるということしかできないので、文化力の底力の違いをまじまじと感じます。
そういうのを間近にすると感動するのと同時に、ちょっと悲しくなってくるくらい。


昨日はそのほかにも「mille familles」という写真集で世界的に知られているフォトグラファーの人とかがきていて、「私、なんか場違い!?」ともおもったのですが、
話は「日本女性におおきゃくの人が多いのはなぜか?」とか、ニコラスサルコジの新しい妻の話とか、本当面白くって、こういういわゆるフランス的なディナーパーティーって久しぶりだったのでとてもエンジョイして真夜中に帰りました。


今回は実は最初のほうは不作でけっこうあせっていたのですが、最終的にはかなりいい買い付けができたし、やっぱり毎回思うのですが現地にきていろいろ自分で直に買い付けを行うことで、今後の方向性とかマーケットの動向とか見えてくるので、これからもできる限りちょくちょくパリには来ようと思います。

やっと安心して日本に帰れる!
しかしいまから荷造り・・。これがツライんだなぁ・・・




タグ : パリ 現代アート 韓国 リベラッション 批評 写真 フォトグラファー

23:59  |  買い付け日記  | 
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