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2008.02.26 (Tue)

ジェローム・ケルビエル societe generale

私はフランスの新聞がけっこう好きで、渡仏するときはエールフランスにのったときからルモンドとかフィガロとかいろいろ読み漁ります。
なんか日本のメディアに比べて大人というか、冷静な視点が気持ちよくって(プラス、つまり私も外国人なのでつきはなした目でフランスの社会事情なんかを読めるので気楽なんだと思う)。
で、今回フランス滞在中に気になったニュースは、他にももちろんいろいろあったんだけどひとつには

フランス最大の金融機関であるソシエテジェネラルジェロームというトレーダーの背徳事件。

なんと1人で、700億円ほどの損害を同銀行にもたらしたということで、皆仰天。
ジェロームさんは確か20代後半か30代前半ぐらいだったと思う。
「一体これだけの一流金融機関で、たった一人のミスでそんなリスクをコントロールできないってありえるの?」
とふつう、思いますよね。

やはりフランス系の大手金融機関であるBNPにつとめる友人ともその話でかなり盛り上がる。

こうした金融機関のトレーダールームは必ず厳重な管理がされていて、一人一人のトレーダーのその日の損失もほぼリアルタイムでミドルオフィスやバックオフィスという管理部門や決済部門がみているもの。
「こんなのありえない!」
ってこういう世界を知っている人であればあるほど思うはず。

で、私がちょうどパリにいるときからジェロームさんへの事情徴収がはじまった。
まだあまり詳しいことは分からないけど、どうやらジェロームさんその当時心身かなり不安定な状態にあったとか言われている。
当時の写真もいくつかでていた、確かに色白でやや病的っぽい。
弁護側はちゃんとコントロールできなかった金融機関側の責任を追求するとかいっているみたい。
もっと詳しい事情はこれからわかるのだろうし、日本でも特にその業界の人にはきっと注目を浴びているから、いろいろテクニカルなことは今後分かるんだと思う。
一体何がおきていたのか?ってとても気になります。

友人は
ソシエテジェネラルは(少なくともそれをみていた管理部門の1部の人などは)絶対、どんなディーリングがおこなれていたのかリアルタイムで把握していたはず。
あまりに多くのことを見すごしすぎた。」
といっていて私もまったく同感。

どんなに最新設備がととのっていても、やや怠慢な巨大な組織の場合、目の前であまりに大きな異変が起きていると、驚くことになぜか大きければ大きいほどそれを見逃してしまうという、という恐ろしいことがおきてしまえるのかも。
それは人間の恐ろしい死角というか気の緩みというか、なんか怖いけど、その感覚はちょっと分かるような気がして。。。

タグ : ロジェガレ 香水瓶 ルモンド フィガロ BNP ソシエテジェネラル ジェローム

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